先週のあからさまな予告をご覧になった方はもうお気づきだと思われますが、「週刊ROチャレンジ!」初の次期アップデート先行体験レポートをお届けします! 2015年5月19日(火)の定期メンテナンスにて実装される「Episode:Memory Record ~ジュピロスと眠る都市~」(以下、Memory Record)アップデートです! 某月某日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントさんにお邪魔し、専用のテストサーバにて「Memory Record」の実装内容を体験させていただきつつ、詳しい内容をうかがってきたので、その模様をお届けしようと思います。
ご対応いただいたのはガンホー社のPCオンライン本部 PCオンライン運営部 第1運営課の千葉亮一氏、中村聡伸氏、長澤誠吾氏のお三方。今後の『ラグナロクオンライン』(以下、RO)の中長期の予定もお話しいただいたので、そちらは別エントリーにてインタビュー形式でお届けしています。あわせて読んでみてくださいね!
なお、今回掲載されている内容および画像などはすべて開発中のものとなっています。実装時のものとは異なっている可能性もありますので、その点はご了承くださいませ。
というわけで、ここからは具体的なお話へ!
■エピソードのナンバリングはなくしました!?
まず最初に、今回のアップデート、大型アップデートにも関わらず、エピソードナンバーがないことにお気づきになった方もいるかもしれません。これまではエピソードアップデートに関しては、その順番によってナンバーが振られていましたが(たとえば「Episode9.2 決戦」など)、今回からはナンバリングをなくし、タイトル一本勝負で行くとのこと。
「ナンバーがついていると順番にプレイしなくてはいけないように感じてしまいがちです。しかし、『RO』はクエストに関しては基本的に順不同で楽しめる作りになっています。特に今回のアップデートにはレベル条件さえ満たしていればすぐに体験することができますし、ナンバリングはやめようということになったんです」(中村氏)
また、当初、「Episode10.0 ファンタスマゴリカ」として告知されていましたが、今回は韓国における「ファンタスマゴリカ」と、その次のアップデート「メモリーレコード」を統合して一気にアップデートすることになり、最も相応しいタイトルとして考えた結果、「Episode:Memory Record」という名称になったとのことです。
なお、5月12日(火)に公開予定の特設サイトでは、すでに公開されているイメージイラストに加えて、新たに2枚、雄一郎氏の手によるものも含めると合計3枚のイラストも公開されるようです。これらはどれも日本側で新たに作成したもの。今回はそれぞれシナリオ中のシーンを切り取ったような、これまでとは一風変わったテイストで統一しているとのこと。クエストをクリアして改めてイラストを見ると、「ああ、この絵はあのシーンなのか!」とわかるようになっているとか。
▲「Episode:Memory Record」イメージイラスト。
▲新規実装モンスターやアイテム、マップの一部。(編注:ネタバレを避けるため、隠している部分もあります。ご了承ください)
■アップデートに先駆けて、5/12からはあの「マスターヌヌヌ」氏がまたまた登場!?
今回のアップデートでは「ジュピロス廃墟」や「レッケンベル社」を巡るクエストがメインとなっており、これまでのクエストの内容を知っているほど、より楽しめる内容になっているようです。しかし「もう内容を忘れちゃったけど、今になって改めてクエストをやるのもなぁ(報酬もアレだし)」と思う人がいるのは当然だと思います。
「そこで今回、イベントを行います」。ニヤリと笑いつつ長澤氏。用意されたPCの画面をよくよく見てみれば、テストサーバーにすでにログイン完了しているテスト用キャラの目の前にはどこかで見たことのあるNPCの姿が。「なんとマスターヌヌヌ氏が再登場します!」
このエントリーが掲載されるタイミングでは、すでに公式サイトなどで告知されているかもしれませんが、異世界やモロク関連のクエストで名を轟かせた「マスターヌヌヌ」が、シュバルツバルド関連の研究に乗り出した模様です。もちろん、ヌヌヌ氏にクエストクリアを報告すればがっぽりと報酬経験値が稼げるほか、クリアしたクエストの数によって、アイテムももらえるとか!
