『ラグナロクオンライン』では、待望の新職業、リベリオンの実装日がついに決定しました。すでにこちらで告知されているように、Xデーは2016年5月17日(火)! 今回は以前ちらっと予告したように、ガンホーさんにお邪魔し、テストサーバーにて実際に動いているリベリオンに触れさせてもらいつつ、その詳しい内容をお聞きしてきました。


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▲ついに実装日が決定したガンスリンガーの上位職、リベリオン。転生を経ずにBaseLv165まで成長できる特殊2次職という位置づけです。忍者の上位職、影狼&朧と同じですね。

 「実装までの経緯やこれまでの取り組みなどは前にお話しさせていただいたので、『週刊ROチャレンジ!』さんには、取材時間を目一杯使ってリベリオンの情報をお伝えしようかと思うんですよ」と語る中村聡伸氏に案内されて会議室に入ると、そこにいたのは前回のインタビューでお世話になった方々と同じ顔ぶれでした(笑)。


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▲今回取材対応していただいたのは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の『RO』運営チームのみなさん。左から千葉亮一氏、白川昌平氏、栗山知也氏、中村聡伸氏、長澤誠吾氏。


 なお、件のインタビュー取材にて、リベリオンがどのように調整されていったのかというかなり興味深いお話とともに、リベリオン実装後の『RO』のイベントの情報などもうかがうことができました。まだ読んでいないという方はご一読いただけると、リベリオンに対する理解がより深まると思います。


 さて、ご存知のとおり、リベリオンはガンスリンガーの上位職。転職条件はガンスリンガーのBaseLv99、JobLv70。そのうえで、「ソグラト砂漠 12」(座標:261,318)にて受けられる転職クエストをクリアすることでリベリオンになることができます。リベリオンの最大レベルは他の3次職キャラクターと同様に、BaseLv165、JobLv60。転生を挟まないぶん、比較的手軽に転職までいけるものの、3次職キャラクターと同じ感覚で扱っていける職業になるとのことです。


 ちなみに、今回のアップデートと同じタイミングで忍者の上位職、影狼と朧に関してもレベルキャップが解放され、BaseLv165、Job60まで成長できるようになります。ただし、スーパーノービス(限界突破)に関しては、残念ながらレベルキャップの解放はなされません。このあたりは以前のインタビュー記事でもお伝えしたとおりです。


 その他、ガンスリンガーのスキルの見直しやバレット系アイテムの統一などもすでにお伝えしているとおり。なお、新情報としては、属性のついたバレットも店売りされるようになり、重量も「矢に近い感じになります」(栗山氏)とのことなので、これまで以上に使いやすくなる模様です。また、リベリオンになってから使用可能になる新バレットも追加される予定で、こちらでは以前のスフィアにはなかった地属性のバレットなども実装されるとのこと。リベリオン用のバレットでは念属性と不死属性を除く、すべての属性のバレットが入手できる予定となっていて、属性の切り替えはかなり自由になるようです。


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▲バレットとバレットケースをまとめて、左上段からフレアバレット、アイスバレット、ライトニングバレット、中央左側上段からポイズンバレット、ブラインドバレット、中央右側上段からAPバレット、ブレイズバレット、フリージングバレット、右上段からエレクトリックバレット、マジカルストーンバレット、サンクタファイドバレット。バレットケースが重なっているほうがリベリオン用の新バレット。それぞれ属性や特殊効果が異なるようです。


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▲ガンスリンガーのスキルツリーも調整され、前提スキルなどが一部変更になります。これに合わせてスキルリセットなども実施される模様です。


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▲今回初公開となるリベリオンのスキルツリー。同じ銃の系統のスキルを極めていくとより強力なスキルが修得できるようになるイメージです。※5月11日追記:スキル名が一部違っていたため、画像を差し替えました。


 今回は上でも書いたとおり、取材時間いっぱいまでリベリオンを見せてもらうことができ、結果的に全スキルを網羅できました。というわけで、実装前にも関わらず、全スキルを画像つきで詳しく紹介していっちゃいます。


 なお、今回見せていただいたバージョンは、問題がなければこのまま実装を考えているという“ほぼ調整完了”バージョンとのことですが、あくまでも開発中のものなので、実装時には異なっている可能性も残されています。毎度のことですが、そのあたりはご注意ください。


■実装直前チェック! リベリオンスキルのすべてを一気に紹介!


