英雄の痕跡「フェンリルとサラ」はBaseLv120以上のキャラクターで挑戦できるメモリアルダンジョンです。初回クリア時に便利なアクセサリー「ヒールピアス[0]」、または「テレポートピアス[0]」のいずれかが獲得できるため、挑戦可能レベルになったら真っ先にクリアしたいコンテンツと言えます。
「ヒールピアス[0]」は「ヒール」(Lv1)、「テレポートピアス[0]」は「テレポート」(Lv1)が使えるだけでなく、MaxHPやMaxSPなどが増加する「ピアスエンチャント」も施せる優れものです。エンチャントの傾向はある程度選択ができるため、物理攻撃系の職用、魔法攻撃系の職用など、いくつかのパターンの各ピアスを作っておくのもいいでしょう。
【ポイント】
「ヒールピアス[0]」「テレポートピアス[0]」は初回クリア時にどちらか一方をもらえます。これはキャラごとにもらえるため、2キャラ以上でそれぞれクリアすれば両方をノーコストで手に入れることができます。
このメモリアルダンジョンは、ほとんど戦闘のないストーリーパートと、メインの脱出パート、そして最後に「サラの幻影」と戦えるパートがあり、全部で3部構成になっています。なお、最後の「サラの幻影」戦は、入場可能BaseLvの120付近のキャラには荷が重いと思われます。慣れないうちは「サラの幻影」と戦わずに、そのままメモリアルダンジョンを脱出するのをオススメします。
脱出パートは、迫りくる敵「ギガンテス」を振り切って出口に向かうだけなので、極端な話、装備などはなくてもクリアできます。このあたりは「サラの記憶」に通じるものがあるのですが、「サラの記憶」と比べると敵の攻撃力の高さや密集具合、ギミックなどがあるぶん、難度は高くなっていますので注意が必要です。
■■■【DATA】■■■
【名称/通称】
正式名称:英雄の痕跡「フェンリルとサラ」(えいゆうのこんせき・ふぇんりるとさら)
プレイヤー間の通称:「フェンサラ」など(「サラの記憶」と間違わないように注意)
【プレイヤー間での主な使われ方】
・「ヒールピアス[0]」「テレポートピアス[0]」の入手、およびそのエンチャント変更
・上記のための「ギガンテスの破片」収集
・「サラの幻影」に勝利し、「サラの幻影カード」や「サラのローブ[1]」を狙う
・「+9 サラのローブ[1]」を「覚醒ローブ[1]」に交換
・「+9 覚醒ローブ[1]」に「暴走した魔力」を100%成功でエンチャント
【公式サイトリンク】
・特設ページ(「英雄の痕跡」特設サイト内)
https://ragnarokonline.gungho.jp/special/hero-vestige/episode05/
・リスタートガイドによる解説
https://ragnarokonline.gungho.jp/comeback/pickup-contents.html#anc21
【「次元の狭間 時の通路01」への行き方】
・マラン島NPC「英雄の痕跡案内員」に「マラン島特産缶詰」を5個渡し、「次元の狭間 時の通路 01」へのワープリンクを開けてもらう
・異世界各所や「時空の裂け目」などにある「次元移動機」から移動
・「冒険者歓迎室」のNPC「グラハム」に転送してもらう(クエスト「七王家とユミルの心臓」クリア時)
【「フェンリルとサラ」への行き方】
「次元の狭間 時の通路 01」にいる「案内人ガド」に話しかけ、「フェンリルとサラ」前へ転送してもらう
または、
「次元の狭間 時の通路 01」の西側にあるワープリンクから「次元の狭間 時の通路 02」へ
↓
「次元の狭間 時の通路 02」の北西にいるNPC「バーンハード博士」と会話してメモリアルダンジョンを生成
↓
近くの「次元移動機」をクリックして入場
【入場制限/再入場時間】
入場制限レベル:BaseLv120以上
再入場可能時間:入場してから1回目のAM5:00を迎え、かつ最後に入場した時から1時間が経過している
【クリア時報酬など】
・フェンリルと別れてから5分以内に再合流できた場合、Base経験値3,000,000、Job経験値1,500,000、「ギガンテスの破片」1個を獲得
・「サラの幻影」討伐時、Base経験値20,000,000、Job経験値10,000,000を獲得
・初回に限り、ダンジョン脱出後、「バーンハード博士」と会話することで「ヒールピアス[0]」か「テレポートピアス[0]」どちらかひとつを獲得(※)
・「ヒールピアス[0]」または「テレポートピアス[0]」のエンチャントの初期化権利を獲得(複数回クリアしても初期化可能回数は累積しない)
※……ダンジョン内で戦闘不能になってしまっても獲得可能(詳しくは本文にて)
【あると便利な装備、スキルなど】
・移動速度増加系、または瞬間移動系スキル、アイテム
・火属性耐性装備+風属性耐性装備(「サラの幻影」と戦う場合)
■ストーリーパートでは基本的にはショートカットで時間短縮を
