2019年7月現在、『ラグナロクオンライン』には、定期的に開催されているPvE(Player vs Enemy)コンテンツとして「モンスターハウス」と「ティアマト攻城戦YE」のふたつがあります。
・Yggdrasillワールド公式特設サイト
上記サイト内「ティアマト攻城戦YE」ページはこちら。
※「モンスターハウス」に関しては、こちらのエントリーにて紹介していますので、初めて参加するという方はチェックしてみてください。
「ティアマト攻城戦YE」は、2019年4月に実装されたアトラクションです。攻城戦という名称がついていますが、PvP(Player vs Player=対人戦)の「攻城戦」や「攻城戦YE」などとは関係ありません。また、「YE」というのは、全ワールドから集まったプレイヤーで遊ぶ特殊なワールド「Yggdrasill(イグドラシル)ワールド」を舞台にしたコンテンツということです。
▲大人数で挑むPvEコンテンツ「ティアマト攻城戦YE」。全ワールドから集ったプレイヤーで強大な敵に挑む迫力満点のアトラクションです。
通常のワールド内で開催されるアトラクションではありませんので、初心者さんにとってはちょっとややこしいかもしれません。そこで今回は、いくつかの項目に分けて解説していくことにしましょう。
●「ティアマト攻城戦YE」って何?
●「ティアマト攻城戦YE」の報酬は?
●「Yggdrasillワールド」のキャラクターを準備しよう!
●ベースキャンプにて自動補給&支援を受けられるようにしておこう!
●「ティアマト攻城戦YE」に参加しよう!
●慣れないうちは先頭攻略集団からはぐれないように!
●協力しながら各種ギミックを理解し、クリアを目指せ!
「ティアマト攻城戦YE」は、通常ワールドで不定期に開催されるイベント「深淵の回廊」内で行われるアトラクション「ティアマト攻城戦」をベースとして、Yggdrasillワールドで開催するために再構成されたものです。
「深淵の回廊」を遊ぶとわかりやすいのですが、バックグラウンドストーリーは以下のような感じです。
古の時代、とある世界に君臨した王「グローザ」。死してなお覇王たらんと欲する王は、強力な呪いとなって世界を蝕むようになっていった。そしてついに、彼の眷属らとともに、次元の狭間へと封印されてしまう。しかし、その呪われた王を影で操っていた者がいた。その者の名は「魔女ジラント」。ジラントは古王グローザの居城であった「王城ティアマト」を占拠。魔女のしもべたる異形のモンスターたちで城内を埋め尽くしていた。これに心を痛めていたのがグローザの娘「王女メア」だった。彼女は城を取り戻すために、一騎当千の力を持つ騎士たちと、次元の狭間を訪れた冒険者たちに協力を要請した。ここに、王女メアと冒険者たちによる“ティアマト攻城戦”が幕を開けるのだった……!
ということで、冒険者は王女メアの騎士たちをリーダーとして“部隊”に分かれ、広大な王城ティアマトを攻略していくことになります。具体的な内容に関してはあとで解説していきましょう。
「ティアマト攻城戦YE」は、2019年7月現在、毎週月曜日と土曜日の週2日、それぞれ15時00分からの昼の部と、22時30分からの夜の部が開催されています(つまり1週間に4回開催)。
制限時間は1時間30分で、この時間内にどこまで城を攻略できたかによって総合評価が変動します。城内すべての部屋を攻略して「魔女ジラント」を追い詰め、その真の姿である「古龍ジラント」をも倒すことができれば、最高得点の総合評価1,000点が獲得できます。
▲全員が協力してはじめて完全クリアが可能になる「ティアマト攻城戦YE」。1,000点目指して頑張りましょう!
