初心者・復帰者向けに資産少なめでソウルリーパーへの転職を目指すプレイレポートも3回目にして最終回。第1回でキャラ作成からBaseLv79へ、第2回でBaseLv99ということで、今回はいよいよソウルリーパー転職クエストからスタートします。
前回に引き続き、Agiを高めに振ったInt>Agi>Dexのエスマ型ソウルリンカーを使用しています。転職クエスト自体はそれほど難しくはないため、どんな型のソウルリンカーでもこなせるとは思いますが、途中で必要な「狐の尻尾」4個の入手がネックになる場合もあるかもしれません。詳しくは転職クエストの中で解説していきます。
ソウルリーパー転職クエストの基点はフェイヨンから東側に出た「フェイヨン迷いの森08」。座標でいうと 51,82 あたりです。ここに条件を満たしたソウルリンカーが近づくと、「ハンニャ」というNPCが出現します。
■「狐の尻尾」の入手が最大の関門!? ソウルリーパー転職クエストに挑戦!
ソウルリーパー転職クエストではNPCとの会話を進めていくことで、随時転送が行われるため、迷うことはないでしょう。なんだかんだで「ハンニャ」の濡れ衣を晴らしたあと、「招魂大法」という儀式に挑むことになります。
それにはまず「狐の尻尾」が4個必要とのこと。
途中で手助けをしてくれたNPC「ミャオコ」がこの場面でもお手伝いをしてくれます。転職クエスト中のソウルリンカーを「フェイヨン地下洞窟 B4F」に転送してくれます。
「狐の尻尾」をドロップする「九尾狐」は、転送先にあるワープリンクを抜けた先の「フェイヨン地下洞窟 B5F」にいます(B4Fにも少数いることはいます)。なお、ここのワープリンクはランダムで、「フェイヨン地下洞窟 B5F」の4箇所(北東・北西・南東・南西)のいずれかに移動します。転送された先に敵が多かったりした場合、入り直すことで別の場所に行けることもありますので、何度か出入りしてみるといいでしょう。
今回は一応できるだけ資産を使わない予定ですので、転職中のキャラで挑戦してみました。「九尾狐」は火属性なので水属性を付与して「エスマ」を使えば倒せます。
問題は「九尾狐」のいる「フェイヨン地下洞窟 B5F」自体。敵2体以上に囲まれることも多く、詠唱妨害不可の能力のついた装備がないと詠唱を中断されまくります。また、強敵「火狐」も大問題。この時点のソウルリンカーでは勝つことは難しいうえに、取り巻きとして「九尾狐」を引き連れています。いいところまでHPを削った「九尾狐」が、実は「火狐」の取り巻きで、主人のもとに呼び寄せられて消えてしまうといったこともしばしば発生したりします。
さらに、「アーチャースケルトン」「ソルジャースケルトン」「ヒェグン」といったアクティブモンスターが絡んでくるのも厄介。
……ということで、転職クエスト中のソウルリンカーだと、「とても大変な狩り」になってしまいます。
もし、別キャラで「火狐」ごと「九尾狐」を蹂躙できるようならば、そちらで「狐の尻尾」を入手し、倉庫経由でソウルリンカーに受け渡ししたほうがいいでしょう。
今回は「ハエの羽」でランダムワープを繰り返し、「フェイヨン地下洞窟 B5F」の敵の少ない位置に陣取って、近づいてきた「九尾狐」をちまちまと狩る……という方法でなんとか必要数をそろえました。かかった時間は約15分。ドロップ率の高い「狐の尻尾」を4個入手するだけにしては時間がかかりすぎています(笑)。
いよいよ転職クエストも大詰め。ラストは「招魂大法」の儀式ですが、こちらは専用のメモリアルダンジョンになっています。1人でパーティーを組んだ状態にして挑みましょう。メモリアルダンジョン内では戦闘もあるので、装備や回復アイテムも準備しておくのを忘れずに。
メモリアルダンジョン内では北方向から敵が出現します。後述する支援もありますので、開始位置からあまり動かずに、襲ってきた敵を順次倒していくのがオススメです。
今回のキャラはある程度Agiに振っていることもありますが、被弾しながら戦うのでなければ「カアヒ」は必須ではありません。なぜなら、メモリアルダンジョン中盤以降、回復ポイントが出現し、そこに近づくだけでHPを回復してくれるからです。
寄ってくる敵をすべて撃破できればクリア。回復ポイントから遠く離れて戦ったりしなければ、難しくはないでしょう。
メモリアルダンジョンをクリアしてフェイヨンに戻り、「ハンニャ」と会話すると、そのままの流れでソウルリーパーに転職させてもらえます。ただし、ステータス&スキルリセットが行われる関係で、重量を0にしておく必要があります。
ソウルリーパー(と星帝)の育成に関しては、こちらの公式ブログの記事などが参考になると思います。簡潔にまとまっているためわかりやすいのですが、もうちょっと詳しい説明が欲しいという方向けに、今回のキャラを例にして、ここから下で解説していこうと思います。
■ソウルリーパーになったあと、テコンキッド&ソウルリンカーのスキル振りは?
