『ラグナロクオンライン』では、2016年7月19日(火)の定期メンテナンス終了後に「グラストヘイム メモリアル・ハード」と、それに関連した「超時空エンチャント」が実装されました(詳しくはこちら)。


 「グラストヘイム メモリアル・ハード」とは、過去のグラストヘイムで起こった事件を垣間見るというメモリアルダンジョン、「古(いにしえ)のグラストヘイム」のハードモードのこと。「古のグラストヘイム」は、プレイヤー間では“GHMD”という略称で呼ばれているメモリアルダンジョンで、「時空ブーツ」シリーズの作成・エンチャントに必要なアイテムや、換金率のいい報酬で、金策用のメモリアルダンジョンとして根強い人気を誇っています。


 「時空ブーツ」シリーズは、実装時から人気の靴系防具で、各種ステータス値に応じてキャラクターを強化できる高性能装備。破壊の可能性のある最大4回のエンチャントの最後までたどり着けば、驚異的な特殊エンチャント効果が手に入るとあって、数年越しで挑み続けている人も多いのです。


 もちろん、「時空ブーツ」シリーズのエンチャントに挑戦しない人は、各種エンチャント素材を露店で売ることでZenyが稼げるので、どちらにしても“美味しいダンジョン”となっているわけです。


 今回の「グラストヘイム メモリアル・ハード」では、そんな「時空ブーツ」シリーズに、新たなエンチャント「超時空エンチャント」が登場。スロット付きの「○○の時空ブーツ[1]」に対してエンチャントがつけられるようになりました。また、今までランダムで付与されていた「熊の力」「暴走した魔力」「光速」「鋼鎧」「大鷲の眼光」「幸運な日」といった超強力なエンチャントが、事前に選んで付与できるようになっています。……まぁ、選択はできても失敗する可能性はあるのですが……(笑)。


 実装当初は敵の強さからパーティー向けと思われていたGHMDですが、徐々に敵の行動パターンやスキルが解明され、現在主流なのはソロでの短時間クリア。修羅をはじめとして、さまざまな職業のキャラでGHMDソロクリアに挑戦している方も多いようです。


 このように、人が多く通う人気ダンジョンのハードモード実装ということで、実装前から注目を集めていた「グラストヘイム メモリアル・ハード」。一部では、通常モードのGHMDの金策ダンジョンとしての価値が暴落してしまうのではと不安視する声もありましたが、蓋を開けてみれば、ハードモードのほうはより歯応えのあるダンジョンで、報酬もちょっとだけ美味しいという、“いい感じのさじ加減”になっている模様です。


 公式特設サイトを見ればわかるとおり、GHMDとGHMDハードは、ダンジョンの入場制限が共通で、通常モードかハードモードを選んで入場。また、基本的な流れやストーリーも同一になっており、通常モードをクリアしたことがあれば、会話などもいきなりスキップできるようです。敵モンスターのHPなども通常モードとあまり違いはないようですが、決定的に違うのは敵の攻撃力がかなり高くなっている点。通常モードで、強いキャラを使って敵をかき集めて一気に殲滅していた人が、同じ感覚で挑むと、あっという間に戦闘不能にさせられてしまう、なんてこともあるらしいです。


 とはいえ、基本的な流れは変わらないので、初回に撃沈させられてしまったプレイヤーさんも「この程度なら○○すればいけそうだ」という各人の道筋が見えてきている人も多いようです。


 実装日から1週間、2016年7月26日(火)の定期メンテナンス前までの期間限定で、グラストヘイムに「保険屋のオバちゃん」がやってきていて、5,000zeny支払うことで30分間に限りデスペナルティを1回だけ無効化してくれます。保険のある間に様子をうかがい、クリアへの手応えをつかむのがいいかもしれません。


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▲「グラストヘイム メモリアル・ハード」は通常モードと同様にNPC「フギン」にて作成、入場します。


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▲西側には噂の「超時空エンチャント」を行ってくれるNPC「上級魔法職人」が。



■ハードの話題真っ盛りなのに通常モードにいまさら挑戦です……


 ……と、わかったような説明をしていますが、実を言うと、私はこのGHMDにはほとんど行ったことがありません。


 「はぁ!?」って呆れ声が聞こえてきそうですが……。なぜなのか、それをご説明しましょう。


1.実装当初、パーティーやペアで攻略されていたことから、ソロのソーサラーで活動していた自分にはあまり関係がないかなとスルーした。


2.ソロクリアで金策が美味しいという噂が聞こえてきた当初はギロチンクロスや修羅がメインで、どちらも持っていなかったため、自分にはあまり関係がないかなとスルーした。


3.さまざまな職業でのクリアの噂が聞こえてきた時期、SP回復アイテムや吸収装備(「スキンオブシャドウ[1]」など)、範囲攻撃スキルを使った方法が主流だったため、どれも持っていない自分にはあまり関係がないかなとスルーした。


4.「時空ブーツ」シリーズ自体は、露店で売られていたり、精錬イベントなどがあったこともあり、Zenyで入手できていたので、「これならGHMDに行かなくてもいいな」とスルーした。