「ティアマト攻城戦YE」にはBaseLvに応じて「Easy」「Normal」「Hard」の各難易度が用意されているのですが、人気は「Hard」に一極集中しており、実質的にBaseLv150以上のキャラが必要となります。
・難易度別参加条件
Easy参加条件:BaseLv1以上
Normal参加条件:BaseLv130以上
Hard参加条件:BaseLv150以上
※追記:BaseLv175以上対象の「Inferno」が追加されています。
「Yggdrasillワールド」ではレベルアップの手段がありませんので、各ワールドでBaseLvを150以上に上げたキャラを用意し、後述するようにYggdrasillワールドにコピーキャラクターを誕生させるのがオススメです。
「ティアマト攻城戦YE」では、毎回の作戦終了時の総合評価に応じて報酬がもらえます。ただし、城の攻略自体があまり進まなかったり、作戦終了間近になって参加したりするなど、著しく「貢献度」が低い場合には報酬はもらえません。貢献度がどのようにしてアップするのかは公開されていませんが、作戦開始時点から攻略集団と一緒に行動していれば、報酬がもらえないといったことはほぼないと思います。
さて、報酬は作戦終了後にベースキャンプの「部隊管理兵」に話しかけ「報酬をもらう」を選択すると獲得できます。報酬は「YEP」と「ティアマトYEガチャチケット」、そして「鍛錬符[0]」です。
「YEP」
「Yggdrasillワールド」のイベントで獲得できるポイント。アカウント内で共通で、通常ワールドにおいてさまざまなアイテムと交換することが可能です。「ティアマト攻城戦YE」における獲得ポイントの計算式は以下の通りです。
難易度による「YEP」獲得ポイント
Easy:総合評価4点につき1ポイント(最大250YEP)
Normal:総合評価2点につき1ポイント(最大500YEP)
Hard:総合評価1点につき2ポイント(最大2,000YEP)
▲Hardで総合評価1,000点ならYEPは2,000もらえます。その他の各報酬も獲得YEPが多くなれば増加する仕組みになっているため、どうしてもHardが圧倒的人気になるのです。
▲YEPは各ワールドのYggdrasill用倉庫のあるマップにいる「受付嬢」にていろいろな報酬アイテムと交換することができます。
「ティアマトYEガチャチケット」
「Yggdrasill用倉庫」を通して通常ワールドに持ち帰ることができます。「ティアマトYEガチャチケット」を所持した状態で「ドリーム販売機」に話しかけることでランダムで景品が当たるガチャに挑戦できます。獲得したアイテムは同じマップ内にいる「なんでも鑑定士」に鑑定してもらいます。
ティアマトYEガチャチケット獲得枚数
獲得YEP200ごとに1個
追加報酬
Easy:魔女ジラント討伐で追加+1個
Easy:古龍ジラント討伐で追加+1個(Easy総数は最大3個)
Normal:魔女ジラント討伐で追加+1個
Normal:古龍ジラント討伐で追加+3個(Normal総数は最大6個)
Hard:魔女ジラント討伐で追加+4個
Hard:古龍ジラント討伐で追加+6個(Hard総数は最大20個)
▲「ティアマトYEガチャチケット」は各ワールドに持ち帰り、Yggdrasill用倉庫のあるマップにいるNPC「ドリーム販売機」で使います。だいたいは未鑑定アイテムが出ますが、まれに直接装備品が当たることも。
▲未鑑定アイテムは同じマップにいる「なんでも鑑定士」が鑑定してくれます。ちなみに「未鑑定鉱石」は、鑑定後、その場でZenyに換金してくれます。
「鍛錬符[0]」
クリア状況に応じて付与されるエンチャントが異なるアクセサリー。通常ワールドに持ち帰り、装備したままNPC「修行僧」に話しかけると、エンチャントされた数値に応じてBase経験値を獲得できます。このとき、「鍛錬符[0]」は消費されます。なお、「鍛錬符[0]」は、獲得してから60分の時間制限があり、時間が経過すると自動的に消滅してしまいます。
