18周年アニバーサリーイベント「ドリームスター・グランプリ2020」が開催中の『ラグナロクオンライン』。2020年12月15日(火)の定期メンテナンス終了後からはクリスマスイベントもスタートしています。今年はアニバーサリーイベント会場にサンタたちがやってきており、2020年の季節イベントNPCとのプレゼント交換やプレゼントボックスのラッピング、「セリーヌのリボン[1]」の衣装化など、恒例の要素が追加されています。

 さらに、フィールドやダンジョンにはクリスマス仕様のモンスターが追加され、この季節ならではのドロップアイテムを獲得できるようになっているほか、ルティエでは特別仕様の結婚式も執り行われます。

 アニバーサリーイベントのポリンビンゴにもビンゴカード3枚目がオープン。新たなビンゴに挑戦できるようになっています。今回のビンゴでパーフェクトを達成すると、「フルエンチャントガチャ」に挑戦できます。「フルエンチャントガチャ」は、+7に精錬された状態の装備品にかなりいい要素のエンチャントが付与されているというもの。……まぁ、どれが“いい”かというのはキャラクターごとに異なるものですが、だいたい「この装備品ならこのエンチャントを目指すよね」と想定できるものがついているみたいです。

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▲3枚目のビンゴカード担当はプルット。ストーリー本編での出番はあんまりありませんが、イベントにはかなり頻繁に出てきている印象ですね。今回もノリノリで参加してくれている模様。

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▲新モンスターの「クリスマスルナティック」。一部では「“マグロの握り寿司”を連想させる」との声も……!?

 さて、12月15日(火)の定期メンテナンス終了後からはYggdrasillワールドに新たなアトラクションが追加されました。それが「蜃気楼の塔YE」です。Yggdrasillワールドで行うPvEアトラクションの第2弾ですね。

 各ワールドで行われていた「蜃気楼の塔」は最大100名の参加者でスタートし、途中で戦闘不能になったキャラが脱落していくというサバイバル風味のアトラクションでした。しかし「蜃気楼の塔YE」は、最初は最大12人ずつの参加者で各エリアを攻略、次のエリアでは前のエリアを攻略した最大24人の参加者が合流して突破を目指す……と、エリアを進めるごとに参加人数が増加していく方式になっています。大きくわけて全4層が想定されており、最終的には最大96名で挑むことになるとのこと。……もちろん、途中で脱落する人もいるでしょうから、いつでも最大人数というわけにもいかないと思いますが。

 「蜃気楼の塔YE」は毎週木曜日と日曜日、15時~16時40分と22時30分~24時10分という昼夜の2回が開催。これにより、火曜日以外は毎日PvEアトラクションが実施されるようになります。

 現在はプレオープンということで、序盤の12名ずつのエリアがオープン。しかも2021年1月26日(火)の定期メンテナンス開始前まで、毎日開催される予定になっています(途中、2020年12月29日~2021年1月12日の「深淵の回廊」開催期間は休止)。

 「蜃気楼の塔YE」にはちょっとした手順が必要になっており、初めて参加する方は戸惑うかもしれません。ここではいくつか注意点を挙げておきますので、まだ参加したことがないという方は参考になさってください。

 Yggdrasillワールドへのキャラクターの作成方法はとりあえず省略しますが、「ティアマト攻城戦YEで遊んでみよう」などを参考にしてみてください。

 「蜃気楼の塔YE」はYggdrasillワールドの3ワールドすべてで開催されます。各ワールドでは6つのHardエリア(BaseLv150以上)とふたつのNormalエリア(BaseLv130以上)があります。

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▲「悠久の王国プロンテラ」の南西付近(復帰地点から西方向)にいる「調査団案内員」から移動します。ここでHardかNormalか、難易度を選択し、該当エリアへ。

 「調査団キャンプ」へ到着したらキャラクターのセッティング。アイテムを補給したりするのも大事ですが、ここで覚えておきたいのが「調査団案内員」から「イグドラシルの雫」をもらっておくということ。

 「イグドラシルの雫」は1キャラにつき3つまで所持できる特殊アイテム。受け渡しなどは一切できません。使用すると自身のHPSPを最大値まで回復すると同時に、「リザレクション」(Lv4)が使用できます。

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▲「調査団案内員」から「イグドラシルの雫」をもらっておくのをお忘れなく!