さて、転職直後にまず迷うのは、テコンキッド、ソウルリンカースキルをどのように振ればいいのかということでしょう。
ソウルリーパーはソウルリンカーと同様、テコンキッドのスキルにはほとんど影響されません。「暖かい風」をLv7にしておくのは必須ですが、あとは「落法」「タイリギ」「ノピティギ」あたりを取っておけば問題はないでしょう。
迷うのはソウルリンカーのスキル。ソウルリンカー育成編・その1でも書きましたが、有効に使えるのは被弾によってHPを回復できる「カアヒ」、戦闘不能になった際にその場で復活できる「カイゼル」、攻撃をかわすことのできる「カウプ」などでしょう。一方でソウルリンカー時代に大活躍した「エスマ」は必須ではなくなります。「エスマ」がいらないのであれば、前提スキルである「エスティン」「エストン」も取らなくていいため、スキルポイントの大幅な節約になります。公式ブログの育成例では「エスマ」を習得していませんね。
魂系のスキルをたくさん取りたい場合などは「エスマ」「エスティン」「エストン」を切ってしまってもいいでしょう。
ただし、「エスマ」系を切る場合、ソウルリーパーのJobLvを上げるまで攻撃手段がほとんどなくなりますので注意。クエストなどで戦闘せずに上げられるなら問題ありませんが、戦闘で敵を倒してJobLvをあげようとすると最初はキツイかもしれません。
魂系のスキルが必要ない(ソロで遊ぶ場合など)なら、これまでどおり「エスマ」を取ってもいいでしょう。ソウルリーパー系スキルから「エスマ」につなげることもできるのでまったくのムダになるわけではありません。
なお、フレンドやギルド内に別のソウルリーパーがおり、同じパーティーで遊ぶ機会が多い場合、「ソウルリンカーの魂」を取っておくと便利です。
「ソウルリンカーの魂」はソウルリンカー系職業にのみ使うことができます(自分自身にはかけられません)。魂状態になったソウルリンカー系職業は、「カ」系スキルを他の職業に使えるようになります。「カ」系スキルで代表的なのは、上でも書いていますが、被弾によってHPを回復できる「カアヒ」、戦闘不能時にその場で復活できる「カイゼル」などが挙げられます。これをパーティー支援として他の職業のキャラに使えるのですから、相当強力です。
もちろん、別のソウルリンカー系キャラがいないと意味がありませんのですべては状況次第。「いつかそんな状況になるかもしれない」と考える方は「ソウルリンカーの魂」を習得させておくといいでしょう。
■ソウルリーパースキルについて
さて、ソウルリーパーの序盤の育成についても解説しておきましょう。まずはソウルリーパー自体のタイプについて。
ソウルリーパーのスキルツリーは大きく分けて「エス系」「死霊系」のふたつがあります。両方を取っていくこともできなくはありませんが、どちらかをメインと考え、他方はサブの攻撃手段にしたほうがいいでしょう。ただし、最終的なスキルポイントとしては余裕はあるため、「エスフ」と「死霊憑依」「死霊爆発」すべてを最大レベルまで習得することも可能です。
●「エス系」について
「エスハ」「エスパ」「エスフ」と取り進める「エス系」は、ソウルリンカー時代同様に「暖かい風」で属性を付与できる便利な攻撃スキル。ただし、「エスフ」は「エスパ」を使ったあと5秒間以内に1回だけ使用できるなどの制約もあります。具体的に以下のようになっています。
・「エスハ」
「暖かい風」の属性が有効。
初手で使用可能。
範囲攻撃。
発動後にソウルリンカースキルの「エスマ」が発動可能。
・「エスパ」
「暖かい風」の属性が有効。
初手で使用可能。
単体攻撃。
命中後に「エスフ」が発動可能(エスパがミスになると発動できません)。
・「エスフ」
「暖かい風」の属性が有効。
「エスパ」命中後に使用可能。
範囲攻撃。
発動後にソウルリンカースキルの「エスマ」が発動可能。
「並べられてもわからん!」という方もいると思いますので、操作面から書きますと、「エスパ」(単体)→「エスフ」(範囲)で攻撃していくのが基本となります。戦闘状況によって、どうしても初手で範囲攻撃をぶちかましたい場合は「エスハ」(闇属性でいいなら「死霊爆発」)を使い分けます。
なお、「エスフ」後に「エスマ」につなげることもできますので、撃ちもらしが発生しそうな状況でも対応可能です……が、再度「エスパ」を使うなり、「エスハ」を使うなりしてもいいですし、「死霊爆発」を使ってもいいので、「エスマ」にこだわる必要はあまりありません。
ソウルリンカースキルの割り振りで、「エスマ」系を切ってしまってもいいと書いたのはこのためです。
●「死霊系」について
