『ラグナロクオンライン』では、2017年8月22日(火)の定期メンテナンス後から、毎年恒例となりつつある夏のイベント「僕のドキドキ冒険記」の第4弾がスタートしました。今回は「僕のドキドキ冒険記IV ~甦る邪神ンダバー~」(詳しくはこちらへ)。イベント期間は2017年8月22日(火)~9月12日(火)定期メンテナンス前までの約3週間。毎年のことですが、かなりの大型イベントですね。今回は、かつて滅びてしまった王国の末裔が邪神を封じた石窟寺院に異変が起き、冒険者に協力を依頼するというストーリーです。
▲イベントマップへ行くにはプロンテラなどにいる「従士アーヴェント」に話しかければOK。
ストーリー的には前回との関連はないので初めての人でも問題はありません。ただ、イベントの流れ自体はこれまで行われてきた「僕のドキドキ冒険記」と同じなので、以前に参加した人ならすんなりと進められると思います。今回は一応初めての人向けにもわかるように解説していきます。
「僕のドキドキ冒険記」は、未知のダンジョン探索をモチーフにしたイベント。難度の異なる3種類から行き先を選ぶと、選んだ難度に応じた敵が出現するメモリアルダンジョンが生成されます。プレイヤーは、この内部を探索しながら、特別な「宝箱」を見つけていきます。
基本的には各部屋のモンスターを全滅させることでミミックのような「宝箱」が出現。しかし「宝箱」には罠が仕掛けられています。宝箱をクリックすると罠の調査ができますが、罠の解除ならシーフ系のお手の物。というわけで、シーフ系や忍者系、アーチャー・ハンター系などの職業(「リムーブトラップ」を習得しているとなおよし)だと罠の解除の難度が少し低下します。
罠を解除するには、罠の名称を選択することになるのですが、職業に応じて判別できる文字数が違うのです。もちろん、パーティーで挑めばそのぶん判別できる文字数は多くなるので有利。でもシーフ系がひとりいるだけで罠の判別はグッと有利になります。
罠の種類は以下のとおり。赤字の文字は1字だけの判別で確定の罠です。なお、危険度は私が独自に判断したものなので参考程度に。
・宝箱のトラップ一覧
冷血な一撃(れいけ「つ」ないち「げ」き):凍結状態になる(危険度:低)
天使の祝福(てんしのしゆくふく):HPとSPが回復(危険度:無)
オークの祝福(「お」「お」くのしゆくふく):一定時間、オークの顔になる(危険度:無)
天地回転(てんちかいてん):一定時間、幻覚(画面が上下逆)状態になる(危険度:低)
緊急警報(きんきゆうけいほう):敵が再出現。全滅後に再び宝箱(危険度:高)
吸魔の抱擁(きゆう「ま」のほう「よ」う):SPが大幅減少(危険度:高)
思考の放棄(しこうのほうき):一定時間、スキル発動時間増加(危険度:高)
死者の祝福(ししやのしゆくふく):一定時間、不死属性が付与(危険度:高)
吸着の霧(きゆうちやくのき「り」):一定時間、武器防具再装備不能(危険度:中)
冷酷な天使(れいこくなてんし):一定時間、HP回復量減少(危険度:中)
死者の福音(ししやのふくいん):一定時間、リザレクション不能(危険度:中)
緊急転送(きんきゆうてん「そ」う):塔の外へ追い出される(危険度:高)
※「」内は1文字確定トラップ
なお、罠の判別が面倒だという人は、RO丼の管理人でもあるのりこさんが作成してくれた罠判別用サイトがあるのでこちらを使うといいかもしれません。
罠の解除ができたら宝箱をクリックして中身をゲット。しかし、ここで手に入れたものはまだ未鑑定状態。ダンジョンを出て、NPC「レリューナ」に鑑定してもらうことでどんなアイテムかわかるようになります。
ただし、「レリューナ」から受け取れるアイテムは1日1個までという制限があります。鑑定済みアイテムは保管しておいてもらえるので翌日になって受取権利が復活してから受け取ることも可能です。また、いらないアイテムなどは処分してイベントポイントの「メテオロン」と交換してもらえます(1個につき150メテオロン)。
このような流れで、今回のイベントで新たに実装された「星座装備」や「ゴッズシリーズ」などの装備を入手していくのが最大の目標と言えるでしょう。
ほかにも、石窟寺院内部で20個の宝箱を開けるごとに、「吟遊詩人オルフェ」から獲得経験値ボーナス(20%アップ)の効果を受けることができたりします。
また、フロアごとに、全部屋のモンスターを倒すと「魔宮水晶」が出現。これを壊しておくと「マスター師匠」から稽古をつけてもらうことができ……要は経験値が獲得できてしまうのです。公式ブログにもありますが、このサービスは、特に転生後のBaseLv90~BaseLv160という育ち盛りなキャラにオススメ。この際、「師範代ドラゴ」から「研鑽の書」を入手しておくとさらに獲得経験値がアップするとのことです。「研鑽の書」は「師範代ドラゴ」から1個1,000メテオロンで入手できます(ただし5個以上のセットなので最低5,000メテオロン必要です)。
ちなみに、中庭マップでは1日に1回、ルーンとミッドのお手伝いをするだけで1,000メテオロンが獲得できます。「研鑽の書」を手に入れるのはもちろん、いわゆる3%回復剤である「極上ぶどうジュース」を手に入れるのに使ってもいいでしょう。
■モンスターを倒して発見した宝箱を入手するため、罠を解除せよ!