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▲「イグドラシルの雫」はこんな能力になっています。余ったからといって受け渡しなどはできないので注意。

 各ワールドで開催されていた「蜃気楼の塔」では戦闘不能になったら即退場でしたが、「蜃気楼の塔YE」では戦闘不能になっても復活することができます。ただし「蜃気楼の塔YE」では、「リザレクション」系のスキルや「サテ」などが使えません。唯一、「イグドラシルの雫」使用時に発動する「リザレクション」で復活させることができますので、使いどころを間違えないように気をつけなければなりません。また、キャラクターの復活回数自体にも制限があり、制限をオーバーすると次回の戦闘不能時に強制退場となるので注意しておきましょう。

 アイテム補給をすませ、「イグドラシルの雫」をもらったら、「参加受付員」に話しかけて塔の内部へ。ただし、これで参加が確定するわけではありません。

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▲「参加受付員」から塔の内部へ。

 塔の内部へ入ったら、8つの転送装置のどれかをクリックして「ルート登録」を行う必要があります。各ルートは12名まで登録できるようになっており、ここで初めて参加が確定となります。塔内部へ入っても、「ルート登録」を行わないでいるとアトラクションに参加することはできませんのでご注意を。

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▲ストーリー的には各ワールドで実施された「蜃気楼の塔」の続編になっているようで、最上層にあった謎の水晶の先へ進む様子が描かれています。「ルート登録」前にこのシーンがあるため、先のマップに進んだからといって安心しないようにしましょう。

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▲ジュピロスダンジョンに似たマップへ出ます。ここで最終セッティングも可能です。

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▲ここでルート選択。8つある「転送装置」のどれかに登録して完了です。登録を解除して別の転送装置へ登録しなおすことも可能です(人数が埋まっていなければ)。転送準備時間中には、同じルートに登録したメンバーとパーティーを組んでおくといいでしょう。もちろん、パーティーを組まなくても各個人で参加可能です。

 ということで、参加までの流れはわかっていただけたでしょうか。「調査団キャンプへの移動」、「塔への移動」、「ルート登録」と3段階のステップがあるので覚えておきましょう。

 気になる報酬ですが、「YEポイント」と「蜃気楼の塔YEガチャチケット」、そして2020年12月15日(火)の定期メンテナンス終了後から交換経験値が増量された「鍛錬符」となっています。これらの報酬は攻略の進行度合いに応じて変動するようになっている模様です。

 私も初日に参加してきたのですが、初めてだけにいろいろと失敗も……(笑)。細かいことは後半で。

 この「蜃気楼の塔YE」、いくつかの不具合も確認されています。この記事が公開される前に修正されているかもしれませんが、こちらのお知らせも確認しておきましょう。

 その他のトピックスとしては、先日終幕したRJSの次なる大会が早くも開催。今回は「RJS BitChsh杯 2021冬の陣」として、2020年12月20日(日)の「攻城戦YE(マッチング戦)」から開始となります。年末年始の2週間のマッチング戦は休止(攻城戦、いわゆる乱戦は開催予定)となりますが、2021年3月7日(日)の全10回戦が対象となり、ランキングが決定。新たなシーズンの覇権を目指して各ギルドが競い合います。恒例の勝利予想イベントなども実施される予定ですので、選手以外もチェックをお忘れなく!

 そして、2020年12月17日(木)からは「ラグ缶2021 January」が販売開始となっています。今回は特に魔導ギアタイプのメカニック向けの強力な肩にかける物「パワードウィング[1]」、ロイヤルガード向けのアクセサリー「不死鳥のリング[1]」、白の騎士団エンチャントによるカスタマイズも可能なソウルリーパー専用の「朽ちたガーデンナイフ[1]」が新たに実装されています。また、スペシャルエンチャントが拡張された「名も無き暗殺者のマフラー[1]」もラインナップに入っています。

 ゲーム内の変更点としては、上でもチラリと触れていますが、Yggdrasillワールドのイベントにて獲得できる「鍛錬符」シリーズで獲得できる経験値が大幅にアップしています。詳細は「12月15日のパッチ内容について」を参照してみてください。

 今週からは街やBGMもクリスマス仕様になっていますので、季節限定のロケーションで動画やSS撮影を行ったりするのもいいかもしれませんね。

 それと、直近のアップデートではありませんが、公式ブログによると、先日実施された進化ペットの投票企画、「エドガ」がトップになったそうで、開発がスタートしているそうです。なんと「ワイルドローズ」からの進化を予定しているということで……えっ、ということは「ワイルドローズ」もペット化決定なんですね!?


