サモナー育成編も4回目。前回、BaseLv100を越えて、なんとか「呪いの剣士」をクリアしました。


 と、いきなりですが、前回の記事掲載後、コメントでHN「変なタヌキ」さんからアドバイスをいただきました。それによると……。


 スクリーンショットを拡大してみたのですが、「キャロットビート」をLv5で使っていませんか?
 物理ドラムでは、ソロプレイ時は「キャロットビート」Lv4推奨です。「キャロットビート」Lv5は「ブラギの詩」など、高ディレイカットが可能な環境で使用するといいでしょう。
 「キャロットビート」Lv4は、Lv5に比べて攻撃範囲は若干劣るものの、威力自体はほとんど変わらないのに対して、スキルディレイとクールタイムが短いため使いやすく、ソロ環境ならLv4を主体にしたほうが快適にプレイできますよ。
文章はこちらで少し改変させていただいています)


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▲「キャロットビート」Lv4が2,400%の威力に対して、Lv5では2,500%。しかし、Lv4ではスキルディレイ(スキル使用不可時間)1.5秒、クールタイム(再使用可能時間)1秒、Lv5ではスキルディレイ3秒、クールタイム0.5秒になっています。仮にスキルディレイがまったく減らせない環境の場合、クールタイムよりスキルディレイが長くなるため、Lv4は1.5秒後に再使用可能、Lv5は3秒後に再使用可能になります。スキルディレイを大幅に短縮できる環境ならLv5のクールタイムの短さを活かせますが、スキルディレイが減らせない状況であればLv4のほうが連射速度は早くなるということです。


 前回の記事中では、変なタヌキさんのおっしゃるとおり、「キャロットビート」Lv5を使っていたので、再使用まで約3秒かかっていました。スキルディレイの間は「うずくまる」も使えませんでしたから、そこが致命的な隙になって、かなり苦戦を強いられた感じです。


 ということで、ソロでなおかつスキルディレイ短縮が可能な装備などがない初心者がアニマル系サモナーを育成する際には「キャロットビート」Lv4を使っていく、というプレイスタイルのほうが連射しやすいとのことです。


 サモナーだけでなく、最近はスキルディレイ短縮装備が重要になってきていますよね。私個人は、メインキャラがほとんど魔法系だったので、あまり体感できていなかったのですが、今回のアニマル系サモナーでは痛感することになりました。アドバイスをくれた変なタヌキさん、ありがとうございました。


 その他、せっかくアニマル系サモナーを育成しているのだからと、「猫耳と尻尾の男」クエストも進めていました。なぜかというと、「キャロットビート」が強化できる装備「くわえたニンジン[0]」が手に入るからです。


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▲アニマル系サモナーにオススメしたいのが、「猫耳と尻尾の男」クエスト。クリアすると「ドラム育成サポートプログラム」の報酬として、「くわえたニンジン[0]」がもらえます。エルディカスティスのデイリークエストなどで入手できる「サファ族貢献の証」が6個ほど必要だったりと、結構時間のかかるクエストなので、各クエストの合間に進めていきましょう。


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▲クエスト後半、アイテム集めをするために「カミダル山麓 02」へ行く場合、「ジンドウ」による転送よりも、「次元の狭間 時の通路01」から行くのがオススメ。アイテムが入手できるポイントはマップ南東付近に多いので、移動時間短縮になります。なお、このマップは、「ドロメデス」が大量にいる場合もありますので、「ハエの羽」や「テレポート」の準備をしておきましょう。


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▲クエスト途中でアハト様より「ブラディウムブローチ[1]」を賜ります(笑)ので、マヌクエンチャントを施したり、マーチャント系キャラで露店を出してZenyに替えてもいいでしょう。


 さて、この初心者・復帰者企画シリーズですが、人間の他の職業ではだいたい転生までの育成をお届けしてきたので、サモナーもこのあたりで初心者卒業と言えるかもしれません。


 そもそもサモナー(ドラム)には「ドラム育成サポートプログラム」という指針もあるので、あとはそれに沿っていけば……と、丸投げするわけにもいかない感じです(笑)。


 これまで最短ルートで進めてきた「ドラム育成サポートプログラム」ですが、今後は先に進めるためのアイテムを入手するために、寄り道も必要になってきます。そこで、今後のオススメクエストをご紹介していきましょう。



■Chapter5を突破するために、ちょっとクエストをさかのぼる!?