ちなみに、「鍛錬符[0]」を使って経験値を獲得するキャラクターは同じアカウント内であればどのキャラでもOKです。ただし、下記のように、BaseLvに応じて獲得経験値が変動するので注意しましょう。BaseLv170以上のキャラで「弐零式 鍛錬符[0]」を使用した場合、20億(2G)のBase経験値を獲得できることになります(もちろん「戦闘教範」なども有効です)。
鍛錬符エンチャント数値獲得について
獲得YEP200につき+1
Easy:魔女ジラント討伐で追加+1
Easy:古龍ジラント討伐で追加+1(Easy最大:零参式)
Normal:魔女ジラント討伐で追加+3
Normal:古龍ジラント討伐で追加+5(Normal最大:壱零式)
Hard:魔女ジラント討伐で追加+4
Hard:古龍ジラント討伐で追加+6(Hard最大:弐零式)
鍛錬符のエンチャント数値1につき獲得できるBase経験値
BaseLv1~99:300,000(300k)
BaseLv100~109:500,000(500k)
BaseLv110~119:1,000,000(1M)
BaseLv120~129:2,000,000(2M)
BaseLv130~139:3,000,000(3M)
BaseLv140~149:5,000,000(5M)
BaseLv150~159:10,000,000(10M)
BaseLv160~169:30,000,000(30M)
BaseLv170~175:100,000,000(100M)
※追記:鍛錬符関連の獲得経験値は以下のリンク先のように調整されています。
12月15日パッチ内容について| ラグナロクオンライン公式サイト
▲「鍛錬符[0]」のエンチャントに応じてBase経験値が獲得できます。特にBaseLv170以上で受け取るとかなり美味しいので、レベリングの手助けになると思います。
■「Yggdrasillワールド」のキャラクターを準備しよう!
「ティアマト攻城戦YE」に参加するためには、まずYggdrasillワールドのキャラクターを作成しなければなりません。Yggdrasillワールドにキャラクターを作成する際には、通常ワールドで育成したキャラクターの強さを引き継ぐことができます。強さを引き継がない場合、BaseLv100、JobLv1の3次職などをいきなり作成することができます。
通常ワールドのキャラクターの“魂を刻む”ことでコピーキャラクターを作成
1.通常ワールドにログインし、Yggdrasill用倉庫のあるマップ内にいる「魂の管理者」に話しかけて、話しかけたキャラクターの「魂を刻む」。この際に100万Zenyが必要になります。
※追記:魂を刻む際にZenyを支払う必要はなくなりました(無料)。
▲プロンテラの中央カプラと復帰地点の間くらいの位置にいる「倉庫番」に話しかけて「Yggdrasill用倉庫」のあるマップに移動します。
▲Yggdrasillワールドで活動させたいキャラクターの魂を刻みます。Yggdrasillワールドにおいて「古びたシリーズ」を装備をさせたい場合、魂を刻む時点で装備させておく必要がありますので気をつけましょう。
2.いったんログアウトし、Yggdrasillワールドにログインします。Yggdrasill(1)~3は別ワールド扱いになっているため、複数のワールドでイベントを遊びたい場合は、それぞれキャラクターを作っておく必要があります。
▲「ティアマト攻城戦YE」は同時に同内容のものが開催されますが、毎回混雑状況が異なるため、1~3のすべてにキャラクターを作っておくといいかもしれません。
3.魂を刻んだキャラクターと同じ職業のキャラクターを作成します。キャラクターネームの最後に半角で職業コードをつけた名前を入力しましょう。
職業コード
ルーンナイト:_RK
ウォーロック:_WL
レンジャー:_RA
アークビショップ:_AB
メカニック:_MN
ギロチンクロス:_GC
ギロチンクロス(シーフJobLv42):_GC2
ロイヤルガード:_RG
ソーサラー:_SO
ミンストレル&ワンダラー:_MW
修羅:_SR
ジェネティック:_GN
