『ラグナロクオンライン』では、2018年4月3日(火)に大型アップデート「新種族 ドラム」が実装予定となっています。今回はそのドラムのテストプレイをさせていただけたので、さっそくレポートしていきたいと思います。


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▲ドラムのイメージイラストはシガタケ氏の手によるもの。“ケモナー”なイラストで有名なシガタケ氏の起用はかなり反響があったとのこと。


 今回ご対応いただいたのはガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の『RO』運営チーム、中村聡伸氏、栗山知也氏、伊藤健氏のお三方。なお、今回ご紹介している内容はテストサーバーのものなので、実装時には記載内容と異なる可能性があります。ご注意ください。



■『RO』初心者にもわかりやすい新種族!

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 ここを読んでいる方はご存知だとは思いますが、『RO』初のプレイアブルな新種族、「ドラム」は猫の姿に似たキャラクター。小さい身体ながらも、「サモナー」という職業として人間に劣らぬ潜在能力を秘めています。


 その一方で、ドラムは初心者向けキャラクターとして、わかりやすく構築されているというのも特徴。


 サービスインから15年以上が経過した『RO』では、数多くの職業、多彩なスキルツリー、ド派手な3次職スキルなど、奥深いキャラクタービルドが楽しめますが、反面、初めて『RO』に触れる人にとっては少々複雑になってきてしまっています。


 特に、転職とスキルツリーに関しては、特定の2次職のスキルを習得するために1次職のスキルを一定レベルまで習得する必要があったりする場合もあり、慣れるまでは少々とっつきにくいこともあります。


 ドラムは、そういった初心者にとってわかりにくい部分を再構築し、初めて『RO』に触れる初心者でもすんなりと理解できるようなキャラクターとして設計されているのです。


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▲種族が増えたことでキャラクター作成画面もリニューアル。左で種族、右で性別、髪型、髪の色を選択することができます。


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▲ドラムの髪型は男女6種類ずつ。より猫に近いタイプの場合は髪の毛のパーツがないため、髪の色を変更することはできないとのこと。ちなみに髪型の変更に関しては専門の技術が必要なため、人間の美容院では行えず、出身地の港町ラザーニャのNPCとイズルードの「シニアスタイリスト」でのみ可能とのこと。(画像はクリックで拡大できます)


 ドラムには「サモナー」という職業しかありません。この職業は転職することなくBaseLv175、JobLv50まで上げることが可能です。そして、サモナーとしての基本スキルをいくつか習得したあとは、物理攻撃系、魔法攻撃系、支援回復系の3スキルツリーのどれかを集中的に伸ばしていくことで、自然とそのタイプに応じたサモナーとして成長させることが可能です。


 また、各スキルは自身の能力に応じて威力が増加するものも多く、初期に習得したスキルであっても、育成終盤で主戦力として活用していけるという特徴もあります。


 「こっちのスキルのほうが強いかもしれないからスキルポイントを温存しておこう」なんて迷うことなく、新たなスキルが取れるようになったらどんどん習得して、新しい攻撃方法を楽しむことが可能です。


 このように、初心者でもわかりやすいキャラクターになっているドラムですが、人間とは異なる大陸からのスタートということもあり、かなり丁寧なチュートリアルも新設されました。人間のチュートリアルエリアである「冒険者アカデミー」よりもグラフィカルかつ細やかに説明してくれるので、初心者は当然のことながら、復帰者にもオススメの内容になっています。


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▲ドラムはパースタ大陸にある港町ラザーニャからスタート。ここはチュートリアルエリアとなるため、まだ人間のキャラクターとは合流できません。このNPC「シェレ」は、人間の初心者修練場のNPC「ファラ」に相当するキャラですね。


 チュートリアルは講習編が12項目、実践編が3項目の計15項目に分かれており、1項目ごとにスキップも可能です(もちろんいきなり全スキップも可能)。スキップしたとしても、途中で獲得できる経験値や装備、アイテムなどはすべてもらえるようになっているので、2キャラ目以降はスキップしてしまってもいいでしょう。