 普通のゲームメディアサイトさんでの取材だと、もうちょっとリベリオンの説明を詳しく語っていただく感じなのですが、「『週刊ROチャレンジ!』の読者さんならきっと大丈夫でしょうから、細かいことは抜きにして、さっそくスキルを説明しちゃいましょう」ということで、取材開始5分でリベリオンのスキル説明に突入(笑)。栗山“マスターリベリオン”知也氏の操作するキャラのスキルを見せてもらうことになりました。


 なお、特に注釈がない限り、標的にしている対象(サンドマンの姿)は無属性、無形、小型です。


●ハンドガン系スキル


「ファイアーダンス」

 自分を中心に7×7の範囲を攻撃するスキル。ガンスリンガーのデスペラードに近い使用感です。 なお、デスペラードの修得レベルによって威力が高くなるとのことなので、どちらにせよデスペラードは最大Lvまで修得したほうがいいようです。


「まぁわかりやすく言うとデスペラードの上位スキルです。デスペラードは当たるときは高威力なんですが、当たらないときは当たらないという、ダメージが上下しやすいスキルなんですね。このファイアーダンスは、デスペラードで期待できるダメージよりも高めのダメージが平均的に出やすい感じになっています。ユーザーさんがよく気にする“確殺ライン”が計りやすくなっていると思います」(栗山氏)


「ただ、デスペラードが5発以上ヒットした場合は、ファイアーダンスよりもデスペラードのほうがダメージが高くなることもあるんですよ」(白川氏)


 ということなので、キャラ性能や状況によってデスペラードとの使い分けを考えるといいでしょう。


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▲安定した高ダメージが期待できそうなファイアーダンス。こちらのキャラクターはBaseLv160、JobLv60、Dex120+9、武器の精錬などは行っていないそうです。


「フォーリンエンジェル」


 モンク系のスキル、残影のように、クリックした位置に瞬間移動するスキル。移動後、2秒間のあいだ1回に限り、デスペラードの威力が大幅に上昇します。移動の際にはチャージしたコインを消費します(画像でコインをチャージしているリッチズコインは後述します)。


「フォーリンエンジェル、デスペラード、ファイアーダンスと連携して使うといいかもしれません」(栗山氏)


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▲移動後にデスペラードの威力が上昇。


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▲同じ条件で通常のデスペラードはこの威力なので、フォーリンエンジェル後はかなり威力が上昇しているのがわかると思います。なお、使用しているのはファイアーダンスのときと同じキャラクターです。

「クイックドローショット」


 チェーンアクション発動時に使用できる遠距離の単体攻撃スキル。モンクの三段掌発動時の連打掌のように、タイミングよく使用する感覚です。


「通常の攻撃が1発、チェーンアクションで2発、クイックドローショットでは最大4発の攻撃になります。クイックドローショットのヒット数はリベリオンのJobLvに応じて増加するようになっています」(栗山氏)


「最大スキルLvは1ですが、JobLvに応じてヒット数が増加するので、ハンター系のファルコンのような感じだと思うとわかりやすいかもしれません」(白川氏)


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▲スキルLvではなくJobLvでヒット数が決まるクイックドローショット。引き続き、使っているのはファイアーダンスのときと同じキャラクターです。


●ライフル系スキル


「マススパイラル」


 敵のDefが高いほどダメージが増加する遠距離攻撃スキル。詠唱はありますが、Dexなどを高めて詠唱時間を短くすれば、比較的連打も可能です。使用するには、フルメタルジャケットという特殊な触媒系アイテムが必要です。


「けっこういい確率で対象を出血状態にすることもできます」(白川氏)


「ライフル系では一番取り回しがいいスキルだと思うので、ライフル使いの方はメインとして使っていくのではないでしょうか」(栗山氏)


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▲威力の違いがわかりやすいように、Defの高い敵に対し、比較としてデスペラードを使ってもらいました。装備しているライフル自体に敵のDefを70%カットする効果があるため、この条件ではダメージはやや高めになっているとのことです。なお、Dexは120で撮影してあります。


「アンチマテリアルブラスト」


 ヒットすると対象が光るエフェクトに包まれ、その間はプレイヤー耐性(人間形耐性ではありません)が低下するという攻城戦などで重要となりそうな攻撃スキル。ただしこの耐性低下効果は、もともとプレイヤーへの耐性を持っていないモンスター全般には影響がないとのこと。


「タラフロッグカードや羽のベレーといった装備をつけているプレイヤーキャラクターに有効なスキルですね。ただ、威力も高いので、ダメージスキルとして攻撃と攻撃の間に挟んで使っていってもいいでしょう」(栗山氏)


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▲光っているのはヒットエフェクトではなく、スキル効果によるものです。なお、使用キャラはDex120、その他は1というステータスです。


「ハンマーオブゴッド」


 指定した対象の付近に落ちてくる、人工衛星(?)からの一撃というイメージのスキル。着弾地点の周囲5×5の範囲にダメージを与えます(ウィザードスキルのメテオストームに近いイメージです)。ターゲットスキルながら、狙っても着弾地点がずれて対象に当たらないという可能性もあります。が、あらかじめクリムゾンマーカーを使って烙印状態(目印をつけてロックオンした状態のこと)にしておくと、ど真ん中にヒットします。詠唱はなく、威力も高いものの、再使用可能になるまでの時間がやや長いようです。


「相手ギルドのマスターが緊急招集をしているスキを狙えば……!」(白川氏)


 そ、そんなタイミングよく使えますかね……(苦笑)?


