「真昼の弦月」は2016年4月のアップデート「EPISODE:EDDA~教皇と少女の覚めない夢~」にて実装されたメモリアルダンジョンです。ラヘルのクエストに登場する人気NPC「教皇」のサイドストーリーといった内容で、アルナベルツ教国関連の一連のクエストをこなしていることで、より内容を楽しむことができます。が、メモリアルダンジョン自体に、他のクエストクリアといった前提条件などはありません。

 「真昼の弦月」は、1名専用のメモリアルダンジョンで、ノーマルモードである「夢の中」にはBaseLv70以上、ハードモードである「より深い夢の中」にはBaseLv99以上で挑戦可能です。

 難度的には比較的簡単ですが、途中で同行するNPC「教皇」(傭兵キャラクター扱い)を守りながら進む場面もあり、その点は他のメモリアルダンジョンとは一線を画しています。

 初回クリア時にもらえるアイテム「タンポポリング」は消費しない消耗品扱いで、ラヘルの宿屋前に移動できる便利アイテムです。

【ポイント】
 「タンポポリング」はラヘルへの瞬間移動アイテムとしてとても便利。「真昼の弦月」は、この点から考えても、アカウント内のキャラクターに1回はクリアさせておきたいメモリアルダンジョンです。

 また、同じく初回クリア時にもらえる「神官のネックレス[0]」は「真昼の弦月」の内部の敵に強くなるエンチャントが付与できるため、最大の「夢の加護5」のエンチャント(与ダメージ+40%/被ダメージ-40%)を付与したものをひとつ作っておくと便利です。

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▲「神官のネックレス[0]」は倉庫移動が可能なので、<夢の加護5>がついた“完成品”をひとつ作ってしまえばアカウント内のキャラクターで使いまわしが可能です。

 また、2016年11月に実装された「熱狂信徒のネックレス[1]」は、3つのエンチャントをあらかじめ指定して入手できるアクセサリー。メモリアルダンジョンクリア報酬の「夢の欠片」5個で入手できますが、選んだエンチャントによっては失敗して消滅してしまいます。この「熱狂信徒のネックレス[1]」には、「14thアニバーサリーパッケージ」の特典アイテムである「お座り教皇(私服)[1]」とのセット効果もついています。

 なお、報酬とは別に、メモリアルダンジョン内では多数の選択肢による会話変化もありますので、くり返すことでキャラクターのさまざまな掛け合いを楽しめる内容になっています。氷の洞窟に封じられているルーミンという少年と教皇との関係は? それを守護するモンスター、クトルラナックスとは? メインのクエストだけではわからなかった謎の答えが見えてくるかもしれません。

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▲わざとクトルラナックスの名前を間違えてみると、ノリツッコミで尻尾をばんばん地面に叩きつけて怒ります。その様子を想像するとかなりカワイイと話題になりました。こうしたちょっとしたお遊びが隠されているのも面白いです。

【ポイント】
 選択肢が多数出現。教皇の信頼度に応じて選択できるものもあるため、1回ではすべてを楽しむことはできません。「夢の欠片」を集めつつ、いろいろな選択肢を試してみましょう。

■■■【DATA】■■■

【名称/通称】
正式名称:「真昼の弦月」(まひるのげんげつ)
プレイヤー間の通称:「ラヘルMD」「教皇MD」など

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【プレイヤー間での主な使われ方】
・ラヘルに移動できる「タンポポリング」の入手
・「夢の破片」5個で「熱狂信徒のネックレス[1]」をエンチャント付きで入手
・「夢の破片」や信頼度上昇に応じてもらえる衣装装備「[衣装] たれルーミン」、「[衣装] たれ教皇(私服)」の入手

【公式サイトリンク】
・ゲームガイド
https://ragnarokonline.gungho.jp/gameguide/worldmap/halfmoon.html

【「真昼の弦月」への行き方】
飛行船(国際ルート)などでアルナベルツ教国のラヘルへ向かう

ラヘル中央、やや東の大通り沿いにいる「ニルエン大神官」と会話し、依頼を承諾

「準備をしてもらう」でダンジョンを作成後、「夢の中に入る」で入場

難易度を選択しスタート

【入場制限/再入場時間】
入場制限レベル:BaseLv70以上(ノーマルモード:夢の中)/BaseLv99以上(ハードモード:より深い夢の中)
ダンジョン再生成可能時間:入場してから1回目のAM5:00を迎え、かつ最後に入場した時から1時間が経過していること
※ただし、クリアするまでは何度でも生成可能

