「魔神の塔」は、英雄の痕跡シリーズのひとつで、「次元の狭間 時の通路02」から入場できるメモリアルダンジョンです。入場条件はBaseLv70と低めなのですが、少なくとも初心者がソロで挑む場合、下限レベルでのクリアはかなり難しいと思われます。BaseLv70というのは複数人のパーティーの場合と考えたほうがいいでしょう。


 「ではクリアするのに必要なBaseLvは?」と聞かれると、単純にいくつとは答えにくい感じなのです。道中に出現する敵は単体としてはさほど強くはないのですが、多数の敵が一気に襲いかかってくる場面があるため、ソロに限って言えば、強力な範囲攻撃で敵を一掃できる職業や、強靭な耐久力、回復力を持つ職業が有利となります。


【ポイント】
 ちなみに2次職でもっともソロクリアしやすいのは退魔(マグヌスエクソシズム)型のプリーストだと思います。出現する敵はほとんどが悪魔形なので、「マグヌスエクソシズム」が有効。「セイフティウォール」や「サンクチュアリ」による防御、そして高レベル「ヒール」による回復……と隙がありません。もちろん、敵の猛攻に耐える必要がありますので、ある程度の装備と操作の慣れは必要だと思いますが。


 さて、「魔神の塔」は第1部と第2部に分かれており、前半部分である第1部をクリアするだけでも十分な報酬が得られます。その報酬とは「退魔神シリーズ」と呼ばれる武器。


 「退魔神シリーズ」は、「魔王モロク」に関係する敵に絶大な効果を発揮する武器で、魔王モロクとの決戦を描いた高レベルキャラ向けのメモリアルダンジョン「ビオスの島」、「モルスの洞窟」、「魔神殿」、外伝的な「悪夢のジターバグ」など、一部の敵モンスターと戦う際に役に立ちます(具体的にどんな敵に有効かは、「魔神の塔」の公式特設サイトに記載されていますので参照してみてください)。


 「魔神の塔」第1部をクリアすることでこの「退魔神シリーズ」専用の精錬権利もストックできるため、精錬費用や精錬素材を気にすることなく精錬に挑戦できるのもありがたいところです。


 今回は、初心者でも慣れれば余裕でクリアできる(ハズの)第1部を中心に解説していきたいと思います。


■■■【DATA】■■■


【名称/通称】
正式名称:英雄の痕跡「魔神の塔」(えいゆうのこんせき・まじんのとう)
プレイヤー間の通称:「魔神の塔」など


01

【プレイヤー間での主な使われ方】
・武器「退魔神シリーズ」の入手と精錬権利獲得
・魔神エンチャント用素材の入手(第2部のみ)


【公式サイトリンク】
・特設ページ
http://ragnarokonline.gungho.jp/special/hero-vestige/episode04/
・リスタートガイドによる解説
http://ragnarokonline.gungho.jp/comeback/pickup-contents.html#anc10


【「次元の狭間 時の通路01」への行き方】
・マラン島NPC「英雄の痕跡案内員」に「マラン島特産缶詰」を5個渡し、「次元の狭間 時の通路 01」へのワープリンクを開けてもらう

・異世界各所や「時空の裂け目」などにある「次元移動機」から移動


【「魔神の塔」への行き方】
「次元の狭間 時の通路 01」の西側にあるワープリンクから「次元の狭間 時の通路 02」へ

「次元の狭間 時の通路 02」の北東にいるNPC「魔学者アティ」と会話してメモリアルダンジョンを生成


【入場制限/再入場時間】
入場制限レベル:BaseLv70以上
再入場可能時間:次の午前5時以降


【クリア時報酬など】
・武器「退魔神シリーズ」(1回で2個以上確定。種類はランダム)
・「退魔神シリーズ」の精錬権利(第1部クリア1回につき精錬3回分)
・魔神エンチャント用素材各種(第2部クリア時のみ)
・経験値
 Base経験値100万(50万×2)/Job経験値50万(3次職相当の職業)
 Job経験値150万(50万×3)(上記以外の職業の場合)


※3次職、スーパーノービス(限界突破)、影狼、朧、リベリオンのこと(2016年6月現在)


【あると便利な装備、スキルなど】
・火属性耐性装備
・範囲攻撃スキル



■負傷者の治療を手伝って支援効果をもらいましょう!


