中級者向けメモリアルダンジョン攻略の第2回は、BaseLv100以上で入場可能となる「呪いの剣士」です。こちらは『ラグナロクオンライン』の原作コミックに登場する「剣士サクライ」に関連するダンジョンで、「英雄の痕跡」のひとつです。


 「英雄の痕跡」としては終盤の第7弾として実装されたメモリアルダンジョン。実装日は2015年9月15日(火)。その後、2019年10月1日(火)に「騎士サクライカード」の実装と、獲得経験値の増加が実施されています。


 ダンジョンは前半のストーリー部分と、後半の戦闘部分にわかれています。一度クリアしてしまえば前半部分の各会話はスキップが可能ですが、まるまるカットするわけではないので、少しは時間がかかるかもしれません。といってもサクサク進めれば2分程度ですが。


 後半の戦闘部分では、マップ移動はなく、多数の敵が襲ってきます。敵を倒すと新手が出現するというウェーブ形式で、少しずつ数も増えていくため、注意が必要です。


 ボスは「闇の根源」。主なクリア報酬は「レクイエムシリーズ」という装備類で、これは「生体工学研究所」に登場する思念体シリーズなどの敵に効果を発揮するものです。高い過剰精錬値になると熟練者でも装備の選択肢に入ってくるものとなっています。


【ポイント】
 「レクイエムシリーズ」は、このメモリアルダンジョンで手に入る「記憶の欠片」を使うことでも精錬ができるため、精錬費用や触媒を手に入れにくい初心者や復帰者でも気軽に精錬に挑戦できるでしょう。


01
▲メモリアルダンジョン入り口にいるNPC「老婆」では、1回につき「記憶の欠片」1個を消費することで「レクイエムシリーズ」の精錬が行えます。精錬するにはキャラクターが装備していることが条件になりますので注意しましょう。なお、通常の精錬のルールどおり、過剰精錬に失敗すると装備が消滅します。


■■■【DATA】■■■


【名称/通称】
正式名称:英雄の痕跡「呪いの剣士」(えいゆうのこんせき・のろいのけんし)
プレイヤー間の通称:「のろけん」など


02

【プレイヤー間での主な使われ方】
・装備「レクイエムシリーズ」の入手と「記憶の欠片」による特殊精錬(通常精錬も可能)
・「騎士サクライカード」狙い


【公式サイトリンク】
・特設ページ(「英雄の痕跡」特設サイト内)
https://ragnarokonline.gungho.jp/special/hero-vestige/episode07/


【「次元の狭間 時の通路01」への行き方】
・マラン島NPC「英雄の痕跡案内員」に「マラン島特産缶詰」を5個渡し、「次元の狭間 時の通路 01」へのワープリンクを開けてもらう

・異世界各所や「時空の裂け目」などにある「次元移動機」から移動

・「冒険者歓迎室」のNPC「グラハム」に転送してもらう(クエスト「七王家とユミルの心臓」クリア時)


【「呪いの剣士」への行き方】
「次元の狭間 時の通路 01」にいる「案内人ガド」に話しかけ、「呪いの剣士」前へ転送してもらう

または、

「次元の狭間 時の通路 01」の西側にあるワープリンクから「次元の狭間 時の通路 02」へ

「次元の狭間 時の通路 02」の西端にいるNPC「近衛兵」と会話してメモリアルダンジョンを生成

近くの「次元移動機」をクリックして入場


【入場制限/再入場時間】
入場制限レベル:BaseLv100以上
再入場可能時間:入場してから1回目のAM5:00を迎え、かつ最後に入場した時から1時間が経過している


【クリア時報酬など】
・ダンジョンクリア時、NPC「黒づくめの男」との会話終了後、低確率で落雷エフェクトとともに「騎士サクライカード」がドロップ
・ダンジョン脱出前に「国王」と会話することで「記憶の欠片」3個と「レクイエムシリーズ」装備(ランダム)を獲得
・経験値
 Base経験値8,000,000/Job経験値2,500,000


【あると便利な装備、スキルなど】
・範囲攻撃スキル
・闇属性耐性装備
・地属性耐性装備



■前半はストーリーパート。ワープリンクの出現位置に注意しよう


 「近衛兵」の記憶の手がかりを求めて「次元移動機」を稼働させると、過去、とある王国に従事していた近衛兵の記憶が呼び起こされます。フキダシエフェクトのあるキャラクターと会話するとストーリーが進行し、出現したワープリンクに入ることで次のシーンに移動します。