「死霊系」では攻撃スキルは「死霊爆発」という闇属性魔法になります。初手で使ってもなかなか強いのですが、「死霊憑依」を使ってから「死霊爆発」を使うことでさらに与ダメージをアップできます。「死霊憑依」を使うには「ソウルエナジー」を溜めておかねばならず、「魂の蓄積」「ソウルエナジー研究」というスキルも視野に入れておく必要があるでしょう。
いろいろと前提が必要なぶん強力な「死霊系」ですが、闇属性ダメージ固定となってしまうこともあり、メインで使っていくにしても、「エス系」の魔法スキルは必要になるでしょう。
▲「死霊憑依」から「死霊爆発」につながなければ……とか細かいことは考えずに、「死霊爆発」を連打しても強い感じ。なお、こちらはメインで活動しているワールドに作成したBaseLv175のソウルリーパーの画像です。
ということで、エス系ソウルリーパーか死霊系ソウルリーパーか、育てたい方向性を定めてから育成していくようにしましょう。
●その他のスキルについて
育成タイプに関係なく、必ず習得させておきたいスキルに「カウト」があります。これは待望のSP回復スキル。正確にはHPを%単位で減少させ、同じパーセンテージにあたるSPに変換するというもの。HPは減ってしまいますが、ソウルリーパーは「カアヒ」や「魂の連結」といったHP回復効果のあるスキルも持っているのであまり困りません。
育成序盤にLv1までは習得させておきましょう。これまで枯渇しまくっていたSP事情が劇的に改善されます。使ってみればわかりますが、習得レベルは1でも十分。不都合を感じないようならば、Lv1のままでも問題ないでしょう。
その他のスキル「鷹の魂」「妖精の魂」「影の魂」「ゴーレムの魂」に関してはスキル内容を見て好みのものを取っていけばいいでしょう。ソウルリーパー自身に使うスキルとしてはやはり「妖精の魂」がオススメ。スキルレベルが高くなるほどに持続時間が減少するため、低レベルでの運用もアリだと思います。
キャラが育ってきたなら、エス系として育成していても「魂の連結」など、死霊系……というか魂系の基本スキルも取っていきましょう。
なお、「魂の分裂」「魂の崩壊」はPvPやシーズモードでのみ使用可能な対人戦用スキル。PvPや攻城戦などに参加するなら習得していきたいところですが、逆に参加予定がなければスルーしていいでしょう。
■ソウルリーパーのステータス振りは?
ソウルリーパーのステータス振りについてですが、基本的にはIntが最重要になります。エス系も死霊系も魔法攻撃になりますので、Matkや詠唱速度がアップするInt、そして詠唱速度がアップするDexに振っていくのが鉄板と言えるでしょう。
防御系はVitがオススメです。ソウルリンカー時代はAgiで攻撃を回避することを優先していましたが、BaseLv100以上で対峙するような敵はソウルリーパーがAgiに振ったところで回避しきれるHitではありません。それなら「カアヒ」で耐えられるよう、最大HPを上げるVitに振ったほうが生存率が上がると思います。AgiはAspd上昇のために少し振ったところで抑えつつ、最終的にはVitを伸ばしていくのがいいでしょう。
そもそもソウルリーパーはHP係数が低いため、最大HPが低めです。Vitに振っておかないとボスモンスターなどからは一撃でやられてしまうということも少なくありません。
もちろん、今後、新装備などの実装によりまったく異なる流行の型が出てくるかもしれません。そこはご了承ください(本稿は2021年2月現在の状況を基準としています)。
▲「カアヒ」で被弾を上回る回復をしつつ、強力な魔法攻撃を使用。SPが枯渇しそうになったら「カウト」で回復。減ったHPは「カアヒ」の余剰分で補います。被ダメージが「カアヒ」で回復できる1400を上回らなければ、やられることはまずありません。
ソウルリーパー転職後は、主力攻撃手段が範囲攻撃になるため、敵が多数出現する状況でも対処しやすくなるうえに、ソウルリンカー時代にネックになっていたSPの枯渇問題も解決するため、狩場や挑戦可能なコンテンツなども大幅に広がります。
ポートマラヤの「バリオ・フォレスト」、転職クエストのリベンジ的に「火狐」を狩りに「フェイヨン地下洞窟 B5F」、地属性耐性装備にして「蟻地獄ダンジョン」、ちょっと背伸びをしつつ金策クエストも兼ねてピラミッドナイトメアこと「秘密の地下室01」など、手持ちの装備やキャラの状況に応じて狩場を選択していきましょう。
BaseLv130になれば、おなじみ「ロックリッジ」のウィークリークエストなども受注できるようになりますので、育成はさらに加速していくはずです。