シャドウチェイサー:_SC
シャドウチェイサー(シーフJobLv42):_SC2
スーパーノービス(限界突破):_SN2
影狼&朧:_KO
リベリオン:_RL
拳聖:_SG
ソウルリンカー:_SL
サモナー:職業コードは必要なし
※人間で職業コードを付けなかった場合、ノービスになります。
4.キャラクターが作成できたらそのキャラを右クリックして「名前変更」を選択し、正式な名前をつけましょう。職業コードはもう必要ありません。
▲名前を変更しておかないとログイン後のキャラクター登録が行えないので、必ず変更しておきましょう。
5.ログイン後、「受付員エーラ」(サモナーの場合は「シェレ」)に話しかけてワールド登録を行います。
▲ワールド登録を行ったワールドにのみ、Yggdrasill用倉庫に入れたアイテムを移動させることができます。魂を刻んだワールドと同一でなくても構いませんが、装備品の移動などの問題もありますし、通常は合わせておくほうがいいでしょう。この登録はあとから変更することはできませんのでご注意を。別のワールドへの登録を行いたい場合、新たにYggdrasillワールドにキャラクターを作成する必要があります。
6.「悠久の王国の首都プロンテラ」に移動後、「魂の管理者」に話しかけて「魂を呼び起こす」を選択。魂を刻んだ職業と同じ職業のキャラクターであれば自動的にレベルアップします。
▲レベルアップ後はステータスやスキルを割り振ります。これは必ずしも魂を刻んだキャラクターと同じにする必要はありません。「魂の管理者」ではステータスやスキルのリセットも自由に行えます。
7.Yggdrasill用倉庫を通じて登録ワールドから移動させた装備を取り出せばスタンバイOK!
▲クエストスキルを習得するにはこのワープリンク内にいるNPC「ギルド長」に話しかけて「クエストスキルを習得」を選びましょう。
Yggdrasillワールドにて3次職のキャラをいきなり作成することも可能ですが……
上記の「5.」以降の手順だけを行えば、通常ワールドのキャラクターをコピーせずとも各職業のキャラクターが作成可能です。とはいえ、BaseLv100では「ティアマト攻城戦YE」のEasyモードにしか参加できないため、あまり現実的ではありません。まずは通常ワールドでBaseLv150以上のキャラクターを育成しておくのがおすすめです。
■ベースキャンプにて自動補給&支援を受けられるようにしておこう!
「ティアマト攻城戦YE」では、便利なNPC「補給兵」が用意されていて、復帰時に話しかけるだけで、あらかじめ設定したアイテムを指定の個数まで補充したり、回復や装備のコーティングなども自動で行ってくれます。「ティアマト攻城戦YE」が開始されるまでに以下の手順で準備をしておきましょう。
1.「悠久の王国の首都プロンテラ」南西付近にいるNPC「運び屋」に話しかけてベースキャンプに移動します。
▲ベースキャンプは難易度別になっていますが、準備をするだけならどこでも構いません。
2.NPC「資材管理兵」に話しかけて「ポイントチャージ」を行います。
▲2019年7月時点ではポイントチャージを行うたびに3億ポイントに補充されます。実質的に無制限となっています。
※追記:現在、ポイントチャージは必要ありません。
3.チャージしたポイントを使ってアイテムを購入。必要な種類と数をそろえてセッティングを行います。
▲次の説明4の「一括補給設定」の通りに登録しておくと、復帰時には、ここでそろえておいた種類と数のアイテムになるように自動的に補充されます。
4.「一括補給設定」を選択し、「所持アイテム数で登録」を行います。
▲ここでの設定は必須ではありませんが、1秒でも早く戦線に復帰したい際には、いちいちアイテムを購入する手間が省けるのでオススメです。なお、「治療サービス」「支援サービス」「コーティングサービス」の設定も可能。ポイントはかかりますが、上で書いたように実質無制限なので、すべて設定しておくほうがいいでしょう。
