『ラグナロクオンライン』では2017年7月25日(火)に大型アップデート「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」(以下、「EPISODE:TERRA GLORIA」)が実装予定となっています。

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 これは2016年11月に実装された「Episode:Banquet For Heroes ~七王家とユミルの心臓~」の続編となる内容になっていて、メインのストーリークエストでは、ルーンミッドガッツ王国の王位継承の儀式の際に盗まれた王冠「テラグローリア」を巡って物語が展開していきます。また、追加コンテンツに関しても、「Episode:Banquet For Heroes」にて実装された「ニーヴエンチャント」がさらに活用可能になるなど、関連性の高いアップデートになっています。


 さらに、今回のアップデートでは、同時にこれまでBaseLv165だったレベルキャップがBaseLv175に引き上げられることも発表されています。経験値テーブルはどうなるのか、新たに実装されるマップではどれくらい稼げるようになるのかといった点が気になる人も多いと思います。


 そんな感じで期待が高まっている中、ガンホーさんでメディアに向けたテストプレイが行われ、数々のメディアさんに続いて、当サイトにもお声がけいただけました。ということで、今回も取材を敢行してきましたので、その様子をお届けしていこうと思います。


 なお、今回の取材内容はテストサーバーを使用したもので、すべて開発中のものとなっています。紹介した内容は、実装される際には最終調整によって変更される場合がありますので、その点はご注意いただければと思います。


 ご対応いただいたのは、『RO』運営チームの長澤誠吾氏、中村聡伸氏、山本兼寛氏、白川昌平氏、伊藤健氏の5名のみなさん。しかし今回はのっけからビックリする展開が! 通された会議室に入ってみると、全員が「I YUNO」と書かれたTシャツとアロハシャツを身に着けていたのです。「うわっ! それ作ったんですか(笑)!?」と、挨拶もしないうちから吹き出してしまいました。


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▲今回ご対応いただいたガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社『RO』運営チームの方々。左から、中村聡伸氏、山本兼寛氏、長澤誠吾氏、伊藤健氏、白川昌平氏。ちなみにみんなのアロハシャツは白川氏の私物だそうです(笑)。


 さてさて、毎回恒例ですが、確認できた情報をふんだんに盛り込んだ結果、相変わらず長い記事になってしまいましたので、「EPISODE:TERRA GLORIA」のシナリオやダンジョンなどを紹介するこちらの前編記事と、レベルキャップ解放とそれに関連するシステム紹介、そして読者からのご質問を中心としたミニインタビューで構成する後編記事の2部構成でお届けします。ということで、まずは前編をどうぞ。



■盗まれた「テラグローリア」を追って、物語はシュバルツバルド共和国へ!?


 「EPISODE:TERRA GLORIA」の中心となっているのは、やはりストーリークエスト。このクエストを進めるためには、「Episode:Banquet For Heroes」で実装された「七王家とユミルの心臓」をクリアしている必要があります。「七王家とユミルの心臓」の受諾条件はBaseLv70以上で受けられる「異世界」クエストのクリア。それぞれのクエストをクリアしていないキャラクターは今のうちにクリアさせておくといいでしょう(異世界クエスト面倒だなぁなんていう人には朗報がありますので、あとで後編記事も読み進めてみてくださいね)。ちなみに、「七王家とユミルの心臓」では、さまざまな派生クエストがありますが、本編では必要となるアイテムなどはなく、戦闘もほとんど必要ありません(1回だけ、簡単にクリアできる戦闘はありますが)ので覚えておきましょう。


 ストーリー的には、ユミルの心臓を奪うため、ニーヒルを罠にかけて儀式に乱入してきた謎の集団「ハートハンター」の行方を追うところから始まります。手がかりとなるのは、侍従としてプロンテラ城の戦勝祝賀会に潜入していた男。ニーヒルやスピーカ、スキア、クルックスたちによれば、その男はどうやらシュバルツバルド共和国の出身だそうで、まずは調査のためにリヒタルゼンに向かうことになります。もちろん、プレイヤーである冒険者も調査の手伝いを依頼され、リヒタルゼンの空港で待ち合わせと告げられます。


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 ストーリークエストでは、全編に渡って、面倒な移動は省かれるように設計されていて、NPCとの会話後に自動移動や移動用の選択肢が出てくるようになっています。移動のことを気にせずにサクサク物語を進められるのは嬉しいかぎりです。


 シュバルツバルド共和国では、「大統領」クエストで登場した大統領直属の組織「秘密の羽」や、レジスタンス組織であるリベリオンたちと出会うことに。互いに反目している彼らですが、実は今回の一件を解決するためには彼らの協力が不可欠で、冒険者たちはその橋渡しをすることになります。そしてやがて「ハートハンター」たちの黒幕である巨大企業レッケンベル社の影がちらつき……。


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 ストーリークエスト「テラグローリア」の起点となるのは「七王家とユミルの心臓」でもベースとなった冒険者の貴賓室。「七王家とユミルの心臓」をクリアしていればニーヒル、スピーカ、スキアが訪ねてきてクエストが始まります。


