前回のこのコーナーで、シーフからローグへ転職しましたが、実は、「ピラミッドナイトメア」アップデートの取材や通常更新、メインワールドのイベントなどなど、いろいろと別のことをやっていたら2週間が経過してしまい、「レベルアップボックス」が消滅してしまうという事態に!


 「これはこれで仕方ないかなぁ」と一瞬諦めかけ、そのまま育成を続行しようかとも思ったのですが、せっかく用意されている初心者アイテムをスルーするのも問題があるわけで……。


 うーん。


 まぁ、ローグへの転職までなら育成自体はさほど時間はかかりませんし、とりあえず前回育成したローグはそのままにして、新たなキャラスロットに、再びシーフを作成してみました。


 ということで、前回までの流れに沿って再度育成開始(苦笑)!


 まぁ、結果から言うと、数時間でローグに転職できたので、何も問題はありませんでした。……ということで、しれっとローグ育成編に行ってみましょう!


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▲サクッと転職してホードでBaseLvとJobLvの底上げを行います。「レベルアップボックス」で獲得できる「オルレアンのフルコース」を使用してもいいでしょう。



■まずは「ホード」で軽くウォーミングアップ


 さて、ローグに転職した直後はJobLvを上げるために適当なモンスターをサクサク倒したいところ。そんな人にオススメなのが「ホード」です。「ホード」はミミズのようなモンスターで、ふだんは地面に潜っていて、攻撃のときだけ顔を出してきます。砂がシャカシャカと動いているようなグラフィックがそれです。


 1次職(シーフ)のときにも追い込みとして使えるくらい弱い敵なわりに、経験値が美味しく、戦闘能力の低いキャラはしばらくお世話になる可能性もあるでしょう。


 ホードが比較的安全に狩れるのはローグギルドのあるマップからひとつ北へ行った場所、「コモドフィールド 06」。どの敵もノンアクティブで、手を出さなければ襲ってきませんし、「エギラ」以外は倒せるはずです。


 なお、「エギラ」は属性が“念属性Lv2”となっていて、“無属性”の通常攻撃では、ダメージが25%しか通らないため、非常に硬い印象を受けます。が、属性の付与された武器や魔法攻撃など、無属性以外の攻撃なら比較的簡単に倒すことができます。シーフ、ローグが初期にもらえる武器には属性の付与されているものはないため、今回はスルーしておきましょう(アカデミー内のクエストで火属性の武器「キンドリングダガー[0]」がもらえますので、それを入手しておくのもアリです)。


 ローグスキルでオススメは「剣修練」と「サプライズアタック」。「剣修練」は短剣にも有効なので、攻撃力の底上げになります。「サプライズアタック」は強力な攻撃スキルで、先の狩場で有効になるのでぜひとも習得しておきたい感じです。どちらもMaxレベルまで取ってしまっていいでしょう。


 「コモドフィールド 06」でだいたいBaseLv60くらいになるまで狩りをします。このあたりまではサクサクと上がります。もちろんもっとレベルが高くなるまで狩ってもいいのですが、Str-Agi型のローグならもうちょっと稼ぎやすい狩場もあったりします。


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▲BaseLv60時のステータスはこんな感じ。前のキャラよりStr先行にしてみました。「アカデミーバッジ」は倉庫経由で2個装備です。


■アクティブな敵が襲ってくる「イズルード海底洞窟 3層」を目指そう


 ということで次に向かうのは「イズルード海底洞窟 2層」および「~3層」です。通称“伊豆D”。


 BaseLv60程度だとちょっと厳しいのですが、「スピードアップポーション」(または「ハイスピードポーション」)、「オルレアンのフルコース」を使いつつ、「初心者用ポーション」を多めに持って回復していけば、十分狩ることができます。初めて行く場合は、まず2層の「オボンヌ」という人魚のようなモンスターに勝てるかどうか、腕試しをしてみましょう。ダメージ量と初心者用ポーションでの回復量を体感してみて、手持ちのポーションの数を調整したりしてみましょう。


 「オボンヌ」はアクティブモンスターなので、ある程度近づくとこちらに襲いかかってきます。複数の敵に襲われるとHPのロスが大きいため、できるだけ1体ずつ相手にしましょう。もし複数にターゲットされたら、接敵される前に「ハイディング」を使うなどして隠れるといいでしょう。「トンネルドライブ」のスキルを習得していれば、そのまま移動できるので便利です。

 ただし、「オボンヌ」は、スキルを使えなくする沈黙の状態異常攻撃を行ってくるので、それにも要注意。沈黙は「緑ポーション」などで回復できますが、時間が経過すれば元に戻るので、アイテムを使って回復させるかどうかは状況によりけりです。

 2層では「オボンヌ」のほかに「カナトウス」(跳ねる巻き貝のようなモンスター)、「マルス」(イカのようなモンスター)、「バドン」(小さいカニのようなモンスター)あたりが狙い目です。特に「バドン」はカードが比較的高値(数百万Zenyになります!)で売れるので、入手できたら儲けもの。財政事情が一気に潤います。


 なお、当然ながら収集品は全部拾っておきましょう。「オボンヌ」が高確率でドロップする「人魚の心臓」はアイテム作成の材料になっているので、買取をしてくれるプレイヤーもいると思います。また、「マルス」のドロップする「墨汁」は、先のクエストで必要になるので、いくつか倉庫に残しておきましょう。これらのアイテムに関しては、サブキャラにマーチャント系キャラがいれば「露店開設」で露店を出して販売するというのも手です。