「いやいや、だからこそクリムゾンマーカーで烙印状態にしておくわけですよ」(白川氏)


「なんといっても詠唱がありませんからね。仕込みがしっかりできていればこっそり近づいて……というのもアリだと思いますよ」(栗山氏)


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▲範囲攻撃なので、敵が密集しているとそのぶんダメージを多く与えられます。このバリケード、実は重なりまくっていて、100体もいたりします(笑)。


●ショットガン系スキル


「シャッターストーム」


 対象を中心に5×5の範囲を攻撃する遠距離スキルで、一定確率で兜部位を破壊する追加効果があります(兜部位破壊効果はプレイヤーキャラクターのみ)。使用するとヒットした相手の頭上にエフェクトが出ます。ダメージ自体も高いので攻撃スキルとしても使用していけるとのこと。


「範囲攻撃で兜部位を破壊できるスキルというのは珍しいと思います。攻城戦での新しい役割というのも見込めるのではないかと。ちなみに、アンチマテリアルブラストもシャッターストームも、プレイヤーキャラへの追加効果に注目されると思うのですが、ダメージ自体も高いので、対モンスター用のダメージスキルとしても使っていけるはずです」(栗山氏)


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「バニシングバスター」

 特定の支援効果を打ち消す効果のある、遠距離単体攻撃スキル。


「脱力系っぽいエフェクトが目印ですね」(中村氏)


「脱力……なのかな(笑)? とりあえず何かが頭の上から抜けていく感じですけども。モンスターに対しては、たとえば、エントヴァイエンにディフェンダーを使われた際などにも打ち消すことができますし、プレイヤーであれば、かかっている多くの効果を一気に消し去ることができます。消せる効果と消せない効果はありますが、消せるものは1発ですべて一気に消し去れます。セージ系のディスペルに近い感じですね」(栗山氏)


「リベリオンのスキル全般に言えるのですが、ダメージが入ったときにのみ、追加効果が出るという仕様になっているんですよ。つまりミスした場合は追加効果の判定はされません。だから、バニシングバスターの場合、ディスペルのように味方にかけて状態異常を強制解除という使い方はできません」(白川氏)


「ニューマで無効化されたり、キリエエレイソンのバリア状態で防がれた場合も追加効果が発生しません。ただ、物理攻撃なので、一部装備で、魔法が効かないようになっている状態の人に対しても、ダメージさえ与えられればディフェンダーやディボーションなどを解除できるので、そこは強みだと思います」(栗山氏)


「そういう意味では戦局を変える力のあるスキルなのではないかと!」(白川氏)


 どうやら黄金蟲カード(通称・金ゴキカード)対策に使えるようですね。攻城戦などでどのように利用されていくのか、注目かもしれません。


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▲画像ではややわかりにくいかもしれませんが、頭から何かが抜けていくようなエフェクトが目印。


「スラッグショット」


 射程の短い単体攻撃スキル。判定は近距離攻撃扱いとなります。射程もダメージもモンク系の阿修羅覇凰拳に近い感じです。このスキルは、基本ダメージが設定されており、小型の敵に対しては基本ダメージの2倍、中型の敵に対しては基本ダメージの3倍、大型の敵に対しては基本ダメージの4倍の威力となるとのこと。モンスターに対してはそこからさらに2倍の威力となっています。イメージとしては大口径の弾をショットガンにムリヤリ詰め込んで撃ち出すというもので、至近距離まで近づいて大型のモンスターを狩るというシーンを再現しています。その影響もあり、ターゲット指定後、詠唱中に敵が離れるなどした場合は命中率が低下するなどの仕様もあるそうです。


「ノックバック効果もあるので、ボス属性を持たないモンスターなどであれば攻撃しつつ距離をあけられるようになっています。限りなく防御を捨てて、装備も特化したものを用意すれば、ダメージ表示がカンストするくらいの高威力を出すことも可能ですよ」(栗山氏)


「そのテストをしているときにたまたま通りかかったんですけど、テストサーバー用の特殊な装備でやっているのかと思ったら、ゲーム内でも実現可能な装備だったので目を疑いましたよ……」(中村氏)


「なお、再使用可能になるまでは12秒と長めです。また、専用の弾が必要なので、そこはアシッドデモンストレーションのようなイメージだと思ってもらうとわかりやすいかもしれません。弾丸自体は材料を集めてNPCで作成するのですが、運営チームの予想する市場価格としては、高くても1個1万zeny程度の相場で売りに出されるくらいじゃないかなと考えています」(栗山氏)


「ただし、その弾が重いんですよ。スラッグショット専用の弾であるスラッグ弾は、1個でメントル1個分くらいあります(笑)」(白川氏)


 スラッグショットはStrによって威力が上がりますが、どうやら弾を持ち歩くという点においてもStrが必要になってくるようです。制約は多いけれど強力なスキルとのことでした。


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▲上記の説明からすると、小型(2倍)のモンスター(2倍)に当てているので、基本ダメージの4倍のダメージ。攻城戦の場合は中型(3倍)のプレイヤーキャラ(1倍)に当てることになります。


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▲上記のダメージを出した装備はこんな感じだそうです。本当に武器だけしか装備していませんでした。なお、ステータスはStr120&Dex120とのこと。


