殴り型プリーストの育成もいよいよ大詰め。とはいっても、基本的な育成は前回までに紹介している感じで、マラン島の「地下排水路」(お掃除ビギナー)、英雄の痕跡「飛行船襲撃」、同じく英雄の痕跡「ゲフェン魔法大会」(3回戦まで)をこなしているだけでも十分。
これらのメモリアルダンジョンは、クリアまでの流れがわかってしまえば手早く周回することができ、1時間もあれば余裕で終わらせることができます。もし時間が取れない場合は、全部でなくてもいいので、できるだけこなしていくことで、無理なくレベルアップが可能です。
ちなみに、最も経験値が稼げるのは、「ゲフェン魔法大会」。メモリアルダンジョン内部での獲得経験値はそれほど高くはないものの、獲得した「ゲフェン魔法大会コイン」をBase経験値に交換することでレベルアップが可能なのは前回書いたとおり。
3回戦まで勝利できるようになっていれば、獲得できる「ゲフェン魔法大会コイン」は毎回15枚。これをすべてBase経験値に交換すると1,500,000(1.5M)。これはBaseLv98→99になるための必要Base経験値の76%程度なので、転生までの追い込みとしてもかなりラクラク。
「ゲフェン魔法大会」に挑めるようになるのはBaseLv90以上ですが、上記3つのメモリアルダンジョンをきっちりこなしていけば、フィールドや通常ダンジョンで狩りをいっさい行わなくても、長くとも3~4日程度でBaseLv99にたどり着けると思います。
▲「ゲフェン魔法大会コイン」は5枚単位で経験値と交換が可能です。ただし、交換ができるのは前回の交換時間から23時間後(メモリアルダンジョンの再入場可能時間とは異なるので注意!)。交換可能時間はAlt+uで開けるクエストリストから確認できます。
※追記:2016年9月6日(火)のアップデートにて、「ゲフェン魔法大会コイン」と経験値の交換は、午前5時を越えた時点で再度交換可能になるよう仕様変更されました。
というわけで、今回は一気に転生まで育成していくことにします。
■ゲフェン魔法大会を手早くクリアするために!?
転生の前に、「ゲフェン魔法大会」に関してちょっと補足をしておきましょう。
前回紹介した際には、「ゲフェン魔法大会」では3回戦で「ビリー・コスルリース」と対戦しました。「ゲフェン魔法大会」では、ローグ育成編・その3で紹介したように、大会前のゲフェンの街で出会ったキャラクターに応じて支援効果が得られると同時に、3回戦の相手が変化します。
殴り型のプリーストはやや攻撃力が低く、戦闘が長期戦になりがちなので、できれば物理攻撃アップの支援効果を狙っていきたいところです。物理攻撃アップの支援効果を授けてくれるのはゲフェン内周の西側を通ったときに出会うNPC「リディア」です。
同時に、プレイヤーキャラは「ブラック・カネイリー」と出会うことになります。
▲「ブラック・カネイリー」は、本来、プレイヤーキャラから少額のZenyをスっていくのですが、手持ちZenyがないとセリフが変化して、Zenyは奪われません。ゲフェンタワーの周りを1周してから、「ブラック・カネイリー」との戦闘に勝利すればイベントは終了です。
このルート(または内周東回りのイベントの起こらないルート)を通っていると、3回戦の相手は「ブラック・カネイリー」になります。基本的な戦い方は前回紹介した「ビリー・コスルリース」と同じ。ときおり「ハイディング」を行うので、それを「ルアフ」であぶり出すということさえ覚えていればOK。「キリエエレイソン」を使ってダメージを防ぎつつ、ひたすら殴っていけば倒せるでしょう。
▲「キリエエレイソン」では、毒によるHP減少は防げないので、回復アイテムを使うか、「ヒール」を使うなどして回復させましょう。Intが1でもこのレベルであれば、「ヒール」Lv10で2,000程度のHPが回復できます。
■いよいよ転生へ
正直なところ、この記事を書くために、何度かメモリアルダンジョンに挑戦しているだけでも、もりもり経験値を獲得してしまって、あっという間にBaseLvが99に。昔のように、「狩りをして経験値を稼がないとなー」という感覚はほとんどありません(笑)。
▲最後は「ゲフェン魔法大会コイン」の交換。BaseLv98、経験値バーが26%から一気にオーラ(BaseLv99)へ!