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▲基本操作からしっかり教えてくれます。すでに『RO』を遊んでいる人にとっては知っていて当然の内容ですが、初めてプレイする人にとっては大切なことです。


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▲チュートリアルの項目ごとにスキップすることも可能。いきなり全部スキップしないで、気になる内容があれば話を聞いてみるほうがいいでしょう。


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▲チュートリアルをこなすと経験値がもらえてレベルアップすることも。また、各種装備やアイテムなどももらえ、それらを装備したり使用したりすることで、自然な流れでキャラクター育成の流れを知ることができます。


 チュートリアル中は、オススメのステータス振りなど、初心者への指針なども示されます。もちろん、一定レベルまでならステータスの振り直しも可能なので、いろいろ試すこともできます。


 なお、すでに『RO』を遊んでいる人に向けた情報としては、ドラムはサイズ小型、種族は動物ではなく「ドラム」という専用のカテゴリーとなっています。対人関連では「プレイヤー」のカテゴリーにも属しているため、対プレイヤー特化の武器が有効とのこと。あとで紹介しますが、「グロリアス武器」「アヴェンジャー武器」に替わる対プレイヤー特化の「ブルート武器」も実装される予定です。


 ちなみにドラムの主要武器は「猫じゃらし」で、これは人間の片手杖相当のもの(サイズ補正がすべて100%!)です。ただし、人間用の片手杖、両手杖など、既存の武器カテゴリーのものを装備することはできません。


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▲「初心者用猫じゃらし[0]」など、武器は片手杖相当の猫じゃらし。種類自体は多くないので、育成タイプに合わせて最も強いものを選んでいけばいいとのことです。防具は装備対象が「全ての職業」と「ノービス系を除く全ての職業」、そしてドラム専用のものが装備可能です。


 操作法やゲームルールを学んだあとは、ドラムの冒険の序盤を描いた短めのクエストが展開され、それをこなすとチュートリアルが終了となります。


■『RO』の世界を学びつつ育成サポートもしてくれる自警団を活用しよう!


 さて、チュートリアルを終えると、港町ラザーニャの町中へと転送されます(この時点でBaseLv30、JobLv13になっていました)。装備に関しても「ファルファーレ自警団帽[0]」などといった強力なものももらえてしまいます。この頭装備、ドラム専用ではありますが、時間制限やレベル制限はなく、ずっと継続して使用可能なうえ、MaxHPやMaxSPがグッと上がるほか、モンスターを倒した際にHPSPが回復、5秒ごとにHPSPが回復と、かなり便利なものになっています(冒険者アカデミーでもらえる「[衣装] ビギナー帽」よりもはるかに強いです)。


 ラザーニャの町に出てからは人間のキャラクターとの合流も可能なので、既存のプレイヤーはミッドガルド大陸へと出かけてもいいでしょう。


 しかし、どうやって育成したらいいかわからないという人のため、また、効率よく育成したいという人に対しても、ありがたいサポートが存在しています。それが転送地点から少し南東にいる自警団員オリオというキャラクター。


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▲「育成サポート」と書かれた看板が目印。


 このキャラに話しかけると、後述する「ラザーニャ特産缶詰」などのアイテムをもらったあと、「ストーリークエスト」と「アドベンチャークエスト」というカテゴリーからプレイ可能なクエストを選択できます。

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 「ストーリークエスト」は既存のクエストをレベル帯や物語の順番を追って体験できるようになっていて、レベル上げと最新アップデートまでの物語体験を同時に行うことができます(実装直後はBaseLv100程度までサポート)。「アドベンチャークエスト」はローカライズマップなどのサブクエスト的な位置づけのものや、ダンジョンごとのモンスター討伐など、さまざまな冒険ができる内容になっています。


