2021年9月21日(火)定期メンテナンス終了後、『ラグナロクオンライン』に新コンテンツ「ファロス燈台地下迷宮~無限の空間~」が実装されました。

 突如として起こった「ファロス燈台」内の崩落事故。ぽっかりと空いた大穴の内部にはモンスターの徘徊する広大な地下空間が広がっていました。王国は立ち入りを禁じましたが、こっそりと内部を探索してきた冒険者の中にはお宝を手にした者もいるそうで……!? そんな話を聞かせてくれた「無謀な探検家」から、地下迷宮の探索へ誘われた冒険者は、当然ふたつ返事で同行を申し出るのでした。

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▲「ファロス燈台」の前にいる「無謀な探検家」に話しかけて、メモリアルダンジョンの生成&入場を行います。注意点も聞けるので、初回挑戦時にはしっかりと話を聞いておきましょう。

 ……ということで、ファロス島の北側にある燈台で発見された「ファロス燈台地下迷宮」に挑むというこのメモリアルダンジョン。内部はかなり広く、基本的には約50部屋の階層が50フロア連なっています(ボス部屋やモンスターハウスは1部屋で1フロア扱いなので、実際には若干少なくなります)。

 対象BaseLvは185(現在の最大BaseLv)以上。再入場・再生成時間は7日(現在は、後述のイベントにより1日)。制限時間は1時間。制限時間内ならダンジョンが継続している限り何度でも再入場可能。全滅してしまった場合は入り口フロアで少し待たされますが、継続して探索を進めることができます。

 「エンドレスタワー」、「夢幻の迷宮」などに続く、大型メモリアルダンジョンといったところでしょうか。奥深くまで探索するには、内部のモンスターを手早く倒すのは当然ですが、パーティーメンバーそれぞれがフロア内に散って探索を行う必要があります。

 ジューンブライドイベントの期間限定メモリアルダンジョン「Bond Of Lovers」を遊んだ方は、あのダンジョンに近いと思ってもらえばわかりやすいかもしれません。ただし、今回はフルパーティーで挑めますし、いろいろなお助け機能「特殊なスクロール」を使用できるようになっており、面倒だったところはかなり改善されています。

 このメモリアルダンジョンでは、5フロアごとに設定されているボスフロアをクリアすると報酬がもらえます。その目玉となっているのが「壊れた魔法石」。新エンチャントである「ファロスエンチャント」に使うほか、さまざまなアイテムと交換も可能です。もちろん、露店で売ることもできるので、金策にも利用可能です。

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▲交換アイテムの中には「ファロス燈台地下迷宮」内部で入手できるモンスターカードも……!

 私も挑戦してきましたが、具体的な各種解説については記事後半で。

■「ファロス燈台地下迷宮」関連のイベント&キャンペーンも!

 「ファロス燈台地下迷宮」の実装を記念して、イベントやキャンペーンも展開されています。

 まずは実装記念イベントとして、2021年10月5日(火)定期メンテナンス開始前までの間、「ファロス燈台地下迷宮」への入場時間制限と生成時間制限が7日から1日に短縮。そして、得られる報酬が2倍に。さらに、新規実装されたモンスターカードのドロップ率が3倍になっています。

 毎日挑戦できる間に攻略の感覚を掴み、イベント終了後も継続して「壊れた魔法石」を入手できるようにしていくのがベストでしょうか。

 また、実装を記念して「ささかま探検隊を探せ!キャンペーン」も開催中。こちらも期間は上記とだいたい同じで2021年10月5日(火)午前10時まで。

 「ファロス燈台地下迷宮」内部で行方不明になってしまっている、ささかまさんと仲間たち。彼らを見つけ、その発見証明書を撮影したスクリーンショットをTwitterにアップすると、抽選で豪華なアイテムが当たるというもの。

 このキャンペーンに応募するためには、あらかじめTwitterアカウントが必要になります。また、応募には自分の“Twitterユーザー名”の入力を求められますので、メモリアルダンジョン挑戦前に確認しておくのを忘れずに。

 応募方法に関しては、公式サイトのキャンペーンページに記載されています。ちょっとややこしいですが、以前、同様のキャンペーンがありましたので、そのとき参加された方は同じ流れだと思っていただければ大丈夫でしょう。

 注意点としては、“Twitterユーザー名”は変更可能なアカウント上の「名前」ではないことと、見つけたキャラクターに対応したハッシュタグを応募ツイートの先頭に付けるということ、Twitterのアカウントを公開状態にしておくことなどが挙げられます。

■「RJS BitCash杯 2021年秋麗の陣」開幕!