●コインスキル


「リッチズコイン」


 100zenyを消費して、コインを10個、確実に一気にチャージできるスキル。また、リッチズコインを修得後は、ガンスリンガースキルのフリップザコインを使用した際、失敗してもコインのチャージが失われなくなるとのこと。


「スキルで数個だけコインのチャージが減った際、時間のあるときにはフリップザコインでZenyを節約、緊急の場合にはリッチズコインで一気にチャージという使い分けも可能だと思いますよ」(白川氏)


「いや、たった100zenyで10個溜まるんですから、もうどんなときでもリッチズコイン使っちゃえばいいじゃないですか」(栗山氏)


「ぜ、Zenyは大切だよ!」(白川氏)


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「プラチナムアルター」


 新規実装されるシルバーバレットC(シルバーバレットから変更)か、サンクタファイドバレット(聖属性のリベリオン専用高性能バレット)を装備中のみ使用できる自己支援スキル。攻撃力が上昇し、自身にバリア効果(キリエエレイソンとほぼ同様とのこと)を付与します。攻撃力の上昇は使用時にチャージしていたコインの枚数に対応しており、その枚数が多ければ多いほど攻撃力も高くなります。特に理由がないならコインを10枚チャージして使うことになるため、リッチズコインと相性のいいスキルです。ガンスリンガースキルのマッドネスキャンセラー、またはリベリオンスキルのヒートバレルとは同時に使うことはできません。


「このスキルはかけ直しがしやすいスキルなので、バリア効果を期待して、頻繁に使うことで、ダメージを抑えることも可能です」(栗山氏)


「武器や弾丸を変更すると、攻撃力の増加は消えてしまうのですが、バリア効果は残るので、聖属性が効きにくい場所でも、バリア目的で使用するというのもアリです。ガンスリンガースキルのアジャストメントと組み合わせ、Fleeや遠距離耐性も高めることで、さらなる防御を固めることもできますね」(白川氏)


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「ヒートバレル」


 プラチナムアルターが攻防一体の自己支援だとすれば、ヒートバレルは攻撃特化の自己支援スキル。若干のデメリットはあるものの、攻撃に関する能力を大幅に引き上げます。スキル効果時間は60秒ですが、再使用可能までの時間が80秒となっており、常に継続しての使用はできません。具体的な効果としては、固定詠唱時間が減少し、Aspdが大幅に上昇、さらに、通常攻撃、スキル攻撃時に追加ダメージが発生します。ただし、使用したスキルレベルに応じてHitが低下します。ガンスリンガースキルのマッドネスキャンセラー、またはリベリオンスキルのプラチナムアルターとは同時に使うことはできません。


「通常攻撃で力を発揮するスキルかもしれません。攻撃速度の上昇に関しては、Aspd自体が固定値で5、一気に上昇すると言えば凄さが伝わるでしょうか。固定詠唱も50%近く減少しますので、攻撃に関してはこのスキルを使っておけばバッチリです」(栗山氏)


「低下するHitは最大で50程度ですが、ガンスリンガースキルのインクリージングアキュラシーなどを併用することで、ある程度は補填することが可能です。マッドネスキャンセラーやプラチナムアルターとは併用できませんが、ガトリングフィーバーとは併用できたりもしますので、いろいろと組み合わせて使ってみてほしいですね」(白川氏)


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▲発動時、一瞬赤く発光し、蒸気のようなエフェクトが発生します。


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▲ヒートバレルを使用していない際に500程度だったダメージが、使用後は1400程度にアップしています。


「フリッカー」


 後述するハウリングマインやバインドトラップを起爆するためのスキル。複数のトラップを一気に起爆できます。効果範囲はかなり広く、少なくとも見える範囲ギリギリまでは届くようです。


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▲単独で使っても効果はなく、ハウリングマインやバインドトラップなどのトラップ系スキルを起爆させるためのスキルです。


「クリムゾンマーカー」


 敵に目印をつけ(烙印状態)、Fleeを10低下させるとともに、ハンマーオブゴッド、クイックドローショット、ドラゴンテイルの各スキルと連携するスキル。烙印状態にできるのは最大で同時に3体まで。効果時間は50秒ほどとのことです。烙印状態になった敵はミニマップ上に表示され、これはパーティーメンバーにも共有されます。また、烙印状態は対象が戦闘不能になると解除されますが、ログアウトしただけでは解除されないとのことです。


 なお、具体的な効果として、たとえばクイックドローショットとの連携は次のとおりです。


 本来、クイックドローショットは1体の敵に追撃ダメージを与えるスキルですが、近くにクリムゾンマーカーでロックされた敵がいる場合、本来の攻撃対象でなくとも、同時に追撃ダメージが発生するようになります。


「パッシブ攻撃メインなキャラクターって、基本的には1体しか攻撃できないので、囲まれたりするとピンチになってしまうじゃないですか。そんなとき、取り囲んでいる中で比較的HPの低いモンスターにはクリムゾンマーカーをつけておき、HPの高いモンスターに対してクイックドローショットで攻撃すると、結果的に強敵殲滅のついでに敵の数を減らせたりするんですよ」(栗山氏)


