前回、カートレボリューションを習得後、引き続き、「ポリン団クエスト」を進めてJobLv40に到達したわけですが、もし、マーチャントを1キャラ目や2キャラ目として育てているなら、以前シーフ育成編のときに紹介した冒険者アカデミーの「試験」をクリアさせておきたいところ。


 第7試験までクリアすれば冒険者アカデミーの卒業の証であるアクセサリー「アカデミーバッジ[0]」と「アカデミー第一修了帽子[1]」がもらえるほか、試験を担当したNPC「ガルド」からは「冒険者のリュック[0]」がもらえます。詳しい説明はシーフ育成編・その2をご覧ください。


 なお、ここでもらえる各装備は、同じアカウント内なら倉庫経由で使いまわせるので、少なくとも「アカデミーバッジ[0]」が2個あれば育成効率的には問題はありません。とはいえ、「冒険者のリュック[0]」などは取引が可能なので、露店で販売している人もちらほら見かけたりします。BaseLv56になるか2次職になってしまうとNPC「ヘイム」のお手伝い(無料転送)が受けられなくなってしまうので、アカデミー関連のクエストをクリアするなら1次職のうちにやっておくのがオススメです。


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▲第5~第7試験は移動が多いため、ちょっと時間はかかりますが、一度クリアしたことがあればサクサク進められるはず。


 ということで、思い残すことがなくなったら2次職ブラックスミスへの転職試験を受けに行きます。


■アインブロックのブラックスミスギルドはちょっとわかりにくい!?


 マーチャント育成編・その1で書いたとおり、今回はアルケミストではなくブラックスミスへの転職を目指します。まずはブラックスミスの転職試験を受けるために、アインブロックのブラックスミスギルドへ行きます。


 アインブロックへは基本的には飛行船を使って行くのが便利です。もしアカデミー内から「ヘイム」が転送してくれるなら、「リヒタルゼン」「ジュノー」「フィゲル」に移動させてもらいましょう。もちろんアインブロックへの転送があればそれでOK。「ルーン」の依頼のクエストを終わらせてしまっていて転送がない場合は、イズルードへ行き、南東から飛行船に乗ってジュノーへ向かいます。


 リヒタルゼン~フィゲル間を往復航行しているシュバルツバルド国内線の飛行船を使い、アインブロックで降ります。


 さて、ブラックスミスギルドはアインブロックの南東にあるのですが、北側が上になっている状態では看板はおろか、建物の陰になって入口のワープリンクも見えません。南東付近に行ったら画面を180度回転させて入口を探しましょう。


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▲デフォルトの画面向きでは入口はわかりませんが……。


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▲180度回転させるとちゃんとギルドの看板まで設置されているのがわかります。


 ブラックスミスギルドに入ってすぐのところにいるNPCで受付をすると、すぐに「アインベフ」の「ゲッシュ」のもとへ行けと言われます。アインベフはアインブロックの衛星都市のような場所で、アインブロックから列車で移動することができます。ブラックスミスギルドを出て北に進んでいけばプラットフォームがありますので、駅員に話しかけ、200Zenyでアインベフへ移動します。


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▲アインベフへは列車で移動します。飛行船も含め、わりと移動にZenyがかかるので注意しましょう。


■「アインベフ」にて試験開始


 アインベフでは、マップ中央付近に「アカデミー関係者」がいますが、NPC「ゲッシュ」はそのすぐ右のワープリンクをくぐった先にいます。「ゲッシュ」はまず、10問の質問をしてきます。9問以上に正解すれば合格。これには何度でもチャレンジできます。


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▲「ゲッシュ」がいるのはこの建物です。


 合格後、「ゲッシュ」はいくつかのアイテムを持ってきてほしいと言います。この要求アイテムは以下の5パターンのうちからランダムになります。


 パターンA:「アークワンド[1]」1個/「くさった包帯」1個/「ブルージェムストーン」2個/「鋼鉄」2個


 パターンB:「環頭太刀[2]」1個/「緑ハーブ」20個/「鉄」8個/「獣の皮」2個


 パターンC:「アーバレスト[1]」1個/「眼帯[0]」1個/「ブルージェムストーン」2個/「鉄鉱石」8個


 パターンD:「ツルギ[1]」1個/「石炭」2個/「レッドブラッド」2個/「かたい皮」2個


 パターンE:「グラディウス[2]」1個/「スケルボーン」1個/「星の粉」2個/「ジャルゴン」1個


※赤字は店で購入可能なアイテム


 どのパターンにも店で購入できるアイテムとモンスターなどからのドロップオンリーのアイテムが混じっていますが、比較的簡単なのはパターンBとC。意外と面倒なのはパターンDとEといった感じでしょうか。


 「くさった包帯」は「マミー」が高確率でドロップします。「鋼鉄」は「ゴーレム」などから低確率でドロップされますが、ブラックスミスが製造することもできるほか、様々な入手方法があり、需要も高いため、露店で購入できる可能性もあります。買取露店で買い取ることも可能でしょう。「鉄鉱石」は「メタリン」「スタイナー」「スチールチョンチョン」などがドロップします。これも、数が足りないようなら買取露店でも買い取れるハズ。「石炭」は「スケルワーカー」「ガイアス」などから低確率で入手可能。「レッドブラッド」は「赤いきのこ」「メタルラ」「エルダーウィロー」などから入手できると思います。「緑ハーブ」は「緑色草」、「獣の皮」は「子デザートウルフ」(またはピラミッド前でNPCから購入)、「かたい皮」は「チョンチョン」など、いずれも低レベルモンスターがよく落とすので、見たことはあるはず。