 Yggdrasillワールドで行われる「攻城戦YE」のマッチング戦を対象にした「RJS BitCash杯 2021年秋麗の陣」が開幕します。第1回戦は2021年9月26日(日)から! いつもどおり、10週をかけてランキングの順位を競うことになります。前回大会から一部ギルドの解散や新規結成などもあるようで、波乱の大会になるのかも……?

 公式ブログによれば、今回は守護石とバリケードが強化されており、防衛側が有利なルールになっている模様です。

 RJS開戦にあたって、GPやマッチング所属情報などが初期化されているので、参加プレイヤーさんは、初日は時間に余裕を持って準備しておくほうがいいでしょう。


■大人数パーティーが理想? 「ファロス燈台地下迷宮」の注意点など

 というわけで、私もさっそく「ファロス燈台地下迷宮」に挑んでみたのですが、あらかじめ言っておくと、このメモリアルダンジョンはパーティー向けです。ソロでももちろん進めるのですが、パーティーでの挑戦時に比べると圧倒的に時間がかかってしまい、制限時間までに進めるフロア数に差が生まれます。

 とはいえ、1~4フロアなど、序盤はかなり難度低めで、BaseLv185になっている戦闘向きのキャラであればそれほど苦労せずに進むことができます。5フロアのボスに関しては「無限のトード」が登場。水属性への耐性を万全にしておくと戦いやすいかもしれません。

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▲フロア序盤の敵はかなり弱め。いきなり多数の強敵に囲まれて即戦闘不能! ……なんてことにはならないと思いますのでご安心を。

 さて、ダンジョンの目的は新アイテム「壊れた魔法石」の入手という方がほとんどだと思います。SNSなどの情報を総合すると、入手できる「壊れた魔法石」の数は、パーティーメンバーの人数と各フロアの踏破部屋数に影響している模様です。要は、できるだけ大人数のパーティーで、全部屋のモンスターを討伐して進んでいくほうが、入手できる「壊れた魔法石」が多くなるとのことです。

 もちろん、フロア内にたまに出現する「宝箱」をしっかり回収しておくのも重要です。

 次のフロアへの移動が可能な「転送装置」は25番の部屋(マップ中央)に出るようですが、そこに至る道の繋がりは毎フロアランダム。また、入り口のワープリンクだけは遠くの部屋に繋がっており、最初の時点からパーティーメンバーが分散して行動するのがベストです。

 25番の部屋に直行して手早く次のフロアへ進むこともできますが、得られる「壊れた魔法石」の数は少なくなるかもしれません。先のフロアの敵と戦ってカードのドロップを狙いたいなど、時短を目指したい場合はそれもまたひとつの戦略です。

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▲25番の部屋のモンスターをすべて倒すと中央に「レバー」が出現。これを引くと「転送装置」が出現します。「転送装置」を出現させると一定時間以内に次のフロアへ移動しなければならないため(時間経過後は入り口に戻されてしまう)、パーティーメンバーの準備が整っているかどうか確認してからレバーを引くようにしましょう。特に、戦闘不能になっているメンバーを残したまま、ひとりでもフロア移動してしまうと厄介です。

 フロア移動をする際には「転送装置」を起動する必要がありますが、誰かが転送装置を起動すると、各部屋の中央に、同様の転送装置が出現します。パーティーメンバー全員が分散して行動していても、中央へ集まる必要はなく、そのまま次のフロアへ進めるようになっています。

 なお、フロア入り口からのワープリンクがひとつしかない場合は、ボスフロア、または“モンスターハウス”になっている模様です。耐久力に自信のあるキャラクターから入場するようにしましょう。ボスフロアやモンスターハウスの場合はその部屋をクリアすればフロアをクリアしたことになります。

 さて、新たなフロアに到着したら、パーティーメンバーの誰かが各ひとりずつ、「特殊なスクロール」を使って「無謀な探検家」を呼び出し、以下の行動を取るようにするといいでしょう。