カンのいい方はもうおわかりのように、このイベントは某3Dダンジョン探索ゲーム(そう、『ウィ○ードリィ』ですよ)のパロディがふんだんに盛り込まれています。今回実装された「ゴッズシリーズ」も、当初言われていたように「コッズシリーズ」のパロディ要素満載。ガントレットで攻撃魔法が使えてしまうところまで再現してくるとは思っていませんでした(笑)。
ということで、さっそく私もイベントに参加してみました。
まずは1キャラ目はストーリーを確認しつつNPCの説明を熟読。2キャラ目からは選択肢によってすべての説明をスキップできるので便利です。
▲最近のイベントのお約束。複数のキャラで進めるのに便利な説明スキップが可能です。なお、スキップを選ぶと各所のサービスの説明も自動的にスキップされてしまうので、初めて遊ぶ場合にはスキップしないほうがいいと思います。
最初に行いたいのは「中庭」にいる「ルーン」と「ミッド」のお手伝い。毎日1,000メテオロンもらえてしまうので、3%回復剤をもらうのみならこれだけでも十分。
▲毎日行いたい「ルーン」と「ミッド」のお手伝い。説明を聞いておくと今年も「ルーン」のポンコツっぷりが楽しめます。
メテオロンは「師範代ドラゴ」からのアイテム購入にも使えるので、できるだけ多くのキャラで貯めておきたいところ。実質的に元手ナシでアイテムが手に入るので、自分で使う消耗品はもちろん、露店などで販売することで初心者の金策にもなります。昨年は「石炭」が大人気だったので、市場ではまだだぶつき気味。自分で使う予定がないなら、今年は「石炭」以外がオススメかもしれません。
●「師範代ドラゴ」の特別商品
<<消耗品>>
イグドラシルの種:2個【1500】
イグドラシルの実:1個【1250】
ホワイトスリムポーション:25個【1250】
毒薬の瓶:3個【1500】
<<材料>>
光の粒:50個【1250】
エルダーの枝:30個【1200】
神秘のルーン原石:10個【1300】
エンペリウム:1個【1200】
石炭:50個【1250】
<<触媒>>
くもの糸:50個【1250】
ファイアーボトル:5個【1400】
アシッドボトル:10個【1200】
イエロージェムストーン:80個【1200】
レッドジェムストーン:120個【1200】
コーティング薬:3個【1200】
▲「師範代ドラゴ」は4日ごとに特別なアイテムの販売を行ってくれます(「研鑽の書」はいつでも購入可能)。メテオロンは意外と貯まりやすいので、上限の15,000になる前に適宜消費していくといいでしょう。
肝心のダンジョン、石窟寺院ですが、難度は簡単なほうから「微光」「薄闇」「無明」となっています。「微光」ではボス以外のモンスターでは、「アンドレ」系など一部強い敵は出るものの、比較的倒しやすい敵が多いので気軽に挑戦してみるといいでしょう。また、BaseLv165を越えるキャラクターであっても、石窟寺院ではデスペナルティーがないので安心です。
今回は初回ということでますは「微光」から挑んでみました。さすがに低難度だけあって微光1Fは「ピッキ」や「ファブル」など余裕で倒せる敵ばかり(初心者キラーと噂の「アンドレ」系は出ませんでした)。その代わり、宝箱の中身もいまひとつ。解除に成功しても「ガラクタ?」だったりとちょっと残念。3Fまで潜って一番よさげなアイテムが「良い短剣?」でした。
▲宝箱にはいくつかのレアリティが存在しています。こんな風にオーラが出ているのはちょっとレアな中身が期待できます。最も希少なのは紫色のオーラをまとった宝箱! ただし、罠の解除に失敗してしまうとレアリティはランクダウンしてしまうらしいので、罠の解除には細心の注意を払うようにしたいところ。
▲フロアの全部屋をクリアすると入り口付近に「魔宮水晶」が出現。これを破壊すると一定数ごとに「マスター師匠」に稽古をつけてもらえます。
■ボスは全難度共通の強さ! 「微光」に挑む人はスルー推奨かも……!?
