前回、「モンスターハウス」の概要について紹介しましたが、今回は実践編とでもいいますか、実際の「モンスターハウス」を遊ぶ際に気をつけたいことなどをまとめて紹介していきたいと思います。


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▲迫り来るモンスター軍団を退けて、最後に待ち受けるボスを倒すことを目標とする多人数参加型PvEアトラクション「モンスターハウス」。2016年10月現在、毎週水曜日の22時~、毎週金曜日の23時~と、週2回の開催です。


 前回も書きましたが、基本的な流れは「初級」、「中級」、「上級」で大きな差はありません。もちろん、敵から受けるダメージや敵のタフさなどは異なりますので、その点は留意願います。ではさっそくですが順を追って説明していきましょう。



■120名の参加枠にご注意


 「モンスターハウス」の1作戦エリアの最大参加人数は120名。参加受付は作戦開始の15分前から始まり、作戦開始後でも登録人数が120名に満たなければ途中参加が可能です。ただし、作戦開始前あっても、参加人数が120名に達した時点で募集は締め切られてしまいます。


 作戦エリアは多数ありますので、「モンスターハウス」が遊べない、という状態になることはまずないと思いますが、初心者のうちはできるだけ大人数の作戦エリアに参加したほうがクリアしやすいと思います。募集が開始されたらできるだけ早めに参加登録を行ったほうがいいでしょう。


 ちなみに筆者は「上級」に参加しようとして時間ギリギリに受付に行ってみたところ、すでに最大人数のエリアでは120名の枠が埋まっていたということもありました。特に「モンスターハウス」関連イベント中や、休前日などは参加人数が多くなる傾向にあります。


 作戦開始前になると、待機マップへと移動できるようになります。ここでは無料で倉庫を開くことも可能です。「露店開設」も使用できるのでユーザー露店があれば消耗品を購入することも可能です。また、臨時でパーティーに誘ってくれたり、慣れていない参加者のために注意点をチャットで話してくれるプレイヤーさんなどもいたりします。


 臨時のパーティーはチャットルームの“看板”を出して、目の前に立った人にどんどんパーティー勧誘を行っていくというスタイルが一般的です。パーティーに入って「まだ慣れていないんですがよろしくです」とでも発言すれば、パーティーメンバーがいろいろとアドバイスをしてくれると思うので、そういったものも参考にしていきましょう。


 もちろん、絶対にパーティーを組まなければならないというわけではありません。とりあえず様子見をしたいという人はソロで参加してもいいでしょう。


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▲いきなり戦闘があるわけではなく、まずは待機マップへと移動し、そこから作戦マップへと転送されます。作戦前には待機マップでパーティーの募集(というか配布)を行うプレイヤーもいたりします。なお、後述しますが、作戦マップへの転送先は戦況に応じて変化していきます。


■作戦開始! 各マップではクリア条件が異なる!?


 「モンスターハウス」は大きく9つのマップに分かれており、各マップで条件を満たすと、次のマップへのワープリンクが開きます。


 条件は各マップに入ると画面上部に大きな文字でアナウンスされます。具体的な内容としては、「敵を全滅させる」「特定のボスモンスター(守護モンスター)を規定数倒す」「襲ってくるモンスターの攻撃に耐えながらボスモンスターを倒す」などとなっています。ある程度経過しないと登場しないモンスターなどもいるので、マップごとの難度は異なります。


●各マップごとのクリア条件

※マップ画像はすべて「中級」で、マップ外観の参考用です。


・1マップ目(廃墟):敵モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)

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・2マップ目(クラカト火山風マップ):守護モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)
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・3マップ目(石造りの室内):守護モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)

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・4マップ目(廃墟):敵モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北、西、東側)

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・5マップ目(クラカト火山風マップ):守護モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)

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・6マップ目(石造りの室内):補給タイム。後に登場するボスモンスターの撃破(次エリアへのワープリンクは北側)

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・7マップ目(廃墟):敵モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)

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・8マップ目(クラカト火山風マップ):守護モンスターの全滅(次エリアへのワープリンクは北側)

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・9マップ目(神殿風マップ):ボスモンスターの撃破(ゴールのワープリンクは東西南北4方向)

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 基本的には、「敵モンスターの全滅」という条件のマップはかなり素早くクリアされる傾向にあります。生き残って次のエリアへワープすることでポイントが加算されるので、こうしたマップで戦闘不能になってしまうと、復帰する前に残ったみんなでクリアしてしまうことも多いと思います。


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▲敵モンスターの全滅という条件はわかりやすいうえに、それほどマップが広くないため、場合によっては瞬殺という感じでクリアされます。マップ転送後、いきなり敵に囲まれている場合もありますが、仕様上、ワープアウト直後は敵からターゲッティングされない“無敵時間”があるので、敵集団が近くに見えてもむやみに動かないのが賢い行動パターン。


 逆に時間がかかるのは「守護モンスターの全滅」が条件のマップ。特にクラカト火山とよく似たマップは広く入り組んでいるため、条件クリアに時間がかかります。また、部隊が散開して行動することもあるため、少人数で行動すると、あとから出現したモンスターにやられてしまうことも。慣れないうちはできるだけ人数の多い集団についていくように心がけましょう。


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▲クラカト火山風のマップはモンスターの探索に時間がかかります。後半の作戦エリアでは、断続的に強力な敵モンスターが出現することもあるので、単独で行動しないように注意したいところ。


