2017年9月26日(火)の定期メンテナンス以降、『ラグナロクオンライン』では、「深淵の回廊 ~王城に棲まう龍~ Season2」がスタートしています(詳しくはこちら)。これは、2017年10月24日(火)の定期メンテナンス前まで開催される長期イベントです。
前回の「深淵の回廊 ~王城に棲まう龍~」を体験した方には、「Season2では各所が調整されてアイテムなどが追加されていますよ、詳しくは特設サイトや公式ブログを見ましょう」で大丈夫だと思います。
▲もうおなじみですが、冒頭の「シキナ」との会話では「以前、会ったことがある」→「心得ている」の選択肢を選ぶと、説明をすべてスキップすることができます。なお、今回からこのイベントマップもリニューアルされている模様です。
ここでは、前回までの「深淵の回廊」に参加していなかった人向けに、どんなイベントなのか、ざっくりと説明していきたいと思います。
まず、「深淵の回廊」は、幅広い層に向けたイベントです。3次職を目指している、上位2次職追い込みあたりのキャラがいれば十分活用できるでしょう。現在の『RO』では、長く見積もっても、ゲームを始めてから1~2週間もあれば転生までいけるはずですので、上位2次職になるのもあっという間。そう考えると「深淵の回廊」がいかに幅広い層に対応しているかわかるハズ。
さて、「深淵の回廊」はいくつかの進行度に分けられます。だいたい以下のような感じでしょうか。
1.比較的低レベル向けのキャラ育成のために使う(表層討伐)
2.比較的高レベル向けのキャラ育成のために使う(通常討伐)
3.討伐報酬の「亡国の硬貨」を集めてアイテムをもらう(金策)
4a.強敵「古王グローザ」と戦ってドロップアイテムなどを狙う
4b.さらなる強敵「深層の古王グローザ」と戦ってドロップアイテムなどを狙う
5.「深淵の古城」をできるだけ高ランクで攻略し、カードの欠片や大量のアイテムを狙う
6.「魔女ジラント」を倒し、ドロップアイテムなどを狙う
7.最強のボス、「古龍ジラント」を倒し、完全クリアを狙う
4の「古王グローザ」と戦うためには、まずは「庭園」「祭祀場」「回廊」「旧市街地」の討伐クエストをすべて1回(小討伐なら2回)ずつクリアする必要があります。さらに、MVPボス4体を倒すクエストをクリアし、メモリアルダンジョン「深淵の王墓」のカギ(フラグ扱い。アイテムではありません)を手に入れなければなりません。「討伐が大変で~」と言っているプレイヤーさんを見かけることもあると思いますが、その人は「深淵の王墓」への挑戦を狙っているわけです。「深淵の王墓」へ挑戦しないなら、討伐クエストは自分がクリアしやすい場所のものを繰り返し受けていればOKです。
ちなみに、4の「古王グローザ」戦あたりからはパーティープレイが必須となってきます。さらに、各ボスと戦うには、各自が敵の攻撃パターンを学んで対処する必要が出てきます。もちろん、それなりに装備も揃えないと勝つのは難しいでしょう。というか、グローザさんに挑戦するくらいになると、「深淵の回廊」の基本知識はわかっていて当然だと思いますので、4以降は説明を省かせていただきます。むしろ、きっと他のブログさんでバリバリ攻略されていると思いますから、いろいろ検索してみてください(笑)。
ということで「深淵の回廊」初心者は、まずは討伐クエストと「亡国の硬貨」集めに注目してみましょう。
自分のキャラがBaseLv130以下であれば「プロンテラ深淵表層(庭園)」、「プロンテラ深淵表層(回廊)」の2マップがオススメ。ただし、表層庭園の敵は画面内に入ると高確率で魔法反射のスキルを使用、表層回廊の敵は同様に近接物理攻撃反射のスキルを使用してきます。つまり、表層庭園では魔法攻撃は厳禁、表層回廊では近接物理攻撃は厳禁というわけです。
これは通常の「プロンテラ深淵(庭園)」「プロンテラ深淵(回廊)」でも同様なので覚えておきましょう。
表層の敵は、通常に比べて弱くなっていますが、それでも、上位2次職程度では結構大変かもしれません(逆に、職業やステータスによっては2次職でも十分狩れることもあります)。幸い、今回はイベントマップ内ではデスペナルティがないので、とりあえず行ってみて感触を確かめてみるのがいいでしょう。公式特設サイトにはモンスターのデータも掲載されていますのでチェックしてみてください。
