『ラグナロクオンライン』では、2015年10月13日(火)の定期メンテナンス後「生体工学研究所拡張アップデート:獄」が実装されました(公式特設サイトはこちら)。


 これは、ついに登場した“3次職の姿をしたモンスター”が徘徊する新マップ「戦死者の墓」を中心とした内容で、言わずもがな、そこは高レベルキャラ向けの新マップなのですが、それ以外にも「生体工学研究所 01」から「04」までの出現モンスターやドロップアイテムの内容、ドロップ確率も大きく変化していて、全体を見渡してみると幅広い層に関係のあるアップデートと言えます。


 各街にいるNPC「新人広報員」から無料転送もあるので、とりあえず早速行ってみることに。


01
▲「戦死者の墓」はリヒタルゼンの貧民街から直通のダンジョン。これまでの「生体工学研究所」のエリアとは別になっています。入場には「10万Zeny」か「研究記録」10枚が必要です。「高いなぁ」と思われるかもしれませんが、実は今回のアップデートで「研究記録」がかなーり入手しやすくなっているため、心配はいりません。


02
▲アップデート記念として「保険屋のオバちゃん」もいることだし、ちょっと覗いてみよう……と思ったら1分と持ちませんでした。出会って数秒で「アルフォシオ=バジル」にやられるの図。ちなみに、私が倒されたあと、入口方面からやってきた修羅のプレイヤーさんが「阿修羅覇凰拳」で一撃で倒して颯爽と去って行きました。はい、予想した流れですねコレ。


 さて、上記2枚の画像を見てお分かりになるとおり、一応新マップを見学もしたことだし、その他のアップデート内容について見ていくことにしましょう。ほ、ほら、新マップに関してはハイレベルプレイヤーさんの個人サイトやBlogなどでも検証され始めていますから、問題ないですよね! ……ね? それに、今回のアップデートでは、新マップには行けないようなキャラでもチェックしておきたい箇所がいくつもあるのです(いや本当に!)。



■「研究記録」や「勇者の意思」がボロボロ手に入る!? 中レベル帯キャラでも金策狩場の予感……!


 「生体工学研究所 01」「02」といった「生体工学研究所」の浅い階層のエリアも、今回のアップデートで大きく様変わりしました。「01」に少数だけいた、1次職の姿をしたいわゆる“生体モンスター”がいなくなり、完全に「リムーバ」と「ウィレス」のみのマップに変更されています。


 「リムーバ」のドロップも変更されており、「囚人の腕輪」「研究記録」をどうやら100%に近い確率でドロップするようになっている模様です。今回、30分間「生体工学研究所 01」で狩りをしてみましたが、結果がこちら。


03
▲ドロップはすべて拾ったので(「勇者の意思」があるのは「02」を経由してきたためです)、「囚人の腕輪」「研究記録」がピッタリ同じ290個という結果から、ドロップ率はおそらく100%と考えてもいいのではないでしょうか。


 すでに書いたとおり、「研究記録」は「戦死者の墓」への入場にも使えるアイテム。「生体工学研究所 01」でちょこっと狩りをするだけでこれだけ集まるのですから、入場費用は実質的にタダみたいなものかもしれません。


 ちなみに「リムーバ」は、これまでどおり、「カルボーディル」「ディトリミン」「空きビン」を比較的高い確率でドロップするので、「毒薬の瓶」や各種染料の材料集めにも最適なのは変わらず。新規アイテムの「思念体の髪」はドロップ率は低め(今回、30分で5個入手できました)ながら、必要とする高レベルキャラを持っているプレイヤーへの販売アイテムと考えれば金策に使えそうです。


04
▲ドロップ率が高くなったおかげで、範囲攻撃で一気に倒した際のアイテムが大変なことに(笑)。ぜひとも「グリード」が欲しいところです。今度はメカニックで来てみよう……!