ただ、異世界クエスト以前のクエストは、クエストウィンドウに対応していないものも多く、自分のキャラがどのクエストをどこまでクリアしたかはわかりにくいですよね。そこで、今回はクエスト進行度を教えてくれるNPC「サイキッカー」が登場するそうです。もちろん、クエスト場所への転送や、ときにはヒントなどもくれるとのことなので、クエストを楽にクリアできるようになっている模様です。このイベントは2015年5月12日(火)の定期メンテナンス終了後からスタートするそうなので、ログインしたらまずはジュノーに行ってみるといいかもしれません。
▲「マスターヌヌヌ」と「サイキッカー」。今回のイベントはジュノーが基点となるようです。
今回対象となるクエストは18個。以前のイベントのような地域マスター制で追加報酬をもらえるわけではなく、単純にクリアしたクエスト数で追加報酬がもらえるようになっているとのこと。つまり、簡単なクエストを狙ってクリアするだけでも、ある程度までの追加報酬が狙えるということですね?
「はい、個々のクエストだけでも報酬はもらえますからね。しかし、対象クエストを全部クリアすると、追加報酬も合わせるとBase経験値で2億(200M)、Job経験値で7千万(70M)程度もらえるようになっているんですよ」(長澤氏)
200Mの経験値はちょっと驚きです。余裕で3次職になれてしまいます。
「それと、今テスト用のキャラが装備している「[衣装] たれキエル」と、所持している「[衣装] たれエリオット」は報酬の衣装装備になります。あとは「[衣装] 大統領の帽子」「[衣装] 大統領のヒゲ」というアイテムもあります」(長澤氏)
「熾天使の翼[0]」関連でチラリと公開されていた関連装備はこれだったワケですね!
▲「[衣装] たれキエル」。クエスト実装から長い年月を経て、たれ化。
▲「[衣装] たれエリオット」。今回は男の子推しなのかもしれません?
「それだけじゃありません。今回はすべてのクエストをクリアするとシュバルツバルド地域にいるモンスターのカードをランダムで入手できるようになっていて、その中にはMVPボスモンスターも含まれています」(長澤氏)
なお、このイベントは2015年6月9日(火)の定期メンテナンス開始前まで行われるとのことなので、「Memory Record」実装前に全部クリアしなくちゃいけない、というわけではありません。約1ヶ月の長期開催なので、時間のあるときに、キャラクターの育成がてら進めてみるのもアリだと思われます。いずれも、昔に実装されたクエストなので、対象レベルも低め。未転生キャラや、転生後の育成中キャラでも有効活用していけるはずです。
「ちなみにキルハイルクエストは最後まで行かなくてもクリア扱いになります」(中村氏)
ということはもしかしてあのボスと戦わなくてもいい!? 私のようなぼっ……いや、ソロプレイヤーにはありがたい情報です。
「Memory Recordアップデートは特に前提となるクエスト等は必要ないのですが、レッケンベル社がどんなものなのか、ストーリーを知ることでより楽しんでいただけると思いますので、このようなイベントを実施してみました」(中村氏)
▲クエストにはクリアしやすさに応じてランクがつけられています。報酬の経験値やカード狙いでコンプリートを目指しましょう。
■クエスト「ファンタスマゴリカ」のスタートは「楽園団」から!