 2層での戦いに慣れたら3層に降りてみましょう。3層でのメインは引き続き「オボンヌ」、そして「半漁人」。「半漁人」はHPが高く、倒すのに時間はかかりますが、4,000近いBase経験値を稼げるので、これまでとは段違いの成長が望めます。


 このあたりからはアクティブな敵ばかりなので、交戦中に敵が寄ってきてしまうという事態も起こりえます。そんなときにオススメなのがローグスキルの「サプライズアタック」です。


 「サプライズアタック」は「ハイディング」中にのみ出せるスキルで、周囲の敵に大ダメージを与えられる範囲攻撃。「ハイディング」→「サプライズアタック」→「ハイディング」……とショートカットを交互に連打して攻撃すれば、囲まれていても一気に殲滅できるでしょう。


 ただし、「ハイディング」が発動するわずかな隙に攻撃を受けてしまうと、「ハイディング」がうまく発動しない場合があるので、完全に囲まれきってしまう前に使っていくのが安全策です。


 「オルレアンのフルコース」の効果時間、30分も狩れば、BaseLvにして3~4レベルは余裕で上がるハズ。しばらくは「イズルード海底洞窟 3層」がオススメの狩場となるので、ここで「オルレアンのフルコース」を使い切る感じでもOKです。


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▲「サプライズアタック」は全周囲に大ダメージを与えられるスキル。いざというときは惜しまず使っていきましょう。


■「レベルアップボックス」からのアイテムも受け取っておきましょう


 レベルアップしていくと「レベルアップボックス」がどんどん開けられるようになるはず。「レベルアップボックス(Lv55)」からは期間限定で使える「騎乗用手綱」が、「レベルアップボックス(Lv65)」からは防具セットが、それぞれ入手できます。


 「騎乗用手綱」は使用することで、職業ごとの騎乗生物に乗ることができます。騎乗している間は攻撃をしたりスキルを使ったりすることはできませんが、移動速度がアップしますので、街での移動などに利用していきましょう。「騎乗用手綱」をショートカットに入れておけば頻繁に乗降するのもラクです。「オルレアンのフルコース」と同様、本来、ShopPointで購入する、いわゆる“課金アイテム”ですが、お試しで2週間利用できるようになっています。


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▲「騎乗用手綱」を使うと職業に応じた騎乗生物に乗れます。シーフ系はハイエナ的なちょっとワイルドな騎乗生物です。


 さて、BaseLv65でもらえる防具セットは初めての選択式。「モルフェウスセット」「ヘルモードセット(1)」「ヘルモードセット(2)」の3パターンから選択できますが、それぞれ受け取る前に説明があるので、まずは選んでみてください。


 ローグの場合、回避力(Flee)が高まる「ヘルモードセット(2)」がオススメです。


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▲それぞれの特徴が説明されるので、まずは選択して説明を聞いてみましょう。もちろん説明後にキャンセルすることもできます。


■BaseLv70になったら「異世界クエスト」をやってみましょう


 「イズルード海底洞窟 3層」で狩っていれば、「オルレアンのフルコース」を3個使い切る程度の時間で(つまり1時間半も狩りをすれば)、BaseLvも70を越えるハズ。


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▲BaseLv70時のステータス。ちなみに「レベルアップボックス(Lv65)」の防具をまだ受け取っていません(笑)。


 そのまま狩りを続けてもいいのですが、ひとつオススメのクエストがあります。それは「異世界クエスト」。異世界と呼ばれるエリアに行けるようになるうえに、クエストクリアで比較的多めの経験値をもらえるので、できるだけ早めにやっておきたいクエストなのです。


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▲「ゼロピー」300個、「エメラルド」1個、「ルビー」1個が必要になるので、事前に用意しておきましょう。後者ふたつはモロクなどで購入(6,000Zeny×2)。「ゼロピー」はZenyをかければ手に入れられる方法(「ウンバラ」という街で「にく」1個に対して「ゼロピー」2個+αを交換できるのです)もあるのですが、「フェイヨン迷いの森 04」(通称ポリン島)などで集めればZenyはかかりません。


 異世界には初心者にもオススメの「メモリアルダンジョン」もあるため、今後のレベルアップにも関わってきます。


 異世界クエストに関しては公式サイトに特設ページが用意されているので、まずはこちらを見てみるといいでしょう。強敵がひしめいている印象を受けるかもしれませんが、それほど恐れる必要はありません。街扱いになっている「ミッドガルド連合軍駐屯地」には、ほかにも経験値がもらえるクエストがあるので、異世界に到着したらそれらのクエストを進めてみるのもいいでしょう。


 「駐屯地の人々クエスト」、「会議のおともクエスト」はほとんど街から出る必要もありません(途中でフィールドに行く必要はありますが、敵と交戦しなくても大丈夫なのです。……一方的に襲われる可能性は否定できませんが)。


 クエストで何をやったらいいかわからなくなった場合は「Alt+u」のショートカットで「クエストウィンドウ」を開いて確認してみましょう。


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▲ちなみに「クエストウィンドウ」内の各クエスト項目は、右クリックすることで「active」タブから「non active」タブへ移動できます(逆も可能)。終わったクエストはnon activeに移動させておくとスッキリしますよ。


 なお、“とりあえず異世界へ行けるようになっていること”がいろいろと重要なので、その後の各種クエストは後回しでも構いません。