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▲攻撃しているのは右の敵にもかかわらず、左の2体にも追撃ダメージが発生しています。


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▲烙印状態になると頭上にΩのようなマーカーが表示されます。なお、ハンマーオブゴッドの連携は該当スキルの解説に書いたとおり。ほかにグレネードガン系のドラゴンテイル(後述)を使う際にも利用できます。


「エターナルチェーン」


 ハンドガン以外の銃でもチェーンアクションが発動するようになるスキル。チェーンアクションが発動するということはクイックドローショットも発動可能になり、ハンドガン以外でもパッシブによる攻撃が楽しめるようになります。


「リベリオンでは、基本の攻撃速度が低い銃であってもAspdを高める装備を極めると、Aspd193に到達するのも夢ではありません。もともと高いダメージのライフルなどを使いつつ、Aspd装備で固めて高威力のパッシブ攻撃(通常攻撃)を行うなど、キャラのカスタマイズを楽しんでほしいですね」(栗山氏)


「ショットガンなどは通常攻撃が範囲攻撃になっていますから、Aspdを高めて通常攻撃していくとすごいことになります。ショットガンは基本のAspdが遅めなため、Aspdを高めるための装備もハードルは高いのですが、そういう点をクリアしていく楽しみもあると思います」(白川氏)


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▲たとえば、ライフルでもクイックドローショットを使用可能に。


●トラップ系スキル


「ハウリングマイン」


 グレネードガンでのみ使用可能。専用の弾(投射型地雷)を対象にヒットさせ、ダメージを与えるとともに、爆発物を付与します。この爆発物はフリッカーで起爆することができ、起爆すると対象とその周囲5×5の範囲に火属性のダメージを与えます。ハウリングマインがヒットしてからの爆発可能時間はだいたい50秒程度とのことです。ハウリングマインを別々の対象に連続してヒットさせてからフリッカーを使うと、一気に起爆することも可能です。


 前衛がダメージを受けて慌てて後方に下がったところを見計らって起爆し、後衛を巻き込むなど、状況に応じた使い方ができそうです。


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▲ハウリングマイン自体にもダメージがあり、さらにフリッカーによる起爆ダメージ(こちらは範囲攻撃)があります。


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▲かなり離れていても起爆可能な模様。


「バインドトラップ」


 地面設置スキル。効果範囲内の敵の移動速度を大幅に低下させます。フリッカーで起爆すると、効果範囲内の敵に、その時点のHPに応じたダメージを与えます。ただし、起爆すると設置効果は失われ、ダメージを与えられた敵の移動速度低下の効果は消失します。


「移動速度の低下はウォーロックスキルのマーシュオブアビスとだいたい同じ。かなり遅くなりますよ」(白川氏)


「どちらかと言えばダメージはおまけみたいな感じなんですが、ダメージ自体はHPの高い敵ほど高くなりますので、HPの高い敵に使っていくとそれなりに効果的だと思います。とはいえ、リベリオンはほかのスキルの攻撃倍率も高いので、これに頼りきるよりも、普通に攻めたほうがいいかも……?」(栗山氏)


 栗山氏に、白川氏が「(HPが高いことで有名な)古王グローザさんとか大丈夫?」とツッコミを入れていましたが、「うん、普通に攻撃したほうがいいんじゃないですかね。現状のゲームデザインの枠を越えて、将来的にさらにHPの高い敵が出てくると、もっと有効に使われるかもしれませんけれど」と栗山氏。%系のダメージは思わぬところで有効だったりするので気になるところですが、一応考慮済みということでしょうか……!?


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●ガトリングガン系スキル


「ファイアーレイン」


 目の前の3×10の範囲に火柱を出して攻撃する範囲攻撃スキル。同時に、効果範囲に触れた一部の地面設置効果を消し去ることができます。前回のインタビューでも触れており、攻城戦などで使う際には事前に効果をきちんと把握しておきたいスキル。


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▲目の前の3マスからドドドと火柱が進行していく感じのスキル。エフェクトが派手です。撮影した画像はナナメ状態になっていますが、主に縦方向か横方向に放つスキルのようです。


「ラウンドトリップ」


 自分を中心に13×13(半径6セル)の範囲にダメージを与え、ノックバックさせる攻撃スキル。ノックバックした際に、壁(移動不可セル)に衝突すると追加ダメージを与えられます。Dex以外に、Agiを高めていくことで威力が高くなるとのこと。


「感覚としてはジェネティックスキルのカートトルネードに近いでしょうか。壁に当てることで追加ダメージもあり、非常に使い勝手のいいスキルです」(栗山氏)


「バインドトラップなどと組み合わせて使うと、敵の移動速度を低下させつつノックバックさせることで、敵を自分に近づけずに、一方的にダメージを与えられるようにもなります。制圧力のあるスキルですね」(白川氏)


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▲ノックバックさせ壁に当てることで追加のダメージを与えることができるスキル。効果範囲も広いので、敵の攻撃を受けない距離からノックバックが狙えます。