ここからはいよいよ2015年5月19日(火)に実装予定の「Memory Record」の内容の紹介となります。
まず最初に、モロクにある楽園団の本拠地へ行くと、3次職以上のキャラクター(※限界突破したスーパーノービス、影狼、朧を含みます。以下、同様)なら新たなクエストが受けられるようになっています。ちなみにモロク復興と同時に、モロク中心から1時方向に楽園団へのワープリンクが実装されています(以前と同じプロンテラ側の入り口から行くこともできます)。
レッケンベル社がジュピロスの地下で発見した都市遺跡「ウェルス」。その発掘調査プロジェクト「ファンタスマゴリカ」に参加する者を一般からも公募することとなり、楽園団にもその依頼がやってきます。プレイヤーは楽園団の一員として、この依頼を受けることになります。これまでは個人の冒険者としてレッケンベル社と関わってきましたが、プレイヤーキャラの立ち位置がちょっと違うというのもポイントのひとつかもしれません。
▲これまで実装されていなかった楽園団の2階に入れるように。そこで「ファンタスマゴリカプロジェクト」への参加を依頼されるのです!
▲初登場となる楽園団の団長、アルクイエン=ナイル=アトナド(通称、ナイル)。アトナドという家の名は今回のアップデートで重要な意味を持つとのことです。
▲クエストを進めていくと、ジュピロスまで送ってくれると言われます。送ってもらうを選択すると「ジュピロス廃墟」の入り口(ジュノーフィールド 07)に転送してもらえます。
「ジュピロス廃墟」のある「ジュノーフィールド 07」にもアップデートによってNPCが追加されます。こちらでは「ファンタスマゴリカプロジェクト」とは別の方面から「ウェルス」に関わることになる「地下遺跡アドベンチャー」というクエストを受けられるようになっています(楽園団にてクエスト「ファンタスマゴリカ」を受けていることが条件)。この「ファンタスマゴリカ」と「地下遺跡アドベンチャー」の2つのクエストこそが「Episode:Memory Record」のストーリーの中核となっているのです。
▲「ジュノーフィールド 07」にもNPCがおり、クエスト「地下遺跡アドベンチャー」を受けることができます。いきなり「エレベーターの使用許可」が必要と言われますが、ここでもレッケンベル社に送ってもらえるとのこと。便利な世の中になっていますね。
▲ただし帰りにはなぜか10,000Zenyほどかかります。世の中そううまくできていませんでした……。
▲ジュピロス廃墟の内部にも、行き先を案内してくれるNPCが配置されています。「ウェルス」への道をミニマップにマーキングしてくれるのです。
▲クエスト「ファンタスマゴリカ」を進めていくと、今まで入れなかったレッケンベル社の重役が集う部屋にも入れるように。レッケンベル社の会長はもちろん、クエストの鍵となっているキャラも勢揃い(ジ……いや、お年寄り率が高めですが)。
▲その他にも様々なNPCが登場し、時空を越えた物語を展開していくようです。
■新規マップはジュピロス廃墟01のワープリンクから
「ジュピロス廃墟01」のワープリンクをくぐると新マップ「ジュピロス東側」へ出ます。ここからは3次職を対象とした通常のダンジョンで、新たな狩場としても活用できるとのことです。
「掘削型とかいう名前がついたモノもいますが、名前からもわかるとおり機械っぽい敵なので、鉱石系のアイテムなどをよく落としますよ。また、あとで説明する“エクセリオン装備”の素材もドロップします」(長澤氏)
▲通り過ぎただけなので詳細まではわからないのですが、モンスターの湧き自体はそれほど多くなさそうでした。パーティーで進むというより、ソロで気軽に各個撃破を狙っていく感じかもしれません。
「ジュピロス東側」を抜けると「ウェルス外郭トンネル」を経由して、街に相当する「ウェルス発掘地」へ。「ウェルス発掘地」はアコライトスキル「ワープポータル」のメモも可能で、ジョンダ職員に話しかければ位置セーブも可能になっています。
▲「ウェルス外郭トンネル」は洞窟っぽい感じ。マップ自体は短めの一本道で、迷うことはありません。