 「ドラム育成サポートプログラム」Chapter5では、ラフィネ族の前線基地、スプレンディッドからモーラを経てエクラージュへと向かうことになります。まずは連合軍駐屯地にて、「ビフロスト」クエストを受けて進めます。


 このクエスト後半でモーラの街の物流倉庫に向かうことになります。


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▲落とし物を拾ったラフィネ族から詳しい話を聞き出すと、モーラの街で話を聞いてくることになりますが……。


 モーラへ向かうには強敵が徘徊するマップを通る必要がありますが、これを回避する手段もあります。それは「猫の手職員」による転送。


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▲スプレンディッドの東の入口付近にいる「猫の手職員」からはモーラへの転送が可能。「マラン島特産缶詰」20個か、2万zenyで転送してもらえます。


 が、ここで転送にコストをかけるよりは、先に次のクエストである「紫色の竜」を進めてしまったほうがよかったりします。「紫色の竜」をクリアすると、モーラへの転送スキルである「守護者の呼びかけ」Lv1が使える「守護者のペンダント[0]」が手に入るのです。


 「ならそれをやろう!」と……いきたいところですが、「紫色の竜」を普通にクリアしようとすると、超強敵である「彷徨う紫色の竜」と戦わなくてはなりません。正直、初心者には厳しいかもしれません。しかし「紫色の竜」には簡易ルートが用意されています。こちらは報酬の経験値こそ半分になりますが、敵とほとんど戦うことなくクリアが可能になっています。


 ですが、これにも問題があります。「紫色の竜」の簡易ルートに進むためには「スプレンディッドコイン」が50個必要になるのです。


 まっすぐにここまで突っ走ってきた場合、これだけの数の「スプレンディッドコイン」は持っていないはず……。


 そこでさらにクエストをさかのぼります。「スプレンディッドコイン」が報酬として獲得できる「二つの種族」をクリアするのです。


 「二つの種族」に関しては「ドラム育成サポートプログラム」Chapter3の「異世界の調査(3)」を受諾していると思います。「ドラム育成サポートプログラム」のクエスト報酬としては「おいしいイワシ」100個と「カルーニャミルク」3個だけですが、「二つの種族」クエストそのものの報酬として「スプレンディッドコイン」50個と「マヌクコイン」50個が入手できるようになっています。


 やや長めのクエストですが、この先で楽をするためにやっておくべきクエストと言えるでしょう。


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▲「二つの種族」の途中では、自動転送で次のポイントへ転送してもらえる場所もあります。通常フィールドでは近くに敵がいることもありますので、咄嗟に「うずくまる」ができるようにしておきましょう。


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▲NPC「テラ」の捜索途中や「イグドラシルの実」を探すために「スプレンディッドフィールド01」に行く(または転送される)ことがありますが、ここには「アクアエレメンタル」などの強敵が徘徊しています。「うずくまる」からの各種スキル攻撃で対処していけば勝てないことはないと思いますが、あまりに囲まれてしまうと戦闘不能になってしまうこともあるかも……?


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▲迷うかもしれないポイントその1。巨大な木の根の洞窟内から出るには北方向にある「木のつる」をクリックします。まぁサモナーの場合は「ラザーニャ特産缶詰」を使って直接ラザーニャに戻ってしまってもいいかもしれませんが。


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▲迷うかもしれないポイントその2。マヌクで村人たちの会話を聞いたあと、捕虜がいるという建物に向かいますが、その建物はここ(座標は253,110付近)。


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▲建物内ではマップ右下方向にある、この地下への階段を降りていきます。


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▲迷うかもしれないポイントその3。ラスト付近、「テラ」のいるヤイはここ(座標は285,139付近)。


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▲ヤイの内部で「アーク」から「スプレンディッドコイン」50個、「マヌクコイン」35個と報酬経験値をもらって終了。「マヌクコイン」は先に「スノーレン」からも15個もらっているので合計で50個になります。


■「ビフロスト」のクリアよりも前に「紫色の竜」に挑戦!

