さて、前回はマジシャン作成からBaseLv40までレベルアップさせましたが、BaseLv40になれば、マラン島のクエストに挑戦できるため、一気にレベル上げが可能になります。


 しかし、これまでに別キャラの育成でも何度も書いたことの繰り返しになりますが、同じアカウント内において、冒険者アカデミーの試験をすべてクリアして卒業したキャラがおらず、「アカデミーバッジ[0]」(できれば2キャラぶん)、「冒険者のリュック[0]」を入手していない場合は、引き続き「ポリン団クエスト」を進めて単位を習得し、NPC「ルーン」から受けられる冒険者アカデミーの試験をこなしていきましょう。それぞれの装備は初心者はもちろん、転生してからも有効活用可能なので、必ず入手しておきたいアイテムなのです。


 ちなみに今までは高レベルの“ボルト系魔法”を詠唱して敵を殲滅していればよかったのですが、このあたりからは、敵をターゲットしてスキルを使おうとするとそれに反応して襲い掛かってくる「詠唱反応」という性質を持つ敵と戦うこともあります。


 こういった敵と戦う場合は、ボルト系魔法の発動レベルを下げ(マウスホイールで発動前に調整が可能です)、素早く詠唱できるレベル1で敵を釣り、少し離れて「ファイアーウォール」などを使用してすぐに壁を作るといったテクニックも必要になってきます。


 最初はなかなか上手くいかないかもしれませんが、このレベル帯で戦う敵なら、攻撃力もまだ低い部類になりますので、絡まれたらいったん逃げて、「リカバリープレート」や「初心者用ポーション」などでHPを回復させて練習してみるといいでしょう。


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▲ノンアクティブのモンスターでも、スキルで攻撃しようとすると反応して襲ってくる敵は「詠唱反応」タイプ。高レベル魔法スキルを詠唱している間に接近されて攻撃されてしまうことも多いのです。


 ということで、すでに別キャラを育成するなどして、上記の装備を確保しているなら、ちゃっちゃとマラン島でレベルを上げてしまいましょう。


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▲ちなみにマジシャン系は「騎乗用手綱」を使うとこのようなキツネっぽい騎乗生物に乗ることができます。



■「ニャンゲーマーズ」でレベルアップ後は転職クエストへ!


 マラン島で最初に行うのは、前提条件や必要アイテムがいらないクエスト「ニャンゲーマーズ」。島の中の住人と会話するだけなので、慣れていれば数分で終わるわりに、報酬のBase経験値、Job経験値も破格。BaseLv43、JobLv37からこのクエストだけでBaseLv73、JobLv46になりました。ということで、JobLvが40を越えたため、ウィザードへの転職クエストを受けるために、ゲフェンに行くことにしました。


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▲ちなみに今回の転職前の状態はこんな感じ。スキル振りに関しては前提スキルが多い「セイフティーウォール」を習得するかどうかで大きく変わってきます。「セイフティーウォール」を取らずに、各ボルト系魔法のレベルを上げたり、「SP回復力向上」、「フロストダイバー」、「サンダーストーム」に振るのもいいでしょう。


 未転生キャラはのちのち転生し、再度JobLvを上げていくことになるため、1次職でのスキルポイント獲得はそれほど重要ではなくなっています。必ずしもJob50まで上げてから転職する必要はありません。が、マジシャンに関してはちょっと事情が異なる場合も……。


 マジシャン系はスキル数が多く、どうやってもすべてのスキルを習得することはできません。多彩で強力な攻撃をしたい場合は、できるだけJobLvを上げて、スキルポイントを確保しておくといいでしょう。また、それ以外にも、マジシャン系の転職試験では、Job50にしてから転職クエストを開始することで一次試験をパスできるという特典もあります。


 他職でもこういった特典は多いのですが、マジシャン系の転職クエストは一次試験が結構面倒なことが多く、レベルが上げやすくなった現在では、一次試験をクリアするために割く時間よりも、レベルアップをしてしまったほうが早いことも多々あったりします。


 まぁ初心者の方には「何を言っているかよくわからん」と言われてしまうかもしれませんので、今回の例をご紹介していきましょう。


■ウィザード転職クエスト一次試験の壁にブチ当たるの巻


 Job46で転職してしまおうとゲフェン中央にあるゲフェン中央塔(通称、ゲフェンタワー)を上に登っていきます。ちなみに下への階段を降りると「ゲフェン地下ダンジョン」に通じているので注意しましょう。