●「迷路確認」でマップを確認
 「無謀な探検家」がセリフとしてマップ構造を教えてくれます。メッセージウィンドウの表示を「会話」のみにしたウィンドウを作って分離させておくとマップを確認しやすいでしょう。また、ひとりがこのコマンドを選択すれば、表示されたマップ(会話)は全パーティーメンバーに通知されます。

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▲このようにウィンドウを縦長にして分離しておくとマップ構造がわかりやすくなります。の部分は壁、の部分が通路になっています。転送装置のある25番の部屋に到達するにはどの順路で進めばいいのか、慣れればすぐにわかるようになると思います。

●宝箱があると表示された場合は「宝箱探知」
 宝箱がどの部屋番号にあるのか、教えてくれます。

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▲部屋のナンバーは各部屋の北方向にあるオブジェクトに刻まれています。

●罠があると表示された場合は「罠解除」
 罠を解除してくれます。

 「無謀な探検家」の手助けはパーティーメンバーひとりひとりが別の行動をお願いできます。上記の通り、マップなどは共有できますし、宝箱や特殊なモンスターの有無など、得られた情報はパーティーチャットで伝えればいいので、パーティー人数が多いほど多数の支援が受けられることになります。

 注意点として、「一斉招集」は、パーティーメンバー全員が同じフロアにいないと使用できません。ダンジョンからひとりだけ出てしまったり、別のフロアに取り残された場合の救出には使用できないので注意しましょう。同じフロアにいれば戦闘不能になったパーティーメンバーを呼び寄せることもできるので、遠くで戦闘不能になって助けにいくのに時間がかかるときなどに利用していくのもひとつの手です。

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▲「特殊なスクロール」を使うと「無謀な探検家」を呼び出すことができます。さまざまな支援をしてくれますが、5分間のクールタイムが必要になります。パーティーメンバーで同じ行動を行わないよう、宣言しながら使っていくと効率よく使いこなせるでしょう。倉庫を呼び出せたりもするので、所持重量に悩まされている人も安心です。

 ……といった内容も、SNSや初日に挑戦したYouTuberさんの動画やライブなどを視聴して得られた情報だったりします。私自身は、探索に時間がかかりすぎてしまい、「無限のトード」への挑戦中に時間切れという有り様でした(苦笑)。

 特に序盤に関しては、敵も弱いため、単体攻撃メインのキャラよりも範囲攻撃のキャラが有利ですね。ただし、敵の構成上、魔法を反射する敵、ダメージヒールを使用する敵、1ダメージしか通らない敵(新モンスターの「弓兵」や「デビルズフィンガーズ」など)も登場するため、物理と魔法で偏りのないパーティー編成を心がけたいところです。

 ちなみに、今回、運よくオーブの支援を受けることができました。オーブのあるフロアでは、フロア内にいくつかオーブが存在しますが、同一フロア内ではオーブの支援は1回しか受けられないようです。オーブの効果自体は30秒くらいでしょうか。わりと短いですが、HitやFlee、Defが見たこともない数値になっていました。

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▲Hit2485! Flee2462! これだけあれば超Fleeを持つ「弓兵」にも攻撃を当てることができますね。

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▲その「弓兵」。HPは10しかありませんが、与えるダメージが1固定になり、詠唱が完了するまでに倒せないと高威力の「Mアローストーム」が降ってくるという厄介な敵。Fleeが1364というとんでもない数値になっているため、魔法などの必中攻撃かオーブの支援があると便利です。私は「スペルフィスト」があるので楽勝と思いきや、別の敵が邪魔して思うように近づけずに……チーン。

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▲いろいろ試しながら進んでいたこともあって、「無限のトード」のいるボスフロアに到着した時点で残り時間わずか。初見だったので水属性への耐性装備も持ってきておらず、「ウォーターボール」の餌食になってしまいました。

 この記事が公開される頃になれば、きっと攻略情報も出回り始めていると思います。苦戦を強いられているというプレイヤーさんは、攻略を行っているサイトやブログさん、動画チャンネルさんなどの情報を参考にして改めて挑戦してみるといいかもしれません。

 ちなみに、「ささかまさん」は1フロア目に出現することもあるようなので、たとえソロの挑戦でもキャンペーン応募のチャンスはあるようですよ!?


 そんなわけで、今回も最後はお知らせを。当ブログでは、リンクさせていただけるブログさんやサイトさん、動画チャンネルさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。

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