 これらのクエストでは、既存クエストの報酬に加えて、自警団から追加で報酬をもらえるようになっており、クエストによっては元のクエストの何倍もの経験値報酬や追加でアイテムがもらえることもあるとのこと。この対応クエストの中には、今では元のクエストの報酬が微妙になってしまっているものも含まれていますが、自警団側の報酬は育成に見合う分が追加されているため、過去に実装されたクエストを改めて体験するきっかけにもなっています。


 具体的な説明として、「ストーリークエスト」では、序盤に「プロンテラ地下水道」での「スポア」討伐依頼(このクエストはドラム用に新規で追加されています)から始まって、チャプター2では「マラン島」関連のクエストが提示されます。その中には「ニャンゲーマーズ」も含まれています。ご存知の方も多いと思いますが、「ニャンゲーマーズ」はBaseLv40以上で受けられ、会話だけでクリアできるわりに、報酬経験値でBaseLv70を越えてしまうという超育成向けクエスト。自警団から追加で報酬経験値がもらえるということはさらに成長が望めるということになるわけで……!?


 その他、「ストーリークエスト」では、異世界クエストなど、続く物語の体験に必要なクエストも提示されるようになっています。進行具合によっていくつかのチャプターに分かれていて、2018年4月3日(火)の時点ではチャプター1~4までが実装されます。このチャプター4をクリアする頃にはBaseLv100に到達できるようになっているとのこと。なお、第2弾は2018年5月15日(火)に実装予定だそうです。


 一方、「アドベンチャークエスト」では、上で書いたようにサブクエストやモンスターの討伐、メモリアルダンジョンなど、ストーリーには直接関係ないものの、一度は体験しておきたいクエストが提示されます。


 また、例えば「アドベンチャークエスト」で紹介されるThe Signクエストなどでは、報酬として受け取れる「The Sign[0]」や経験値に加えて、自警団からドラム専用の“「The Sign[0]」を越える装備品”などがもらえるという情報も。ちなみに、「不思議な石片」によるクエストスキップでは元クエストの報酬(この場合は「The Sign[0]」)はもらえませんが、自警団からの追加報酬はバッチリもらえるそうです。2018年3月27日(火)からのゲーム内イベントで「不思議な石片」を集めておくといいかもしれません。


 オリオからクエストを受けるのはいいものの、どこに行ったらいいかわからない、移動が面倒……そんな人もいると思いますが、もちろん、オリオの隣には受けているクエストに応じて無料で転送してくれるNPCも配置されています。


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▲ストーリークエスト、チャプター1のスポア退治。Int30の状態で魔法攻撃系のスキル「マタタビランス」を使用したところこのダメージ。「マタタビランス」はスキルレベルに応じて属性が変わるタイプのスキルで、最大スキルレベルは5。スキルレベル1では念属性です。終盤になっても強力なスキルで、その様子はのちほど……。


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▲オリオと会話した際に「ラザーニャ特産缶詰」なるアイテムがもらえます。これは消費しない消耗品で、使用すると一瞬にしてラザーニャに戻ることができます。ラザーニャにはBaseLv100以下のキャラであればHPSPを回復してくれるNPCもいるので、困ったときにはいったんラザーニャに戻って出直すというのもいいでしょう。


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▲なお、アドベンチャークエストの中にはストーリークエストのチャプターを進めないと受諾できないものもあります。


 このように、主に初心者に向けた導線もしっかりとしており、初心者にありがちな「どうやってゲームを進めたらいいかわからない」という状況を極力なくしている模様です。さらに、ドラム実装記念として、ストーリークエストをチャプター4クリアまで進めると、特別な衣装装備がもらえる期間限定イベントも実施されるとのこと。その他のイベントも実施されるので、詳しくはあとでまとめて紹介します。


 ちなみに、チャプター5以降の実装前に各種既存クエストをクリアしてしまっても大丈夫。5月15日(火)にストーリークエストのチャプター5以降が実装された際、すでに対象の既存クエストをクリアしてある場合でも、ちゃんと追加報酬がもらえるようになるそうです。


■いきなり無茶振り!? ドラムで「ビオスの島」をクリアせよ!