なお、BaseLv99になると「[衣装] ビギナー帽」の転送効果が得られなくなるので、「応急手当」を使っても冒険者アカデミーには戻れません。が、冒険者アカデミーで位置セーブしてあれば「テレポート」Lv1でセーブ位置に帰還できます。もちろん、「蝶の羽」を使ってもいいのですが。
冒険者アカデミーに到着したら、さっそく転生準備です。まずは重量のあるアイテムをすべて倉庫に放り込みます。倉庫にも入れられない「初心者用青ポーション」を持っているなら、ちょっともったいないのですが、全部使いきってしまうようにしましょう。また、衣装装備やレンタル装備など、重量が0のものは預ける必要はありません。
それと、スキルポイントが使いきってあるかどうかを確認しておきましょう。スキルポイントが余っていると転生することはできません。
準備ができたら「レベルアップボックス(Lv99)」をダブルクリックして「卒業証書」を獲得します。「卒業証書」は入手してから48時間で消滅してしまうため、転生を行う直前に受け取るようにするといいでしょう。「卒業証書」を持った状態で「マスター・スヌス」に話しかければ、転生を行うジュノーのセージキャッスル内部まで転送してもらえます。
なお、各「レベルアップボックス」の消失までの時間が過ぎて途中から受け取れていない場合は、最終的に「卒業証書」が入手できず、自力で転生費用1,285,000Zenyを用意しなくてはなりませんのでご注意を。とはいえ、LoVAコラボダンジョン「永劫の戦」の転成儀で獲得できる「金塊」や「宝箱」などをNPCに売ったり、「ゲフェン魔法大会」で最後にもらえる「イグドラシルの実」「イグドラシルの種」を露店で販売、はたまた「飛行船襲撃」で入手できる「飛行船シリーズ」を精錬して専用のNPCに売却するなど、さまざまな方法でZenyを稼げるようになっています。これらを複合して稼げば、転生費用もわりと簡単に貯まるはずなので、絶望することはないのです。
▲「レベルアップボックス」は2週間以内にオープンしないと消滅してしまいます。「卒業証書」があると転生が非常に簡単になるので、消失させないように気をつけながら育成したいところです。
さて、転生に関してはローグ育成編・その4で紹介していますので、そちらを参考にしていただければ問題はないと思います。転生後、最後にヴァルキリーの贈り物をもらい、BaseLv10にしてもらいましょう。アコライト系の職業は、転生後はプロンテラの大聖堂の裏に転送されます(そういえば、なんで裏手なんだろう……?)。
■転生後、序盤のレベル上げは「イズルード海底洞窟」がオススメ!
まずは基本スキルをLv9まで上げて、大聖堂に入って右手の部屋で転生アコライトに転職させてもらいます。その後、倉庫から装備などを取り出してレベル上げの準備を整えます。過去に「スケルトン」をたくさん倒しているなら「メイス[4]」などを拾っているかもしれません。もし武器がなければ最悪素手でもなんとかなるとは思いますが……。倉庫からは「チェイン[2]」や「スタナー[0]」も取り出しておきましょう。
▲再びBaseLv79以下になったので、「アカデミーバッジ[0]」の効果が復活! まずはBaseLv12まで上げて「ルイーゼの赤い靴[1]」を装備できるようにして、その後BaseLv14で武器を「チェイン[2]」に。
「チェイン[2]」が装備できるようになるまでは「ルナティック」などを倒してレベル上げ。ステータスはDexを重視して振っていきます。だいたいBaseLv10台後半になったらイズルード北東の船着場からバイラン島へ渡り、「イズルード海底洞窟」へ。
「イズルード海底洞窟」に出現する敵は、全体的に獲得経験値が高めになっており、序盤の育成にもってこいなのです。
BaseLv10台後半だと狙い目は「ククレ」。「初心者用ポーション」の在庫はたくさんあるはずなので、それを連打で使いながら「プランクトン」を狙っていくのもアリ。ただし、「プランクトン」を狙いたいならHit値(命中率)が最低でも240以上はほしいところ。240でも結構攻撃が外れるので倒すのに時間はかかりますが、BaseLv20台でも1体倒せば1レベルアップするほどなので、サクサクとレベルが上がるはず。むしろ序盤は経験値があふれますが(『RO』では一気に2レベル上がることはなく、余分な経験値は消失します。これは“経験値があふれる”と表現されることが多いです)、まぁ気にせずに倒していきましょう。
しばらく「プランクトン」や「ククレ」、「ヒドラ」などを倒していれば、いつのまにかBaseLv27になっているはず。ここからは長らく活躍してくれた「スタナー[0]」が装備できるようになります。慣れてきたら「マリナ」も狙っていけるでしょう。ただし、「バドン」はちょっと強めなのでご注意を。
▲低レベルキャラの育成に便利な「イズルード海底洞窟」。1層だけの狩りでもじゅうぶん。ステータスや装備にもよりますが、BaseLv40までは1時間程度も狩れば上がるはずです。
▲ステータスはDexを先行してHitを確保。スキルは「速度増加」、「ブレッシング」といった支援系を先行しつつ、タイミングに応じて「テレポート」も取っていきたいところです。
「イズルード海底洞窟 1層」で戦っていればBaseLv40までスピーディに育成できるはず。BaseLv40になったら、マラン島の「鉄人料理人ニャスの伝説」や「マラン島ニャドベンチャー」といった、手をつけていないクエストをこなしていくと、一気にレベルを上げることができます。これらのクエストが終わっている場合、「ブラジリス」や「デワタ」のクエストもオススメです。これらのクエストクリア後、もし経験値が少し足りないというなら、おなじみの「地下排水路」(お掃除ビギナー)で稼げばOK。このコースなら、上位2次職であるハイプリーストへの転職へは半日もかからないでしょう。
ということで、殴り型プリースト転生までの流れはこんな感じです。なお、転生したあとは、リフレッシュルームでのステータスリセットを行うためにはスペシャルアイテム(いわゆる課金アイテムのことです)の「マジカルアップル」が必要になりますので注意しましょう。
ただ、3次職であるアークビショップへの転職の際には自動的にステータスとスキルがリセットされるようになっているので、殴り型から支援型や退魔型へのスイッチも可能です。もちろん、その場合は、キャラクターの“使い勝手”はかなり変わるので、変更を考えている人は慎重に!