メモリアルダンジョンは、「グラストヘイム 古城」の入り口からスタートします。すぐ近くにNPC「フェンリル」がおり、彼女と会話すると「凶悪なガリオン」が出現します。「凶悪なガリオン」を撃退するか、時間が経過すると「フェンリル」が魔法を詠唱して撃退します。なりゆきで冒険者は彼女の手伝いをすることになります。
▲最初のシーンでは、会話開始後、「凶悪なガリオン」に気づかれないような遠めの位置に移動しておくことで、敵は「フェンリル」が勝手に倒してくれます。BaseLv120になりたての支援キャラなどはこの方法で戦闘を避けましょう。また、1回クリアしてしまえば次からは会話をスキップすることができ、最初の「凶悪なガリオン」戦もまるまる飛ばせます。
フェンリルが先に進むとワープリンクが出現。フェンリルのあとを追って「急いで移動する」か、「歩いて移動する」かを選択できます。歩いて移動する場合、合流地点まで徒歩で向かう道すがら、すでにマップ内に出現している「ギガンテス」系モンスターを倒しつつ進むことができますが、脱出パートで新たに出現する「ギガンテス」もおり、どちらにせよ結局敵がうろついている中を脱出することになります。基本的には「急いで移動する」を選んだほうが時間短縮になると思います。
▲歩いて移動すると、バリケードの先から自分で歩いて移動することになります。急いで移動するを選ぶとフェンリルの待っている目の前へ転送されます。
移動した先では「フェンリル」の近くに寄ることで自動会話が発生し、ストーリーが展開。「センチネルブリーズ」という剣を巡って「フェンリル」と12ヴァルキリーのひとりである「サラ」が対立します。
【ポイント】
ここで登場する「サラ」は「サラの記憶」で何者かによって連れ去られたサラの成長した姿。女神フレイヤに仕える強大な力を持った12ヴァルキリーのひとりとして暗躍する、いわば悪役。しかし、プレイヤーの間ではかなりの人気を誇り、2018年のアニバーサリーイベントで行われた人気投票では、並み居る人気キャラを抑えて見事1位に輝きました。
▲両者ともに違う目的からセンチネルブリーズを欲している模様。なお、12ヴァルキリーとは、戦隊モノで言えば「敵組織のすごく強い幹部たち」という感じ。
歴史に刻まれたほどの激戦を経て、センチネルブリーズは「フェンリル」が入手。怒った「サラ」はグラストヘイムを破壊するほどの威力の魔法を放とうとしますが、「フェンリル」の瞬間移動魔法によって間一髪脱出に成功します。しかし、魔法のミスによって冒険者と「フェンリル」はバラバラの地点に飛ばされてしまいます。
▲「サラ」の魔法が発動する直前に、「フェンリル」の魔法で瞬間移動することに。
冒険者は飛ばされた中央の噴水付近から、5分以内に東端にある「グラストヘイム 古城」の出口へ向かい、「フェンリル」と合流しなければなりません。
▲ここから脱出パートに。ミニマップ上に赤いマーカーがある出口まで5分以内にたどり着くのが目的です。
■密集した「ギガンテス」をやりすごして通り抜ける脱出パート
ということでここから本番の脱出パートです。
この脱出パート中はマップ内にモンスター「ギガンテス」シリーズが出現し、それと同時に宝箱(財宝)も配置されています。道中で宝箱から財宝を入手しつつ、ギガンテスの猛攻を避け、出口に向かうという感じです。
▲宝箱はクリックすることで中身の財宝が周囲に散らばります。脱出ルートからだいぶはずれた場所にも宝箱があったりしますので、時間を取るか金策を取るかという選択も……!? 宝箱は毎回決まった位置に出現しますが、なかには「レッドギガンテス」と宝箱のどちらかがランダムで出現するという地点もあります。
▲「レッドギガンテス」はプレイヤーキャラが近づくと赤い半透明のグラフィックになって襲ってきます。倒せば高確率で「ギガンテスの破片」をドロップするので「ギガンテスの破片」を集めている場合には倒しながら進むといいでしょう。
道中、プレイヤーキャラが近づくことでモンスターが出現するポイントなどもあり、「残影」などの瞬間移動スキルでそういった地点を避けて進むことで、危険を回避することもできます。
【ポイント】
「バックステップ」「残影」「フォーリンエンジェル」「ニャンジャンプ」などの瞬間移動系スキルがあるキャラや、高速移動が可能なジェネティックの「カートブースト」などがあれば有利。ソードマン系のキャラは「インデュア」を使いながらペコペコやグリフォンなどの騎乗生物で駆け抜けるのがオススメです。プリースト系は「騎乗用手綱」があるならそれに加えて「速度増加」と「キリエエレイソン」で一気に突破しましょう。
大量の「ギガンテス」シリーズがうろついている場所もあり、1度攻撃されてしまうとヒットストップで足が止まった瞬間に捕まり、あっという間にタコ殴りにされてしまうこともあります。基本的には敵に攻撃されないように距離を取って進むようにしましょう。
【ポイント】
大量に迫りくる「ギガンテス」シリーズに捕まらないように注意!