 「二つの種族」をクリアしたら、次はいよいよ「紫色の竜」です。


 簡易ルートでクリアする場合は、スプレンディッドの北北東付近にいる「何かの気配」こと「ノローキア」に話しかけます。先に「ノローキア」に、とある歌を教わっておくことで、「彷徨う紫色の竜」と戦うことなくクエストを進めることができるのです。


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▲システム的な注意と説明文も表示されるのでしっかりチェックしておきましょう。


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▲「スプレンディッドコイン」50個を渡すとノローキアの力を授かり、特定のポイントで歌を歌えるようになります。


 ノローキアから歌を教わったら、スプレンディッドの北の出口から「ビフロスト 南部」へ。ミニマップ北端中央にある赤い点の近くにいるNPC「霧の森の監視兵」に話しかけて、メモリアルダンジョン「霧の森」を生成、すぐ北にある「丸太のトンネル」をクリックして入場します。


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▲「ビフロスト 南部」には「ポムスパイダー」などのHPの高い敵が多数生息しているため、「ハエの羽」や「テレポート」などで、できるだけ近くに出るまでランダム移動をしていきましょう。NPC付近に敵がたまっている場合には、いったん別の場所におびき寄せてから「ハエの羽」で飛ぶなどしていくといいでしょう。今回は「ハエの羽」を100個ほど持っていきましたが、15個程度ですみました。


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▲「霧の森」の最初のマップには敵は出ません。すぐ近くにいるNPC「謎の青年」こと「ロキ」に話しかけて、「ノローキアの歌を歌う」を選択します。


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▲歌を歌ってから30秒程度待ってから再びロキに話しかけるとストーリーが進みます。会話の最後で「ついて行きます」を選択しましょう。


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▲移動後、目の前にいるロキに話しかけると、そのまま自動的に「霧の森」を脱出します。


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▲「霧の森」から出ると、そこは「ビフロスト 北部」。少しわかりにくいですが、目の前の茂みにある「不思議なトンネル」をクリックし、「中を覗き込む」を選択すると、モーラに移動することができます。ここにも強敵が多いので、すぐに「うずくまる」ができるようにしておくといいでしょう。


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▲モーラの街、北西付近にいるロキとニーズヘッグに話しかけてクエスト終了。「ロキのマフラー[1]」と「守護者のペンダント[0]」が入手できます。


 「守護者のペンダント[0]」を装備して、スキルウィンドウのその他の欄から「守護者の呼びかけ」Lv1を使用すれば、モーラのニーズヘッグの前に移動できます(これは倉庫を経由すれば同じアカウント内のキャラクターで使いまわしができるので便利です)。モーラでは、「ビフロスト」クエストの続きを進めるために、北東にいる「物流倉庫の管理人」に話しかけ、さらに宿屋(モーラ北西。ロキたちのいる場所のちょっと南)にいる「ヨネス」に2回話しかけます。


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▲「ヨネス」から荷物を預かり、スプレンディッドにいる「ダプレル」に届けます。


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▲「ダプレル」はスプレンディッド北西のこのあたりにいます。


 この後、クエストを受けた連合軍駐屯地のNPC「テオレ」に話しかければクエストクリア。というわけで、いろいろと寄り道した結果、オリオへの報告を終えた時点ではBaseLv107、JobLv35になりました。このあたりになってくると、各プレイヤーの状況も異なってくるため、結果に差が出てくるのではないかと思います。


 「紫色の竜」まで報告すれば「異世界の調査(6)」が受けられるようになり、舞台はいよいよラフィネ族の首都、エクラージュへと移ります。


■もし「ドラム育成サポートプログラム」に詰まったら……?


 エクラージュ以降のクエストでは、必要となるアイテムを集めるために少し時間がかかることもあるでしょう(「ドラムスターターパック」の「特別紹介状」がない場合)。「ジンドウ」の無料転送があるうちにできるだけ進めておきたいところですが、アイテム集めに時間がかかってしまい、プレイが停滞してしまうという人も出てくるかもしれません。


 もしそんな状況になってしまった場合は、「ドラム育成サポートプログラム」の順番からはちょっと外れますが、先に「七王家とユミルの心臓」からスタートする一連のストーリークエスト(「Episode:Banquet For Heroes ~七王家とユミルの心臓~」)を遊んでみるのもオススメです。


 「七王家とユミルの心臓」は、「ドラム育成サポートプログラム」ではChapter9で挑むことになるクエスト。しかし、実は「異世界」クエストをクリアしたキャラならすぐに始めることができ、必要アイテムも特にありません。途中で派生するデイリークエストなどで毎日「王家貢献の証」などを入手できるようになり、それを露店で売ることで金策にもなります。さらに、BaseLv100以上であれば「侵攻されたプロンテラ」などの新しいマップでモンスターを狩ることもできます。