【クリア時報酬など】
●ノーマルモード(夢の中)報酬
・「夢の破片」1個
・教皇の信頼度が1アップ(パラメータのみ)
・Base経験値500,000/Job経験値250,000

●ハードモード(より深い夢の中)報酬
※ボスモンスターと戦わなかった場合
・「夢の欠片」2個
・教皇の信頼度が1アップ(パラメータのみ)
・Base経験値1,000,000/Job経験値500,000
※ボスモンスターを討伐した場合
・「夢の破片」5個
・教皇の信頼度が2アップ(パラメータのみ)
・Base経験値2,000,000/Job経験値1,000,000
・「古い人形」を所持していた場合、教皇の信頼度がさらに3アップ(パラメータのみ)

●初回クリア時の追加報酬(どちらのモードでも共通)
・「タンポポリング」
・「神官のネックレス[0]」
・Base経験値1,500,000/Job経験値750,000

【あると便利な装備、スキルなど】
・「ヒール」など、対象指定で回復可能なスキル
・範囲攻撃系スキル
・水属性耐性装備
・凍結耐性(アンフローズン)装備
・風属性攻撃が可能な武器やスキル

■ノーマルモードとハードモードの違いについて

 「真昼の弦月」ではふたつのモードがありますが、まずはその違いについて書いておきましょう。

 まず、ノーマルモードではハードに比べて敵が少なく、しかも弱めになっています。出現する敵のうち、比較的強めの警備兵でもHP4,000程度なので目安にするといいでしょう。また、傭兵として登場する教皇のHPも高めになっており、やられることは少ないと思われます。

 超絶ネタバレ気味ですが、ボスは「ルーミン」。水3属性で、スキルは使ってこないうえに、HPも30,000と少なめなので、弱点属性(風)で攻撃すれば楽に倒せると思います。

【ポイント】
 ノーマルモードは挑戦可能BaseLvに応じた難度。大きなミスがなければいきなりクリアすることも可能でしょう。

 一方ハードモードでは、ノーマルに比べて敵が若干強めになります。各ザコ敵のHPは10,000程度。また、傭兵キャラの教皇のHPは5,000と低めに設定されているため、囲まれて攻撃されてしまうと戦闘不能になることも。もちろん教皇がやられてしまえばメモリアルダンジョン攻略失敗です。

 ハードモードの中ボスは「呪縛のルーミン」。ノーマルモードとは違って「フロストダイバー」、「パルスストライク」、「ドラゴンフィアー」などのスキルを使ってきます。

 また、「呪縛のルーミン」討伐後に「クトルラナックスの幻影」と戦うかどうかの選択が可能です。こちらは「呪縛のルーミン」と比べても桁違いに強いため、さらに注意が必要です。詳しくはボス戦の項目で解説していきましょう。

 ルートとしては、「ノーマルモードをクリアする」「ハードモードでボスと戦わない」「ハードモードでボスを討伐する」の3パターンがあります。初回報酬をもらうだけなら前者ふたつのうちどちらかでいいでしょう。逆に「夢の破片」がたくさん欲しい場合や、教皇の信頼度を上げたいという場合は、ハードモードでボスを倒すのを日課的にくり返していくといいでしょう。

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▲ハードモードではラスボスである「クトルラナックスの幻影」と戦うかどうかを選択できます。戦わなくてもクリア扱いになり、初回報酬は受け取ることができます。

 ノーマル/ハードどちらも傭兵の教皇のHPを回復させることは可能です。「ヒール」や「ポーションピッチャー」といった対象指定タイプの回復スキルが有効です。ただし、パーティー全員に効果のあるような全体スキル、たとえば「コルセオヒール」などでは回復しないので注意しましょう。

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▲わずかでも「ヒール」ができるのとできないのとでは大違いなので、「ヒールピアス[0]」などを持っていくほうがいいでしょう。なお、対象指定なら「キリエエレイソン」などの支援スキルも効果があります。

