3月某日、ガンホーさんより「ドラム実装のPRを兼ねて、最上もがさんがいらっしゃるんですけど、よければ取材に来ませんか?」とのご連絡をいただきました。最上もがさんといえば、電ファミニコゲーマーさんのこちらのインタビューでも語られているように『ラグナロクオンライン』のコアゲーマーとして話題の人!


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 最上もがさんをご存知ない方は「芸能人なんだし、“遊んだことあります”程度じゃないのー?」と疑うかもしれません。しかし、取材部屋で待っていたのは、数十分前に初めて触ったドラムのキャラクターで「戦死者の墓」に挑もうとしている最上もがさんの姿でした。ていうか、なんでいきなり「戦死者の墓」!?


 「戦死者の墓」は現役プレイヤーでもかなり難度の高いダンジョンとして知られる場所。強力なスキルを操る敵は、対処を間違えると、たった1体にパーティーが全滅させられかねない難関です。操作法はもちろん、使い慣れたキャラクター、専用にカスタマイズした装備などを持ち込んでようやく五分に渡り合えるのです。

「最近よく遊んでいる“獄”に行けますかって聞いたら、運営チームの方が行けるというので……(笑)」と笑顔の最上さん。


 そもそも「戦死者の墓」を“獄”という通称で語る時点で確実に『RO』のコアプレイヤーです。


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 別室からテストサーバーにアクセスしている運営チームの方々とともに、パーティーメンバーの支援回復担当として「戦死者の墓」へ。今回は壁役、物理攻撃役、魔法攻撃役など、それぞれ特化したBaseLv170、JobLv50のドラムの5人パーティー。普段はアークビショップを中心にプレイされているということで、今回も支援回復タイプのドラムを操作することになったとか。回復や支援を的確に飛ばしつつ、戦闘不能になったキャラには素早く「サテ」(戦闘不能から復帰させる回復アイテム)を使用するなど、運営チームの方も感心するほどの対応っぷり。


 ドラムのみの5名で、安定して「戦死者の墓」を進んでいくパーティー。運営チームの方々もなにかあれば助け舟を出せるように最上さんのそばで待機していましたが、まったくその必要はなく、彼女のゲームプレイをただただ感心しながら眺めています。


 本当に今日初めてドラムを触ったんですかという質問には、操作に忙しい最上さんに代わって運営チームの中村聡伸氏が答えてくれました。「チュートリアルも含めて30分から1時間弱でしょうか。さっき軽く練習で挑んだ際よりも格段に動きがよくなっていて驚いています」とのこと。


「うわー、この「大トロ」の回復力いいなー、羨ましい! 今、“ハイネス”って行っても20k(2万)くらいじゃないですか。それよりも回復量多いですよねこれ!」


 支援回復タイプのドラムにはMaxHPを50%回復する「大トロ」というスキルがあり、その回復量に驚く最上さん。MaxHPの量によってはアークビショップの「ハイネスヒール」を上回る回復量だということに驚きを隠せない模様です。「「セイフティウォール」がないので「インティミデイト」への対抗策がないのが痛いですけど、状態異常を簡単に回復できるのがいいですね」と、支援回復型ドラムのポイントを的確に見抜いていました。


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 ひとしきりプレイをしたあと、スタッフさんが「ではそろそろ……」とプレイの中断を呼びかけるも、支援役としてのサガか「敵の湧きが続いていて……ひと段落するまでちょっと待って!」とPCから離れようとしません(笑)。テストサーバーでのプレイなので、わざと全滅してしまってもいいのですが、支援としてのプライドがそれを許さないのでしょうか。結局運営チームの方が「大丈夫、最上さんのキャラが「蝶の羽」で飛べばみんなすぐに戻りますから!」と説得(?)してラザーニャへと帰還し、テストプレイは終了となりました。


 体験プレイを終えた最上さんに、『RO』やドラムについてお話をうかがうことができました。『RO』をプレイしたことのない最上さんファンにはわけがわからない話も多いかと思いますが、逆に『RO』プレイヤーが読むと、最上さんがどれほど濃い『RO』プレイヤーなのかということがよくわかると思います。


 ちなみに今回の取材で一番驚いたのは最初に最上さんにご挨拶した際に「あ、読んでますー」と言われたことでした。わーい、最上さーん、見てますかー?