 「生体工学研究所 02」は、1次職の姿をした“生体モンスター”が中心なのは変わらず。ですが、これらのモンスターは使用スキルが増えていて、今までと同じつもりで戦うと痛い目を見ます。とはいえ、そこまで強化されているというわけではないので、勝てないわけではありません。


 たとえば、アーチャーの姿をした「カヴァク=イカルス」は「チャージアロー」を使うようになり、頻繁にノックバックが発生します。アコライトの姿をした「イレンド=エベシ」は強力な「速度減少」を使用してきます。また、ソードマンの姿をした「イグニゼム=セニア」はなぜかナイトスキルの「ボウリングバッシュ」を使ってきたりと、「なんでやねん!」とツッコミを入れたくなる変更点も(笑)。ちなみに「「メマーナイト」以外は怖くない」と軽んじられていたマーチャントの姿をした「アルマイア=デュンゼ」は「ハンマーフォール」を使うようになり、スタンからの「メマーナイト」という悪夢のコンボが炸裂する可能性も……。


 なお、「ジェミニS-58」はかなりパワーアップしているという話もあり、こいつだけは今までよりも注意を払う必要がありそうです。噂によれば自爆を行うとかなんとか……!?


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▲「速度増加」が使えればすぐに回復可能な「速度減少」。Agiがかなり低下しているのがわかると思います。ソロで行くとこういったデバフ系のスキルが厄介ですね。


 というわけで、さまざまな告知にもあったように、「02」はソロよりもパーティーで、不意のデバフをフォローしあって狩るマップに調整されている模様です。もちろん、多少手間がかかるようになったものの、これまでソロで狩ってきた人なら狩り続けることもできるとは思いますが。


 「ぶっちゃけ、難度が上がったってこと?」と思われるかもしれませんが、リスクが高くなったぶん、リターンもよくなっています。具体的には「勇者の意思」のドロップ率がかなりアップしています。


 「勇者の意思」は、以前の「生体工学研究所拡張アップデート」(公式特設サイトはこちら)で追加されたアイテムで、「約束の聖書 第二巻[1]」など、現在でも人気の高額レア武器防具の交換(とエンチャント)に利用できるもの。「勇者の意思」を始めとする素材アイテムの入手経路がやや少なかったため、いずれの武器防具も露店には並ぶものの、かなり高額での取引がなされていました。


 今回のアップデートでは、交換にかなりの数を必要とする「勇者の意思」のほかに、「生体工学研究所 03」や「04」にて「真紅の渇き」「亡者の冷気」のドロップ率もアップ。全体的にこれらの武器防具の交換がしやすく改良されているのです。


 レベルは上がりやすくなり、装備条件は満たせても、露店で売っている武器防具を今まで指を咥えて見ているしかなかった人でも、かなり現実的な“光”が見えてきた感じだと思います。


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▲多彩なスキルを操るようになって、確かに難度は高くなった「生体工学研究所 02」。ですが、それ以上にドロップアイテムが美味しくなったので、「01」ともども金策狩場としても使えそう。


 ……えっ、「生体工学研究所 03」とか「04」はどうしたかって? はっはっは。そんなところ私が狩りにいけるわけないじゃないですか……(笑)。ドロップ率が高くなったぶん「真紅の渇き」も「亡者の冷気」も買取という手段が現実味を帯びています。最も大変な「勇者の意思」が自力で集められればなんとでもなる! ……といいな。


■「/mineffect」コマンドで魔法系スキルのエフェクトが簡略化!


 10月13日(火)のアップデートでは、地味ながらかなり嬉しい変更点がありました。それが「/mineffect」コマンドの拡張。コマンドで簡略化表示をonにすると「クァグマイア」「ストームガスト」「メテオストーム」「ロードオブヴァーミリオン」「マグヌスエクソシズム」の5つのスキルのエフェクトがこれまでよりも簡素に表示されるようになっています。


 具体的には、「クァグマイア」ではセルごとのエフェクトが若干薄く、「ストームガスト」では吹き荒れる吹雪表示が激減、「メテオストーム」では隕石落下の表示数が減ります(ただしヒット数が減るわけではなく、直接地面が爆発するような感じで爆発自体は発生します)。「ロードオブヴァーミリオン」は使えるキャラを持っていなかったのでわかりませんが、「マグヌスエクソシズム」も「クァグマイア」と同様に、セルごとのエフェクトが薄くなる感じです。地面が真っ白にならず、状況が把握しやすくなっています。


 特に「メテオストーム」は「/quake」コマンドによる揺れのカットと併用することで、かなり快適に使っていけると思います。


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▲「/mineffect」の簡略化表示がoffの「マグヌスエクソシズム」。