▲「ウェルス発掘地」は街扱いのマップ。ここを拠点にしてデイリークエストをこなしたり、狩りをしたり、アイテムを集めたり……。
「ウェルス発掘地」へは、クエストとは関係なく来ることができるので、単に新たな街として考えることもできます。
「前提クエストなどを必要とせず、すぐに来られるので、久々にログインしてきたお友達に『最近何か変わった?』と聞かれた際に、ワープポータルを出してあげればいきなり連れてくることもできちゃいます」(中村氏)
「ウェルス発掘地」では、メインとなるクエストの進行以外にも、合計17ものデイリークエストが存在しています。街の中には案内人NPCも立っていて、転送もしてくれる(エクラージュみたいだと思っていただければお分かりになるハズ)ので、迷っても安心。気になるデイリークエストの依頼人のところへ転送してくれるNPCもおり、より快適にプレイできるようになっているとのこと。
▲デイリークエストの案内をしてくれるNPC。転送のほか、クエストが受注可能かどうか、報酬はなんなのかなど、デイリークエストに関する情報を確認可能です(もちろん受けたあとはクエストウィンドウでも確認できます)。
▲周辺のマップには敵の出現するフィールドもあり、デイリークエストのうちのいくつかはこれらのマップで行うことになりそうです。「ウェルス中央広場」に登場する敵の1種、なぜか笑顔を向けてくるノンアクティブな「探査型ウェルスギア」。後述する「古びた鉄塊」などをドロップするようです。
▲「ウェルス中央広場」の北にある「研究棟-WISH」はやや高レベル向けのマップ。BaseLv140以上のキャラ向けで、敵もアクティブモンスターが多めになっているとのことでした。後述するメカニック向けの「ガーディアンシリーズ」や「パワードシリーズ」といった装備をドロップする敵もいるそうです。
■驚異的なエンチャント効果! 「エクセリオン装備」とは!?
今回のアップデートの目玉と言っていいのが新規実装となる「エクセリオン装備」です。これは鎧「エクセリオンスーツ[0]」と肩にかけるもの「エクセリオンウィング[0]」の総称です。
▲新規実装となる目玉装備「エクセリオン装備」。雄一郎氏による専用イラストまで描かれています。
そこのアナタ、「カードスロットなし? じゃあいらないよ」と決めつけるのは早いですよ。当然、専用のエンチャントが可能になっています。しかも今回のエンチャント効果はとんでもないものばかり。合計3つのエンチャントスロットにどのエンチャントをつけるか、自分で決められる仕様になっています。そしてさらに、後述するメモリアルダンジョンのボスモンスターから入手できる新頭装備「ライオットチップ[1]」と組み合わせることで、エンチャントの効果がさらに追加されるとのこと。具体例を挙げると以下のとおり。
◆「エクセリオンスーツ[0]」用エンチャント例
●E-Fire
・エンチャント可能数:最大1回
・鎧の属性を火属性にする
・ライオットチップセット追加効果:火属性モンスターに与えるダメージ+10%
●A-Frozen
・エンチャント可能数:最大1回
・絶対に凍結しなくなる
・ライオットチップセット追加効果:MaxHP+1000
◆「エクセリオンウィング[0]」用エンチャント例
●R-Fire
・エンチャント可能数:最大3回
・火属性攻撃で受けるダメージ-25%/水属性攻撃で受けるダメージ+25%
・ライオットチップセット追加効果:火属性攻撃で受けるダメージ-25%
◆どちらにも可能なエンチャント例
●C-Soul
・エンチャント可能数:最大3回
・5秒ごとにSP1回復/精錬値6以上のとき+1/精錬値8以上のとき+3
・ライオットチップセット追加効果:5秒ごとにSP25回復
●C-SPR
・エンチャント可能数:最大3回
・SP自然回復力+2%/精錬値6以上のとき+3%/精錬値8以上のとき+10%
・ライオットチップセット追加効果:SP自然回復力+50%
●A-Avoid
・エンチャント可能数:最大1回
・完全回避+1/精錬値6以上のとき、完全回避+1/精錬値8以上のとき、完全回避+1
・ライオットチップセット追加効果:完全回避+2