 ひととおりドラムの説明を受けたところで、『RO』運営チームの中村氏から「そういえば植竹さんは先日ブログで「ビオスの島」に挑戦されていましたよね」と尋ねられました。そう、「ラグ・コレ2018」の討伐クエストがあったので挑んでみたのですが、その後、なんとか「死者のメガロドン」を倒せたところで時間切れになっていました。それを伝えたところ、「じゃあせっかくなんでドラムで挑戦してみませんか?」との無茶振りが!


 「いやいや、ていうかクリアできてないし……!」と反論するも、隣で栗山氏が「実は魔法攻撃系スキルを習得したBaseLv150のドラムを用意してあるんですよー」とにこやかにセッティングを始める始末。ああ、だめだこれは逃げられない(苦笑)。


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▲ちょっとお高めの装備もあるのですが、アクセサリーはスロットなし、靴に至ってはカードが挿されていません。長く遊んでいるプレイヤーであれば持っていても違和感のないレベルの装備になっています(SSを撮り忘れましたが、左のアクセサリーは途中で詠唱を中断されない装備に変更しました)。なお、右のアイコンはパッシブスキルの「ニャン魂(にゃんだましい)」。序盤に習得できるスキルで、MaxHPが2,000、MaxSPが200上がるというものです(これだけですでにかなり強い気がします)。


 画像を見てのとおり、スキルは魔法攻撃系のツリーを最奥まで習得済み。とはいえ、初めて操作しているので、どのスキルがどんな効果なのか、じっくり吟味している余裕がありません。とりあえずは栗山氏や伊藤氏のオススメを聞きながら戦いに挑むことに……。


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▲回復アイテムはラザーニャでクエストクリア時などにもらえる「おいしいイワシ」。ドラムにおける「初心者用ポーション」的位置づけのアイテムらしいですが、そこまで大量にもらえない代わりに回復量がかなり多めになっています(とはいえ、50個100個単位でもらえるそうなので積極的に使っていけるはず)。


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▲魔法、物理、どちらの攻撃系ドラムにとっても便利なスキルのひとつが「チャタリング」。AtkとMatkを150もアップし、移動速度も35%増加します。中村氏曰く「アーチャー系で言うところの「集中力向上」と「ウィンドウォーク」を同時にかけた感じ」とのこと。効果時間が30秒とやや短いのがネック。また「ミャウミャウ」という、パーティーメンバー全員が「チャタリング」状態になるという支援系スキルもあります。ただし、攻撃魔法系のスキルツリーにあるスキルなので、物理攻撃系キャラが習得するのは、スキルポイント的にやや厳しいとのこと。


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▲範囲攻撃として便利なスキルが「イヌハッカメテオ」。「メテオストーム」のような魔法攻撃ですが、ダメージは無属性(使いやすい!)。スキルレベルを上げると着弾点が収束していく感じで使い勝手が向上します。問題は消費SPが80と高めなこととディレイが長めなこと。今回は主にディレイカット効果のある装備でデメリットを解消しています。


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▲どのタイプのドラムでも使いやすいのが「うずくまる」(上から3つ目のアイコン)。身をかがめて文字通りうずくまるスキルですが、この体勢になることで、なんと被ダメージを80%も減少できるという超便利スキルです。しかもうずくまっている間もスキルや攻撃が可能。ただし、移動やノックバックをするとうずくまる状態が解除されてしまいます。効果時間も非常に短いので、アイコンで自分の状態をしっかりチェックする必要があります。


d01 今回、画像を見てもらうとわかるように、スキルアイコンの残り効果時間表示が変更されています。これまでは残り時間が2分を切るとアイコン横のゲージが減少していく感じでしたが、今回のアップデートからは残り時間がどのくらいなのか表示されるようになります。なお、1分に満たない効果時間のスキルは最初から残りタイムが欠けた状態で表示されます(今回は「チャタリング」や「うずくまる」などが該当します)。