なお、敵の属性は、庭園では風、回廊では地に統一、種族に関してもだいたい統一されているため、攻撃手段のチョイスは比較的わかりやすいと思います(庭園は地属性攻撃、回廊は火属性攻撃が有効)。
継続的に倒せそうであれば、NPC「シキナ」から討伐クエストを受諾し、クリアしていきましょう。
討伐クエストをクリアすれば「亡国の硬貨」がゲットでき、強力な装備などを含むアイテムと交換してもらえます(ただし、RAGホーダイなどでログインしたプレイ利用権のないアカウントでは「亡国の硬貨」はもらえません。詳しくは公式特設サイトを確認のこと)。最新装備は交換コストが高いものが多いのですが、低コストで交換できる消耗品や、露店で売ることでハイレベルプレイヤーが購入してくれるはずの「呪詛の魔石」などへの交換もオススメです。
また、アルケミスト系列のキャラであれば、ホムンクルスの親密度アップの効果も受けられます。こちらは初期状態からでも6~7回程度効果を受けることで親密度最大付近までアップできるというウワサ。ホムンクルスの親密度がなかなか上がらないという人はイベント中にアップさせていきましょう。「亡国の硬貨」は倉庫経由で移動が可能なので、親密度アップに関しては、アルケミスト系が討伐をクリアできなくても問題ありません。
▲特殊アイテム交換をしてくれるNPCでは「呪詛の魔石」への交換やホムンクルスとの親密度アップなどを行ってくれます。
▲なお、今回入手できる「亡国の硬貨」は、次回の「深淵の回廊」では使用できません。大量に余らせておいても意味がないので注意しましょう。また、今回、「呪詛の魔石」は前回のものを引き続き使用できましたが、次回も使えるという保証はありませんのでこちらもご注意を。
冒頭でも書いたように、イベント期間は約1ヶ月と長め。最初はギリギリ倒せる程度で、討伐クエストクリアにかなり時間がかかってしまったとしても、続けていればレベルも上がり、どんどん楽にこなせるようになってくるはずです。
BaseLv130を越えて、表層への入場ができなくなってしまうと、ややハードルは上がってしまいますが、基本的には同じ戦術で戦えるはずなので、装備を最適化するなどいろいろ考えてみるといいでしょう。
なお、当サイトでも過去の「深淵の回廊」でいろいろ試行錯誤した記事があります。長期間『RO』を遊んでいる関係上、今では高価になってしまった装備なども使っており、あまり参考にはならないかもしれませんが……。
最後にもうひとつお知らせが。こちらにあるとおり、2017年10月中は3週に渡ってさまざまなボーナスがもらえるキャンペーンが開催されます。1週目がドロップ率1.5倍、2週目が経験値1.5倍、3週目が一部の戦闘教範の効果アップとなっています。当然、「深淵の回廊」でも効果が適用されるはずですので、育成や金策のチャンスになりそうです。内容をチェックしておきましょう。
■相変わらず「プロンテラ深淵(庭園)」通いかと思いきや……?
ということで、ここからは私のプレイ状況を。
「深淵の回廊」といえば、前回はスペルフィスト型ソーサラーの育成の真っ只中で、各種メモリアルダンジョンと「プロンテラ深淵(庭園)」に行きまくってBaseLv165を達成しました。しかし、レベルキャップ解放後のイベント、「僕のドキドキ冒険記IV」では低レベルキャラの底上げに注力した結果、ソーサラーはだいぶ放置プレイでした(笑)。
今回の「深淵の回廊」でも、前回と同様にBaseLv165(スーパーノービスは160)以上のキャラであれば、討伐報酬の「亡国の硬貨」が1.5倍になるとのこと。
▲結果から言うと、小討伐クリアで「亡国の硬貨」750枚。うん、BaseLv165でちゃんと1.5倍になっていますね。
久々にソーサラーを稼働させ、「プロンテラ深淵(庭園)」に行くことにしました。基本的には以前と変わらずに戦えるのですが、相変わらず殲滅速度が遅い……。修羅の「天羅地網」でサクサク狩るのを体験してしまうとなかなかもどかしい感じなのです。
ソーサラーで小討伐をクリアするのにちょうど1時間。以前はレベル上げも終盤だったので時間を気にせず進めていましたが、もう少しスピードアップしたいところです。
▲小型アクアの「ウォータースクリーン」を展開してダメージを肩代わりさせつつ、「ファイアーボルト」をチャージした「スペルフィスト」で殴るいつものスタイル。なお、「サモンアクア」Lv1の持続時間は5分なので、呼び出した際に効果時間が同じ「エナジーコート」を使っておくと、精霊が消えるまでの目安になります。