また、特定の地点では「サラの幻影」が現れて魔法(メテオストームのような感じ)を放ってくることもあります。魔法攻撃も痛いことは痛いのですが、ダメージで足が止まったときに「ギガンテス」シリーズらに囲まれてしまうことのほうが問題です。
「サラの幻影」の出現地点は決まっているので、姿が見えたら、魔法を食らわない位置でやり過ごすほうがいいでしょう。「サラの幻影」は一定時間で消えるので、いなくなってから駆け抜けるのが得策。ただし、姿が消えた瞬間には、まだ放たれた魔法攻撃の判定が残っていることがあるため、姿が消えて少し経ってから通り抜けましょう。
【ポイント】
「サラの幻影」はテレポートで現れては魔法をばらまき、ダメージによってヒットストップを発生させます。出現地点は決まっているのでまずは場所を把握しましょう。
参考までに、私がいつも個人的にたどるコースは以下の画像のようなルートです。
●……財宝
■……レッドギガンテス
●……財宝かレッドギガンテスがランダム
中央付近の噴水からスタートとなりますが、すぐ左下に財宝があるので回収します。そのまま東(マップ右)に進むと「レッドギガンテス」がいるので、倒すかスルーします。突き当りまで行って南に曲がることになりますが、通路を通ると「ギガンテス」が3体ほど湧くため、ひとつ先の階段を登って通路脇の高台を通ります(ギガンテスが気にならなければ強引に突っ切ってもOK)。
南側の広場に出たら修道院入り口にある財宝を回収し、噴水の西側を通って南まで移動します。注1の地点には「サラの幻影」が出現するので、最短コースを通らずに迂回する形です。
「サラの幻影」の出現する南側のポイントにも「ギガンテス」がうじゃうじゃといるので、状況を見て、敵を引きつけたりしながら、攻撃されないように注意しつつ東へ移動します。
注2の地点ではガーゴイルの石像が並んでいます。予想通り、この「ガーゴイル」は一斉に実体化して攻撃してきます。道なりに進んでいると囲まれた状態になってしまうため、できるだけ南側を、「ガーゴイル」が実体化する前に一気に駆け抜ける感じで突っ切ります。「ガーゴイル」のすぐ東には「ギガンテス」や「サラの幻影」も出現するので、それらに捕まる前に駆け抜けなくてはいけません。
▲注2の地点の通路にはガーゴイルの石像が並んでおり、列の中央付近まで行くとモンスター化して襲ってきます。「ギガンテス」シリーズに比べれば攻撃力は低めですが、Hitが高いため、集中砲火によるヒットストップには要注意。できるだけ狙われないように通路を避けて木立になっている最南端を進むといいでしょう。
注3のポイントは通路が狭まったところに大量の「ギガンテス」が密集している場所。密集度合いを見極めつつ、わざと一瞬敵を引きつけて隙間を作るなど、臨機応変に進むしかありません。固まっているところを突っ切ろうとしても、囲まれ補正などで攻撃を受けてしまうこともありえます。マップ中で最大の難所と言ってもいいかもしれません。
▲敵の固まり具合は毎回微妙に異なるため、対処ルートもさまざま。左の壁沿いギリギリが比較的安全ではありますが、保証はできません。
注3のポイントを抜けて、時間に余裕があるようなら、いったん真北に進んで財宝(または「レッドギガンテス」)を回収してもいいでしょう。ただし、途中で「サラの幻影」が出現するので、北に行くときは左の壁沿いギリギリを進みましょう。その位置なら魔法は当たりません。