 ワープリンクの出現位置はシーンごとに違います。エフェクトをONにしていても、画面内に出現したワープリンクは表示されないため、出現エフェクトを見逃してしまった場合は、いったん遠くに移動して戻ってくるなどしてみましょう。


03
▲最初は「国王」と会話し、ワープリンクは最北の玉座の付近。


04
▲次は東側にいる「近衛兵」と会話し、ワープリンクはこのあたり。近衛兵と王女との会話のあと、マップ中央やや北西側に「隣国の王子」が登場しますので、その近くです。


05
▲地下の牢獄では「国王」と会話。近衛兵と魔剣タルタノスとの出会い後、マップ南東付近にワープリンクが出現します。


06
▲再び王城内部。玉座の付近にいる「近衛兵」と会話。正体を現した敵との邂逅後、マップ西側のこのあたりにワープリンクが出現します(玉座からは南西方向)。ちょっとわかりにくい位置なので覚えておきましょう。


07
▲最後の5マップ目では、「ティアラ王女」との会話が終わるとマップ中央に敵が出現。ここから戦闘部分に突入します。


08
▲画面上部にNPCのセリフが表示され、敵が出現します。


■敵が大量出現! すべて人間形ですが、微妙に異なる属性に注意しましょう


 前述したように、戦闘パートでは出現する敵を倒すごとに新たな敵が出現するという形式になっています。序盤は敵の数はさほど多くはないのですが、終盤になるほど数が増えていきます。


 いくつかの敵集団がマップ内に出現する感じになっているので、最後の敵を見つけたらマップ端まで引っ張っていってから倒すことで、次に出現した敵にいきなり襲われるのを防ぐことができます。


【ポイント】
 敵集団を倒しきったかどうかは画面上部に表示されるNPCのセリフで判断できます。もしセリフが出ない場合はどこかに敵が残っているので索敵を続けましょう。


09
▲ウェーブごとの敵を全滅させると、どこからともなく声が聞こえてきます。この声が新たな敵が出現する合図。囲まれるのがイヤならば、できるだけマップ端に寄っておきましょう。


 出現する敵は不死属闇属性がメインですが、「フレームスカル」と似た姿の「嫉妬の炎」は火3「ウィンドゴースト」と似た姿の「孤独な夢」は風3となっているので注意が必要です。


●戦闘パート:敵出現状況
1ウェーブ目
 「物欲の化身」(見た目:グール)×4 [不死2]


2ウェーブ目
 「取り戻せぬ愛」(見た目:スケルプリズナー)×4 [不死3]
 「憎しみの塊」(見た目:ゾンビプリズナー)×4 [不死3]


3ウェーブ目
 「嫉妬の炎」(見た目:フレームスカル)×6 [火3]
 「卑屈な心」(見た目:ダークフレーム)×6 [闇3]


4ウェーブ目
 「臆病な心」(見た目:ラギッドゾンビ)×8 [不死3]
 「羨望する影」(見た目:プルス)×8 [闇3]


5ウェーブ目
 「取り戻せぬ愛」(見た目:スケルプリズナー)×15 [不死3]
 「憎しみの塊」(見た目:ゾンビプリズナー)×15 [不死3]


6ウェーブ目
 「臆病な心」(見た目:ラギッドゾンビ)×2 [不死3]
 「抑えられない憤怒」(見た目:ブラッディマーダー)×2 [闇3]
 「隠された自尊心」(見た目:デュラハン)×2 [不死2]
 「孤独な夢」(見た目:ウィンドゴースト)×2 [風3]
 「羨望する影」(見た目:プルス)×2 [闇3]
 「嫉妬の炎」(見た目:フレームスカル)×2 [火3]
 「取り戻せぬ愛」(見た目:スケルプリズナー)×2 [不死3]
 「憎しみの塊」(見た目:ゾンビプリズナー)×2 [不死3]
 「卑屈な心」(見た目:ダークフレーム)×2 [闇3]
 「物欲の化身」(見た目:グール)×4 [不死2]
 「抑制した破壊衝動」(見た目:カーリッツバーグ)×2 [不死1]