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 リヒタルゼンの空港では容疑者捜索の打ち合わせが行われ、冒険者はリヒタルゼンの街中の北および北東部を探索してくるように言われます。その後、中央のデパート前での待ち合わせに。


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 なお、クエストウィンドウを確認すれば次に行うべきこともしっかり記載されています。


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 リヒタルゼンの北方面の路地裏で、侍従だった男らしき人物と謎の科学者が話しているのを目撃。


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 スキアと合流し、報告を行うと、冒険者は侍従だった男を追って貧民街に。ちなみに貧民街へも自動で楽々移動。


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 貧民街では侍従だった男を“処理”しようと襲ってきた刺客を撃退(戦闘なし)。身柄を確保していったんプロンテラ城に戻ることに。その後、王位継承の儀式の際に奪われた王冠、テラグローリアの奪還のため、再びリヒタルゼンへ。リヒタルゼンのホテルでスピーカらとともに「秘密の羽」のメンバーと面会し、協力を仰ぐことになります。が、テラグローリアが運び込まれたというアインブロックの廃工場までは特定できたものの、秘密の羽には圧倒的に戦力が足りないという壁に直面します。そこで彼らが戦力として考えたのが反逆組織のリベリオンたちでした。


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 待ち合わせ場所に赴いた冒険者が出会うのが、なんともインパクトの大きいNPC「レイジー」。ジュノーと教皇様をこよなく愛する謎の人物ですが、その正体は「秘密の羽」のエージェント。行動と言動のわりには案外優秀で、リベリオンとの交渉は彼なしでは進めることはできません。ちなみにプレイヤーキャラクターがリベリオンの場合は、この先の展開においても一部セリフなどが変わる場面があるそうなのでチェックしてみると面白いかもしれません。


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 アインベフでは死にかけていたリベリオンのメンバーを助け、それを交渉材料に使うことを思いつくなどの機転も効かせてくれます。


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 リベリオンの隠れ家である「クラナネミエリー」では「ルッキー」を始めとして数多くのリベリオンたちが活動しており、彼らに協力を仰ぐため、冒険者とレイジーはさまざまな依頼をこなしていくことになります。彼らの協力を取り付けることができれば、テラグローリアが運び込まれたというアインブロックの廃工場に行けるようになるというわけです。


 ちなみに「クラナネミエリー」というのはクラン・アンエネミー・オブ・アライアンスの略称とのこと。


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 その後もクエストを進めていくと、リベリオンたちと共に、廃工場に見せかけられていたハートハンターの軍事基地に攻め入り、陥落させることになります。制圧後の軍事基地を探索していく中で、冒険者は奥にある中央室に向かうことに。廃墟になった部屋を抜けて進んでいくと怪しげな装置に行き着きます。操作の仕方がわからずにいると、スキアが手助けしてくれて、内部への入り方が判明。


 システム的には、ここから先はメモリアルダンジョン形式での進行となります。


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 中央室は研究所といった雰囲気になっており、そこにいたのは「アイゼン・ヴェルナー」と名乗るキャラクター。慇懃無礼といった単語がよく似合う人物で、冒険者を中央室の最奥へと誘うように案内していきます。


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 通路の左右にはアイゼンの“作品”である標本が並べられています。それぞれには名前がつけられていて、青や赤で文字が色づけられています。この名前と色は次の部屋に進むためのカギとなっているのでしっかりチェックしつつ進みたいところ。あとあと役に立つはずなので、初回のうちに名前と色を全部メモしながらいくといいかもしれません。


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 次のエリアに進むための保守コードなるものの入力を行うことに。アイゼンのヒントでは「赤は青に、青は赤に」とのことでしたが……?


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 保守コードの入力は2箇所あり、どちらか一方で失敗するとHPにダメージを受けたうえに最初からやり直しになってしまうとのこと。つまり、2連続で正解しなければなりません。とはいえ、2連続程度なら当てずっぽうでもなんとかなったりするらしく、開発スタッフの中には初見のときに仕掛けの意味を理解しないままでも進めたという裏話もあったそうです。ただし、この仕掛け、メモリアルダンジョン内に何箇所か設置されているので、スムーズに進みたいならしっかりと理解しておくほうがいいと思われます。コード自体はランダムですが、最初に作品の名前と色をすべてメモしておけば問題なく進めるでしょう。


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 手の込んだ歓迎を続けるアイゼンの目的はどうやら冒険者を殺すことのようです。とはいえ、自身が手を下すつもりはないようで、中央室の奥へ奥へと連れられていくことに。そこに待ち受けるのは……!?


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 謎の装置の中心となっているのはやはりユミルの心臓の欠片。どうやらこれがテラグローリアから取り出されたもののようです。しかし、アイゼンが見せたいのはこれではなかったようで……。


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 何もない空間から突如現れたのは甲冑をまとった騎士、セイレン=ウィンザー! アイゼンはセイレンに冒険者を殺すように命じるのですが……。このあとの展開は実際にプレイしてからのお楽しみ、とのことです。気になるっ!