 この「魔神の塔」はタナトスタワーの上層からスタートします。序盤はフキダシのアイコンがアニメーションするNPCと会話していけばOK。魔王モロクを追ってタナトスタワー上層まで到達したものの、多数の負傷者を抱えて足踏みしているプロンテラ騎士団。援軍と勘違いされたプレイヤーキャラは負傷兵の治療に駆り出されます。


02
▲「副隊長ハイム」と会話するとイベントが進行。プリーストの姿の「衛生兵ペイマー」が登場し、治療を手伝うように言われます。


 「衛生兵ペイマー」から「治療箱」をもらって、マップ左側の部屋に倒れている負傷兵をクリックすることで、治療が行えます。「治療箱」は一度治療を行うと消費されるため、再度「衛生兵ペイマー」と会話して入手。これを負傷兵7名ぶん繰り返せば完了となります。以後「衛生兵ペイマー」と会話すると「ブレッシング」「速度増加」「キリエエレイソン」「エンジェラス」の支援をかけてもらえます(何度でも可能)。


【ポイント】
 この負傷兵治療イベントは「魔神の塔」第1部クリア後、2回目以降にはスキップすることが可能です。ただし、スキップした場合は「衛生兵ペイマー」から支援を受けることはできませんので注意。特に次の場面では「キリエエレイソン」と「速度増加」をかけてもらっていると有利な展開となるので、2回目以降であっても支援目当てに負傷兵の治療を行うのは十分アリです。


03
▲負傷兵の治療は、「衛生兵ペイマー」と負傷兵を往復しなければならないようにも思えますが、このあたりの位置なら7名全員が見渡せて、ギリギリ「衛生兵ペイマー」もクリック可能。マウスカーソルを動かしてクリックするだけで治療が完了できます。


■追ってくる魔神の影を振りきって進め!?


 負傷兵の治療が完了するとアサシンギルドから援軍が到着します。「ルシル」と会話し、イベントを進行させると、「タナトス」という男性とともに、ルシルを含むアサシン数名が先の階に向かって行ってしまいます。マップ右側にいる「アサシン・デュー」と会話することでルシルたちのあとを追って上階へと進めるようになります。


 移動すると、そこは上階への階段エリア。右に向かって進むことになりますが、実はここではマップ転送のあと、数秒後に敵モンスターである「魔神の影」シリーズが複数体、出現します。ただし、モンスター出現までには数秒の間があるため、マップ転送直後からすぐに右に全力で移動していけば、敵に追いつかれる心配はほぼないでしょう。ここで「衛生兵ペイマー」に「速度増加」をかけてもらっていればさらに有利に、「キリエエレイソン」をかけてもらっていれば、万が一、追いつかれて攻撃されても振り切って進むことができるというワケです。


04
▲マップは右への上り階段一直線。転送直後から移動していれば敵に追いつかれる前にワープリンクにたどり着くことが可能です。


 なお、移動に忙しいためメッセージを読んでいるヒマがないかもしれませんが、先行したルシルが「誘惑の魔神の影」に襲われて負傷してしまう展開になっています。


■「ルシル」の負傷回復と「魔神の影」大量出現を切り抜けよう


 階段のワープリンクに入るとそこはタナトスタワーのとあるフロア内。NPC「ルシル」がいますが、どうやら負傷してしまっている様子。ここでルシルに話しかけるとイベントが進行するのですが、会話終了後に敵モンスター「魔神の影」シリーズが15体ほど出現するので注意。ルシルの近くにいると囲まれてタコ殴りにされてしまうため、多数と戦いたくない場合などは、壁の外側から「ルシル」に話しかけるようにしましょう。


05
▲ルシルには、そばにいてほしいと言われますが、そばにいると敵に囲まれてしまうため、できるだけ離れた位置にいるのが安全。よく考えるとヒドイ話ではあります(笑)。


06
▲「魔神の影」シリーズはHPが12,000程度なので、強力な範囲攻撃が可能であれば一掃することもできます。逆に範囲攻撃がない場合は1体1体確実に倒していかないと、囲まれ補正によってFleeとDefが減少し、一気に戦闘不能になってしまいます。攻撃射程が長めの敵もいるため、敵を“釣る”際も気をつけたほうがいいでしょう。


 敵出現後、ルシルに再度話しかけるとやや長めの詠唱バーが生じ、その詠唱が完了するとイベントが進行します。が、当然敵から攻撃されたりすると詠唱が中断させられてしまうので、できるだけ敵を全滅させてから話しかけたいところです。敵が全滅していれば詠唱バーが生じることもなく、すぐにイベントが進行するようになっています。


 ルシルが回復して再び先行し姿を消したあと、「アサシン・ヒュー」に話しかけることで、次のマップへと転送してもらえます。


【ポイント】
 攻撃射程の長い敵もいるので間合いに注意! 敵は全滅させてからのほうが落ち着いて進行可能なので、まずは敵の排除を。

■「魔王モロク」の封印を見届けろ!?