 また、スキルショートカットも右下をドラッグすることで最大4列まで同時表示が可能。これを待ち望んでいたという人も多いはず。……という証拠の画像は私のミスで撮影できていませんでした。すみません。


 さて、肝心のビオスチャレンジですが、いろいろと便利そうなスキルがあってもすぐには使いこなせませんでした。とはいえ、どこでも使えそうな基本戦術として、「チャタリング」しつつ敵をある程度まとめてから、「うずくまる」を使用。被ダメージを抑えつつ単体なら「マタタビランス」、複数なら「イヌハッカメテオ」を連打するという感じで戦っていきます。


 「うずくまる」状態なら、生者シリーズの敵を3~4体抱えても被ダメージが2桁! ほとんど回復アイテムを使わず「新鮮なエビ」の自動回復だけで乗り切ることができました。


 ……この時点で私のメインキャラより余裕で強いんですが……(笑)。


 「イヌハッカメテオ」は強力な範囲攻撃ですが、前述のとおりSP消費が大きいのがネック。今回は慣れていないこともあってややゴリ押し風味で、SP回復アイテムをボリボリと食べながらの進軍になってしまいました。いわゆる“季節回復剤ドカ食い状態”の攻略と似た感じです。


 まぁそれでもなんとか昼エリアを越えて夜エリアの決戦マップへ。死者シリーズはそれなりに強いものの、こちらも複数抱えているにも関わらず、「うずくまる」状態なら被ダメージは相変わらず2桁……! ボスモンスターには効きませんが、敵の攻撃力を低下させる「イヌハッカシャワー」というスキルもあるので、重ねて使えればさらにダメージを減らせる模様です。もちろん、今回はそんな華麗な攻略にはほど遠い、焦りまくりの綱渡りでしたが。


 死者シリーズ30体×3種類を倒すにはさすがに少し時間がかかりましたが、それでも自分自身で複数を抱えて範囲攻撃が可能なので、制限時間的にはソロでも問題ありません。攻撃力の高い死者シリーズを5~6体抱えてもじゅうぶん耐えられたのは驚きでした。「うずくまる」の効果時間が切れると大変なことになりますが(笑)。自分のソーサラーで挑んだときは1体ずつしか相手ができなかったので、かかった時間で比べると今回のドラムのほうがかなり早い感じです。

 なお、「うずくまる」と「チャタリング」は効果時間は短いものの、効果時間内の更新が可能なので、SPさえあれば常時使用していくことができます。


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▲夜マップで「死者のメガロドン」相手に被ダメージ2桁。初心者向けと言いつつ3次職にもまったく引けを取らない……いや、むしろかなり強い印象。なお、画像中で使用している地面設置系の「ニャングラス」は範囲内の敵のDefやMdefを低下させるスキル。その見た目から、プレイ中は「草生やしましょう」とか「草不可避」とか言いながら使っていました(笑)。


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▲ついに「死神アンク」の登場。自分のソーサラーではまだ倒したことのない相手です(主に時間切れのため)。


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▲「レノヴァティオ」のように持続回復をする「新鮮なエビ」。支援回復系のスキルですが、スキルツリー的に浅いところにあるので他のタイプでも習得可能。


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▲「死神アンク」は不死4なので、火属性の「マタタビランス」を使ってみたらこのとおり。魔法攻撃系初期に覚えられるスキルにも関わらず、終盤でも使えるというのがおわかりいただけるであろう威力です。魔法攻撃系のスキルツリー最奥にある「大地の魂」というスキルを習得していると、「マタタビランス」使用後には一定時間、移動速度が大幅に増加する(「速度変化ポーション(UP)」程度)など、さまざまな追加効果もあるとのこと。