■作成からたった2日でアークビショップをBaseLv170にしてしまうコアプレイヤー!?


――最上さんは『RO』へはいわゆる復帰組ということですが。


★最上もがさん(以下、最上さん)
 はい。昔プレイしていたキャラはいろいろ行き詰まってしまったので、フレンドと一緒に人の多いワールドで新たにキャラを作ったんですよ。その方はレンジャーで、自分はアークビショップで、2ヶ月くらいはペア狩りみたいなことをしていました。でもやっぱり装備がないと行き詰まる感じになっちゃって、そこで「ラグ缶(装備などが当たるクジ系の有料アイテム)」に手を出して(一同笑)。


――手を出して、って(笑)。


★最上さん
 あと、手っ取り早く強くするには何がいいかなって相談したときに「パッケ()や!」って(笑)。


※編注:パッケージアイテムの略。『RO』ではアイテムチケット付きパッケージが販売されています。強力な装備が手に入り、また露店で販売することでゲーム内マネーを手に入れることもできます。


――運営チームの方が苦笑いしていますが……確かに初心者や復帰者が手っ取り早く装備やZeny(『RO』のゲーム内マネー。ゼニーと読みます)を手に入れるにはそれが最短かもしれませんね。


★最上さん
 初期のゲーム内資金や装備なんかはそうやってそろえて、あとはダンジョンに篭ってレアを狙ったりして遊んでいましたね。でもレベル帯が上がってくるとやっぱりペアだとできることが限られてきちゃって、ギルドを探すことにしたんです。最初はまったり系のギルドに入れてもらったんですが、そこがメンバーさん同士の恋愛がらみでちょっとごたごたしまして(苦笑)。


――ネトゲあるあるですねぇ。


★最上さん
 ですねー。で、その後、攻略系のギルドに入れてもらって今に至る、と。最近は「夢幻の迷宮」や「獄(戦死者の墓)」ばっかり行ってます。


――最初に行き詰まったとおっしゃいましたが、それはどのあたりですか?


★最上さん
 冒険者アカデミーやレベルアップボックスからもらえる装備だけだと、まず3次職になるのに時間かかるじゃないですか。今はもう1日でいけちゃいますけど(笑)。当時は復帰したてで新鮮だったので、伊豆(イズルード海底洞窟)に篭ったりして育てていたんですね。でもやっぱり3次職になってBaseLv130くらいで心が折れましたね。ただ、キツイなーと感じていたのはBaseLv110くらいあたりからだったと思います。「戦闘教範(獲得経験値がアップする有料アイテム)」使いまくってレベル上げしていました。その頃、ちょうどギルドに入ったあたりだったんですけれど、ギルドメンバーさんからメモリアルダンジョンを周回して育成するということを教えてもらって。ジタ(メモリアルダンジョン「悪夢のジターバグ」)など、メモリアルダンジョンによっては、経験値公平パーティーではなくても、クリア報酬だけですごく経験値が入るので驚きましたね。


――BaseLv110くらいからメモリアルダンジョンで育成というのは運営チームの考える理想の形になっている気もしますね。行き詰まったとおっしゃっていたBaseLv130という区切りにおいても、今はロックリッジ(2017年11月にアップデートされた追加マップ。高レベル帯へのジャンプアップが期待できるクエストやダンジョンが多数実装)がありますからね。


★最上さん
 そうなんですよね! 今はもうBaseLv130まで上げればひと仕事終えた感じになります。で、BaseLv150から160あたりでまたちょっとキツくなってきて……。


――160になるとロックリッジの新しいクエストやメモリアルダンジョン「ハートハンター軍事基地」など、次のステップの狩場が解放されるので、再び上がりやすくなると。


★最上さん
 最近は「名無し(名もなき島の「修道院」の通称)」によく行っているんです。新しくアークビショップを作って2日でBaseLv170にしたりとか、我ながらバカなことしているなと思いつつ(苦笑)。


――ええっ、2日で170ですか!? それは結構ツラいと思うんですけど。


★最上さん
 ええ、結構大変でした。でも10時間くらい篭ったらいけましたよ。というのも、今アークビショップを5体持っているんですけど、ギルドでメモリアルダンジョンを回すとクールタイム(再入場待機時間のこと)のせいで行けない場合が出てきてしまって。それならもう1体作っちゃおう! って。それでも最近は足りなくて、いっそのこと1アカウント全部アークビショップにしちゃおうかなとか思い始めています。


■新たに増えたキャラクタースロットにはドラムを作ります!