上でも書きましたが、庭園の敵は風属性です。対して「スペルフィスト」は火、水、風属性のいずれかで、地属性の攻撃にはできません。装備的に、最も強化ができるのは火属性なので、それでゴリ押ししている状況です。
ここでふと思いました。火属性攻撃なら回廊のほうがいいんじゃないか、と。
回廊の敵は近接物理攻撃を反射してくるため、「スペルフィスト」ではまともに狩りにならないのですが、遠距離物理攻撃なら反射されないのです。「スペルフィスト」も遠距離物理攻撃にしてくれる……そんな夢の装備があるじゃないですか。
前回の「深淵の回廊」のあと、露店で安かった「+7 ミラージュスタッフ[1]」を買ったのを思い出したのです。
「ミラージュシリーズ」の武器は射程5となっていて、通常攻撃を遠距離攻撃扱いにしてくれます。以前、「ミラージュワンド[1]」で確認しましたが、なんと「スペルフィスト」も射程が伸びて、遠距離攻撃扱いになるのです。つまり、回廊の敵にも反射されない、というわけです。
前回の「深淵の回廊」のときにも一部の方が実践されていたようで、ウワサには聞いていたんですよねー。
▲ということで、回廊の近接物理攻撃反射も怖くありません。しかも属性相性がバッチリなので、庭園よりもサクサク狩れます。これはもう回廊に移住するしかない(笑)!
実は庭園での「スペルフィスト」は、操作をミスると「ファイアーボルト」が出てしまい、魔法反射によって大ダメージを受けてしまうこともあったりしたんですよね。回廊ならそんなミスをしても大丈夫なので、より安心して狩ることができそうです。
■リベリオンのスキルエフェクトや銃の射撃音が一部変更に!?
そういえば、2017年9月26日(火)の定期メンテナンス後から、リベリオンのスキルのエフェクトや、銃で攻撃した際の射撃音が一部変更になった模様です。
私もリベリオンは持っているのですが、全スキルを使えるわけではないので、使用可能なものをちょっと確認してみました。
▲「リッチズコイン」。これまでのコインのエフェクトに加えて、炎や羽の舞うエフェクト(?)が追加されている感じです。
▲「ヒートバレル」。身体の周囲に炎が舞うようなエフェクトが追加になりました。銃身が加熱する感じが出ています。
▲「ファイアーダンス」。これまでは「デスペラード」と同じエフェクトでしたが、スキル名のとおり、派手に火花が散るエフェクトが追加されました。
上記以外にも「エターナルチェーン」「ドラゴンテイル」「ハウリングマイン」「フォーリンエンジェル」「フリッカー」などのエフェクトが変更されている模様です。
なお、私のリベリオンのメインウェポンであるガトリングガン系の射撃音は、これまで「ガッツン、ガッツン」と重厚な音だったのですが、変更後は「パパパパパ…」とかなり軽快な音になっています。ちょっと軽すぎる気もしないでもないですが、よりガトリングガンっぽいのはやはり変更後のほうかなと思いますね。ショットガン、グレネードガンでの射撃音も変更されているとのことなので、それぞれをメインウェポンにしているリベリオンたちの感想も聞いてみたいですね。
ところで、せっかくリベリオンを動かしたので、ついでに庭園での討伐もこなしてみました。「マジカルストーンバレット」の消費がマッハの勢いですが、「ヒートバレル」+「ラウンドトリップ」で大量の敵を相手に一気にせん滅可能なので、非常にテンポがいい感じです。ただし、「ラウンドトリップ」は効果範囲が広いので、狩場が混んでいたりすると注意が必要かもしれません。
▲装備とステータスはこんな感じ(一部、ありあわせの装備もありますが……)。再使用待機時間中で「ヒートバレル」がない状態だと5000程度ダメージが低下します。こうなってくるとやはり「反逆者のスカーフ[1]」が欲しいですね……(笑)。
回復系の装備のおかげで、回復アイテムはほとんど使いませんが、囲まれたときにスタンさせられると一気にピンチになります。ただ、熾天使型でIntが高いせいか敵の沈黙スキル攻撃はほとんど効かないみたいです。
個人的には、前回の「深淵の回廊」では「セイヴザキング[3]」や「キングスガード[1]」を入手するのが目的でしたが、今回はややお高めの「ウィルオウィスプ[0]」を目標にしたいところです。頭下段装備の単独で混乱耐性は便利すぎる……! ソーサラー系に有効な装備も新規実装されていますが……さすがにソロでは自力入手は難しそうなので、露店で見かけるようになったら考えてみたいと思います(笑)。