■魅力的な敵キャラクターにも注目のふたつのメモリアルダンジョン


 今回は、前回同様にストーリークエストを進行していく段階で新たなダンジョンが解放されていく形式になっています。実装されるダンジョンは全部で3つ。メモリアルダンジョンである「ハートハンター軍事基地」、「ヴェルナー研究所中央室」、そして通常ダンジョンの「ヴェルナー研究所」。


 基本的には高レベル帯向けのダンジョンになっており、「ハートハンター軍事基地」は入場条件がBaseLv160以上、「ヴェルナー研究所中央室」は入場条件がBaseLv170以上(一部例外あり)、「ヴェルナー研究所」は通常ダンジョンですが、マップ構造は同じものの、BaseLv120から入場可能な若干低レベル版とBaseLv160以上で入場可能な高レベル版の2パターンのモンスター構成が用意されています。その中から、まずはメモリアルダンジョンを見せていただきました。


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▲今回使わせていただいたキャラはBaseLv165でオーラエフェクトが出ていません。経験値も入るようになっており、すでにレベルキャップが解放された状態になっています。


●メモリアルダンジョン「ハートハンター軍事基地」


 「ハートハンター」の軍事基地を制圧した際に広い空間をみつけ、そこをリベリオンたちが訓練施設として改造したもの。ストーリークエストの時点ではこの軍事基地に本気で攻め込むことになりますが、メモリアルダンジョンとして解放されたあとでは、内部ではリベリオンたちの軍事訓練が行われており、そこに冒険者が参加する形になります。入場クールタイムは翌午前5時にリセットされる、1日1回のタイプ。


 訓練は4エリアに渡って実施され、それぞれ進行方法が少し異なります。


 なお、今回はメモリアルダンジョンなどを最後まで見せていただくために、特別な装備を用いて、ダメージをほとんど受けず、敵もほぼ一撃で倒せるような特殊な状態にさせていただいています。キャラクターのHPやダメージ値などは実際のものと異なりますので、気にしないでいただければと思います。


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▲「ハートハンター軍事基地」への入場は「アインブロックフィールド 04」の北北東あたりから。ここには冒険者歓迎室から転送してもらえるようになるとのこと。


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▲第一エリアは警備兵を倒しながら進んでいくというオーソドックスな形式。敵の強さとしてはメモリアルダンジョン「空中要塞」に登場するものよりも少し強い印象とのこと。近接攻撃だけでなく、遠距離攻撃をしてくる敵もいるなど、姿は似ていても、行動にはさまざまな違いがある感じです。なお、敵を倒した際の獲得経験値自体はあまり多くはない模様。


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▲第二エリアでは近づくと爆発してダメージを受ける機械の間をうまく通り抜けていくことに。ななめに突っ切ろうとするとうっかり攻撃範囲に入ってしまったりするので、移動エリアをきっちり直角に曲がっていくのがポイントかも? 1回当たるごとにHPが30%程度減ります。このトラップではHPが0になっても戦闘不能になることはありませんが、スタート地点に戻され、時間のロスになります。また、ミスをしたぶんだけ、このあとに出現する敵が増える仕掛けもあるそうです。


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▲第三エリアでは、ミニマップ上に示された緑のポイントに設置されたスイッチを起動してゴールまで向かうのが目的。


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▲スイッチにはそれぞれ特徴があり、対応した能力値が高いと解除までの時間が短くなるという仕掛けになっています。この「固いスイッチ」はStrが高いほど解除時間が短くなります。なお、スイッチに触れると敵が出現するので、解除する人をパーティーで守るか、いったんキャンセルして敵を倒してからゆっくりと解除しましょう。また、解除用のステータスの高い人でマップ内を分散行動して、手早く片付けるなどもアリでしょう。


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▲「めちゃくちゃなスイッチ」を素早く解除するのに必要なステータスはなんとLuk。ほかには「複雑なスイッチ」がDex、「難しいスイッチ」がIntとなっているそうです。ステータスが120程度もあればわりと素早く解除できるので、出現した敵が近づいてくる前に解除して離脱することもできるかもしれません。


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▲第四エリアは敵が襲ってくる中をゴール地点まで行けばいいだけなのですが、途中、ミニマップ上の緑のポイントにボスが出現していて、これを倒すごとに報酬経験値が増加します。後ほど説明しますが、この増加具合がハンパではないので、できるだけ倒して進むのが望ましいでしょう。ただし、このダンジョンは全行程を10分以内にクリアできればアイテム報酬が多くなるため、クリア時間も重要となります。


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▲その他、マップ内に隠されたコインを発見することで別途報酬がもらえるとのこと。コインは全部で5枚。コイン見つけておくとやはりアイテム報酬が増加します。コインを見つけ、ボスを倒して、全行程を10分でクリアするには、何度も挑戦してキャラの状態と行動を徐々に最適化していく必要があるでしょう。


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▲緑ポイントにいるボスのひとり「ハートハンターリーダー」。ほかの敵よりひと回り大きいのが特徴です。ちなみにこのボスはHPが100万程度となっていて、それなりに強めです。


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▲とりあえずボスを2体ほど倒してからゴール地点のNPC「ユリアン」のもとへ。クリアするかどうか訊ねられるので「まだ続ける」か「終わりにする」から選択。終わりにするを選ぶと終了となります。


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▲10分をオーバーしてのクリアだったので報酬アイテムの「名誉の勲章」は5個(クリア時間と見つけたコインの枚数で増加)。クリアのBase経験値が2,000万、ボス1体につき4,000万……って桁多くないですかこれっ!?


