『ラグナロクオンライン』では、季節イベント「ゲフェン・メロンフェスタ ~深淵からの贈り物~」がスタートしています。開催期間は2021年7月13日(火)定期メンテナンス終了後から8月3日(火)定期メンテナンス開始前までの約3週間。

 ゲフェンを舞台に、それぞれが美味しいメロンを獲得しようとする「魔女ジラント」と「王女メア」の壮絶な母娘喧嘩が勃発中……!? 強大な力を持つ母娘を相手に「古王グローザ」もたまらず冒険者に救いの手を求めて……?

 というわけで、「深淵の回廊」でおなじみのNPCたちが登場するイベントですが、実際のシリアスなストーリーとはかけ離れたパロディ要素強めの内容となっています。「ティアマト攻城戦」を遊んでいない人にはだいぶネタバレ要素多めですが、まぁ、もはや公然の秘密感はありますからね。

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▲かなりギャグ要素強めの内容です。グローザさんがとことん情けない役回りですが、実際にほかのふたりのほうが強いので弁護の余地はありません(笑)。

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▲今回は昨年のアニバーサリーイベントのNPC人気投票女性部門1位の結果を受けて「王女メア」が特別衣装で登場。

 今回のイベントも、季節イベント恒例の「討伐」「アイテム納品」「NPC探し(観光)」という3つの“経験値+イベントポイント稼ぎ要素”は健在。これに加えて、1日1回NPCを派遣してアイテムを捜索させる「遠征隊」が加わっています。

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▲討伐クエストは「王女メア」から。アカウント単位で1日に5回まで報告可能です。報告回数が少なめなので、獲得経験値や獲得イベントポイントをよく見て選びましょう。討伐クエストは討伐を行ったキャラクターで報告する必要があります。Base経験値を上げたいキャタクターで挑むのがいいでしょう。

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▲アイテム納品クエストは「魔女ジラント」から。今回もやはりInferno級はかなり難度が高いので、納品できそうなアイテムがあればクリアしていくという感じで。もちろん納品したキャラはBase経験値を獲得できます。

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▲NPC探しは「メロリンの保護者カデス」から。各地で迷子になっている「メロリン」を探してきてほしいとのこと。「メロリン」はメロンに擬態しています。「メロリン」を発見するキャラと報告を行うキャラは別々でも構いません。強いキャラで捜索を行い、育成したいキャラで報告するのもアリです。なお、難易度に関係なく、報告できるのは1日1回だけなので注意! できるだけ高難度の依頼をクリアするようにしましょう。

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▲「遠征将軍デヒョン」からは「メロリン遠征隊」を出発させることができます。プレイヤーの選択した項目に応じてさまざまなアイテム素材をゲットできる内容で、結果は翌日の午前5時以降に話しかけることで受け取れます。クリア後は再び翌日の分の遠征指示を行うのをお忘れなく。

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▲出発前の選択項目に応じて得られる素材が変化するようで、さっそく有志の方々により結果のデータ収集が行われています。前日の項目を引き継いですぐに出発させることもできるので、必要な素材を持ってきてくれるようならそのまま出発させるのもいいでしょう。

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▲私が初日に選んだ選択肢の結果、守護天使は「第7の守護天使 戦車の化身ムリエル」に。翌日には「ウォーターメロンハート」30個が獲得できました。デヒョンは大成功と言っていましたが、通常の成功や失敗などがあるのかは、これを書いている時点ではよくわかりません。

 遠征隊で得られるもの以外にも、イベント期間中には各種モンスターが各種素材をドロップする(直接アイテムウィンドウに収納されるので拾う必要はありません)ようになっていて、これらを集めて「メロンクッキング」することにより、衣装装備や新装備などを作成できます。

 目玉アイテムとなっているのは「チャーム<揚花火>」や「プレミアメロンヘッドフォン[0]」など。特に「プレミアメロンヘッドフォン[0]」は、いわゆるアルカナカードと同等の効果がエンチャントできる(しかも2枚分)など、これまでにない強力な装備となっています。まぁエンチャントするには効果と同じアルカナカードが必要だったりと、いろいろハードルは待ち受けているのですが、Zeny(20G)さえあれば確定エンチャントも可能ということで、莫大な資産がある方ならば作成もわりと現実的なのではないかと思われます。

 その他、ディーヴァ、ミラージュ、アビスの各武器を素材にした新武器「メロンシリーズ」も登場。素材となった武器はもちろん消滅しますし、ランダムオプションも引き継げませんが、逆に倉庫を圧迫していた残念オプションのディーヴァシリーズなども有効活用できる内容になっています。

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▲メロン武器作成は専用のインターフェイスになっています。作成したい武器を右のウィンドウにドラッグ&ドロップすればOK。

 ちなみに、武器「メロンシリーズ」は、イベント内で1日3回まで無料で精錬が可能になっています。この精錬は通常のNPCの精錬より成功率が高く、さらに、失敗しても精錬値が1下がるだけで武器は消滅しません! イベント期間中、ずっと精錬を続けていれば性能が大幅に強化される+9の過剰精錬も夢ではないかも……!?