●グレネードガンスキル


「ドラゴンテイル」


 クリムゾンマーカーで烙印状態にした敵にダメージを与えるスキル。これはクリムゾンマーカーが必須となります。烙印状態にした敵であれば、ある程度離れていても発動可能で、複数体を烙印状態にしている場合は同時にダメージを与えられます。再使用可能までの時間は5秒ほどということで、大ダメージを与えられるわりには比較的連続での使用が可能です。ダメージを与えても烙印状態は解除されないため、烙印状態の効果時間(50秒程度)の間は、常にドラゴンテイルの標的にすることが可能です。使用するにはドラゴンテイルミサイルという触媒系アイテムが必要となります。


「どこまで逃げてもミサイルが追ってくるという感じですね。ちなみに一度に3体の烙印状態の敵にヒットさせた場合でも、ドラゴンテイルミサイルは1回に1個しか消費しないので、たくさん烙印状態にしたほうがお得です(笑)。なお、ドラゴンテイルミサイルは店売りですので入手は簡単です」(白川氏)


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▲烙印状態の敵に大ダメージを与えるグレネードガン用スキル、ドラゴンテイル。自動追尾ミサイルを発射するイメージですね。


■リベリオンを堪能しようと思ったら1体では全然足りない!?


 以上、リベリオンの全スキル紹介でした。ここまで読んでいただけたらわかると思うのですが、どのスキルも面白い効果があり、取捨選択に悩みそうです。それに加えて、銃の系統による制限もあるため、各スキルを有効に使えるようにするには、使う銃の系統に合わせたキャラクターが欲しいところ。


 私も一応、ガンスリンガーを転職可能状態にしてリベリオンを待っているのですが、1体だけでは足りなそうな気配です。


 スキル説明を受けたあとは、実際に狩りをしてみようということで、用意されたキャラクターで「アビスレイク地下洞窟 03」へ。装備とステータスは画像のような感じで、カードは挿してあるものの、メインの防具は、英雄の痕跡「飛行船襲撃」で入手できる「ペルロックシリーズ」。また、今回のアップデートで追加される「ペルロックの帽子[1]」を装備していると、リベリオンならではの効果が発動し、「より快適に狩りができるようになる」(栗山氏)とのことです。


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▲ヒートバレル状態に加えてラウンドトリップで攻撃。多数の敵が襲い来るダンジョン内でもノックバック効果のおかげで接近される前にダメージ+再度のノックバックが狙えます。


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▲多数の敵にダメージを与えられるスキルが多いので、HP吸収効果が便利なハンターフライカード(笑)。さらに人気が高まりそうですね。頭装備は新装備の「ペルロックの帽子[1]」。どうやらリベリオンならではの特殊な効果があるとか。なお、敵が毒状態になっているのはポイズンバレットの効果のようです。


「アビスレイク地下洞窟 03って、わりと3次職の狩場というイメージがあると思うのですが、そこに乗り込んで遜色なく戦えるという時点で、稼ぎキャラとしても活躍できるのかなとも思うんですよ」(中村氏)


「いろいろなスキルを組み合わせてさまざまなスタイルのリベリオンを作り、楽しむというのも面白いと思いますし、逆にとりあえず作って狩りをしてみたいという方にはラウンドトリップだけ使っていても、こんな感じでわりとお手軽にモンスター狩りを楽しめるんですよ」(栗山氏)


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▲ちょっとレアな装備のDex-Int-Agiリベリオン。ライフルタイプのスキルを修得しており、高いダメージに加えてAspdも高く、連射も可能。Dexだけでなくサブステータスとして高めたIntのおかげでマススパイラルの詠唱も短くなるため、連打がしやすくなっています。なお、連射速度よりもハンマーオブゴッドを使った大ダメージを狙いたい場合は、Agiに振っているぶんのステータスポイントでDexを高めるという構成もアリとのこと。同じライフル系のリベリオンでも、こうした差別化が可能になっています。


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▲こちらはLukを高めたガトリングガン系のリベリオン。ガトリングガン系にも関わらずAspdがそれなりに高く、さらに、エターナルチェーンの効果でクイックドローショットが可能になっているため、ダメージも出ていて、なにより派手で爽快感があります(笑)。


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▲擬似的にフル支援に近い状態にしてもらうと、5桁近いダメージも見られました。「まるでエンチャントデッドリーポイズン状態の通常攻撃」と言われていたのは、このような状態を指していたようです。


 栗山氏曰く、これらはあくまでもサンプルで、方向性のひとつとのこと。実際にはユーザーの創意工夫で、さまざまなバリエーションのリベリオンが生み出されるでしょうと語ってくれました。


■対人戦用の新たなる両手武器「アヴェンジャー」シリーズも実装予定!?