 このメモリアルダンジョンで驚異的なのがクリアの経験値報酬です。ボスをすべて倒してクリアすると合計で3億(300M)ものBase経験値が獲得できるとのこと(クリアで2,000万、ボス7体×4,000万)。BaseLv165以降のハードな経験値テーブルに対して、レベリングに最適なダンジョンと言えるでしょう。


 さて、このメモリアルダンジョン、まだ終わりではありません。


 4行程の訓練を終えると、さらに選択肢が出現し、戦闘訓練に付き合うかどうかと聞かれます。これは「フェンリルとサラ」でもあったように、おまけのボスバトルといった感じ。断ればそのままメモリアルダンジョンは終了となりますが、戦闘訓練に挑めばボスとの戦闘とアイテムドロップの可能性などがあるというわけです。


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▲ユリアンから提示された戦闘訓練。実は事前にストーリー上で出会うことになるあるキャラクターとの戦闘が待ち受けています。


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▲基地を守護することを最優先に考える謎の人物「イーブル」。人間らしからぬ言動の彼女は、身の丈ほどもある黒いデスサイズを操る戦闘スタイルもかなり異質です。ただ、敵と判断しなければ無闇に襲ってきたりはしない様子です。


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▲巨大な鎌を使って攻撃してくるイーブル。


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▲イーブル戦では、ある程度ダメージを与えると戦闘エリアが移動。


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▲実はイーブルは階段の上にいますが、下側に行ってしまうと大量の敵が待ち受けています。


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▲ここのイーブルを倒すと再び戦闘エリアが移動。このようにシーンが変化していくのはビジョウ戦を彷彿とさせますね。


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▲最後のエリアでは周囲にモンスターが出現したり、イーブルの傷が塞がっていったりといろいろな仕掛けもあります。


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▲試しに特殊な装備を外してダメージを受けてみるとこんな感じ。メテオアサルトやヘルジャッジメント、スタン攻撃も使ってくるみたいです。一撃一撃は耐えられないほどではないにせよ、コンスタントに高ダメージを与えてくる敵といった印象で、伊藤氏によると「ギミック的にはビジョウ戦ほどの強さはないのですが、同程度の歯応えのあるボスになっていると思います」とのこと。


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▲戦闘後には報酬として「名誉の勲章」が10個もらえました。負けたイーブルは自分が破棄されるのかと聞いてきますがユリアンはそれを否定。食事を摂るように指示します。一連のイーブルの言動はなかなか人気が出そうな感じですね(笑)。


●メモリアルダンジョン「ヴェルナー研究所中央室」


 制圧した軍事基地内部から行けるようになるのがメモリアルダンジョン「ヴェルナー研究所中央室」。今回紹介したストーリー部分をクリアすることで挑戦可能になります。入場条件はBaseLv170以上(スーパーノービス(限界突破)のみ160以上。詳細は後編記事にて)とのことで、実質的に、アップデート直後は挑戦できず、レベリングをしてから入場可能となります。入場クールタイムは入場後3回目の午前5時経過後で、「最後の部屋」などと同様に3日に1回のパターンです。


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▲ワープリンクからは移動先が選択できます。研究所入口付近を選択すると通常ダンジョンの「ヴェルナー研究所」のほうへと行けるようです。


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▲メモリアルダンジョン「ヴェルナー研究所中央室」を生成するには「ルッキー」に話しかけ、入場は右にある装置で行う模様です。


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▲内部で襲ってくるのはハートハンター警備兵。「過去の儀式の間」に出てくるパワフルスケルトンのようなものとのこと。彼らを倒していくと、ストーリーのメモリアルダンジョンでもあった保安装置の解除が実行できるようになります。保安装置を解除しつつ先に進んでいくと……。


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▲行き着くのはもちろんユミルの心臓の欠片があった装置の前。ここまでくれば戦う相手は……わかりますよね。とはいえ、コアがないからか、具現化されたのは通常の「セイレン=ウィンザー」ではなく、「Y.S.F.0.1セイレン」という敵です。


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▲睡眠やスタン、また、メテオストーム的な攻撃なども使ってくるようで、かなりの強敵。強さ的にはビジョウ以上とのこと。


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▲攻撃速度も早く、さらに、特定の条件を満たすと、なんと2体に増えて襲ってくるという仕掛けもあります。