――今回、ドラム実装によりキャラクタースロットがひとつ増えますが、アークビショップを作りますか? それともドラムを作りますか?


★最上さん
 ドラムを作ります!


――話がようやくドラムにたどり着きました(笑)。ドラムの印象を教えてもらえますか。


★最上さん
 とにかく可愛いです! 画像が公開されてからずっと気になっていたのですが、昨日もギルメンたちと一緒にそんな話をしていました。結構期待している方は多いと思いますよ。ただ、スキルって見ただけじゃ使用感がわからないじゃないですか。今回こうして体験させていただいて思ったのは「めっちゃ万能だな!」ってことでした。確かに、3次職の特化した支援キャラに比べると、できることは少なくなりますけど、それでもドラムだけのパーティーで、「戦死者の墓」で安定して戦えたのはビックリしましたね。しかも今回使った装備もそんなに高級品じゃないですし。アクセサリーは見たことのない新規装備だったので入手難度が気になるところですけど!


★『RO』運営チーム・中村氏
 えーと、実はドラムのアクセサリーはほとんどがNPCからの購入という仕組みになっていまして……強さによって変わりますが、モノによっては数百M(数億)zenyという感じです。あ、でも特定のクエストをクリアすると自警団からもらえたりすることもありますよ。


★最上さん
 数百M……(苦笑)。


――また話が濃い方向へ……(笑)。ところで、ドラムは髪ありのタイプと猫タイプの顔がありますけど、どちらを作成しようと思っていますか?


★最上さん
 ほんっとそれ困ってるんですけど! 今日のキャラ作るときにもすごく悩んだんですよ。でも、猫顔タイプは他人と被るかもしれないし、やっぱり髪の毛の色のバリエーションがあるほうがいいかなと思っています。衣装も気になりますねー。


――ドラム実装に合わせて「コスたま」の復刻もあるそうです。


★最上さん
 えっ、そうなんですか! (真剣な顔で)回さなきゃ……!(一同笑)


★『RO』運営チーム・中村氏
 実は、ドラムはBaseLv175になったときに新規衣装装備をもらえるんですよ。


★最上さん
 えーっ! 175かぁ……(遠い目)。自分のキャラで1体はなんとかBaseLv175にしようと頑張っているんですけど、結構大変です。今BaseLv173なんですけど、次にレベルが上がったら30分で10%稼げていたのが5%相当になるのかと思うと……。でも昔は1時間で1%とかでしたよね。当時の自分よく頑張れてたなって(笑)。


――ドラムが実装されたら今のキャラの育成とドラムの育成、どちらを優先しますか? 以前、インタビューで手持ちキャラをほとんどBaseLv170に上げるのが目標とおっしゃっていましたが。


★最上さん
 あ、もうだいたいBaseLv170になっちゃいました(笑)。それよりも、ギルメンと、ほとんど毎日のように夢幻の迷宮に行っているんですけど、昨日の夜に「ドラム来たらどうする?」って話になって。夢幻行きを週に2回程度に抑えてドラム育成をしようかなという感じになっています。


★『RO』運営チーム・中村氏
 ドラムが2日くらいでBaseLv170行きそうな勢いですね……(苦笑)。


★最上さん
 やっぱり支援回復型を作りたいので、そうすると2PCで引き上げ用キャラを(別アカウントで)作るかなー……。あ、でもきっとギルメンもみんなドラムを作るからパーティーで上げたほうが楽しいですね。街にドラムがあふれるんだろうな。楽しみだなー。


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■『RO』をもっともっと盛り上げたい!


★最上さん
 でも、『RO』に復帰した当初は、やっぱり昔に比べて人が減っているのが寂しくて、自分のファンの人にもちょいちょい「2週間無料でできるからやってみて!」って呼びかけたりしていました(笑)。あんまりしつこく言うと引かれてしまうんですが、それでも言いたくてうずうずしています。実はこっそりと『RO』のブログなども作ってみたりしたことがあったんですよ、正体を隠して(笑)。初心者講座とか、殴りアークビショップ育成とかの記事を書いてみたり。それもちょうど「ラグ缶」で強いアイテムが手に入ったからだったりするんですけど。そのブログ自体は結局続かなくてやめちゃったんですけどね。


――「ラグ缶」はわりと購入されるほうなんですか?


