前回、BaseLv70に到達し、異世界クエストをクリアするところまで進めましたが、基本的な狩場としては、依然、「イズルード海底洞窟 3層」(通称、伊豆3)がオススメ。HPは高いものの半漁人から獲得できるBase経験値は破格だったりするのです。BaseLv80台後半でも、30分も狩ればBaseLvが1上がります。


 そのBaseLv80に到達する頃にはJobLvもMaxの50になっているハズ。ローグのスキルとしては、「剣修練」「サプライズアタック」「トンネルドライブ」あたりがあれば困らないので、ほかのスキルは好みで取っていってかまわないでしょう。


 敵の背後から大ダメージを与える「バックスタブ」も使いこなせれば非常に強力ですし、攻撃した敵ごとテレポートする「インティミデイト」は囲まれた状態から抜け出したり、遠くへの移動が面倒なときなどにも利用可能です。また、「ワシの目」は弓射程だけでなくその他の武器による命中率(Hit)も増加させる効果があるので、地味に便利です。


 そんなわけで、私のローグのスキル振りはこんな感じにしてみました。


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 スキルツリーの最奥にある「クローンスキル」は、敵からダメージを受けたスキルをコピーして習得するというもので、覚えたスキルは「その他」タブに記載されます。ダメージを受けるたびに変化してしまうので、なかなか戦闘に組み込むことは難しいのですが、転生後、チェイサーになった際には活用することになるので、どんな感じか触れておくのもいいかと思います。


 「クローンスキル」に振らないのであれば、「インティミデイト」を1で止めて、「ワシの目」を上げたり「ギャングスターパラダイス」から「コンパルションディスカウント」へ振るなどの選択肢もあります。


 とはいえ、現状の『ラグナロクオンライン』であれば、さほど苦労せずとも転生可能になっていますし、転生後はスキルは改めて取得できるので、あまり悩まなくてもいいと思います。


 さて、今回はレベル上げの合間にやっておきたいことなどをピックアップしてみましょう。


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▲BaseLv80でのステータスはこんな感じ。伊豆3で狩るならもうちょっとStr寄りでもいいかもしれません。「レベルアップボックス(Lv79)」からは再び「オルレアンのフルコース」(今度は10個!)も入手できるので、以前の「オルレアンのフルコース」を使いきっていても能力を底上げしながら狩りが続行できます。



■異世界に行ったなら「猫の手職員」と契約しておきましょう


 前回、異世界に行こうと書きましたが、異世界では、ミッドガルドで冒険者の支援を行っているカプラサービスやジョンダイベントは使えません。異世界で冒険者支援を行ってくれるのは猫の手サービス。「ミッドガルド連合軍駐屯地」のマップ南西(左下)にいる二足歩行の猫NPC「猫の手職員」と契約することで様々なサービスが受けられます。


 とりあえずこの猫の手サービスと契約すれば、プロンテラにいる猫の手職員から異世界への転送(10,000Zenyかかりますけど)が可能になるので、必ず契約しておきたいところ。


 また、水辺の「魚の群れ」から「魚のはしくれ」をゲットする仕事や、異世界フィールドにある「未確認鉱石」を取ってくる仕事をこなすと「猫の手信用ポイント」がもらえたりもします。このポイントを貯めるとサービスが拡充されていくのですが、とりあえず10ポイント貯めることでアイテム倉庫が利用可能になります。「ミッドガルド連合軍駐屯地」には倉庫NPCがほかにもいるので倉庫の利用は可能ですが、異世界各地の猫の手職員で倉庫を使えるようにしておくのがオススメです。


 10ポイントのうち、5ポイントは初回特典としてもらえるので、残り5ポイントですが、提示された魚釣りの仕事をこなすと、初回だけ(正確にはもっているポイントが5ポイントのときだけ)5ポイントがもらえます。水辺で後ろを向いている猫の手職員「ガルル」に話しかけて、すぐそばにある「魚の群れ」から「魚のはしくれ」を10個獲得しましょう。魚の代わりに妙なものがかかったりして、ちょっと時間はかかりますが、集め終わってガルルに報告すれば猫の手職員でも倉庫が利用可能になります。


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▲水辺にある「魚の群れ」で「魚のはしくれ」をゲット。ちなみに「魚のはしくれ」は取引や倉庫への移動も不可能なアイテムです。