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▲引き続きHPを減らすと突然「CUTIE」(キューティー)というアトロスに似た敵キャラが参戦してきます。合計3体を相手にしなければならず、さらに難度は高くなります。


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▲「CUTIE」を撃退してもまだ終わりません。周囲の装置から魔法陣にエネルギーが注ぎ込まれ、「Y.S.F.0.1セイレン」のHPが回復してしまいます。


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▲回復を阻止するためには周囲にある「エネルギー制御装置」を破壊する必要があります。これは一度壊してしまえば再生はしないそうです。ただ、「Y.S.F.0.1セイレン」をほったらかしにしたまま装置破壊を優先していると「Y.S.F.0.1セイレン」が増えてしまったりするので、その点は注意しなければならないとのこと。


 詳しくは実装されてからのお楽しみという感じで、今回はほんのさわり程度見せてもらっただけですが、それだけでもかなりの強敵っぷりがうかがえます。


■新AI登場!? 2パターンのモンスター配置に挑む通常ダンジョン「ヴェルナー研究所」

 今回実装されるメモリアルダンジョン以外の通常ダンジョン。構造自体は同じですが、出現するモンスターのパターンの違う2マップが存在しています。


 片方は「実験幼体シリーズ」という、小さめのキメラが出現するマップで、入場条件はBaseLv120以上と、どちらかといえば低レベル向け。といってもモンスターレベルは150前後なので、『RO』全体から見ると高レベル向けではあります。


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▲実験幼体シリーズが出現する、比較的低レベル向け(BaseLv120以上)マップ。進化前のホムンクルスの姿をしていて、見た目は可愛いのですが……。

 もう一方は「実験成体シリーズ」という大きめのキメラが出現するマップ。こちらのモンスターレベルは175前後。今回のアップデートに対応した高レベルキャラクター向けマップで、入場条件もBaseLv160以上になる予定です。


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▲実験成体シリーズが出現する高レベル向け(BaseLv160以上)マップ。こちらは進化後のホムンクルスに似たキメラたちが襲ってきます。

 白川氏は「ここに出現するのはキメラですが、見た目は進化したホムンクルスに似ています。つまり、彼らが習得するあんなスキルやこんなスキルも……あったらイヤだと思いません?」と、とてもいい笑顔で話してくれました。つまり……あるんですね!? さらに、高レベル帯マップのほうの敵は身体が大きいからか、攻撃射程が長めなのも要注意ポイント。ほとんどのモンスターが3~5の射程を持っているようです。


 このダンジョン、特徴的なのはモンスターのAI。たとえば、ターゲットが固定されにくく、手近な対象の間を移動しながら攻撃しまくるといった、これまでになかったような変則的な行動を取るモンスターがいたりします。もちろん全種類がそうというわけではなく、あくまでも特定の種類のモンスターが、ですが。


 そして、後者のマップには、周囲の敵をコルセオヒールのように回復しまくる「ヒューマノイドキメラ」、ほとんど姿を消している「マッターキメラ」、そしてMVPボスモンスターの「ヴェノムキメラ」という強力なボスが出現します。これら3種のモンスターにはカードも実装されるそうです。


 さらに、これらふたつのマップでは多くの敵が後述する「ニーヴ武器シリーズ」をドロップするようになっているとのこと。


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▲左から「ヒューマノイドキメラ」、「ヴェノムキメラ」、「マッターキメラ」。ヴェノムキメラは巨大なキメラの姿ですが、デカいだけとあなどることなかれ。迫力も桁違いです。

■新規実装の装備&アイテムをご紹介


 今回のアップデートでも数多くの装備やアイテムが実装予定となっています。そのうちいくつかを見せていただけたのでご紹介していきましょう。なお、取材時点で見せていただいた画像はまだ調整中のものとのことなので、性能などは記事テキストのほうを参照してください。


・「スナイピングベール[1]」
Mdef+10。
(1)攻撃速度+10%。
(2)MaxHP+15%。
(3)遠距離物理攻撃で与えるダメージ+10%。
(4)遠距離物理攻撃で受けるダメージ-20%。
(5)「アンチマテリアルブラスト」Lv5習得時、追加で「アンチマテリアルブラスト」の再使用待機時間-2秒。
(6)「ハンマーオブゴッド」Lv5習得時、追加で「ハンマーオブゴッド」の再使用待機時間-10秒。
(7)「マススパイラル」Lv5習得時、追加で「マススパイラル」の詠唱時間-2秒。
(8)「スナイピングベール」の精錬値が7以上の時、追加でMaxHP+5%、遠距離物理攻撃で与えるダメージ+3%、遠距離物理攻撃で受けるダメージ-15%。
(9)「スナイピングベール」の精錬値が7以上の時、BaseLvが3上がる度に追加で「マススパイラル」で与えるダメージ+1%、BaseLvが4上がる度に追加で「アンチマテリアルブラスト」で与えるダメージ+3%、BaseLvが5上がる度に追加で「ハンマーオブゴッド」で与えるダメージ+6%。
(10)「スナイピングベール」の精錬値が9以上の時、追加でMaxSP+5%、遠距離物理攻撃で与えるダメージ+3%。
(11)「射向の大袖」と共に装備時、追加で遠距離物理攻撃で受けるダメージ+35%。
(12)「ホルンカード」と共に装備時、追加で遠距離物理攻撃で受けるダメージ+35%。