 リベリオンのスキルについて延々と説明してもらい若干混乱気味のところに、中村氏から「新規装備のアヴェンジャーシリーズについても軽くお知らせしておきましょうか」と情報が。「アヴェンジャー」シリーズという名前自体は、こちらのリベリオン実装の告知ページにて、すでに公開されていますね。


 これまで、両手武器というのは、盾が持てないというデメリットが大きく、対人戦ではあまり利用されてきませんでした。今回新規実装予定となっている「アヴェンジャー」シリーズは、盾には及ばないものの、ある程度の防御性能を兼ね備えた両手武器というコンセプトで開発されたとのことです。


 今回実装されるリベリオン用の銃はもちろんのこと、風魔手裏剣、両手剣、両手槍など、既存の武器カテゴリーに関しても同時に実装が予定されているそうです。実装日は、リベリオンアップデートと同日の2016年5月17日(火)予定。


 対人戦にも使えるスキルが数多く用意されているリベリオンで、攻城戦に出るにあたって、対人戦用の装備がないとすぐにやられてしまうのではと危惧する人もいるかもしれません。しかし、今回実装される「アヴェンジャー」シリーズを入手することで、その心配も緩和されると思われます。入手法など、現時点では詳しいことはまだお伝えできませんが、アップデートが近づけば公式サイトなどで告知されると思いますので、そちらをチェックしてみてください。


■最後に運営チームにインタビュー! 長期運営中のオンラインゲームだからこその“現役重視”とは?


中村氏:


 ……という感じで、リベリオンに関して見ていただいたのですが、正直、「週刊ROチャレンジ!」さんとその読者の方々には、運営チームが行ってきた試みであるとか、目的というのは、前回のインタビューでお話しさせていただいて、十分伝わっていると思います。今回のリベリオンは、日本のプレイヤーに合わせたアップデートという形で、韓国と共同で開発、調整を行い、ひとつの集大成的なアップデートになります。我々運営チームとしても、自信を持ってオススメできる新職業になったかなと自負しています。


――確かに。前回のロングインタビューで詳しく語っていただけましたからね。とはいえ、せっかく同席いただいているので千葉さんや長澤さんからも一言いただけたら……。


長澤氏:


 あ、はい(笑)。リベリオンはいろいろな型も作れますし、なんとなく遊んでいただいても十分強い職業になっています。昨年実装されたマラン島拡張アップデートなどにより、今はレベルもかなり上がりやすくなっているじゃないですか。昔って、新職業が実装されても「そこまで育てるのが面倒だなぁ」という思いが若干あったのですが、今『RO』をプレイされているみなさんならご存知のとおり、現状の育成ってかなり楽になっています。久々にプレイするという方だと、驚くくらいに上げやすいですし、有用な装備なども手に入りやすくなっています。完全新規で始める方はもちろん、休止していたり久々に復帰するという人でも、この機会にまた『RO』に触れてみていただければいいなと思います。ほんと、資産ゼロからでも、わりとすぐに遜色なく遊べるようになりますからね。ぜひ楽しんでみてほしいです。


――そうですね。今回属性のついたバレットが自由に使えるようになりますし、マラン島の「地下排水路」なんかでデスペラードしながら育成するのも俺TUEEEできて面白いかもしれませんね(笑)。そんな風に楽しんでいたらガンスリンガーのBaseLv99なんてあっという間のような……。


中村氏:


 育成と言えば、リベリオン実装同日から、育成イベントを実施する予定もあるんですよ。


――ああ、そうでしたね! それならもうバッチリじゃないですか。


中村氏:


 育成イベントでは、初期からBaseLv130あたりまでをフォローしつつ、段階に応じて使える武器なども提供しようと思っていますからね。


――このタイミングで復帰した人は渡りに船ですね。


中村氏:


 はい。一人前の反逆者<リベリオン>を目指して育成していただければと。もちろん、さきほどおっしゃったように、既存のコンテンツでもレベルを上げられるようになっていますので、イベントを利用せずにマイペースで楽しんでいただいてもいいかと思います。


白川氏:


 リベリオンに関しては、転生を経由しないということから、少し前までスタンダードとされていたような装備が使えないという制限もあるのですが、近年実装された「マランエンチャント」であるとか、ウェルス発掘地で入手できる「エクセリオン」シリーズであるとか、そういったゲーム内でわりと簡単に手に入る装備で十分活躍できるキャラクターになっています。まずはそういった装備で楽しんでいただければと思います。


――ガンスリンガーの武器としてはマランエンチャントが最適解ではないかとすら言われているほどですからね。意外とマランエンチャントできる武器が多いのを見落としている方もいるのが歯がゆくて(笑)。


白川氏:


 マラン島は低レベル時のベースキャンプ地としてもかなり有用ですからね。


中村氏:


 「週刊ROチャレンジ!」さんではちょうど初心者用メモリアルダンジョン攻略記事で、「地下排水路」を取り上げていただきましたし、展開的にもちょうどいいですね(笑)。


――タイムリーでした。偶然ですが! 実際、復帰してちゃんとプレイしてもらえれば、リベリオンはもちろん、3次職だってすぐに到達できるというのが実感できるのかなと。


中村氏:


 千葉さんはさっきから黙っているけど、補足などあります?