財宝を回収したあと、そのままゴールに向かって北東に進むコースもありますが、こちらは「サラの幻影」と「ギガンテス」が邪魔な位置に出現するので、私はいつも引き返しています。戻った先の東側のルートにも「ギガンテス」はいますが、背後が広いので敵を引きつけて捨ててきやすいハズです。
注4の地点には「サラの幻影」と「ギガンテス」が重なって配置されています。通路も狭いので強引に通り抜けようとすると危険。安全策を取るなら、まず「ギガンテス」を引きつけてから広場の南方向→西方向→北方向とぐるっと時計回りに回り込み、「サラの幻影」がいないタイミングでアーチ部分を潜り抜けましょう。ここは注3のポイントに次いで“事故”が多い場所だと思います。
最後の注5。ここにはゴールのワープリンクがありますが、すぐ西側には「ギガンテス」が配置されているうえに、近くに「サラの幻影」も出現します。ワープリンクに飛び込んでも「移動してよろしいですか?」の選択肢で下側にある「はい」を選ばないとなりません。カーソルの初期位置は上の「いいえ」なので注意しましょう。ただ、それさえわかっていれば多少強引に突っ込んでもゴールできるはずです。
▲最後はワープリンクに乗ったあと、「はい」を選択しなければいけません。なお、メッセージにあるように、パーティーメンバーの誰かひとりがゴールすれば全員が転送されるので、複数人数で挑んでいる場合にはマップ内に散らばってできる限りの財宝回収を行うといいでしょう。
ワープリンクを抜ければゴール。ここまで5分以内に来られれば経験値などの報酬が獲得できます。また、「フェンリル」が「サラの幻影」がいる場所へのワープリンクを開いてくれるので、「サラの幻影」と戦いたい場合は南のワープリンクへ進みましょう(確認ウィンドウが出ます)。
「サラの幻影」と戦わずにメモリアルダンジョンから出る際は東側のワープリンクから外へ出ましょう。
【ポイント】
最後に「サラの幻影」と戦うかどうかはプレイヤーの判断次第。
▲「サラの幻影」と戦うつもりがないならこちらは無視して東の出口からメモリアルダンジョンの外に出ましょう。
■脱出パートの途中で戦闘不能になったら……
脱出パートで戦闘不能になってしまった場合、それが初回挑戦だったら諦めてはいけません。制限時間の5分が経過すると「フェンリル」が転送魔法で呼び寄せてくれるため、メモリアルダンジョン内で戦闘不能状態から復帰できます(デスペナルティは受けたままですが……)。
※追記:すべてのメモリアルダンジョン内でのデスペナルティ(経験値減少)は撤廃されています。
制限時間をオーバーしているので、報酬経験値や「ギガンテスの破片」はもらえませんが、メモリアルダンジョンの外に出たあと、「バーンハード博士」から、初回クリア時の「ヒールピアス[0]」か「テレポートピアス[0]」を受け取ることができるのです。
初回挑戦の目的は、ほぼ「ピアス」の獲得と言っても過言ではないでしょうから、実質的に目的は果たせると思います。
ただし、一部の報酬がもらえるとは言っても、クリア扱いにはなっていないので、ちゃんとクリアするまでは次回のセリフスキップは不可能になっています。
▲戦闘不能になってもそのまま待っていれば、5分経過後に「フェンリル」がパーティー全員を自動的に呼び戻してくれます。その後、出口から外へ出れば、初回の場合は「バーンハード博士」から「ヒールピアス[0]」か「テレポートピアス[0]」をもらえてしまいます。
【ポイント】
「ヒールピアス[0]」、「テレポートピアス[0]」が目的の初回挑戦時は、戦闘不能になってもすぐにセーブポイントに戻らないようにしよう!