系列:肩にかける物
防御:18
重量:30
要求レベル:130
装備:リベリオン


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▲リベリオン用の肩にかける物。最大HPと攻撃速度がアップし、各種スキルが強化される高性能装備です。


・「イーブルカード」
火属性攻撃で受けるダメージ-100%。
物理攻撃を受けたとき、一定確率で敵を呪い状態にする。


系列:カード
装備:肩にかける物


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▲ボスであるイーブルのカード。ボスだけあってかなりの高性能。ビジョウカードの水耐性に対してこちらは火耐性。なお、今回実装されるカードは「イーブルカード」を含めて全部で6種類だそうです。


・「Y.S.F.0.1プレート[1]」
Mdef+20。
(1)MaxHP+15%。
(2)「Y.S.F.0.1プレート」の精錬値が7以上の時、追加で「ハンドレッドスピア」の再使用待機時間-1秒。
(3)「Y.S.F.0.1プレート」の精錬値が9以上の時、追加で物理攻撃で与えるダメージ+15%。
(4)「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、追加でスキルディレイ-10%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+50%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+100%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+50%。
(5)「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が7以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。
(6)「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が9以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。

(7)絶対に壊れない。

系列:鎧
防御:180
重量:60
要求レベル:170
装備:ルーンナイト


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▲ルーンナイト用の鎧。このほかにマントとグリーブも存在しており、セットで装備するとさらに強力な効果が期待できるとのこと。


・「Y.S.F.0.1マント[1]」
Mdef+10
(1)MaxHP+15%。
(2)「Y.S.F.0.1マント」の精錬値が7以上の時、追加で「スパイラルピアース」の消費SP-5。
(3)「Y.S.F.0.1マント」の精錬値が9以上の時、追加で攻撃速度+15%。
(4)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、追加でスキルディレイ-10%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+50%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+100%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+50%。
(5)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が7以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。
(6)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1グリーブ」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が9以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。


系列:肩にかける物
防御:15
重量:60
要求レベル:170
装備:ルーンナイト


・「Y.S.F.0.1グリーブ[1]」
Mdef+15。
(1)MaxHP+15%。
(2)「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が7以上の時、追加で「ハンドレッドスピア」の消費SP-20。
(3)「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が9以上の時、追加でMaxSP+15%。
(4)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」と共に装備時、追加でスキルディレイ-10%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+50%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+100%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+50%。
(5)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が7以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。
(6)「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」と共に装備時、「Y.S.F.0.1プレート」、「Y.S.F.0.1マント」、「Y.S.F.0.1グリーブ」の精錬値が9以上の時、追加でスキルディレイ-20%、「スパイラルピアース」で与えるダメージ+100%、「スピアブーメラン」で与えるダメージ+200%、「ハンドレッドスピア」で与えるダメージ+100%。


系列:靴
防御:15
重量:50
要求レベル:170
装備:ルーンナイト


 山本氏によれば「セイレンの着ている防具シリーズですね。セットで装備するアーティファクトの上位版といったイメージになっています。この装備は、さらにエンチャントもできます。エンチャントの内容はプレイヤー耐性や属性耐性といったものもあり、かなり強くできます。セット効果を見ていただければおわかりになると思いますが、最強状態で強化対象のスキル使うと“相手はだいたい死ぬ”みたいな感じになりますよ(笑)」とのこと。この装備に対するエンチャントは「名誉の勲章」などを使って行うことになる模様です。


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▲「名誉の勲章」は、今回のアップデートで実装されるクエストやメモリアルダンジョンでの報酬としてもらえるアイテムで、「王家貢献の証」と同様にデイリーの討伐やクエストなどでも獲得できるようになる予定とのこと。「反逆の箱」という箱系アイテム(ランダムで特定のアイテムを獲得できる)との交換も可能。


・「負傷兵の包帯[1]」
Mdef+5。
(1)Vit+3。
(2)遠距離物理攻撃で受けるダメージ-6%。
(3)人間形モンスターから受けるダメージ-6%。
(4)「負傷兵の包帯」の精錬値が3上がる度に追加で遠距離物理攻撃で受けるダメージ-2%、人間形モンスターから受けるダメージ-2%。


系列:兜
防御:5
位置:上段
重量:40
要求レベル:170
装備:全ての職業


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▲人間形モンスター耐性と遠距離物理攻撃耐性が同時に上げられる装備。最大効果が引き出せる+9まで精錬すると、これまでの装備ではありえなかった両方とも同時に12%の耐性が得られるという超高性能品となります。