★最上さん
 「ラグ缶」はもう、ちょっとやばいですね。額が……。しかも買いすぎてしまっていてアイテムがまだ消化できていないという……。


――アイテムIDのまま塩漬けになっていると!?


★最上さん
 期限切れまではまだ時間があるので。だってそうしないとゲーム内の倉庫があふれちゃうんですよ!


――「コスたま(衣装装備が当たるクジ系有料アイテム)」と「ラグ缶」だとどちらを多く買われていますか?


★最上さん
 「ラグ缶」です! 復帰当初は衣装装備なんて自分には贅沢だって思っていたんですよ。そんなことよりもまずは装備だ! って。でも最近はちょっと心に余裕が出てきて、「コスたま」も買うようになりました。でもゲーム内のプレイヤーさんの露店から衣装装備を買うことはないですね。Zenyは通常装備に回したいと思ってしまうので。衣装を買うには……リアルマネーならまぁいいかって感じのダメな発想で……(苦笑)。だからここ3ヶ月くらいのコスたまの衣装装備は結構持ってます。


――有料アイテムといえば、2017年に実装された「ジョンダパス」がありますが。


★最上さん
 もうお世話になってます! 手放せません! いろいろ便利なんですが、なんといっても転送が便利で。プロンテラにいて「夢幻の迷宮」に行くというのに「ジョンダパス」で転送してもらったりしちゃいます(苦笑)。


――『RO』を盛り上げようとしているプレイヤーさんって結構多いじゃないですか。最後に、そういう方々に向けたメッセージなどいただけますか?


★最上さん
 実は、自分の周囲には『RO』を普及させていこうっていうプレイヤーがまだまだ少ないんですよ。だから本当はゲーム内で「最上もがです。一緒に『RO』を盛り上げていきましょう!」ってカミングアウトしちゃいたいんですよ(笑)。そのほうがいろいろ広めやすいじゃないですか。


――それは……いろいろ難しそうですが(苦笑)。


★最上さん
 みんな、きっと今の状態にはけっして満足はしていないとは思いますが、『RO』がいつか終わるかもしれないという危機意識みたいなものを持つべきだと思うんですよ。テレビ番組の収録などでも「そのゲーム、サービスが終わっちゃったらどうするの?」って聞かれたりしたんですが、改めて考えたら自分は「絶望する!」と思っちゃって。広めなきゃ! ユーザーさんを増やさなきゃ! って気持ちになっているんです。ですので、『RO』が終わってほしくないと思っている方は、周りの方に薦めるところから始めてください。


――まずは身近な人から(笑)。


★最上さん
 あとは、今ってハイレベルなプレイヤーさんと初心者とが完全に分かれちゃっていると思うんですよ。始めたばっかりで上を見るとハードルが高すぎて諦めてしまうということがあるんですが、初心者には初心者ならではの楽しみ方っていうのもあると思うんです。それを伝えてくれる人があんまりいないんじゃないのかなと。昔みたいに、「初心者だから助けてください」ってチャットで発言する人も今は少ないですよね。シャイな人が増えているんですかね。そこはもうちょっと積極的に話してくれたらいいのになとは思いますけれど。だからそういう方も気軽に交流できる場を設けられたらいいなと思います。実は今回、このお仕事のお話をいただいたときに、ゲーム内で初心者講座をさせてくださいって提案をしたんですが、さすがにそれはいろいろ難しいということになって実現できなかったんです。なんにせよ、まずはゲームに触れてもらわないとですから……このインタビューをご覧になっていて、まだ『RO』をプレイしたことがないという方は、2週間無料なのでぜひ体験してみてください(笑)!


 ということで予想以上に熱いメッセージを伝えてくれた最上さん。「これまではあまり特定のゲームのことを語りすぎるのはよくないかなと思っていたんですけど、今回は思いっきり話せます」と終始目を輝かせて『RO』談義に花を咲かせてくれていました。


 最上さんがドラムをプレイした様子などは公式サイトにて公開されていると思いますので、改めてそちらもチェックしてみてください。

公式サイト 特別企画「最上もが 猫になってみました」はこちら!


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