 また、引き続き、続編である「テラグローリア」(「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」)をクリアすれば「名誉の勲章」といった新たなアイテムも入手できるようになります。


 「名誉の勲章」10個で交換できる「反逆の箱」からは、一部のクエストをスキップできる「不思議な石片」を手に入れることもできます(スキップ可能クエストについては、こちらのエントリーを参照してください)。このアイテムを消費してスキップしたクエストであっても「ドラム育成サポートプログラム」の報酬はもらえるので、面倒に感じるクエストは「不思議な石片」を集めてスキップしてしまうのもひとつの手段でしょう。


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▲「七王家とユミルの心臓」は、異世界へ逃げた魔王モロクが冒険者たちによって倒された時点から話が始まります。各街にいる「王室急使」から話を聞いて、プロンテラ王城に行きましょう。先にプレイしてしまうと、一部クエストと時系列が前後することになりますが、次元の歪みを通って異世界へ行っているわけですから、時間が多少歪んでいても問題はないということで(笑)。


 最近では、キャラ育成がスピーディーに行えるようになったからか、新キャラを作成し、「異世界」クエストを「不思議な石片」5個でスキップ、その後「七王家とユミルの心臓」~「テラグローリア」までクエストをクリアし、報酬アイテムをもらってからキャラクターを削除。再び新キャラを作成して同じコースをたどり、ひたすらに報酬をもらい続けるという、通称“テラグロマラソン”といった金策方法もある模様です(苦笑)。まぁさすがにこれは極端ですが、そのくらい“稼げる”クエストでもあるので、早めにクリアしておくのもアリでしょう。


 もうひとつ、「ドラム育成サポートプログラム」のChapter6で挑むことになる予定の「ファンタスマゴリカ」「地下遺跡アドベンチャー」など、ウェルス(「Episode:Memory Record ~ジュピロスと眠る都市~」)関連のクエストもオススメです。


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▲ウェルス発掘地へ行くことになるクエスト「ファンタスマゴリカ」は、プロンテラとモロクから行ける「楽園団」の2階からスタート。ちなみに「楽園団」ではメモリアルダンジョン「悪夢のジターバグ」などにも挑戦できます(「悪夢のジターバグ(なだらかな道)」の攻略記事はこちらを参照してください)。


 街マップである「ウェルス発掘地」では、初心者にも嬉しい装備「エクセリオン」シリーズの入手やエンチャントが可能で、属性耐性装備などを比較的お手軽に作成できるようになります。また、メモリアルダンジョン「チャールストン工場」(3次職相当のキャラ以上。サモナーはBaseLv90以上)や「最後の部屋」(BaseLv140以上)などに挑戦することも可能です。


 「ドラム育成サポートプログラム」はもちろんのこと、こういったクエストや狩場などを経て、BaseLv130まで育ったなら、アルベルタからロックリッジ(「ロックリッジ ~新大陸の開拓者~」)へ行き(初回のみ無料。以後渡航費用1万zeny)、各種ウィークリークエストをこなしていくことで一気にジャンプアップすることも可能になっています。


 ちなみに私がこの記事執筆時点でメイン活動ワールドで育成しているプラント系のサモナーは、エクラージュ関連のクエストをクリア後、季節イベントなどでBaseLv130まで育成。その後はロックリッジでセーブし、そこを基点に育てているところです。「ラザーニャ特産缶詰」でラザーニャに戻り、そこからカプラ職員経由でプロンテラに行けば、プロンテラへの移動は実質無料ですので、懐にも優しい感じです。


 もちろん、これまでどおり「ドラム育成サポートプログラム」に沿って育成を進めていくのもOKです。ここで紹介したのは育成に詰まった人の気分転換を兼ねたアナザーコースという感じですので。


 ということで、サモナー(ドラム)の序盤の育成に関してはこんなところでしょうか。ドラム実装から『ラグナロクオンライン』に復帰されたプレイヤーさんも多いため、いろいろなブログなどでもサモナーの育成方法が綴られていると思います。この先は、自分に合ったサモナーを目指して、当サイトからリンクしているブログさんや、検索でヒットしたサイトさんなどを見つつ、さらなる育成に挑戦していただければと思います。