・「襲撃者のローブ[1]」
Mdef+10。
(1)魔法攻撃命中時、一定確率で10秒間、「襲撃者のローブ」の精錬値が1上がる度に追加で魔法攻撃で与えるダメージ+1%。
(2)「デイヴィッドシールド」と共に装備時、追加で詠唱時間-15%、魔法攻撃で与えるダメージ+10%。


系列:鎧
防御:35
重量:80
要求レベル:100
装備:全ての職業


a77
▲メモリアルダンジョン「ヴェルナー研究所中央室」で入手できるアイテム「キメラ細胞」をアインベフにいるNPCに持っていくことで入手可能。+9以上に精錬することで「抹消者のローブ[1]」と交換できるという、恒例(?)の装備シリーズ。


・「抹消者のローブ[1]」
Mdef+10。
(1)固定詠唱時間-50%。
(2)「抹消者のローブ」の精錬値が1上がる度に追加で魔法攻撃で与えるダメージ+2%、火属性魔法攻撃で与えるダメージ+2%。
(3)詠唱が中断されない。
(4)「エントヴァイエンカード」と共に装備時、追加で「メテオストーム」で与えるダメージ+50%、絶対に凍結状態にならない。
(5)「デイヴィッドシールド」と共に装備時、追加で詠唱時間-15%、魔法攻撃で与えるダメージ+10%。


系列:鎧
防御:35
重量:80
要求レベル:100
装備:全ての職業


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▲「襲撃者のローブ[1]」を+9まで精錬すると交換してもらえる上位互換の装備。+9まで精錬するとエンチャント効果「暴走した魔力」が成功率100%で付与できます。


・「デイヴィッドシールド[1]」
Mdef+5。
(1)風・地・聖・念・毒属性攻撃で受けるダメージ-20%。
(2)「フェイス」の習得Lvが1上がる度に追加で聖属性攻撃で受けるダメージ+2%。
(3)「襲撃者のローブ」と共に装備時、追加で詠唱時間-15%、魔法攻撃で与えるダメージ+10%。
(4)「抹消者のローブ」と共に装備時、追加で詠唱時間-15%、魔法攻撃で与えるダメージ+10%。


系列:盾
防御:80
重量:50
要求レベル:65
装備:全ての職業


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▲「ヴァルキリーシールド[1]」で防げない属性の属性耐性を得られる盾。


・「帯状の暗器[0]」
(1)Cri+5。
(2)クリティカル攻撃で与えるダメージ+2%。


系列:アクセサリー
防御:0
重量:10
要求レベル:100
装備:全ての職業


・「狙撃手の手袋[0]」
(1)遠距離物理攻撃で与えるダメージ+2%。
(2)スキルディレイ-5%。


系列:アクセサリー
防御:0
重量:10
要求レベル:100
装備:全ての職業


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▲「帯状の暗器[0]」と同じくニーヴエンチャントを付与できるアクセサリー。後述するスロットエンチャントにも対応。


■「ニーヴエンチャント」にも革命が! 各種アクセサリーにスロットエンチャントが可能になる!?


 今回のアップデートでは、「Episode:Banquet For Heroes」で実装されたニーヴエンチャント対応のアクセサリー3種類と、今回実装される「狙撃手の手袋[0]」「帯状の暗器[0]」の全5種にスロットエンチャントが施せるようになっています。


 このスロットエンチャントにチャレンジするためには、アイテムやZenyなどは必要ないようですが、注意したい点がいくつかあります。


1.スロットエンチャントに成功すると以後はエンチャントが付与できなくなる。
2.スロットエンチャントに成功すると装備要求レベルが150に上昇する。
3.スロットエンチャントに失敗すると装備は消滅する。


 スロットエンチャントは、ニーヴエンチャントなどを施したあとでも実行できるので、3種類のエンチャントを付与したあとでスロットエンチャントを行うことで、エンチャント効果のあるスロット付きアクセサリーが実現できます。しかし、スロットエンチャントに失敗すれば装備そのものが消滅してしまうため、悩みどころかもしれません。


 なお、こちらの項目の画像も調整段階のものなので、アイテム性能などは記事テキストのほうを参照願います。

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▲スロットエンチャントを行ったアクセサリーの要求レベルが150になっているのがわかると思います。この状態では新たにエンチャントを付与することはできないので、エンチャントとスロットエンチャントの順番には注意! エクセリオンシリーズを先に精錬してしまった過去がある人などは気をつけてくださいマジで。


 さらに、今回のアップデートではニーヴエンチャントに新しい効果が追加されるとのこと。効果は5種類。クリティカルダメージがアップするものやHitが上昇するものなど、これまでになかったまったく新しい効果のニーヴが追加されるとのことです。


●新ニーヴエンチャントリスト


・名誉のニーヴ(命中)
(1)Hit+20。
(2)精錬値が7以上の時、追加でHit+10。
(3)精錬値が9以上の時、追加でHit+10。
(4)「ダークハンド」と共に装備時、追加でHit+20。