5.噂だけは聞いていた「マゴット」湧きエリアを覚えるのが面倒だなぁと思い、そのまま放置し現在に至る。


 ……というコトです。いや、言い訳ですが(笑)。


 しかし、「アーアーキコエナーイ」と耳をふさいでいれば下火になるかと思いきや、まったく人気の衰える様子がなかったGHMD。しかも今回のハードモードの実装で再び注目を集めるという事態に直面することになりました。よくよく調べてみれば、初心者のためのGHMD攻略法や、詳しい解説などを掲載しているBlogやWebサイトも存在していますし、さらに言えば今では自分でも修羅を育てており、SP吸収系装備などもだいぶ揃ってきてしまっている現状がありました。


 これは……挑戦しないでいる理由がなくなってきている……!?


 もちろん、いきなりハードモードに挑戦するのは無謀なので、世間がハードモードの話題でもちきりのなか、こそこそと通常モードのGHMDへの挑戦を開始することに……。数年越しのGHMDほぼ初挑戦が、今、幕を開けています(それでいいのか)!


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▲1F西側をクリアしたあとの1F東側。いろいろな攻略記事を見ていたものの、噂の「マゴットゾーン」を踏んでしまいアウト。「やられて覚えるしかない」と言われるだけあって、最初は厳しい感じですが、「保険屋のオバちゃん」がいる間を利用して、この「マゴットゾーン」くらいは突破できるようにしたいところです。


 というわけで、当BlogではGHMDハードに関する攻略情報などはお届けできないと思いますので、ご了承ください……!


■予想よりもはるかにリスクが少なかった「マヌクエンチャント」!


 7月19日(火)に実装されたのは「グラストヘイム メモリアル・ハード」だけではありません。「ブラディウムブローチ[1]」「ブラディウムリング[1]」「ブラディウムイヤリング[1]」にエンチャントが施せる「マヌクエンチャント」も到来しています(詳しくはこちらこちら)。


 「マヌクコイン」を1枚消費してさまざまなエンチャントを付与する「マヌクエンチャント」。最大3段階のエンチャントが可能で、1段階目と2段階目に失敗の可能性があるものの、3段階目は失敗なし。1段階目の失敗はエンチャント効果が消失するだけで、装備自体は消滅しません。装備消滅の危険があるのは2段階目のみとのこと。


 しかし、実際に試してみると、2段階目で装備が消滅する、いわゆる“大失敗”的な事態はかなり低確率の模様。2段階目でもエンチャント効果が消失する失敗はあるので油断はできませんし、装備消滅の可能性はゼロではありませんが、私自身、数十回ほど2段階目のエンチャントに挑戦した結果、装備は1度も消滅しませんでした。隣で爆破エフェクトを出していた人はいたので、なかなかヒヤヒヤしましたが(笑)。


 2段階目までであればエンチャント効果も無料でリセットできるので、マヌクコインが続く限りエンチャントに挑戦し続けてしまう人も多い様子。


 私としてはメインキャラ用に魔力1、魔力2、Matk+4%というエンチャントを目指したかったのですが、個人的な体感ではどうやら魔力系はつきにくい感じで、なかなか難しそうです。


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▲魔法系に最適な「ブラディウムイヤリング[1]」に、綺麗に闘志1、闘志2がついてしまい、もったいなくてリセットできなくなってしまいました(笑)。3段階目でAtk増加系がつけば神エンチャントなんですが……はてさて。ここまでの結果だけでも露店で売れそうですし、とりあえず倉庫に保管してあります。


 なお、この「マヌクエンチャント」、3段階目までエンチャントしてしまうとリセットできなくなりますが、すぐ隣のNPC「イセナ」が行っている「アイテムエクスチェンジ」を利用すれば、「スプレンディッドコイン」10枚で「ブラディウムシリーズ」の別の装備に変換が可能で、その際、エンチャントも消滅します(詳しくはこちら)。「ブラディウムコイン」と「マヌクコイン」が続く限り、永久機関でエンチャントし続けることも可能というわけです。……もちろん2段階目のマヌクエンチャントで装備が消滅しなければ、ですが。


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▲3段階目に望まない効果がついてしまった場合の最終手段が「アイテムエクスチェンジ」。たとえば「ブラディウムブローチ[1]」ならば「ブラディウムイヤリング[1]」に変換可能(エンチャント効果やカードは消失)なのです。


■その他、「マランエンチャント」に追加ラインナップも!


 一方で、初心者でも気軽に試せる「マランエンチャント」も、対象装備が大幅増加(詳しくはこちらこちら)。入手しやすい「マラン・Aコイン」で手軽にステータスの増強ができるほか、「海神の怒り」を使った「海神の怒りエンチャント」を施せば、さらなるパワーアップも可能。対象武器が多くなったため、詳しくは上記リンク先の公式サイトで確認してみるのをオススメします。


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▲リベリオン用の「ミニーメイ[2]」や「テンペスト[2]」もラインナップに加わっていたので、手持ちの装備にさっそくエンチャント。絶対に失敗せず、装備消滅の危険もないのがありがたいです。


■今週の「コスチュームミッション」のお題は「青いバンダナ[0]」!