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▲前述のとおり、「マタタビランス」使用後は一定時間移動速度がアップするので、「死神アンク」の「Mコメット」も詠唱中に余裕で範囲外へ離脱可能。もちろん装備の効果もありますが、主に「うずくまる」のおかげで被ダメージも200程度。「うずくまる」をしていない状態では1,000程度のダメージを受けました。


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▲てなワケで、特にピンチに陥ることもなく、「死神アンク」撃破です。まじかー。初撃破が取材先でした(苦笑)。SP回復アイテムと、今回と似たような装備を整えれば、自分のキャラでもクリアできちゃうってことですよね。これは……ドラム育成するしかないでしょう……!


 というわけで、床ペロ(戦闘不能)して終わるかと思いきや、(多少危ない場面はあったものの)初めて触るキャラで初めて挑むボスにわりと余裕で勝利してしまうという結果になりました。スキルの選択肢や武器のバリエーションは人間の職業に比べてやや少ないものの、そのぶん非常にわかりやすく、初心者でもかなり強くなれてしまう予感がします。


■新規実装カードと気になる「ブルート武器」とは?


 今回新たにカードも実装されるとのことで、そちらも見せていただけました。まずは「ビッグエッグリンカード」。ラザーニャ周辺にいる巨大なエッグリンでMVPモンスターとのこと。精錬値に応じてすべてのステータスが上がるということで+10精錬の頭装備に挿したいカードですね。


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▲「ビッグエッグリンカード」。MVPモンスターですが、どのくらい強いのでしょうか?


 「突撃バジルリスクカード」はいわゆる3減盾の新シリーズで「プレイヤーからの被ダメージを30%減少させる」というもの。攻城戦において本格的にドラムが参入してくると必要になってきそうですね。


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▲「突撃バジルリスクカード」。頭の葉っぱがバジルらしいです。


d05 さて、今回実装される新装備はドラム用のものがほとんどですが、「ブルート武器」は人間が装備するアイテムです。こちらは、同じタイプの「グロリアス武器」「アヴェンジャー武器」と交換して入手するもの。「グロリアス武器」や「アヴェンジャー武器」は人間形の相手に有効な武器ですが、今回実装される新種族、ドラムには効果がありません。そこで、プレイヤーに対して効果を持つ武器が新たに実装されました。それがこの「ブルート武器」なのです。


 ただし、「ブルート武器」は人間形のモンスターには効果がありません。もし「グロリアス武器」や「アヴェンジャー武器」を対モンスター用に使っている場合には「ブルート武器」には交換しないほうがいいでしょう。逆に攻城戦など、主に対人戦にのみ使用しているという人は「ブルート武器」に交換したほうがいいと思われます。


 期間限定ですが、実装直後には「グロリアス武器」や「アヴェンジャー武器」の精錬値を引き継いだ「ブルート武器」に交換可能なイベントが実施されるとのこと。もし交換を考えている人はイベント中に交換しておいたほうがいいでしょう。


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▲「ブルートハンターボウ[0]」。


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▲「ブルートスピア[0]」。


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▲「ブルートモーニングスター[0]」。


■ドラム実装に合わせたキャンペーンやイベントも目白押し!


d03 ドラムが実装される2018年4月3日(火)から実装を記念したイベントやキャンペーンも多数行われる予定になっています。


 まずは16日間連続のRAGホーダイ。「RAGホーダイ」とはプレイ利用権のないアカウントでも無料でログインできる時間帯のこと。ドラム実装直後は毎日19時から25時までは誰でも『RO』にログインすることができます。もちろん、ドラムを作成して育成することだって可能です。特に、4月3日(火)のサーバーオープン予定時間の15時からは、翌々日の午前1時まで、34時間連続のRAGホーダイとなっているため、プレイ利用権のないアカウントでも、実装直後にスタートダッシュな感じでドラムの育成が可能です。