●A-MaxHP
・エンチャント可能数:最大3回
・MaxHP+200/精錬値6以上のとき+300/精錬値8以上のとき+1000
・ライオットチップセット追加効果:MaxHP+7500
上記は一例です。これらは合計3スロット分のエンチャント効果を組み合わせてエンチャントすることもできます(1回しかエンチャントできないものもありますが)。長澤氏曰く「特化するよりはいくつかを組み合わせるほうが使いやすくなると思いますよ。ライオットチップ[1]を持っている場合は特に、追加効果はそれぞれのエンチャント種類の分が加わりますから」とのこと。自分なりの、自分に合わせた「エクセリオン装備」をカスタマイズする楽しみもあるようです。
ただし、ひとつ注意点があります。「エクセリオン装備」はエンチャントするごとに精錬値がリセットされてしまうそうです。つまり、すべてのエンチャントをつけたあとでないと精錬がムダになってしまうことも……。過剰精錬をするかどうか、かなり悩みどころです。精錬イベント「爆熱!バーニングソウル・フェスティバル inモロク」が終わったあとでのアップデートだけに、余計に悔しい気もしますね(笑)。
▲さまざまな効果のエンチャントをほどこせるエクセリオン装備。こちらは鎧の「エクセリオンスーツ[0]」。
▲新頭装備「ライオットチップ[1]」。ドロップ率によりますが、ボスドロップなので、それなりに貴重な品になりそう?
■エクセリオン装備の入手は簡単!? ただしエンチャントには対応した「設計図」が必要!
さて、気になる「エクセリオン装備」の入手法は、「ウェルス発掘地」のロボット型NPCに「古びた鉄塊」を10個納品するだけ。「エクセリオンスーツ[0]」か「エクセリオンウィング[0]」か、選択式で好きなほうを作成できます。「古びた鉄塊」は「ウェルス発掘地」周辺の敵がドロップするほか、デイリークエストの報酬にもなっていて、比較的入手しやすい感じでした(複数個もらえるデイリークエストもありました)。「アップデート初日から入手できそうですね」との感想に、「いけますね。というか3次職になったらすぐに入手できると思いますよ」とのお答え。「3次職になったばかりだけど、有用な装備がない!」と嘆いている人にはオススメの装備になりそうです。まぁ、正確には装備レベル制限がBaseLv100以上となっているので、そこまでは上げる必要はあるんですけど。
なお、エンチャントを行うには、対応した「設計図」が必要となります。「設計図」を作るには「古びた燃料タンク」が5個必要。これは「古びた鉄塊」同様に敵からのドロップやデイリークエストの報酬として入手できるとのことです。ちなみに製作に失敗して「ブリガン」ができることもあったので、成功率は100%ではない模様です。
この「設計図」は、それぞれエンチャント効果に対応したものが存在している模様です。何ができるかは運次第。試しに作らせてもらった際は「C-SPRの設計図」が入手できました。つまり、設計図さえあれば狙ったエンチャント効果を付与できるという仕様になっているわけで、これまでの「狙った効果がつくまでエンチャントを続ける」という先の見えない戦いからはオサラバというわけなのです。これはちょっと嬉しいかも!?
狙った効果の「設計図」を手に入れるまでは「古びた燃料タンク」でのランダム当たりを繰り返さなければならないと思った方もおられるかもしれません。が、これら「設計図」は取引が可能とのこと。「設計図には効果によって出現しやすさが違うんですか?」と聞いてみたところ「はい、出やすさに違いはありますね」(長澤氏)とのお答えをいただいたので、レアな「設計図」を引き当てたら露店で販売してZenyを稼ぐというのもアリかもしれません。当然ながら、「古びた鉄塊」「古びた燃料タンク」は露店での販売、また買取露店での買い取りも可能とのことなので、これらを売買してZenyを儲けることもできそうです。
▲装備自体は必要アイテムさえあれば一瞬で作成可能になっています。
▲各種設計図のうち、どれが手に入るかは運次第。設計図の種類によっては一攫千金が狙えるかも……?