準備が終わったらいよいよ「ティアマト攻城戦YE」に参戦です。開始時間が近づいてきたら各Yggdrasillワールドにログインし、ベースキャンプに移動します。
「ティアマト攻城戦YE」は、いくつかの会場に分かれて開催されています。クリアのためには多数の冒険者が協力する必要がありますが、あまり集まりすぎてもサーバーが重くなってしまい、思うように動けなくなります。プレイヤー間では徐々に戦力の分散が行われ、2019年7月の時点ではだいたい以下のような傾向で参加者が集まるようになっています。
月曜昼:Y1カデス地方
月曜夜:Y1カデス地方/Y2ジオイア地方/Y3カデス地方
土曜昼:Y1カデス地方/Y3カデス地方
土曜夜:Y1カデス地方/Y2ジオイア地方/Y3カデス地方
Y1……Yggdrasill(1)ワールド
Y2……Yggdrasill2ワールド
Y3……Yggdrasill3ワールド
※プレイヤーの動向によって変化しますので必ずしもこの通りになるとは限りません。
※追記:記事内容は実装直後のものです。Infernoも追加され、傾向は大きく変化しています。
1会場あたり、参加人数が400人を越えてくると場合によっては重くなってくることもあるため、状況に応じて人数の少ないほうにログインしたほうがいい場合もあります。冒頭で複数のYggdrasillワールドにキャラクターを作っておいたほうがいいと書いたのはこのためなのです。
参加するワールドと地方が決まったら、ベースキャンプに移動。Yggdrasill用倉庫から装備を取り出し、「補給兵」に話しかけて支援などを受けます。ベースキャンプ内では臨時でパーティーを配布してくれている方も多いです。支援型のサモナーやアークビショップなどで参加するならパーティーに入れてもらうと活躍の機会も増えると思います。この時点で、下で解説している各攻略ルートのどの方向へ進むかが決まっている場合も多いので、自分の進みたいルートを把握しておくのも大事かもしれません。
準備を整えたら「部隊管理兵」に話しかけて「志願する」を選択し、王城ティアマトへ移動します。
▲参加申請、報酬受け取りなどはこの「部隊管理兵」にて。隣の看板「インフォメーション」をクリックすると「ティアマト攻城戦YE」に関するさまざまな説明を見ることができます。
■慣れないうちは先頭攻略集団からはぐれないように!
王城ティアマトはとにかく広いため、マップを覚えるまではどこがどこにつながっているのかワケがわからなくなるかもしれません。初めて参加する場合、まずは開始時点から攻略集団に置いていかれないようにすることが大事です。
王城ティアマトは、橋を渡って城内に入ると「魔女ジラント」が出迎えてくれます。その後、中ボスの守護天使戦が行われ、3つのワープリンクに分かれて進行します。
西は「四騎士ローウェン」が指揮するローウェン隊(通称・西ルート)。物理攻撃が有効な敵が多めです(「深淵の回廊」における祭祀場、森林モンスター系)。序盤は特に塔の上下移動など、選択移動する場面もあり、迷子にならないように注意が必要。
東は「四騎士ハウンド」が指揮するハウンド隊(通称・東ルート)。魔法攻撃が有効な敵が多めです(渓谷、旧市街地モンスター系)。こちらも序盤で迷いやすい場面がいくつかありますので注意。
北は「四騎士ミルカ」が指揮するミルカ隊(通称・北ルート)。比較的強敵が多い激戦のルートです(草原、洞窟モンスター系)。中ボス戦も多めですが、マップのつながりは比較的シンプルで、迷子にはなりにくい構造になっています。
いずれのルートにも言えることですが、まずは、むやみやたらとワープリンクに突進してはいけません。どこのエリアも強敵がわんさかひしめいているためです。次のマップへの道が開けたら、最初は敵を抱える壁役が部屋に入って、敵の攻撃を引きつけます。攻撃役の人がそのあとに続いて敵の殲滅を開始します。参加経験が浅く、まだ次の部屋にどんな敵が待ち受けているかわからない場合、攻略部隊が入ったあとから部屋に突入するといいでしょう。参加経験が増えてくるにつれて、各エリアの敵に対してできることがわかってくると思います。