■今後の参考までに「サラの幻影」戦についても触れておきましょう
ここからは「フェンリルとサラ」最大の目玉である「サラの幻影」戦について簡単に解説していこうと思います。
・「サラの幻影」(RO公式ツール・モンスターサーチへ)
ただし、最初に書いておきますが、「サラの幻影」戦は中級者の範疇を越えています。将来的に装備を揃えたり、BaseLvを上げたあとで挑戦する際の参考として記載しておきますが、「サラの幻影」が倒せないからといって嘆くことはありません。“「フェンリルとサラ」は「ピアスもらって3Mの経験値を稼ぐメモダン」”と割り切って周回するだけでも問題ないと思います。
さて、ということで「サラの幻影」に関してですが、種族は人間、ボス属性もあるので、盾などの耐性はそれに合ったものを選びましょう。属性は無1ですが、後半は闇に変化する「チェンジダークネス」を使ってくるのでモンスター自体の属性への耐性は考えなくてもいいでしょう。
「サラの幻影」と戦う際には、前提条件として火属性耐性と風属性耐性を同時に高めておかないと厳しいです。「エクセリオンウィング[0]」と「エクセリオンスーツ[0]」へのエンチャントで耐性を取るのが比較的お手軽でしょうか。念のため、「レジストファイアーポーション」「レジストウィンドポーション」も使用しておきたいところ。
火と風への属性耐性は100%まで行かなくてもいいですが、「メテオストーム」や「ファイアーウォール」など、火属性の攻撃頻度が特に高いので、火属性耐性はできるだけ高いほうがいいでしょう。
火属性耐性と風属性耐性がしっかり取れているなら、ダメージ自体は回復アイテム連打で回復できる範囲に収まります。逆に言えば、耐性が取れていないと即戦闘不能になるレベルの攻撃を放ってきます。
もうひとつ厄介なのが即死級の「グランドクロス」を使ってくること。ただし、「グランドクロス」には、斜め方向に2セル以上離れていれば当たらないという攻略ポイントがあります。「ファイアーウォール」によるノックバックもありますが、壁を背にして、ノックバックしないようにしておけば問題はありません。
▲「サラの幻影」と戦う際は、転送後、まず周囲にいる大量の「ギガンテス」を掃除するほうがいいでしょう。「サラの幻影」はクリックするまでは襲ってこないので、最初は気にしなくてもOK。
▲狭い場所を利用してこの位置に陣取ります。「サラの幻影」と戦闘を開始する前に、Shift+左クリックで地面をクリックし、しっかり向きを変えておくのをお忘れなく。背後を向いたまま「サラの幻影」をクリックすると、グラフィックでは南を向いていても、実際の位置情報としては北を向いたままになっていることがあり、ノックバックで予想しない位置に弾かれてしまう場合があります。
その他、「ワイドスリープ」(睡眠)、「ワイドストーン」(石化)も使ってきますが、敵の攻撃自体が激しいため、すぐにダメージを受けて解除されることも多く、あまり気にする必要はないかもしれません。状態異常のあとに大技が来てしまったら運が悪かったと諦めましょう(笑)。もし属性耐性を邪魔しない装備位置で状態異常耐性が取れるなら盛り込んでおきましょう。
「サラの幻影」のHPを削って後半戦になると、「チェンジダークネス」を使用。属性が闇に変化します。属性相性が変化するので魔法職などでは与ダメージが減少します。
また、さらにHPが減少すると、一定時間、強敵ボスおなじみの“爆裂波動”状態になり、各種攻撃力が大幅にアップします。これは十数秒で解除されるので、それまでは防御気味に戦うというのも手です。ただし、解除されたあとも再び爆裂状態になることがあるので、長期戦はオススメしません。
ただ、爆裂状態になっているのならば、残りHPはわずかになっているハズなので、あまり時間をかけずに畳み掛けることも可能でしょう。
このように、属性耐性と「グランドクロス」への対処ができており、3%回復剤(いわゆる季節イベントの回復アイテム。HPSPを3%回復)など、ある程度回復アイテムを垂れ流しできる状況であれば、「サラの幻影」を倒すのも比較的難しいことではありません。もちろん、「サラの幻影」は5,800,000ものHPを持っているので、それなりの攻撃力は必要になりますが……。
▲私はとりあえずプラント型のサモナーであれば安定して倒すことができています(「うずくまる」は偉大)。その他のキャラでは正直自信がありません(苦笑)。専用の耐性装備を作ればいいのでしょうけれど、なかなか腰も重くて……。回復アイテムは3%回復剤で100個前後消費しますが、余裕をかまして少なめに持っていったら足りなかったこともあるので、150個×2セットは持ち込むようにしています。
正直、脱出パートと「サラの幻影」戦は難度が段違いなので、同じメモリアルダンジョンだからと気軽に挑戦すると痛い目を見るかもしれません。最初はデスペナルティを受ける覚悟で挑んでみて、倒せそうなら攻撃方法や装備などを変更して再チャレンジしてみるといいでしょう。「グランドクロス」に当たる“事故”以外で一撃でやられてしまうという場合は、属性耐性や、そもそもMaxHPが足りていないなど、装備やレベルの面が不足しているのだと思われます。
一度倒せるようになってしまえば周回するのも楽になります。まぁ、そもそもそうなっているのならもう中級者は卒業。立派な上級者だと思います(笑)。