■新規メモリアルダンジョンは合計3つ! 手軽に挑戦できるものから、強力なアイテムが狙えるものまで様々
今回は狩場となる通常マップが4マップ追加される以外にも、ストーリーに関連するメモリアルダンジョン(インスタンスダンジョン)が3つほど追加されます。それぞれは以下のとおりです。
◆新規実装予定のメモリアルダンジョン
「中央実験室」
・必要条件:3次職に転職しているキャラクター
・クールタイム:23時間
「チャールストン工場」
・必要条件:3次職に転職しているキャラクター
・クールタイム:23時間
「最後の部屋」
・必要条件:BaseLv140以上で地下遺跡アドベンチャーをクリア済みのキャラクター
・クールタイム:70時間
●メモリアルダンジョン「中央実験室」
難度的にはかなり低めで、内容も「ストーリーを楽しむ」側面がある、短時間で終わるメモリアルダンジョン。今回は体験していないのですが、話によれば気軽に挑戦できそうな難度とのこと。ちなみに、もちろん報酬もしっかりとあるそうです。
●メモリアルダンジョン「最後の部屋」
注目なのは前述した「ライオットチップ[1]」が入手できる(可能性がある)「最後の部屋」。名前からもわかるとおり、「ウェルス」に関する謎が解き明かされる場所なので「地下遺跡アドベンチャー」を終えた高レベルキャラでなければたどり着けないようになっていますが、それだけの価値はあるという感じでしょうか。難易度のイメージとしては「“ニーズヘッグの巣”の上位版といった感じですね。極まったキャラならソロでクリアしてしまう人もいるかもしれません」(長澤氏)とのこと。該当するプレイヤーならなんとなく想像できるのではないでしょうか。
「最後の部屋」に行くには通常マップである「実験棟-OPTATIO」「地下シェルター」「地下トンネル」を進んで行かねばなりません。まずはこれらのマップで「地下遺跡アドベンチャー」を進めていくことが前提条件になります。
▲「実験棟-OPTATIO」マップ。「ウェルス」の外郭に当たる場所らしく、ウェルスの発見を阻んでいた“エナジーストーム”と呼ばれる現象の名残も見られます。
▲キーとなるNPC「ベリティ」。どうやら研究者らしく、この遺跡のことに詳しいようです。
▲機械っぽいモンスターが多い「実験棟-OPTATIO」マップから連なる「地下シェルター」マップや「地下トンネル」マップには、なぜかアンデッドらしきモンスターが。これらの謎もすべてをクリアすればわかるらしいです。
▲メモリアルダンジョン「最後の部屋」のラスボス「T_W_O」も見せていただいたのですが……「これはさすがにネタバレすぎるので隠してほしいです。モザイクだとバレそうなので黒塗りで!」(中村氏)。私もそう思うので画像を加工しています(苦笑)。「ライオットチップ[1]」などの新装備をドロップする敵だそうです。
▲ボスと同時に出現する敵「システムメッセージ_2」。見た目どおり雷系のスキルを使ってくるので、風属性耐性を高めておくといいかも? この敵を倒すとボスが少し弱体化するとのことですが……!?
●メモリアルダンジョン「チャールストン工場」(6月9日実装予定)
3つのメモリアルダンジョンのうちのひとつ、「チャールストン工場」は「ファンタスマゴリカ」クエストと「地下遺跡アドベンチャー」クエストとは直接的なつながりはないものの、裏話的な接点のある外伝ストーリーとのこと。他のクエストを進めていなくても、3次職以上であればいきなり挑戦可能になっているとのことです。このメモリアルダンジョンでは、女の子タイプのロボットのNPC「チャールストン1号」と「チャールストン2号」に加えて、「悪夢のジターバグ」でも登場したNPC「シャルロシー」が絡んでくるようです。ただし、「チャールストン工場」に関しては、2015年6月9日(火)のアップデートになるとのことで、5月19日(火)の大型アップデートからやや遅れての実装になる予定だそうです。
「チャールストン工場」内部では、「チャールストンパーツ」というアイテムが入手でき、それらを「チャールストン工場」の入り口近くにいるNPCに渡すことで、メカニック向けの“アーティファクト”装備に相当する「ガーディアンシリーズ」および「パワードシリーズ」が入手できたり、それらのエンチャントが可能になるとのことです。「ガーディアンシリーズ」「パワードシリーズ」とも、いくつかはウェルス周辺に登場するモンスターのドロップとしても入手できるようです。
▲メモリアルダンジョン内部は「ジュピロス廃墟」によく似たマップ。昔の記憶の中をたどっているという設定なので、これはジュピロスのありし日の姿なのかも?