 また、おなじみのスタンプラリーも実施。今回は参加宣言をするだけで衣装装備がもらえるとのこと。もちろん、無料ログイン状態でも衣装装備はもらえます。が、スタンプラリー本体に参加するにはプレイ利用権を購入してあるアカウントである必要があります。


 ドラム実装に合わせて、ドラムのコーデコンテストも実施。こちらは昨年の「ラグ・コレ2017」で行われたTwitter連動キャンペーンを踏襲したもの。「自動映写機」による新フレームも用意され、スクリーンショットをハッシュタグとともにTwitterに投稿して、ドラムのファッションを競います。


 ファッションといえば外せないのはやはり衣装装備。15周年記念で行われた「15th復刻コスたまカーニバル」と同様の感じで「コスたま」が25種類ほど復刻されます。NPC「プレミィ」の再登場やコスたまシールによるおまけなども実施されるとのこと。


 さらに、今回は動画コンテストも実施。専用コードを記載してYoutubeなどにアップされたドラムに関する動画で人気投票を行うとのことです。こちらは投稿者だけでなく、人気投票に参加するだけでもメリットがあるそうなので、キャンペーンが告知されたらチェックをお忘れなく。


 ゲーム内では、前述したようにドラムの育成サポートのストーリークエストを、第2弾が実装される5月15日(火)までにチャプター4をクリアすることで、特別な衣装装備がもらえる期間限定イベントも実施されます。なお、チャプター4のクリア条件を満たすだけであれば、熟練プレイヤーなら1日程度で行けてしまうかもしれないとのこと。キャンペーン期間が長めなのは、初心者がしっかりストーリーを読みながら楽しむくらいの余裕をもたせた日程になっているからとのことなので、新規プレイヤーでも慌てなくて大丈夫のはずです。


■突撃Q&A番外編! ドラムに関する質問への回答も!


 最後に、ドラムに関して、当サイトに寄せられた読者さんからの質問にお答えいただきました。


――ではまずRollBackさんからの質問です。


●「ドラムの結婚システムの利用」は「ドラム同士のみ利用可能」なのでしょうか? それとも「人間の異性との結婚も可能」なのでしょうか? もしくは「種族、性別関係なしに結婚可能」なのでしょうか?


★栗山氏:

 ドラム実装直後にはドラムは結婚はできない予定です。しかし、時期まではまだ言えないのですが、のちのち種族に関わりなく結婚が可能になるようにする予定です。


――ドラム同士はもちろん、人間とドラムでも結婚ができるようになるということですね。では次は匿名希望さんから質問がいくつかきています。


●ひとつのアカウントで種族を選べるようになるのでしょうか?


★栗山氏:

 これは今回レポートしていただいているように、問題なく作成可能です。


●レベルの低いドラムは冒険者アカデミーで初心者に分類されますか?


★栗山氏:

 ドラムには専用のチュートリアルがありますので、冒険者アカデミーには入学できません。ですので、アカデミー内の施設などは基本的には利用できません。


――アカデミー内に入ることもできないんでしょうか?


★栗山氏:

 メモリアルダンジョン「ネコリンの秘密研究所」もあるので、そちらも含めて入れるように調整中です。ただ、その他のコンテンツのほとんどは利用できないと思っていただいたほうがいいと思います。


★伊藤氏:

 あ、でも買い物などはできますよ。


●クエスト「ファンタスマゴリカ」と「地下遺跡アドベンチャー」の開始条件はどうなるのでしょうか?


d06★栗山氏:

 開始条件に職業が指定されているクエストなどは、ドラムの場合、BaseLvで調整するようになっています。たとえば、例に挙げられている「ファンタスマゴリカ」などは人間は3次職相当のキャラが基準になっているので、ドラムの場合はBaseLv90以上で受けられるようにしています。


――逆に、人間が受けられるクエストなどで、ドラムが受けられないというものはほとんどない……?