【ポイント】
 傭兵として参戦する教皇には支援やヒールが可能。敵に攻撃された場合のために、アコライト系でなくても「ヒール」ができる装備があると安心です。なお、手持ちの回復アイテムを使って教皇のHPを回復することはできません。

■「教皇」を守りながら敵陣を突破

 そんなわけで、「真昼の弦月」では傭兵キャラクターとしてついてくる「教皇」を守りながら襲い来る敵を撃退していく必要があります。敵は一定のエリアに到達すると出現するため、出現位置を覚えておくと対処が楽になるでしょう。

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▲敵はポイントに差し掛かると出現します。襲ってくる位置は固定なので、わかっていれば対処はより楽になります。

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▲守って進むというか……正確には教皇を連れてマップ上の次のマーカーまでたどり着けばいいのですが、特にハードモードで敵を放置したまま突っ切ろうとすると、教皇が敵に囲まれて失敗になってしまうこともあります。安全性を重視するなら目の前の敵はキッチリ倒して進むのがいいでしょう。

 傭兵の教皇は特にスキルなどは持っていませんが、敵が出現すると果敢に(無謀に?)殴り掛かりに行ってしまいます。そういう場合にはあらかじめ教皇を右クリックして「待機」状態にしておくことで攻撃に行くのを防ぐことができます(Alt+Tでも切り替え可能)。ただし、これは傭兵が再雇用されるごとにリセットされるため、シーンごとに設定する必要があります(教皇がいったん消えて再度登場する瞬間があると思いますが、これはシステム的には再雇用されていることになります)。

【ポイント】
 傭兵キャラは「待機」の指示をすることで敵に攻撃を仕掛けないようにできます。

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▲いったん神殿の敷地内を抜けたあとは街の中を歩いて家に帰るシーンになります。ここはNPCの会話だけになるので読み進めていけばOK。

 街をぐるっと回り、実家(?)に着くと「ジェド大神官」や「ニルエン大神官」らが登場し、教皇を奪おうと兵士を差し向け、襲ってきます。

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▲家の前に出現する敵は全方位から襲ってくるので最も危険。手早くターゲットを取り、教皇が狙われないようにしましょう。

 その後、教皇を守りながらぐるりとマップを1周し、右下のゴールへと向かいます。ハードモードの場合、このマップ中のどこかに「ジェド大神官」(敵の名称は「大神官」)が出現します。出現位置は決まっていて、下記の4パターンのいずれかになります。

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▲教皇の実家(?)のすぐ北東の壁付近。

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▲街マップ北西の端にある大きな樹の根本あたり。

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▲南に向かう道沿いに並んでいるテーブルやイスの北側にあるひさしの下。

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▲南の通りにある樹の裏側あたり。

 「大神官」はHPが100,000とやや高め。倒すことができれば「古い人形」をドロップします。これは「クトルラナックスの幻影」撃破後に教皇に渡すことで信頼度がさらに上昇するボーナスアイテム(会話スキップの場合は自動的に渡したことになります)。ただし、「クトルラナックスの幻影」と戦わない選択をした場合には効果はありません。

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▲「大神官」を倒すと「古い人形」が手に入ります。ハードモードでボスを倒すつもりなら忘れずに入手しておきましょう。

【ポイント】
 「大神官」は4箇所のどこかに必ず出現します。倒せば確実に「古い人形」をドロップするので、ぜひとも探し出して倒しましょう。

■「クトルラナックスの幻影」と戦う場合は水属性対策+アンフロを

 ノーマルモードの「ルーミン」はもちろん、ハードモードでも「呪縛のルーミン」はそれほど強くはないので、メモリアルダンジョンを最後まで突破してきたなら特に問題はなく倒せるのではないかと思います。

ルーミン(RO公式ツール・モンスターサーチへ)

呪縛のルーミン(RO公式ツール・モンスターサーチへ)

 どちらも水属性なので、風属性の攻撃を仕掛けるといいでしょう。

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▲「呪縛のルーミン」は、冒頭でも書いたように「フロストダイバー」を使ってくるため、凍結耐性(アンフロ)が欲しいところ。ただ、なくても力押しできると思います。周囲に「アイシクル」に似た場所固定の敵「凍てついた心」も出現し、近づくと攻撃してきますのでその点には注意。