 最上階にいる「魔術師ギルド関係者」に話しかけ、転職の申し込みをすると、Job49以下の場合はアイテム集めを言い渡されます。このアイテム集めは2種類あります。ひとつ目は「ブルージェムストーン」「レッドジェムストーン」「イエロージェムストーン」を10個ずつ集めてくるというもの。


 ジェムストーンは「ブルージェムストーン」のみ、ゲフェンの道具屋などで販売しており、レッドおよびイエローはドロップのみとなります。が、フェイヨンの中央カプラ付近に、ジェムストーンを交換してくれるNPCがいるので、最悪「ブルージェムストーン」を購入できる資金さえあれば、クリアは可能です。「ブルージェムストーン」2個で「レッドジェムストーン」1個、「レッドジェムストーン」2個で「イエロージェムストーン」1個というレートになっているので、ゼロからの状態でも「ブルージェムストーン」が70個あればOKです。


 問題なのはもう1種類の一次試験項目。いわゆる属性原石を5個ずつ集めてくるというもの。属性原石とは「レッドブラッド」「クリスタルブルー」「ウィンドオブヴェルデュール」「イエローライブ」の4つ。これらはNPCから直接購入することはできません。比較的低レベルの敵もドロップするようになっているので、これまでに育成をしてきたことがあるなら持っていることも多いと思いますが、さすがに始めたばかりで各種5個ずつはないハズ。


 今回は、「レッドブラッド」が4個、「ウィンドオブヴェルデュール」が2個ほど足りませんでした。さて、どうしたものか。


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▲わりと最悪なパターンのアイテム集め試験に当たってしまいました。ジェムストーン集めなら楽だったのですが……。


■せっかくだから属性石変換系のまとめ


 属性石関連は購入こそできませんが、ドロップオンリーというわけでもありません。いろいろと作成したり、変換したりできる手段があるので、せっかくですからそれを解説してしまいましょう。


 まず、ゼロから作り出す方法としては、「ウンバラ」のシャーマンによる属性原石作成。以下のアイテムを持っていくことで属性原石の作成が可能です。


・火属性:「サソリの尻尾」20個→「レッドブラッド」1個

・水属性:「カタシムリの皮」20個→「クリスタルブルー」1個

・風属性:「華麗な蟲の皮」25個→「ウィンドオブヴェルデュール」1個

・地属性:「硬い角」15個→「イエローライブ」1個


 また、このシャーマンでは属性石または属性塊と呼ばれる「フレイムハート」「ミスティックフローズン」「ラフウィンド」「グレイトネイチャ」1個を、それぞれ原石6~10個に砕くこともできます(できる数はランダム)。


 さらに、アマツの城の2階中央付近にいるNPC「錬金術士」(グレゴリー)は、属性石を以下のレートで変換してくれます。


・「フレイムハート」1個
 「ミスティックフローズン」8個 or 「ラフィウィンド」8個 or 「グレイトネイチャ」8個


・「ミスティックフローズン」1個
 「フレイムハート」8個 or 「ラフィウィンド」8個 or 「グレイトネイチャ」8個


・「ラフウィンド」1個
 「フレイムハート」12個 or 「ミスティックフローズン」12個 or 「グレイトネイチャ」12個


・「グレイトネイチャ」1個
 「フレイムハート」8個 or 「ミスティックフローズン」8個 or 「ラフウィンド」8個


 その他、ブラックスミススキルやソーサラースキルで属性石を扱うものもありますが、ここでは直接関係ないため省略します。


 ともかく、上記を参考にして、必要な属性原石を入手していくことにします。


■ウンバラのシャーマンの協力を得るために「言語習得」クエストをクリア


 さて、厄介なのはウンバラという街(コモドから徒歩、またはカプラ転送で行くこともできます)。秘境の村で、冒険者とは言葉が通じないのです。唯一北西の家にいる村長だけが会話でき、彼にウンバラの言語を教えてもらうことが可能です。そのために必要なアイテムが以下のもの。


・仮面系の装備品。推奨はプロンテラなどで作成可能な「スマイルマスク[0]」。
・「油紙」10個(「アマツフィールド」の「カラ傘」など)
・「なめらかな紙」5個(「アマツフィールド」の「カラ傘」など)
・「鳥の羽毛」1個(「プロンテラ」「モロク」周辺にいる「ピッキ」など)
・「墨汁」1個(「イズルード海底洞窟 3層」にいる「マルス」など)