■さっそく「蜃気楼の塔YE」に参加してみました

 新アトラクションの「蜃気楼の塔YE」、私も初日に参加してみました。私が参加したのは夜の部。

 この「蜃気楼の塔YE」は1エリアにつき96人の参加枠が決まっています。各Yggdrasillワールドに多くのエリアが用意されているとはいえ、参加枠が埋まってしまうといけないと思い、できるだけログイン人数の少なそうな場所を選んでいきました。

 しかし、それほど参加枠を気にする必要はなかったようで、結果的に総参加人数5名という、わりと絶望的な状況でのスタートに……(苦笑)。昼の部も参加した方の助言を元に、その場にいた全員でパーティーを組んで同じエリアに登録してスタート。

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▲バラバラのエリアに登録しても先に進めそうもないので、全員で同じエリアをチョイス。もちろんパーティーに参加させてもらい、協力して挑みます。

 内部のマップは「チャールストン工場」に似た場所で、敵を倒すごとに先へのワープリンクが出現。通常ワールドの「蜃気楼の塔」のように固定されたフロアではなく、どんどんマップを進んでいく感じになっていました。

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▲序盤のエリアは「チャールストン工場」と似た感じのマップでした。登場する敵もメカっぽいものが多いようです。

 行動可能な範囲では、あちこちで敵が出現するようになっていて、行ける場所を往復したりしながら、敵を求めて動き回っていきました。

 人数の少ないエリアに来るだけあって、みなさん強力なキャラで、出現する敵をなぎ倒して進んでいきます。途中、「テンタクルス」などが出現した際、久々に「ソウルエクスチェンジ」を使って火力役の方のSPを回復させてみたりと、パーティープレイらしい動きをしてみたり(役立ったかは不明)。とはいえ、足元から敵が湧いてきたりして戦闘不能になることもしばしば。「イグドラシルの雫」を使って復活させてもらい、なんとかついていく感じでした。

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▲通常の「蜃気楼の塔」とは違い、戦闘不能になってもマップに残れます。「イグドラシルの雫」で起こしてもらうことはできますが、数に限りがあるので、なるべく倒れないように立ち回りたいところ。

 が、第7区画まで進んだところで再び戦闘不能になり、強制退場。パーティーメンバーに状況を伝え残りのメンバーの健闘を祈りつつ脱退。攻略エリアまでの報酬をもらって終了となりました。

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▲「YEポイント」1,200YEP、「蜃気楼の塔YEガチャチケット」12枚、「壱弐式鍛錬符[0]」をもらって終了。

 Yggdrasill用倉庫を経由して、報酬を持ち帰り、活動ワールドにて「蜃気楼の塔YEガチャ」を引いてみたところ、直接「記念硬貨」が入手できました。ラインナップも気になるところですね。

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▲基本的には未鑑定シリーズですが、直接「記念硬貨」が入手できることもあるようです。「ティアマト攻城戦YEガチャ」のように、装備品が手に入ることもあるのでしょうか?

■謎の商人「サリム・ハミド」の正体は……?

 ところで、「ポリンビンゴ」2枚目の担当の「サリム・ハミド」さん。開口一番「やぁ! 久しぶり!」と声をかけてくるのですが、どこで出会ったのかまったく思い出せませんでした。

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▲問題の「サリム・ハミド」さん。妙に馴れ馴れしいし、いろいろ気になることを言うので、過去に出会っているキャラなのかと思いきや……?

 個人的には「マーチャントの転職クエストかなんかで話したキャラのうちのひとりかなぁ……?」などと思っていたのですが、先日、とある用事で『RO』運営チームの中村さんと連絡を取る機会があり、雑談ついでにこんな会話が……。

――そういえばポリンビンゴの「サリム・ハミド」さんってどっかで会ったキャラでしたっけ? 全然思い出せなくて……。

中村氏:いえ、新キャラです。

――……は?

中村氏:意味深なこと言ってますが、新キャラです。

 って、新キャラかよ! まぁ確かに「いや、よく見ると君とは初対面だな」って訂正はしてきますが、「以前に会った時は君は商人だったじゃないか……」とかいろいろ言ってくるから気になってしまったじゃないですか。せっかく驚愕の新情報を得られたので、「ブログに書いていいですか?」と許可をいただいてこうして記載させていただいている次第です。私と同じようにモヤモヤしていた方もいたと思いますが、スッキリされたんじゃないでしょうか(笑)?


 ということで、今週も最後はお知らせです。当ブログでは、リンクしてくださるブログさんやサイトさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。