・名誉のニーヴ(回避)
(1)Flee+20。
(2)精錬値が7以上の時、追加でFlee+10。
(3)精錬値が9以上の時、追加でFlee+10。
(4)「ダークハンド」と共に装備時、追加でFlee+20。


・名誉のニーヴ(幸運)
(1)完全回避+3。
(2)精錬値が7以上の時、追加で完全回避+2。
(3)精錬値が9以上の時、追加で完全回避+2。
(4)「ダークハンド」と共に装備時、追加で完全回避+5。


・死のニーヴ(技巧)
(1)遠距離物理攻撃で与えるダメージ+3%。
(2)精錬値が7以上の時、追加で遠距離物理攻撃で与えるダメージ+1%。
(3)精錬値が9以上の時、追加で遠距離物理攻撃で与えるダメージ+1%。
(4)「ダークハンド」と共に装備時、追加で遠距離物理攻撃で与えるダメージ+5%。


・死のニーヴ(幸運)
(1)クリティカル攻撃で与えるダメージ+3%。
(2)精錬値が7以上の時、追加でクリティカル攻撃で与えるダメージ+1%。
(3)精錬値が9以上の時、追加でクリティカル攻撃で与えるダメージ+1%。
(4)「ダークハンド」と共に装備時、追加でクリティカル攻撃で与えるダメージ+5%。


 また、新たにニーヴエンチャントができる装備が追加されます。以下がその一例。


・「金剛石の靴[1]」
Mdef+15。
(1)MaxHP+5%、MaxSP+5%。
(2)人間形モンスターから受けるダメージ-5%。
(3)[金剛石の靴]の精錬値が3上がる度に追加でMaxHP+3%、MaxSP+3%。


系列:靴
防御:15
重量:50
要求レベル:100
装備:全ての職業


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▲ニーヴエンチャントの対象となる靴。これは「名誉の勲章」でもらえる箱系アイテム「反逆の箱」からのみ入手可能。過剰精錬可能な部位なのでエンチャントと「ダークハンド[1]」との組み合わせによってはかなり強力な効果が得られそうです。ちなみにこれはもともとスロットありです。


・「ニーヴハンターボウ[1]」
Matk+170。
BaseLvが175のとき、物理攻撃で与えるダメージ+5%、魔法攻撃で与えるダメージ+5%。


系列:弓
攻撃:160
重量:90
武器レベル:4
要求レベル:170
装備:レンジャー


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・「ニーヴ風魔手裏剣[1]」
Matk+160。
BaseLvが175のとき、物理攻撃で与えるダメージ+5%、魔法攻撃で与えるダメージ+5%。


系列:風魔手裏剣
攻撃:150
重量:35
武器レベル:4
要求レベル:170
装備:影狼 朧


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 靴に加えて、武器にもニーヴエンチャント可能な装備が追加されます。上で紹介した以外にも、全職業分が用意されているとのこと。


「ニーヴクレイモア[1]」……ルーンナイト用両手剣
「ニーヴグレイヴ[1]」……ロイヤルガード用両手槍
「ニーヴジャマダハル[1]」……ギロチンクロス用カタール
「ニーヴウィザードスタッフ[1]」……ウォーロック用両手杖
「ニーヴアークワンド[1]」……ソーサラー用両手杖
「ニーヴホーリーステッキ[1]」……アークビショップ用両手杖
「ニーヴディバインクロス[1]」……修羅用両手杖
「ニーヴギロチン[1]」……メカニック用両手斧
「ニーヴバスター[1]」……ジェネティック用両手斧
「ニーヴシーフボウ[1]」……シャドウチェイサー用弓
「ニーヴハンターボウ[1]」……レンジャー用弓
「ニーヴクロスボウ[1]」……ミンストレル、ワンダラー用弓
「ニーヴ風魔手裏剣[1]」……影狼、朧用風魔手裏剣
「ニーヴライフル[1]」……リベリオン用ライフル


 ニーヴエンチャントが可能ということは両手武器でも耐性関連のエンチャントが付与できるわけで、盾を装備できない職業でも防御が強化可能になります。


 これらの武器はモンスターのドロップアイテムとして入手できるとのこと。さらに、実は、画像にはついていませんが、ランダムオプションが付く装備だというのです。ランダムオプションは4種類で、1項目は属性で、その他3つが追加効果となる模様。


 さらに、新規実装装備では「金剛石の靴[1]」以外にも、「反逆の箱」からのみ入手できる装備が予定されており、山本氏曰く「ちょっとマニアックかもしれませんが、オートスペルが好きな方には嬉しい片手剣装備が3つ予定されています」とのことです。そんなわけで、今回ご紹介しきれなかった装備もまだまだ実装予定となっており、大型アップデートにふさわしいラインナップになっていると言えるでしょう。


 ということで、前編の「シナリオ&ダンジョン編」はここまで。後編記事の「レベルキャップ解放&インタビュー編」では、気になるレベルキャップ解放後の経験値テーブルなども公開していますので、ぜひ続けてご覧ください。