 第1部最後のマップとなるのがこのタナトスタワー最上階。マップ中央には「タナトス」に追い詰められた「魔王モロク」がいます。追い詰められているとはいえ、魔王モロクは最後の抵抗として「魔神石」を呼び寄せて再び力を得ようとします。プレイヤーは5方向からやってくる「魔神石」をすべて破壊しなければなりません。


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▲後に魔剣士となる運命のタナトスは、もともとは魔王モロクを封印した英雄と言われていました。ここではその様子を実際に見られるわけです。


 とはいえ、ここまで来られたのであれば、この仕掛自体は簡単。南東、北東、北、北西、南西の各方向に伸びる通路からやってくる「魔神石」を破壊すればOKです。


 「魔神石」は一定時間ごとに「魔王モロク」方向へとワープします。どれかひとつでも「魔神石」が「魔王モロク」まで到達してしまうと、「タナトス」による封印が失敗してしまいます。


【ポイント】
 「魔神石」には護衛として「魔神の影」シリーズ4体が付き従っています。これらは倒したとしても「魔神石」が移動するごとに復活するので注意しましょう。「魔神石」のHPは10ですが、攻撃はすべて1ダメージになってしまう、通称“「草」タイプ”。スキル攻撃もヒットしますが、やはり1ダメージになってしまうので、Aspdの高い通常攻撃で倒すといいでしょう。


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▲「魔神石」とそれを守る4体の「魔神の影」シリーズ。「魔神石」には1ダメージずつ10回攻撃を当てないと破壊できません。


 また、「魔神石」の進行ルートに合わせて、中央の「魔王モロク」が「ファイアーウォール」と同様の火柱を放ってきます。もちろんこれに当たるとノックバックしてしまい、時間のロスになります。ここは、火属性や不死属性が付与された鎧を装備し、ノックバックしないようにしておくといいでしょう。


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▲「魔王モロク」のいるマップ中央から放たれる火の壁。触れるとノックバックしつつダメージも受けます。炎がないうちに素早く移動するか、火属性の鎧を装備するなどして対応しましょう。


 5方向からくる「魔神石」をすべて撃破すると再びイベントが進行。「魔王モロク」の封印に成功するものの、魔王の本体は南へ向かって飛び去ってしまいます。一応、タナトスタワーでの仕事は終わりとなりますが、ルシルからは魔王モロクのあとを追うかどうかを聞かれます。


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▲封印が成功した時点で第1部は完了。報酬として「箱」をクリックして「退魔神シリーズ」を入手。ルシルに話しかけると経験値が獲得できます。


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▲ここで「追う」を選択すると第2部へ、「外に出る」を選択すると「次元の狭間 時の通路02」に戻ります。第2部はラストに強敵「魔神の巨影」が待ち構えており、慣れないうちはできればパーティーで挑みたいところです。


 第1部の報酬の「退魔神シリーズ」は2個。どれが入手できるかはランダムらしく、選択することはできません。自分の欲しい武器が出るまで何度か繰り返す必要があるかもしれません。まぁ、「退魔神シリーズ」は過剰精錬することで特定の敵(魔王モロク関連)に有利になっていく武器なので、精錬に失敗して消滅してしまうことも多く、必然的に大量の数が必要になってきます。


 また、第1部を1回クリアするごとに精錬を3回行える権利がストックされるので、何度も通ってこの精錬権利を溜め、お目当ての武器を過剰精錬していくことになります。そうこうしているうちにキャラクターのレベルも高くなっていき、手に入れた武器で魔王モロク関連のモンスターと渡り合える力もつけられる……という流れなのです。