▲「ジュピロス廃墟」の下層へ行くための手順を思い起こさせる仕掛けも。ミニマップに記された場所にいる敵を倒しつつ進みましょう。
▲道中で登場するシャルロシーは「悪夢のジターバグ」をクリアしているキャラだとセリフが変わったりするとのことでした。
▲マップを進んでいくと過去に起こった出来事が明らかに!? ちなみに2回目からは「悪夢のジターバグ」同様、セリフをすっ飛ばせるようにもなっているらしいです。
▲メカニック用の新装備は残念ながら6月9日(火)までお預け。その前に、まずは汎用性の高い「エクセリオン装備」を集めるのに注力するといいかも。
■新装備はメカニック用だけじゃない!? 両手剣「ギロチンブレード[3]」なども実装予定!
「チャールストン工場」入場NPC付近には既存の装備品をアップグレード(製作)してくれるNPC「量産型チャールストン」が立っていました。メモリアルダンジョン「チャールストン工場」およびメカニック専用装備は6月9日(火)の実装ですが、これらのNPCは5月19日(火)から存在しており、「量産型チャールストン」においても、2つの装備がアップグレード可能になっているとのこと。今回はその2つをご紹介しようと思います。
・ギロチンブレード[3]
名前からわかるように、イメージとしては「ギロチン[0]」に似た能力の両手剣。人間型モンスターを倒した際にSPが回復する効果があり、精錬値によってその効果が高くなる模様。スロットが3つあるというのも注目ですね。ただし、武器レベルは2とやや低め。攻撃力は200、重量は350、装備条件はBaseLv100以上のルーンナイトとなっていました。なお、アップグレードに必要な材料は以下のとおりです。
「ギロチン[0]」
「エッジ[0]」
「執行人の手袋」50個
・トルネードアックス[1]
斧身が回転して嵐を巻き起こす、風の力を持った斧。武器レベルは4、風属性で、攻撃力は320、重量は400、装備条件はBaseLv100以上のソードマン系、マーチャント系となっており、実質的にはルーンナイト、ロイヤルガード、メカニック、ジェネティックの4職が装備可能になるようです。アップグレードに必要な材料は以下のとおりです。
「ハリケーンフューリー[1]」
「ウィンドホーク[0]」
「透明な板(風)」50個
これ以外にも6月9日(火)以降には「パイルバンカーS」「パイルバンカーP」「パイルバンカーT」といった装備がアップグレード可能になる模様です。どんな武器なのかは実装されてからのお楽しみとのことでした。
その他、同じく6月9日(火)のタイミングですが、新クエストスキル「カートデコレーション」も実装予定とのこと。「チェンジカート」を持っているキャラが「ウェルス発掘地」で受けられるクエストをこなすことで「カートデコレーション」を習得できるようになるとのこと(スーパーノービスは残念ながら習得できないそうです)。「カートデコレーション」は「チェンジカート」同様にカートのグラフィックを変更できるスキルで、プレゼントボックス風味、エンジェリン風味など、かなり可愛らしいものも多くなっています。実はこれらは台湾やフィリピンの『RO』で課金用として提供されているものらしいのですが、日本ではクエストをこなして追加スキルさえ習得すれば誰でも使える仕様として実装されるとのことでした。
ということでアップデート情報は以上! インタビューをまだご覧になっていない方はこちらのエントリーもどうぞ!