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▲「/mineffect」の簡略化表示がonの「マグヌスエクソシズム」。


 ただし、「/mineffect」コマンドは、これまで通り、クライアントプログラム終了時に状態を引き継ぐことはできませんので、簡略化させたい場合はログイン時に改めて入力する必要があります。覚えておきましょう(ちなみに「/quake」コマンドに関しては、次回起動時に状態を引き継ぐことが可能になっています)。


■「コスチュームミッション2015 10月」開始! 今週は「アヤム[1]」


 毎週、異なる装備品を衣装装備に変換できる「コスチュームミッション」(公式特設ページはこちら)。今週のお題は「アヤム[1]」。入手しづらいアイテムの入手支援を行ってくれる「ドラモ マシーン」も登場していて、今回は「アヤム[1]」の入手支援をしてくれます。


 具体的には「蛇の鱗」300個、「透明な布」100個、「損傷したダイヤモンド」5個、「赤色の染料」1個を納品することで「アヤム[1]」が入手できるようになっています。


 さて、支援があるのはとても嬉しいのですが、数的には結構多め。「損傷したダイヤモンド」は「イシス」がドロップしますが、ゼロの状態から5個ドロップするのは大変かも。ただ、他のアイテム作成でも使うことがあり、在庫を持っている人はいるはずなので「買取露店」にて買取をするのがオススメです。


 「蛇の鱗」は「スネイク」などが高確率でドロップする収集品ですが、ほとんど使い道がないため、在庫を抱えている人は少なめです。私の倉庫に1個も入っていなかったということは相当使わないアイテムです(苦笑)。ということでゼロから集めるために、「スネイク」が大量にいるマップにGO!


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▲実は「スネイク」が最も狩りやすいのは「ピラミッドダンジョン 1F」。「スネイク」と「ポポリン」しかおらず、しかも「スネイク」の生息数が多いので簡単に集められます。


 アイテム集めといえばやはりシーフ系。シャドウチェイサーで「スネイク」に「スティール」をしてから狩る……を繰り返すこと20分ちょい。思ったより簡単に300個を集めきることができました。


 次は「透明な布」。実は倉庫内に在庫はあったのですが、「コスチュームミッション2015 9月」の「目隠し[0]」の入手支援で300個ほど使用してしまい、在庫切れになっていました。「透明な布」を入手しやすいモンスターは、どうやら「レイス」らしいので、「レイス」が多く出現する「グラストヘイム カタコンベ」へ。


 「ダークロード」とニアミスすることもありましたが、「テレポート」で逃げつつシャドウチェイサーでアイテム集め。目標数は100個だったので、15分程度で集め終わりました。ちなみにムリに「スティール」はせず、「スナッチャー」による自動発動任せでした。


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▲私のキャラは、オートシャドウスペル型シャドウチェイサーなので、アクティブな敵はできるだけ一気に倒したほうがいい感じ。1体ずつ「スティール」するより「オートシャドウスペル」による「メテオストーム」で一気に片付け、殲滅してからドロップを拾います。


 「赤色の染料」はゲフェンで「中和剤」(「ディトリミン」1個、「アルコール」1個、「空きビン」1個、手数料3,000Zeny)を作り、「赤ハーブ」30個、「空きビン」1個に手数料3,000Zenyを持ってモロク北東の宿屋内にて作成。アイテムをすべてそろえて「ドラモ マシーン」に納品し、無事「アヤム[1]」をゲット。早速交換してミッション完了です。


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▲「[衣装] アヤム」交換完了!


 ちなみに、今週からは「トラ猫クロミ」のリバイバルコスチュームミッションの交換ラインナップも更新されています。こちらは「コスチュームミッション2016 1月」開始時までとなっています。


トラ猫クロミのリバイバルコスチュームミッションラインナップ(2016年1月まで)


「[衣装] オーク族のヘルム」
「[衣装] タバコ」
「[衣装] 猫耳のヘアバンド」
「[衣装] 天使の羽耳」
「[衣装] スポア帽」
「[衣装] やる気のないタヌキ」


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▲「トラ猫クロミ」のラインナップも更新。交換したいアイテムがある人はお早めに!