 なお、稀に釣れる「まかじき」(こちらは取引可能)を猫の手職員の近くにいるNPC「ヘンリークリフォード」に渡すことでも2ポイントを獲得できますが、その場合はガルルの初回5ポイントはなくなり、通常の1ポイントとなってしまうのでご注意を。


■「次元の狭間 時の通路01」「~02」に行ってみよう


 異世界関連のマップにある次元移動機をクリックすると、「次元の狭間 時の通路01」というマップに行けます。ここは「英雄の痕跡」という、『ラグナロクオンライン』の原作コミックをフィーチャーした「メモリアルダンジョン」に行ける場所。ほとんどがデイリークエスト的に毎日挑戦できるものになっていて、クリア経験値や報酬も獲得できます。


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▲「次元の狭間 時の通路01」および「~02」は、多数のメモリアルダンジョンがまとまっている場所。とりあえず覗いておくといいでしょう。


 「英雄の痕跡」に関しては公式特設サイト(こちら)を見ていただきたいのですが、転生していなくても挑戦できるメモリアルダンジョンのうち、「ゲフェン魔法大会」は終盤のレベル上げの助けにもなるので覚えておきましょう。BaseLv90以上から挑むことができます。


 また、「魔神の塔」は未転生のBaseLv70から挑めますが、さすがに下限レベルでの挑戦に関してはパーティー向け。前半後半に分かれていて、難度の低い前半だけでもクリアすれば強力な武器が獲得でき、かつその武器を精錬する権利ももらえるので、いっしょにプレイする人を誘ってチャレンジしてみるのもいいかもしれません。


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▲どこまで行けるか「魔神の塔」に挑戦してみましたが、さすがにレベルが下限に近く、しかもソロでは最初の関門を突破できませんでした(苦笑)。


■異世界への安価な行き方は?


 いったん異世界から戻ってしまうと、再度行くためには猫の手職員に10,000Zeny払わねばならないのかというとそんなことはありません。モロクから東にある次元の狭間へ移動して兵士に話しかければ「ミッドガルド連合軍駐屯地」へと移動できます。その他、ピラミッド前にいる「次元の狭間警備兵」に話しかけると、一気に次元の狭間の中心部へと転送してくれます。しかも無料。


 モロクまでならカプラサービスでの転送費用も安めですし、ちょっとだけ移動に時間はかかりますが、お金のないときには重宝します。覚えておくといいでしょう。


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▲ピラミッド前にいる警備兵は次元の狭間から逃げ出してきたようで、そのことを秘密にする代わりに転送してくれます。


■時間があればZenyも増やしたいところ……!?


 「レベルアップボックス」があれば、転生までほとんどZenyを必要としませんが、あればあったで困りません。もし、育成の合間に時間が取れたり、気分転換をしたいときには金策狩りをしてみるのもいいかもしれません。


 BaseLv80前後のローグだと「ジュノーフィールド 06」の「スリーパー」がドロップする「グレイトネイチャ」や、「デーモンパンク」のドロップする「魔女の星の砂」がお手軽。「グレイトネイチャ」も「魔女の星の砂」も、露店での販売や買取露店への持ち込みでZenyが稼げます(NPCに売ってしまっては損ですよ)。どのくらいの相場なのかは、ワールドごとに異なるため、左のリンクにもある露店取引情報を確認してみましょう。


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▲現在は経験値的には「半漁人」のほうが美味しいため、「ジュノーフィールド 06」はさほど重要な狩場ではありませんが、通っていればZenyは確実に増えていくはず。


 なお、「ジュノーフィールド 06」も、経験値的にはけっして不味くはないので、金策ついでにレベルアップを狙うこともできます。「伊豆3ばっかりで飽きたー」とお嘆きの人には特にオススメです(笑)。


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▲マップの場所がわからなくなったら「Alt+.」(日本語キーボードで「る」の位置のピリオドのキー)で開けるワールドマップを確認してみるといいでしょう。


 ちなみに、敵の湧きも多くてちょっと大変ですが、伊豆3のひとつ下の階層、「イズルード海底洞窟 4層」(通称、伊豆4)は取引価格が高めのカードが狙い目の狩場。特に「マルクカード」は需要が高く、数千万Zeny(私のメイン活動ワールドでは2,000万Zeny前後)で取引されています。一攫千金を夢見るなら挑戦してみるのもいいかもしれません。


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▲BaseLv80前後のローグのソロでも狩れないことはないのですが、わりと慎重に進んでいかないとすぐにアクティブモンスターに囲まれてしまいます。注意!