メモリアルダンジョン内部で、全部屋のモンスターを倒すとボスが出現します。「昇降機」を使えばフロア移動ができるので、下の階層に行くのに必ずしもボスを倒す必要はないのですが、やはりボスだけあっていい宝箱が出やすいようです。メテオロンや「極上ぶどうジュース」も入手できるので倒せるなら倒して損はないでしょう。
なお、ボスの強さはどの難度のダンジョンでも同じなので、「微光」だからと油断してボス部屋に突っ込むとあっさりと戦闘不能になります。低レベルキャラで挑む場合にはボスはスルーし、全部屋をクリアしたら「昇降機」を使うようにするといいかもしれません。
▲1Fのボス「異端の外法使い」。BaseLv165のスペルフィスト型ソーサラーで特に問題なくクリア。
▲ボスを倒すとプレゼントボックスのような宝箱が出現。中からはメテオロンと回復アイテムが入手できます。
▲2Fのボス「摩滅の暗黒騎士」。「フルストリップ」で主要装備をすべて装備解除されてしまううえに、「ランドプロテクター」なども使用。スキルエフェクトを見ていたら「ディスペル」も使ってきたような……? 9999ヒールでHPも回復するとあってかなり苦戦。とはいえ、戦闘不能になってもすぐに再入場すれば再度戦えるので、いわゆるゾンビアタックでなんとか撃破。
▲3Fのボス「騎士喰らいの赫竜」。強力な「ストームガスト」などを使用。毎年のことですが、私では3Fのボスにはソロでは勝てませんでした(苦笑)。
そして毎年恒例ではありますが、3Fより下の階層もあるようで、レア宝箱を求めるならそちらに挑戦するといいかもしれません。
■レリューナからは“星座の欠片”が必ずもらえる!
肝心のアイテムはダンジョンを出て「レリューナ」に鑑定をしてもらうことで入手できます。最低難度の微光で、特にレアなオーラの宝箱も出なかったため、めぼしいものは「+6ソードメイス[1]」くらい。そうそう、こんな風に過剰精錬された装備がそのまま手に入るのもこのイベントの特徴なんですよね。
▲過剰精錬された装備が手に入ることもあるので、ものによってはカードを挿して強力な装備になる可能性も……!?
今回のイベントではアイテムを受け取る際に、星座の欠片ももらえるようで、アイテム1個につき、「タウロスの欠片」か「キャンサーの欠片」をどちらか2個もらえるようです。欠片自体は200個で「タウロス」および「キャンサー」に交換できます。つまり、全キャラを通じてアイテムを100個受け取れば、確実に手に入るということですね。
100個は遠いように思えますが、イベント期間は長めなので、これまでの星座の欠片系入手難度に比べるとそれほど大変ではないと思います。もちろん、買取露店での買取なども可能ですので、その点はご安心を。
▲アイテム引取時に必ず星座の欠片アイテムが2個もらえるようです。前の季節イベントクリア特典の特別受取権でも同様に欠片をもらうことができました。微妙なアイテムであっても毎日受け取っておくのがよさそうですね。
時間が取れたらがっつりとダンジョンを攻略してレア宝箱をゲットしていきたいところですが、時間がない場合でも「ルーン」と「ミッド」のお手伝いと石窟寺院で1個アイテムを入手して受取を行い星座の欠片を入手しておくだけで十分なプラスになると思います。各自が自分のペースで遊んでいけるイベントと言えるのではないでしょうか。
■恒例のRAGホーダイももちろんあります!
月末恒例になりつつありますが、プレイ利用権のないアカウントでも無料でログインできちゃうRAGホーダイが実施されます。今回は2017年8月26日(土)19時~28日(月)1時までの連続30時間!(詳しくは2017年8月のイベント&ミニアップデート情報を参照のこと)
先週お伝えしたように、MAP調整が施されたスフィンクスダンジョン&ピラミッドダンジョンを体験してみるもよし、今回ご紹介したイベントに参加してみるもよし。ただし、イベントではプレイ利用権がないアカウントではいくつか制限がある(レリューナからアイテムを受け取れない、師範代ドラゴのサービスが受けられない、次回季節イベント&クリスマスイベントのボーナスを受けられない)ので、公式特設サイトの最後の項目をチェックしてみてください。もちろん、イベント期間中にプレイ利用権を購入すれば制限は解除されるそうです。