ちなみに、各隊がモンスターを殲滅しながら進んでいくと、リーダーである四騎士たちもそれぞれ次の部屋のワープリンク前へと移動します。基本的にはこのNPCについていけばいいのです。
▲特に話しかけなくてもいいのですが、クリックすると四騎士が次に行く場所を説明してくれます。
▲チャット看板などで行き先や注意点を教えてくれるプレイヤーさんもいたりします。
だいぶ奥地まで進軍してから戦闘不能になるなどしてベースキャンプに戻ると、本隊に再合流するまでとても時間がかかってしまします。そこで、1開催につき3回だけ、望むリーダーの居場所まで転送してくれるNPCが用意されています。ローウェン、ミルカ、ハウンドのいずれかを選択すると、各NPCのいる位置まで一瞬で転送してもらえます。迷子になってしまった場合などは再ログインしてこのNPCに頼ることで最前線に復帰できるというわけです。
▲「異形の魔人」は3回だけ望む騎士のいる場所まで転送を行ってくれます。早いうちに使ってしまうと深部まで攻略が進んだ際に追いつくのが難しくなるため、使いどころを見極めましょう。
途中、各隊が合流して敵を倒す場所などもあり、お互いの進行状況が合うとなかなか熱い展開も見られます。城内のさまざまなギミックが連動していて、別の隊が中ボスを倒すことで通路が解放されていたり、またはその逆もあったりします。ギミック解放のタイミングが重要になる場所もあり、やり方によっては大幅な時間のロスを生む可能性もあります。もし仕掛けがよくわかっていない場合は手を出さないほうがいいかもしれません。
こうしたギミックの解除方法は参加経験の豊富なパーティーメンバーと情報交換するなどして知識を深めていきましょう。
最終的に、王城ティアマトにある宝箱を全部回収し、守護天使をすべて打ち倒し、魔獣と呼ばれる特殊なモンスターを撃破することで、最終ボスである「古龍ジラント」への道が開けるようになっています。もちろん、「魔女ジラント」、「古龍ジラント」のボス戦に関してもさまざまなギミックが用意されています。
▲「魔女ジラント」戦での要注意ギミックは魔女の魂の移動でしょう。戦闘後半で、3種の魔獣のいずれかに魔女の魂が移動してしまうのです。魔獣は種類によって、近接物理攻撃(ナイトメアタイプ)、遠距離物理攻撃(グリフォンタイプ)、魔法攻撃(ハティータイプ)のみが有効。3体のうち、魔獣の頭上に「グロリア」のアイコンがあるのがジラントの魂の入った魔獣です。混戦の中では判別が難しいのですが、ハズレの魔獣を倒してしまうと大ダメージの範囲攻撃が発動、大幅に時間をロスしてしまいます。「王女メア」のアナウンスがあったらいったん攻撃を停止するのが大事です。このギミック、魔獣への魂の移動は通常3回ほど行われます。
▲「古龍ジラント」戦では序盤に大量のドラゴン系モンスター「呪いの古龍」(姿はペロス)が召喚されます。これら「呪いの古龍」は、倒しても倒しても復活してしまいます。ただし、「古王の双刃[3]」を所持した状態(装備していなくてもOK)で倒すことで以降は復活しないという仕掛けがあるのです。「古王の双刃[3]」を持っていない場合、これらの「呪いの古龍」には攻撃せず、倒してもらうまで耐え続けるほうがクリアしやすくなるでしょう。
という感じで、これらはギミックのほんの一例です。リンクしている「RO DeWassyoi」さんなど、詳しい戦術解説などをしてくれているサイトさんもあるので、まずは一度「ティアマト攻城戦YE」を体験してみてから各攻略内容を読み込んでみるといいかもしれません。
ということで、基本的なところのみの解説でしたが、「ティアマト攻城戦YE」参加までの流れはおわかりいただけたでしょうか。さまざまな報酬はもちろんですが、なによりプレイヤー同士が協力して敵を撃退していくというのは、想像以上に面白いものになっています。ちょっと事前準備が面倒に感じるかもしれませんけれど、一度セッティングさえしてしまえばあとは簡単。消耗品や回復アイテムなどは提供されますし、当然ながらデスペナルティなどもありません。リスクはいっさいありませんので、まだ参加したことがないという方は、ぜひ参加してみてください。