千葉氏:


 うーん、みんなにほとんど全部言われちゃったので、ないかなぁ(笑)。既存ユーザーさんはもちろん、復帰者さんに向けた情報としても十分な発信をしていただけていますし、『RO』っぽいゲームがやりたいなぁという人には、もちろんこの14年で仕様は変わっていますが、まだまだ元気に運営しているからぜひ『RO』を遊んでくださいよ、と言いたい(笑)。


 アップデート内容からはやや外れますが、我々としては、『RO』に触れてくれた方に満足していただけるような運営というか、今遊んでくださっているユーザーさんに「楽しい」と言っていただけることが何よりも重要だと思っているんですよ。新規ユーザーさんを増やす施策を行って、新陳代謝を高めていくというのも、もちろん大事なことですが、まず既存ユーザーさんの満足度を高めないことには、新規に始めるユーザーさんにも満足していただけないと考えています。既存ユーザーさんが「こっちにこないほうがいいよ」って言っていたら、新規ユーザーさんは増えない。『RO』ってどんなゲームだろうって調べてみたら“現役ユーザーがお通夜ムードでした”じゃ、新しく入ってみようという気も起きないじゃないですか。だから長い運営期間であるがゆえの現役重視。ひょっとしたら時代に逆行しているのかもしれませんが、まずは現役ユーザーさん、休眠ユーザーさんが復帰したくなる、また、復帰したくなる環境作りを大切にしていかなければならない。オンラインゲームは、ゲームである前にゲームを使ったサービス業だと思うんです。


 以前お話ししたように、開発におけるある程度の裁量権が得られたこともあり、昔のように、開発元がこうしたいと言ったので我々の思うようになりませんでしたということがないように、日本のパブリッシャーとして、我々が可能な限り全力で開発・調整を行っていくという所存です。


――なるほど。無闇やたらと新規ユーザーに便宜を計って呼び込むだけにならないよう、まずは土台となるサービスを充実させていくと。確かにそれは大事なことですね。


千葉氏:


 そういえば、アップデートに関係ない話になったところで、ついでにもうひとつお知らせしておきたいことが。今月、「ガンホーフェスティバル2016」が開催されるのですが、『RO』としてはポリン玉入れやタイムアタックなどのミニゲームで参加する予定です。今回の「ガンホーフェスティバル2016」もガンホー全体のお祭りとなっていて、RJCやファン感謝祭のような『RO』のコア層に向けたイベントを行うのはちょっと難しいんですね。今回この場にいるスタッフもきっと会場にいると思うので遊びに来てくれると大変嬉しいですが、いつものイベントのようにコアユーザーさんが楽しめる内容かと言われると、必ずしもそうではないと思います。それだけ先にお知らせしておきたくて。


――まぁ確かにガンホーさんの他のタイトルと並んでRJCみたいなことをやってしまうと、ビックリされるお客さんも多い気がしますね(笑)。


千葉氏:


 前回、プロモーションを兼ねてガンホーフェスティバルの会場で『RO』のDVDを流していたら、画面にタッチしているお子さんがいて「ごめんね、タッチじゃ操作できないんだこのゲーム」って(笑)。そんなジェネレーションギャップを感じたりもしながら……。


――うわぁ、世代あるあるというか、まるで4コママンガ的な世界が展開していたんですね。えーと、では今年はファン感謝祭などは別途行われるのでしょうか。


千葉氏:


 今のところは未定ですね。昨年はアイテムを作ろうイベントで全国行脚したり、13周年記念生放送のスタジオにユーザーさんを呼んでみたりと、『RO』としての新しい取り組みをしてみました。オンライン、オフラインを問わず、我々がやるべきだ、リソースを割くべきだと思ったことを全力でやっているって感じなんです。逆に言うと、毎年やっていることだから今年もやろう、というのは何か違うのかなと。何をやっていくのか、具体的なことが決まり次第、お知らせしていければと思います。


――わかりました。本日はありがとうございました。


 というわけで、せっかく同席していただいた長澤さんと千葉さんには最後にちょっとしゃべってもらう程度で、ほぼずっとリベリオンのスキルを見せていただく結果になりましたが、そのぶん、どんなスキルが実装されるのが、具体的なことが見えてきたのではないかと思います。リベリオン実装まであと1週間。インタビュー中にもあるように、育成イベントも実施されるとはいえ、人によっては今からもう1体くらいガンスリンガーを育成してもいいんじゃないかと思われるくらいのバリエーションでした。もし、キャラスロットに余裕があるなら本気で検討してもいいかもしれません。


 おそらく公式サイトなどで各種情報も公開されると思うので、実装日までは欠かさずチェックをお忘れなく。リベリオンの実装後は当サイトでも引き続きゲーム内での状況などをお伝えしていきたいと思います。


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▲今回は武器ごとに、まるで別の職業かと思えるほどステータス構成や使い勝手が変わってくるリベリオンのために、公式イラストレーターである雄一郎氏のイラストも一度に6点も描いてもらったとのことです。新職業実装時にこれだけのバリエーションのイラストが公開されるのは初めてだそうです。