■「星の粉」を求めて……


 今回私が当たったのはパターンE。「ジャルゴン」をゲフェン南西の道具屋で購入し、「スケルボーン」はアカデミーの特別室「廃墟」にいる「スケルトン」などから入手します。問題は「星の粉」。全体的にドロップ率が低いアイテムで、マーチャントで狙える現実的な敵は「サンドマン」あたり。


 「サンドマン」はアカデミーの特別室「地下道」にいますが、「スティング」や「ガーゴイル」といった強敵もうようよしているため、なかなか戦いにくいです。「サンドマン」自体もわりと強いので、「星の粉」2個を入手するのはちょっと大変。


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▲「サンドマン」1体だけと戦える状況に持ち込まないと、マーチャントで勝利するのは難しいかも……。


 なお、「サンドマン」はモロクから↓↓→→と移動したところにある「ソグラト砂漠 16」(通称、アサシンギルド前)マップに多く出現します。こちらで戦ったほうが安全かもしれません。


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▲「初心者用ポーション」を連打して回復しながらなんとか「サンドマン」を倒しますが、「星の粉」はなかなかドロップされません。


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▲結局別キャラのローグを「ソグラト砂漠 16」へ出動させてなんとかゲット。倉庫経由で受け渡します。2キャラ目以降の育成だとこういうヘルプの選択肢も増えていきます。


 言われたアイテムをそろえて「ゲッシュ」の元へ戻ると、その場で武器を作成し、その武器を配達するように言われます。集めてくるアイテムによって配達先も5パターンに分かれます。


 パターンA:ゲフェン北西の「バイス」


 パターンB:フィゲル北東の「ビスマルク」


 パターンC:フェイヨン南東の「テルビツ」


 パターンD:リヒタルゼン南南東の「グロン」


 パターンE:モロク西南西の「ヒュッケ」


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▲猫耳アサシンとして人気の「ヒュッケ」。実は古くから存在しているキャラで、ポリン団の「ミスティ」の姉というのはだいぶあとになってから加えられた設定だったりします。


■転職試験最後の問題へ挑め


 配達先から受け取った「配達領収書」を「ゲッシュ」に届ければ、アインベフでの試験はクリア。しかし、アインブロックのブラックスミスギルドに戻ると、さらにもう1回試験があるとのこと。


 ブラックスミスギルド内にいる「ミットマイヤ」から5問のクイズを出題され、4問以上に正解できればクリア。これも何度でも挑戦できるようになっているので、気楽に挑めばOKです。


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▲「ゲッシュ」の問題よりも易しいので、それほど苦労はしないはず。


 「ミットマイヤ」の問題に合格したあと、受付に戻って話しかければブラックスミスに転職できます。


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▲転職試験にかかる時間は序盤のアイテム集めに左右されると言えるでしょう。アイテム集めで経験値が増えたので、キリのいいところまで稼ぎ、BaseLv49、JobLv42(「メマーナイト」を切って「所持限界量増加」はLv9まで)で転職させました。


■ブラックスミスの必須スキルは?


 ブラックスミスに転職後は、定番の「ホード」(「コモドフィールド 06」)でJobLv上げをしました。取得スキルは優先順に「アドレナリンラッシュ」(前提として「ハンマーフォール」Lv2)、「オーバートラスト」、「ウェポンパーフェクション」(前提として「ヒルトバインディング」Lv1、「武器研究」Lv2)。これらはMAXまで取得してしまっていいでしょう。


 ここから先のスキルは、いくつかパターンが分かれます。まず、ワールド内に「達人の斧[2]」という武器ががどれくらい流通しているかによります。購入できそうな価格で売られているなら、“達人の斧型”と呼ばれるスキル振りが視野に入ってきます。


 「達人の斧[2]」はブラックスミスの武器製造系スキルを多く取得していると攻撃力がアップするという特殊な武器です。「達人の斧[2]」の実装直後はこの武器が強く、かなり流通したこともあって、「達人の斧[2]」に合わせて製造スキルを取得するというタイプが流行しました。


 現在はワールドによって流通量に差があるため、「達人の斧[2]」が安価で手に入らない場合は、武器製造系スキルを取らずに、戦闘系スキルを強化するほうがいいでしょう。


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▲「達人の斧[2]」は武器製造系スキルをたくさん習得していると攻撃力が増加する、ちょっと変わった武器。製造を極めているとかなり強力なのです。


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▲私の別ワールドのブラックスミスは“達人の斧型”で育成していました。武器製造はしないのですが、武器製造系スキルをコンプリートしています。


 なお、今回育成しているワールドではあまり「達人の斧[2]」が取引されていないようなので、武器のことは気にせずにスキルを習得していく予定です。最終的には「ハンマーフォール」Lv5、「スキンテンパリング」Lv5、「武器研究」Lv10、「マキシマイズパワー」Lv5、残りポイントで別キャラで使える属性武器を自作できるようにしてもいいかもしれません。