■第2部も怒涛のモンスター攻勢


 ちなみに第1部が余裕になってきたら第2部も気になるところだと思いますので、ちらりと紹介を。


 第2部はタナトスタワーから魔王モロクが飛び去ったあと、長い時を経たモロク城の地下が舞台となります。いきなり大量の「魔神の影」シリーズが襲ってくるので倒すと、部屋の中にいた女の子(領主の娘)から父親を助けてほしいと頼まれます。部屋を進むごとに「魔神の影」シリーズが襲ってくるので撃退しつつ3マップほど進むと城の地下祭壇のような場所に出ます。


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▲第2部も大量の「魔神の影」との戦闘が。マップが狭いため、第1部以上に範囲攻撃が欲しい感じです。


 ここにも大量の「魔神の影」シリーズがうろついています。実はここはボス戦の舞台なので、あらかじめマップ内を周回して、すべての「魔神の影」を倒しておくといいでしょう。


 マップ中央南側にいるNPC「ロキ」と会話するとボス「魔神の巨影」がマップ中央北側に出現します。この「魔神の巨影」は通常では攻撃がほとんど効きません(1ダメージになってしまいます)。傭兵としてプレイヤーと共に戦ってくれる「ロキの残影」の特殊スキル「マインドブラスター」をヒットさせたあと、数秒~10秒程度の間だけが攻撃のチャンスとなります。


【ポイント】
 Ctrl+Rか、「ロキの残影」を右クリックして出るメニューから「状態表示」を選択し、「skill」ボタンをクリックすると「ロキの残影」のスキルが表示されます。そこに表示されている「マインドブラスター」を通常のスキルと同様にショートカットにドラッグ&ドロップし、登録して使っていくことになります。


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▲傭兵キャラ「ロキの残影」の「マインドブラスター」を当てないとまともに攻撃が通らない「魔神の巨影」。


 傭兵の移動先はAlt+左クリックで指定できますが、「マインドブラスター」の攻撃射程が1セルであるのに対し、「魔神の巨影」の攻撃射程が3と長めなため、「ロキの残影」が一方的に攻撃されてしまい、「マインドブラスター」が当たらないといった状況になることも多く、かなり難しい戦いとなります。「魔神の巨影」自体も、Aspdが高く、1000ダメージオーバーの通常攻撃に加えて、ノックバックするスキルなど、多様な攻撃をしてくるため強敵。コツをつかむまでは、なす術もなく戦闘不能に陥ってしまう可能性が高くなっています。


 なお、「ロキの残影」など、傭兵キャラクター出現時にエラーが出てしまう方は下記の公式サイト該当ページを見て対処するようにしましょう。過去にホムンクルスのAIフォルダをいじったりしたことがある場合に発生する可能性があるとのことです。実は私も初回挑戦時(ずいぶん前ですが)にエラーが出てしまったのですが、『RO』を起動したままでも、フォルダを正常に戻したらエラー表示が消えて動かせるようになりましたので、メモリアルダンジョンの途中でも諦めないようにしましょう。


・支援キャラクター(傭兵)召喚時に「AIエラー」が発生する場合の対処方法について
(『ラグナロクオンライン』公式サイト > ニュース > プレイ情報)
http://ragnarokonline.gungho.jp/news/play/kue8e600000193kj.html

■「退魔神シリーズ」を過剰精錬して+9を目指せ!?


 「退魔神シリーズ」は、+5、+7、+9に精錬するごとに、魔王モロク関連のモンスターへの与ダメージが増加、そして被ダメージが減少していきます。Lv3武器なので、安全圏は+5。これだけでも特化カードを挿した武器くらいの威力はありますが、可能なら+7、欲を言えば+9の過剰精錬を狙いたいところ。


 武器の入手も精錬もコストがほとんどかからないため、気長にやっていくのもアリですが、「退魔神シリーズ」は通常の精錬NPCやホワイトスミススキルの「武器精錬」でも精錬が可能です。コストがかかってもいいので手早く過剰精錬したいという人は挑戦してもいいでしょう。


 なお、必要のない「退魔神シリーズ」は露店で販売することも可能です。使える職業が多いためか、「退魔神の短剣[0]」などは人気で、比較的高値(といってもそこそこのお値段ですが)で取引されているようです。「RO公式ツール・露店取引情報」などで自分の活動しているワールドごとの価格を調べてみるといいでしょう。


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▲まずは比較的到達しやすい+7を1個、それを確保したうえで次は+9に挑戦していくといいでしょう。