 また、ウンバラ北東にあるシャーマンの家に入るためには「ブルージェムストーン」などのジェムストーンが最低1個必要(消費しません)になるほか、村長に「スマイルマスク[0]」を渡す必要があります(上記で装備していたものでOK)。


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▲別キャラで「アマツフィールド」へ行き、「カラ傘」を倒して「油紙」と「なめらかな紙」を入手。アマツまでは渡航費用もかかるので、他キャラのぶんも必要ならついでに集めておくといいでしょう。


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▲仮面系装備を装着したうえで、ウンバラの村長に話しかけ、言語を教えてもらいます。


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▲ウンバラ北東のシャーマンの家は、入るために仕掛けがほどこされています。これ、原理はナゾなのですが、手持ちのジェムストーンを入れたり入れなかったり、適当にやっていると中に入れます。何度か試してみると入れたりするので、とにかくやってみましょう。


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▲中に入って会話すると、シャーマンから「村長の許しが必要」と言われるので、村長の元へ行き、さっきまで装備していた「スマイルマスク[0]」を外して会話、そのまま献上します。


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▲ということで、無事シャーマンに協力してもらえることになったので、まずは「華麗な蟲の皮」を持ったまま「属性の結合」を選び、風属性の「ウィンドオブヴェルデュール」を作成してもらいます。


 ウンバラで属性原石が作成できるようになりましたが、まだ「レッドブラッド」が足りません。素材となる「サソリの尻尾」もゼロなので、集めるのも時間がかかりそうです。が、倉庫内に「ミスティックフローズン」が11個もありました。「イズルード海底洞窟」で比較的長い間狩りをしていたおかげです。


 ということで、早速アマツのグレゴリーの元で、「ミスティックフローズン」8個を「フレイムハート」1個に変換。実はこの変換、価値的にはちょっともったいない感じ。露店などで販売されているものがあれば「フレイムハート」を購入したほうが(おそらく)安上がりなのです。まぁしかし、「露店で売ってないし、今すぐ欲しい」という状態なので背に腹は代えられないということで……(苦笑)。


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▲アマツの城の2階にいる錬金術士に話しかけることで、属性石を変換してもらえます。かなりレートは高いのですが……。


 「フレイムハート」を持って再び「ウンバラ」のシャーマンのところへ行き、「属性の分解」から「火属性」を選択、数は1個を指定して、「レッドブラッド」を7個ゲット。


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▲えらく回り道をした感じですが、これでなんとか必要なアイテムが揃いました……。


■まだ転職試験の途中です!


 ということで、倉庫経由でマジシャンに属性原石を5個ずつ渡し、ギルドに納品して、一次試験は無事完了。次の二次試験はクイズ形式。100点でないと合格できないと言われますが、当然何度でも挑戦することができ、再挑戦の場合は手加減(?)してもらえるようです。


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▲ちょっと悩みましたが、なんとか100点で通過できました。このレベル帯では入手したことのないアイテムの問題も出るため、意外と難関かもしれません。


 最後に実技試験。「水属性」「地属性」「火属性」という、属性が1種類に固定された敵を殲滅するというもの。水属性の敵には「ライトニングボルト」、地属性の敵には「ファイアーボルト」、火属性の敵には「コールドボルト」で対応していきましょう。1体ずつ相手をしていけば負けることはないと思いますが、アクティブな敵に囲まれた場合などは、いったん距離をとって遠くから釣って攻撃していくようにしましょう。


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▲火属性の敵には「ファイアーウォール」が通じないため、気合を入れて臨みましたが、ボルト系魔法を撃っているだけでも楽勝でした。囲まれないようにすることと、殲滅後に部屋中央にボス的な敵が登場するため、最後の敵はマップの端のほうで倒すことだけ気をつければ大丈夫。


 実技試験をクリアすればウィザードへ転職可能に。予想以上に手間がかかった気がしますが、この手間を考えたらJob50まで育てちゃったほうが早いかもしれないというのがお分かりいただけたでしょうか。いや、一次試験でジェムストーン集めのほうに当たればいいんですけどね……(苦笑)。


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▲というわけで、無事、ウィザードに転職完了です。