★伊藤氏:

 いえ、一部だけですがあります。


★栗山氏:

 ドラムは最初から3次職や影狼、朧、リベリオンなどに近い扱いですので、そういった職業が入れないような場所には入れないようになっています。例えば、「悪夢のグラストヘイム カタコンベ」や「オークの記憶」といったものがそれに当たります。ドラムで挑めるようにしてしまうと、3次職相当のキャラでこれらのダンジョンに挑む感じになってしまいますので。


★伊藤氏:

 同様に、攻城戦TEにも参戦できません。


――なるほど、低レベル設定の場所には入れないという感じなんですね。


★栗山氏:

 そうですね。高レベル向けのダンジョンやメモリアルダンジョンなどには問題なく挑戦することができます。


●メモリアルダンジョン「英雄の痕跡」はドラムでも入れるようになりますか?


★栗山氏:

 こちらも可能です。入場条件に関しては、拡張職に準拠したり、3次職の場合はドラムのBaseLv90が相当する感じになっています。条件は最終調整中ですので、細かく変わる可能性はありますが、基本的に3次職が入れるメモリアルダンジョンならドラムでも入れます。入場条件はドラムのBaseLvで判定することになる、とお考えいただければ。


●ドラムでは「エーギルアーマー[1]」といったエーギル系の装備は使えるのでしょうか?


d07★伊藤氏:

 おおっ、なかなか濃い質問ですね。実はアップデートのタイミングで、エーギルシリーズの装備条件が「全ての職業」に変更になります。ですのでドラムでも装備可能です。


★栗山氏:

 ドラムが装備可能なものを整理したところ、エーギルシリーズも装備できるようにしても問題ないだろうということになりました。表記としては、ドラムが装備できるのなら「全ての職業」に変更したほうがわかりやすいだろうということで、変更することになったんです。もともと、装備の必要レベルが110という装備ですので、今までの表記も、わかりやすくしようとして「3次職、影狼、朧、リベリオン、スーパーノービス」となっていたんですね。ですので、仕様が変わるというよりは、単純にドラムでも装備できますよという感じです。


――ということは、今回のアップデートで装備可能職業が「全ての職業」に変更されるほかの装備もあったりするのでしょうか?


★伊藤氏:

 いや、むしろエーギルシリーズの表記だけが特殊だったという感じなんですよ。当時としてはわかりやすくするための工夫として、わざわざ職業名で表記していたのですが、もともと性能的にはBaseLv110以上であればどの職業で装備しても問題ないバランスになっていたんです。


――なるほど。ということは、今回のドラム実装に合わせて表記ブレを修正したという感覚で考えればいいでしょうか。


★伊藤氏:

 はい。そういう感じで考えてもらっていいと思います。


――わかりました。いろいろとお答えいただきありがとうございました。


 ということで、やや駆け足ながらも、「新種族 ドラム」アップデートの内容を先行してお届けしてきました。いかがだったでしょうか。昔はそうでもなかったのですが、時代の流れか、いつのまにか初心者にとって少しハードルが高いと言われるようになってきた『RO』(いや、PC用MMORPG全般が、ですかね?)。最近のソーシャルゲームに疲れてしまった人が「やっぱり『RO』がいい」と復帰するといった光景も見られるようになってきた昨今、ここで初心者&復帰者にオススメの「ドラム」が実装されるのはいいタイミングかもしれません。


 今まで「『RO』を人に薦めたいけれど、なかなかきっかけがなぁ……」と二の足を踏んでいた方も、「初心者向けの強くて可愛い新種族が実装されたんだよ」という誘い方ができるようになったと思います(笑)。『RO』をプレイしたことのある人もない人も、友人を誘って冒険に出てみるのはいかがでしょうか。


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▲今回取材にご対応いただいた『RO』運営チームのお三方。左から伊藤健氏、栗山知也氏、中村聡伸氏。