 室内マップでの戦闘は何回かありますが、特に注意したいのは6マップ目の補給後と最終の9マップ目。


 6マップ目ではボスモンスターが登場しますが、ターゲットとなるのは2体の「シュタークフィッシュ」というシーラカンスタイプのモンスター。ですが、ダミーとしてまったく同じ姿の偽物も出現するため、非常に見分けにくくなっています。しかし、偽物は不死型という特徴があるので、プリーストスキルの「ターンアンデッド」などで撃破可能です。なお、本物は水属性ですが、「物理攻撃無効」「遠距離攻撃無効」「魔法攻撃無効」のいずれかの特性を持っているため、攻撃手段によってはダメージが与えられない場合もあります。攻撃が当たらないと思ったら、ボスへの攻撃は諦めて、ザコの掃討に尽力しましょう。


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▲補給時間は約2分半。倉庫からの出し入れや修理、消耗品の購入などが行なえます。用事が済んだら味方が固まっている通路(ケースバイケースですが、北側や西側をベースにすることが多いようです)へ移動しましょう。


 最後の9マップ目は、最も注意しなければならない作戦エリア。特にクリスタル型の「警報装置」には近寄ってはいけません。この「警報装置」が赤く光りしばらくすると、「テンタクルス」(通称、イカ足)が大量に湧きます。「テンタクルス」は広範囲のSP吸収を行うなど、多数の状態異常攻撃をばらまくため、非常に厄介。ボスの近くや部隊の近くにこのイカ足が多数出現してしまうと、思うようにスキルが使えなくなり、クリアへの大きな障害となります。


 また、このマップでは混乱状態に陥ることも多く、そうなった状態で移動しようとすると、フラフラと「警報装置」の近くに移動してしまうことも! 混乱状態になってしまったらアイテムで回復するなり、回復するまで移動せずにスキルや攻撃のみを行うなど、気をつけて行動しましょう。


 なお、9マップ目のボスは数種類から1体がランダムで登場するようです。中には念属性のボスもいたりしますので、攻撃を行う場合は、ある程度の属性攻撃が可能なように準備をしておくといいでしょう。


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▲筆者の経験的に、ラストマップも北側に陣取ることが多いように思えます。このあたりは参加するワールドによってマチマチだと思いますし、状況にもよるでしょう。どこに集合するか、事前にチャットで告知してくれる人もいると思いますので、注意しておくといいでしょう。


■戦闘不能からの復帰に気をつけよう!?


 「モンスターハウス」では、1度も戦闘不能にならずにクリアするというのはなかなか難しいものです。特に上級などでは、慣れていてもうっかり敵の集中攻撃を受けてしまうとすぐに戦闘不能にされてしまいます。戦闘不能になってもデスペナルティはありませんし、戦線復帰時にはHPを全回復してくれるサービスもあるので安心なのですが、一度戦線に復帰すると、1分間は再入場ができないという制限があります。つまり、特攻覚悟でむやみに敵に突っ込んでいくのはあまり得策ではないということです。


 また、作戦が進行していくと、敵の多いマップや広いマップで戦うことになります。通常のワープリンクから作戦マップに入ると、転送場所はランダムになるのですが、戦闘が開始されてからしばらく経過すると、待機マップ中央北側の「特殊転送装置」で移動先を指定して転送してもらえるようになります。


 ある程度戦闘が継続している場合、この「特殊転送装置」を使って、味方のベースとなっているエリアの近くに転送してもらうことが重要になります。特にラストの9マップ目は、味方ベース以外の場所には敵がうようよしているため、ランダム進入地点からベース側に移動していくと、必然的に敵をおびき寄せる結果になってしまうのです。


 もし、転送された近くに味方のベースがなければ、そのまま動かずに戦闘不能になり、再度転送場所を変えてマップに踏み込んでみるなど、味方の妨害にならないような立ち回りも大切です。


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▲「特殊転送装置」を使えばマップの転送先を選ぶことができます。この回の9マップ目のベースは北側だったので、「転送1(北側)」を選んでベース付近に移動することができました。


 ちなみに、戦闘不能からセーブポイントで復帰した際など、周囲のプレイヤーは動いているのに自分のキャラだけ復帰地点から動けないということがまれに起こるかもしれません。こういう場合は、しばらく待っていれば動くようになりますが、いったんログアウトしてから再ログインすればすぐに動けるようになるハズですので覚えておくといいかもしれません。


■具体的な作戦はやっぱり参加しているプレイヤーと話してみるのが一番!


 ……と、いろいろと書いてきましたが、実際には、参加しているプレイヤーと直接チャットしたほうが、戦況に応じたアドバイスがもらえます。上でも書いたように、臨時で気軽にパーティーを組んでくれる人も多いので、まずはパーティーに参加しながらいろいろ教えてもらうといいでしょう。ワールドによってはここに書いたアドバイスとは異なるやり方もあると思います。もちろん、その場合は自分のワールドのやり方に従っていくのがオススメです。なんといっても、戦闘は“現場”で起きているのですからね。


 たとえパーティーを組まなくても、参加回数が多くなってくると、よく見かけるキャラも出てくると思います。そうしたキャラとプロンテラですれ違ったりして、そのうち挨拶を交わすようになったり……と仲良くなるきっかけを与えてくれる場でもあると思います。狩りや攻城戦、メモリアルダンジョンとはまた違ったコンテンツ「モンスターハウス」。もしまだ参加したことがないという人がいたら、ぜひ遊んでみていただければと思います。


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▲9マップ目の難敵、「テンタクルス」の姿も見えます。「監視装置」に近寄らないようにして、できるだけこの「テンタクルス」を出現させないようにするのが早期クリアへの近道。もちろん、出現させてしまっても早めにせん滅すればいいので、“イカ足撃退担当”がいると心強いですね。


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▲各マップクリア時には、突破時間が短く、生き残っているメンバーが多いほど報酬ポイントのボーナスが増加。★3つが最高の結果のようです。