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▲今回は「魔術師ルキフル」が精錬を行ってくれます。+4まではスキル「武器精錬」やルキフルの隣にいる精錬NPCで精錬を行い、武器消滅の可能性がある+5以上の過剰精錬を担当してもらうといいでしょう。もしメロンシリーズの素材が大量に獲得できそうなら、+7くらいまでは「武器精錬」で、+8以降をルキフルにお願いするというのもアリでしょうか。

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▲ルキフルの精錬は「オリデオコン」を使う通常の精錬よりも成功率が高いとのこと(ただし、精錬値9から10への精錬に関しては同じ確率)。1日3回だけですが、素材も必要ないので使わないのはもったいないですね。

 今回のイベントでは、「王女メアの手紙」も獲得することができます。「王女メア」との会話で「<クエスト>メアのお願い」を選択し、頼まれた「ピーチケーキ」を2個渡すと、お礼として「王女メアの手紙」がもらえます。

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▲「ピーチケーキ」はDexを+6してくれる料理アイテム。料理クエストをクリアしているキャラなら作成も可能ですが、メモリアルダンジョン「サラの記憶」に登場する「フェイヨン守護兵」が現物をドロップするので、倉庫になければ取りに行くほうが楽でしょう。

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▲「王女メアの手紙」では、出現する「王女メアの幻影」の衣装を自由に変更することも可能です。通常のドレス姿はもちろん、戦闘衣装など、ゲーム内で見るのはなかなか難しい姿を拝むこともできます。

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▲イベント期間中、各コンテンツを一定回数以上クリアすることで「[衣装] 浮遊するジオイア」を獲得できます。回数的には全コンテンツを15日間程度クリアできればもらえるという感じですね。

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▲イベント会場内には動かない敵キャラ「メロン」が湧いています。意外に多くの経験値がもらえるので、低レベルキャラはこれだけ倒していれば育成できてしまうという話も……。

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▲恒例の「カプラカプレーゼ」を「なでる」も可能。まさかあんな結果になろうとは……。

 さて、イベントとは別に、2021年7月15日(木)からは、「ラグ缶2021 August」も販売開始されています。今回はプラント型サモナー向けのアクセサリー「きらきらニャンニャンチョーカー[1]」、対人戦から狩りまで幅広い用途で使える鎧「オケアノスの加護[1]」、リベリオン用の武器「アンティークガトリングガン[1]」などが新登場。それぞれエンチャントでカスタマイズすることも可能になっています。

 「きらきらニャンニャンチョーカー[1]」は条件を満たせば「ファイアーウォール」Lv10が使用可能になるため、<暴走した魔力>を発動させやすくなっていたり、「オケアノスの加護[1]」は話題の「イリュージョンオブアンダーウォーター」にもよさそうです。リベリオン用の武器、それもガトリングガンが実装されるのはなかなか驚きです。メインの性能としては「クイックドローショット」の超絶強化。強化っぷりはともかく、「クイックドローショット」は「チェーンアクション」発動後にだけ発動可能なスキルという点が意見のわかれるところでしょうか。しかし、[王の神威]とともに装備することで「ゴスペル」まで使えるようになってしまうのは興味深いですね。

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▲スペシャルエンチャントNPCに「ジュウべえ」が追加。「1000小為替」でスペシャルエンチャントをしてくれます。現在のところ、対象アイテムは今回のイベントで作成できる「プレミアメロンヘッドフォン[0]」のみ。


■イベント期間を通した計画を練りつつ効率的に進めていきたい「ゲフェン・メロンフェスタ」

 というわけで、私もさっそく「ゲフェン・メロンフェスタ」に参加してみました。今回のイベント、討伐は5回までしか報告できないため、日課としてこなすのは比較的簡単なのですが、アイテム作成のための必要素材を集めようとすると、フィールドやダンジョンでアイテム収集が必須になってきます。

 どの敵がどの素材をドロップするのか、最初は覚えられないかもしれませんが、感覚が身についてくると必要素材を求めてあっちこちのマップを東奔西走することになりそうです。

 同じアイテムでも敵によってドロップ率(正確には“ドロップ”しないから“入手率”ですかね?)が異なっているようで、より強い敵のほうが入手率が高くなっているように思いました。

 メロンシリーズを作るには「濃縮メロンジャム」が必要ですが、これはヒュリエルでポイントと引き換えで得られる「メロン用化粧箱(請求書付)」では交換してもらえないため、自力で集める必要があります。

 またその他の素材に関しても、いくらイベントポイントで交換できるからといって、狩りをせずに「メロン用化粧箱(請求書付)」を交換しまくって入手するのも問題です。

 というのも、自力でメロンシリーズのエンチャントを行う場合、イベントポイントで「メロリンコイン」(必要メロメロポイント:1,000)を200個確保する必要があるからです。今回のシーズンエンチャントは100%成功し、効果も選択できるため、武器ひとつにつき200個だけですみますが、複数のメロンシリーズのエンチャントを行う場合はそのぶん「メロリンコイン」が必要になります。

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▲とりあえず1本目のメロンシリーズ武器を早めに作成し、毎日ルキフルに精錬をお願いしつつ、2本目以降の武器や装備の作成計画を立てていこうかと……って、初っ端から精錬失敗しないでくれますかルキフルさんっ!?

 今回のイベントではメロンシリーズを非破壊精錬が可能で高精錬を達成しやすく、さらにエンチャントも効果選択式で100%成功と、便利な装備が作りやすい反面、素材入手までさかのぼって考えるとかなり計画性が必要になってきます。

 これはメロンシリーズに限った話だけではありません。衣装装備やプレミアアイテムの作成まで考えると、イベント序盤から計画を練って挑む必要があると思います。特に、手に入りやすい素材アイテムはどれか、手に入りにくい素材アイテムはどれか、といった情報をしっかり把握しておくのも重要ですね。

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▲メモリアルダンジョンやイリュージョンダンジョンなどを中心に、レアなモンスターが出現していることも。たまたま討伐クエストで訪れていた「薄暗い久陽宮」で「デカ堕メロリン」に遭遇。デカいけれどかなり弱いので殴ればサクッと倒せます。討伐報酬も美味しいので見つけたら確実に倒しておきたいモンスターです。

 とか言いつつも、私もまだまだ情報を把握できていないので、まずはイベントを進めながら、そのあたりの知識を獲得していければなと考えています。


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