 だいぶ長くなってきてしまったのですが、まだまだお伝えしたいことが。まずは「コスチュームミッション2016 7月」(詳しくはこちら)。今月2回目のお題は「青いバンダナ[0]」。先週、「ドラモ マシーン」による入手支援がなかったため、自力作成が必要になりますが、ミッションはクリアできているでしょうか。


 ネックとなる「アノリアンの皮膚」300個ですが、週末に集めきることも可能だと思うので、まだまだ間に合うと思います。


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▲ということで「[衣装] 青いバンダナ」を交換完了です。


 また、今週は、「ドラモ マシーン」にて、来週のお題である「ガラパゴ帽[0]」の入手支援が行われています。「ガラパゴ」は、そのカワイイ姿に似合わずHPが高く、倒すのに時間がかかるため、100体だけとはいえ、挑むキャラによってはそれなりに時間がかかる可能性もあります。できるだけ早めにクリアしてしまいたいところです。


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▲「ドラモ マシーン」の入手支援は来週のお題の「ガラパゴ帽[0]」。


■毎年恒例!? 「ガンプチサマーキャンペーン2016」では予想外に高性能(!?)な頭装備が……!


 ここ数年、夏になると行われている、ファミリーマート限定のガンプチサマーキャンペーン。今年も来るのではと予想されていましたが、見事に予想が的中し、2016年7月19日(火)からスタートしています(詳しくはこちら)。


 毎回、モンスターをモチーフにした強力な頭装備が登場していることでも話題のこのキャンペーン。今回のモンスターは「サキュバス」。装備の効果もかなり便利で、この装備単体を装備しただけの効果を見ても「モンスターを倒した際にHP+500、SP+50」とのこと。


 これまでも、モンスターを倒した際にHPやSPが増加(回復)するという効果はありましたが、今回は増加数値が桁違い。本当にこんなに回復しちゃっていいの!? と目を疑うくらいです。


 また、恒例として、同じタイプのキューペットを連れていることで効果が高まるというものがあるのですが、そもそもキューペットに「サキュバス」は存在していませんでした。しかし、なんと今回のキャンペーンに合わせて、キューペットの「サキュバス」も新規実装(詳しくはこちら)! すでにテイムアイテム「少年の心」も実装されていて、こちらは「インキュバス」がドロップするとのこと。これは……手に入れるしかありません!


 そんなわけで、「インキュバス」の主な狩場である「ゲフェニア 02」が注目されています。


 実は、本来、「ゲフェニア 02」は「ヴァイオリー」や「慰める者」など、さまざまなモンスターが入り乱れて生息しているマップです。しかし、多くのワールドにおいて、暗黙の了解的に、通称「隔離」という処理が行われています。


 もともと「サキュバス」と「インキュバス」はドロップアイテムで金策が美味しいモンスター。この2種類の敵を効率よく狩り続けるために、有志によって「ヴァイオリー」などが「インティミデイト」等のスキルでマップの東エリアに運ばれており、西エリアには「サキュバス」と「インキュバス」だけが残るように、文字通り「隔離」されていたりするのです。


 多くのプレイヤーはこの「隔離」状態を壊さないように利用し、狩りを行っている模様です。


 どのようにするかというと、狩りをするプレイヤーは、基本的に「テレポート」などのランダムワープ系で移動し、たまにマップ東側にも顔を出します。ただし、東側では敵を倒さずにすぐに再「テレポート」。「サキュバス」と「インキュバス」はプレイヤーを感知すると、たまに「テレポート」でランダム移動するため、こうして東側に顔を出すことで、西側にテレポートアウトしてくる(こともある)のです。その他の敵は余計なことをしなければ「テレポート」等を使わないため、基本的には隔離エリアから出てくることはありません。


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▲私の活動ワールドでも「隔離」が行われていました。ほかの敵に邪魔されず、「サキュバス」と「インキュバス」を倒せるので、かなり快適でした。まぁ、目的の「少年の心」は入手できませんでしたが……。ほかのテイミングアイテム同様、ドロップ率は結構低めみたいですね。


 この「隔離」というのは、「セージワーム」狩りのメッカ、「グラストヘイム 室内」などでもよく行われているやり方ですね。みんなよくこういうのを考えるなぁと驚かされます。


 もちろん、これは一部のプレイヤーが独自にやっていることなので、狩り方に強制力はありません。が、たしかに「隔離」状態だと「インキュバス」が狩りやすいです。自分の活動しているワールドで、この「隔離」が行われているようなら、流れに乗って上記の狩り方を試してみてもいいかもしれません。


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▲「ガンプチサマーキャンペーン2016」への参加でもらえる衣装装備「[衣装] ポリンサンバイザー」。夏に合う爽やかなブルーが印象的です。というわけで、私も応募するためにガンプチを買ってきました。例年通り、「長期間プレイに最適な100日パック」を2つ分と、ShopPointを1,000円分で条件を満たそうかなと計画中。