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▲属性が火3の「嫉妬の炎」。


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▲属性が風3の「孤独な夢」。


 また、「ラギッドゾンビ」と似た姿の「臆病な心」は9セルの射程の遠距離攻撃、「プルス」と似た姿の「羨望する影」は24,240とHPが高めで、離れた位置から「グリムトゥース」や「ソウルストライク」を使用してきます。「カーリッツバーグ」と似た姿の「抑制した破壊衝動」も、本家(?)と同様「グリムトゥース」や「スタンアタック」などを使ってきます。


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▲遠距離攻撃をしてくる「臆病な心」


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▲HPが高めで多彩なスキルも使ってくる「羨望する影」。


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▲「抑制した破壊衝動」は「スタンアタック」も行ってくるので、BaseLvおよびVitが低いキャラで挑む場合は早めに倒しておきたいところ。


 なお、敵の姿形はさまざまですが、もともと近衛兵の心から生まれたものだからか、種族はすべて人間形で統一されています。これはラスボスの「呪いの根源」も同様です。また、「呪いの根源」以外はボス属性はないので、ノックバックなどの特殊効果のあるスキルを使うと通常通り効果が発揮されます。


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▲最後の6ウェーブ目は全種類のモンスターがあちこちに配置されたミックス状態で登場。数も多いので強力な範囲攻撃を持っていない場合は少しずつ移動するようにしましょう。前述のとおり、「嫉妬の炎」や「孤独な夢」が混じっている際には攻撃の属性にも注意。


【ポイント】
 5ウェーブ目と6ウェーブ目は特に敵の数が多いため、一気に突っ込んで敵集団に取り囲まれないように注意しましょう。


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▲敵をすべて殲滅し、このセリフが表示されたらボス「呪いの根源」との戦闘の合図です。


■「呪いの根源」戦では「グランドダークネス」と「ヘヴンズドライブ」に注意


 ラストに登場するのは「呪いの根源」。マップ中央付近に出現しますので、いきなり接敵したくない場合はマップ端に移動しておきましょう。


 属性は地3、種族は人間形というちょっと珍しいタイプのボスです。グラフィックが大きめなので、特に接近戦をするキャラの場合は位置取りが難しい場合があります(移動位置をクリックしたつもりがボスをタゲってしまう等)。


「呪いの根源」(RO公式ツール・モンスターサーチへ)


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▲ちょっとBaseLvは高すぎなのですが、プラント型のサモナーで挑戦。「ドラムスターターパック」や「ドラム育成サポートプログラム」で獲得できる装備だけにして戦ってみました。サモナーなら属性耐性がほとんどなくても「うずくまる」によってかなりダメージを抑えられます。「ヘヴンズドライブ」で100未満×5のダメージしか受けませんでした。なお、こちらからの攻撃は「マタタビランス」(Lv5)で8万オーバーなので倒すのは簡単です。


 「呪いの根源」で注意したいのは主に次の3点。まず、通常攻撃の射程が長めの「3」であるということ。そして闇属性の「グランドクロス」ともいうべきエネミースキル「グランドダークネス」。さらに地属性魔法の「ヘヴンズドライブ」です。


 ひとつずつ対処法を紹介していきましょう。


 通常攻撃の射程については上でも書いたように、接近戦を行うキャラで問題となります。敵の攻撃速度もわりと素早いため、接近する前に攻撃を食らうと、ヒットストップのせいで自分の攻撃可能範囲にたどり着けず、タイミングが狂ってしまう場合があります。これに関しては、移動先のセルを変更するなど、改めて仕切り直す必要もあるでしょう。ただし、敵の射程が3であるがゆえの利点もあります。それが次の項目のポイントです。


 「グランドダークネス」は詠唱が行われず、ノータイムで発動するので、回避は難しいでしょう。しかし、周囲十字形に攻撃を発生させるスキルゆえに、斜め方向、2セル以上先から接敵していれば攻撃範囲には入りません。プレイヤーキャラの攻撃射程は2セルなので、近接キャラでも実質的には食らわない位置取りが可能です。


 「呪いの根源」の射程は3セルなので、「グランドダークネス」がヒットする範囲まで近づいてこようとしません。初期の位置取りさえしっかりしておけば、「グランドダークネス」を恐れる必要はなくなります。


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▲高威力の「グランドダークネス」は斜めの位置で戦えばヒットしません。これは「サラの幻影」など、他の「グランドダークネス」を使う敵にも応用できるテクニックですので覚えておきましょう。