 初見で多少手こずるのはハードモードのボス「クトルラナックスの幻影」でしょう。

 「クトルラナックスの幻影」は「ストームガスト」や「ワイドフリーズ」(広範囲凍結)といった厄介なスキルを連発してくるうえ、「サモンスレイブ」で「破壊の氷の巨人」を3体召喚します。「破壊の氷の巨人」は見た目は「アイスタイタン」ですが、「アイスタイタン」よりもHPが高いためなかなか面倒です。

破壊の氷の巨人(RO公式ツール・モンスターサーチへ)

クトルラナックスの幻影(RO公式ツール・モンスターサーチへ)

 「クトルラナックスの幻影」自体はHPも1,000,000程度と、風属性攻撃で攻めればどうとでもなる強さなのですが、「ストームガスト」であちらこちらにノックバックさせられた挙げ句に「破壊の氷の巨人」に囲まれて身動きが取れない状態になってしまうのが問題です。なお、「破壊の氷の巨人」は1体でも残っていれば再召喚は行われないため、1体だけ残した状態で「クトルラナックスの幻影」を狙うのがいいでしょう。

 「クトルラナックスの幻影」と戦う場合には、「ストームガスト」のダメージを抑えるための水属性耐性装備、また凍結対策としてアンフローズン系の効果を持つ鎧などの装備は必須と言えます。欲を言えばノックバック無効化装備があればなおいいでしょう。魔法攻撃系のキャラクターの場合はもちろん詠唱中断無効装備を忘れずに。

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▲「ストームガスト」でノックバックされまくる可能性がありますが、水属性の耐性がしっかり取れていればダメージは慌てるほどのものではないはず。凍結しないことのほうが重要なので、アンフローズン系の装備は導入しておきたいところです。

 「クトルラナックスの幻影」戦では、NPCの「教皇」が見守っています。「教皇」の側に近づくと、「ブレッシング」や「速度増加」など、信頼度に応じてさまざまな支援効果を付与してくれます。支援は1回限りではなく、一定時間が経過するごとに行ってもらえるので、戦闘が長引きそうなら積極的に利用していくといいでしょう。

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▲支援効果は「ブレッシング」、「速度増加」、「キリエエレイソン」、「グロリア」の4つ。

【ポイント】
 水属性耐性とアンフロ装備は必須。逆に言えば、それさえあればあまり恐れることはありません。

■「夢の欠片」や信頼度で報酬をもらおう!

 「真昼の弦月」をクリアし、教皇の信頼度を高めていくといろいろな特典(夢の加護)があります。

信頼度:0
・「神官のネックレス[0]」に「夢の加護」効果のエンチャントが可能
・「神官のネックレス[0]」が「夢の欠片」5個で追加交換可能
信頼度:20
・アルナベルツ周辺地域、ダンジョンへの転送が利用可能に(「夢の欠片」1個消費)
[転送可能マップ]
 ベインス
 フレイヤ大神殿聖域
 氷の洞窟
 トール火山ダンジョン
 名もなき島
信頼度:30
・「[衣装] たれルーミン」を1個もらえる
・「[衣装] たれルーミン」が「夢の欠片」60個で追加交換可能
信頼度:150
・「[衣装] たれ教皇(私服)」を1個もらえる
・「[衣装] たれ教皇(私服)」が「夢の欠片」300個で追加交換可能

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▲「[衣装] たれルーミン」はこんな感じ。

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▲こちらは「[衣装] たれ教皇(私服)」。獲得までにそれなりに道のりが遠いので、個人的にはけっこうレア度が高い気がします(笑)。

 また、これ以外にも、冒頭で書いたように「熱狂信徒のネックレス[1]」が「夢の欠片」5個で交換可能になります。

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▲「熱狂信徒のネックレス[1]」を交換してくれるのは「大神官補佐」ではなく、マスクをしている「熱狂信徒」です。「ニルエン大神官」から神殿方面へ向かう途中にいます。

【ポイント】
 いわゆる漢字系エンチャント(闘志や魔力、名弓など)を狙って付与できるのは便利。ただし、現在では上位互換となる装備やエンチャントがいろいろ出てきているので、「熱狂信徒のネックレス[1]」にあまりこだわる必要はないかもしれません。