 もし、どうしてもうまく位置取りができないという場合は闇属性の鎧(「バースリーカード」挿しなど)を装備することで、「グランドダークネス」そのものを無効化することもできます(ダメージを食らわなくなります)。遠距離攻撃メインのキャラや、慣れないうちは闇属性鎧を装備することで戦いはグッと楽になります。ある程度BaseLvが高くなって力押しできるようになっても、不意の「グランドダークネス」で瀕死になることもあるので、念のために闇属性鎧を装備していくのは賢い選択と言えるでしょう。


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▲自身の属性が闇属性となる装備などがあれば「グランドダークネス」や「ダーククロス」を無効化できます。かなり安心度が増します。


 注意点3つ目の「ヘヴンズドライブ」ですが、これはHPがそれなりに高いキャラであれば一撃でやられるほどの威力ではありません(それでも敵Matkは1,001あるので要注意な攻撃であることに変わりはありませんが)。


 「ヘヴンズドライブ」発動時には詠唱が行われるので、見てからの回避は十分可能なのですが、それによって位置を移動してしまうと、「グランドダークネス」回避のための位置取りが崩れてしまう場合も多々あります。


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▲地属性耐性や高いHP等があればそれほど心配する必要はありませんが、低レベルキャラの場合はかなり痛い攻撃。キャラの状況に合わせて対処していきましょう。画像のキャラでは地属性耐性75%の「ぴしゃりハーブのフード[0]」で軽減して221×5のダメージ。属性耐性がない場合は5,000ダメージ程度は覚悟したほうがいいでしょう。


 ということで、「呪いの根源」に楽に勝つには以下のパターンがオススメとなります。


・その1(安心安全パターン)
 闇属性鎧を装備して「グランドダークネス」を無効化し、地属性耐性を高めつつ(「エクセリオンシリーズ」のエンチャントなど)、自分の好きな位置で戦います。すべての職業にオススメですが、魔法スキルの詠唱などで「ヘヴンズドライブ」を食らってしまいがちな魔法職などは安全を確保したいところ。


・その2(斜め位置取り不動パターン)
 「ヘヴンズドライブ」をそのまま受ける前提で地属性耐性を高めておき、「グランドダークネス」がヒットしない斜めの位置取りに留まって戦います。ガチの殴り合いになるのである程度の回復アイテム、および、それなりの攻撃力があると望ましいですね。闇属性の鎧を持っていなかったり、鎧を自由に選択したいキャラや近接攻撃系職業向けでしょうか。……余談ですが、闇属性の鎧はいろいろと便利ですので、ひとつくらいは作成しておくといいと思います。


・その3(ヘヴンズドライブ回避パターン)
 闇属性鎧を装備して「グランドダークネス」を無効化し、「ヘヴンズドライブ」の詠唱が見えたら回避する戦い方。MaxHPが低く、あまり資産もないけれどクリアしたいという方にオススメのパターン。遠距離攻撃系の職など、「闇の根源」の周囲を移動しながらの戦闘に適していると思います。


 いずれの場合も、攻撃を行う武器やスキルは火属性のものがオススメです。


【ポイント】
 「闇の根源」戦では闇属性鎧と火属性攻撃があると楽。


■クリア後のお楽しみは……天から降ってくる「騎士サクライカード」!?


 「闇の根源」を倒したあと、NPCとの会話となりますが、2019年10月1日(火)以降、「黒づくめの男」との会話後、低確率で「騎士サクライカード」がドロップされるようになりました。一応カードではあるため、かなり低確率だと思われます。なお、実装直後の公式ブログによると、カード出現時は落雷のエフェクトとともに派手に演出されるとのことなので、見逃すことはないかと思います(エフェクトオフの場合はログウィンドウに注意しておきましょう)。


・「騎士サクライカード」出現に言及している公式ブログの記事はこちら。


 その後、出口のワープリンク前に出現した「国王」と会話することで、クリア報酬の「記憶の欠片」3個と「レクイエムシリーズ」の装備ひとつを受け取ることができます。ただし、「レクイエムシリーズ」のうち、どれがもらえるかはランダムとなっています。


【ポイント】
 「レクイエムシリーズ」はランダム入手なので、欲しいアイテムが出るかどうかは運次第。もし自力入手を狙っているアイテムがある場合は長期間続けるつもりで気長に挑戦しよう。


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▲「国王」と会話することでクリア報酬をもらうことができます。その後、「国王」の近くのワープリンクから外に出られます。