今回は拳聖の育成レポートをお送りします。2020年9月29日(火)に上位職である「星帝」が実装され、非常に扱いやすい職業として注目を集めています。星帝は攻城戦においても鍵となる存在になっていますね。
▲テコンキッド系の正当進化といった感じの星帝。各種スキルも使いやすくなっているほか、比較的広範囲に届く攻撃スキルも持っているため、あらゆる局面で対応可能。初めて拳聖から転職すると、きっと驚かれると思います。
拳聖は特殊一次職であるテコンキッドから転職します。ソウルリンカー同様、初心者向けの恩恵(レベルアップボックスや「[衣装] ビギナー帽」など)が受けられないため、ファーストキャラには向いていません。できるだけ、セカンド以降のキャラとして育成していくようにしましょう。
また、ソウルリンカー育成編でも書きましたが、課金に対するこだわりがなければ「星帝スターターパック」を購入して育成するのをオススメします。転職クエストなど、今回紹介する項目のほとんどをすっ飛ばせるうえに、終盤まで使える強力な装備まで獲得できるからです。
……とここまで読んでいただいた方は気づくと思いますが、基本的には前回までお届けした「ソウルリンカー育成編」と被る内容も多くなってきています。参考までにそちらもチェックしていただけると幸いです。
育成レポートに入る前に、まずは拳聖の育成スタイルについて説明していきましょう。
過去の拳聖は、「星の温もり」を始めとする最大3種類の温もり系スキルを習得する“温もり型”と呼ばれるタイプが多かったのですが、2021年3月現在、新規に育成する拳聖としてはオススメできません。温もり型はマップやモンスターを登録して使用します。これは、いったん登録してしまうと拳聖時代はほぼ解除できません(一応方法はありますが、超低確率の隠しスキル「太陽と月と星の天使」の発動を期待しなければなりません)。登録マップ、登録した敵を集中的に狩るタイプになっており、いろいろなメモリアルダンジョンで戦っていく最近のプレイスタイルとは噛み合いません。
星帝になれば、登録したマップやモンスターを自由に解除し、再登録できるようになるため、温もり系スキルを主軸にした戦いも可能になりますが、そもそも星帝の攻撃スキルのほうが使いやすいため、温もり系スキルは補助的な位置付けとなります。
ということで、現在の拳聖としては、一般的な物理攻撃職にもよく見られる“Agi型”が主流になっていると思います。今回はこのAgi型の育成を行っています。
なお、上記のとおり、マップ登録やモンスター登録を行わないプレイスタイルでは、拳聖の大半のスキルは、いわゆる“死にスキル”となります。メインの攻撃手段に用いるのはテコンキッド時代に習得できる蹴りのスキル各種。むしろ拳聖のスキルポイントを使ってテコンキッドスキルを習得していく感じです。
スキル振りに関してはレポートの中で随時お伝えしていこうと思います。
さて、今回の拳聖育成編では、ソウルリンカー育成編とほぼ同じコースを辿ることになりますが、まったく同じことをやっても仕方がありません。別キャラの資産を使うのは最低限という点は変わらないものの、できるだけスピーディーに進めてみることにしました。
ただし、スピーディーに進めるうえで、事前に準備しておきたいアイテムが存在します。それは以下の6種類(各1個)。
●必要アイテムと主なドロップモンスター(全てではありません)
「フレイムハート」
カーサ、カホ、ギグ、パンツァーゴブリン、レッドペロスなど
カーサ、カホ、ギグ、パンツァーゴブリン、レッドペロスなど
「ミスティックフローズン」
アイスタイタン、オボンヌ、クトルラナックスの幻影、スイング・ペル、ソードフィッシュ、デビアス、マルク、マルス、ワイルドライダー、半漁人など
「ラフウィンド」
ウィンドゴースト、ガリオン、グリフォン、クルーザー、ハンターフライ、ブルーオシドスなど
「グレイトネイチャ」
サンドマン、スタラクタイトゴーレム、スリーパー、ペルなど
「星の粉」
アンドレ、ウィスパー、ガイアス、デニーロ、バースリー、ピエール、三葉蟲、深海のカニなど
「星のかけら」
スタラクタイトゴーレム、ダークフレーム、バースリー、雅人形など
※属性石と星のかけらはブラックスミスのスキル「鉱石製造」でも作成可能
これらは拳聖転職クエストの必要アイテム。入手という点から見ると、ひとつひとつはさほど難しくはないのですが、イチから全部そろえるとなると難度は跳ね上がります。
上4つの、いわゆる属性石は、アマツにいるNPC「錬金術師」と話すことで交換してもらえます(「マジシャン育成編・その2」でも少し触れています)。属性ごとの変換レートはまちまちですが、「スリーパー」のドロップや、メモリアルダンジョン「悪夢のジターバグ」内の「ペル」のドロップなどで比較的入手しやすい「グレイトネイチャ」を大量に確保しておき、その他の属性石に変換してもらうのがいいでしょう。また、属性石に関してはワールド倉庫のスタンダードプランで移動可能なので、他のワールドの倉庫にあるようなら移動させることができます。
ただ、「星の粉」と「星のかけら」はワールド倉庫では移動不可です……。
「星の粉」以外のアイテムはブラックスミススキルの「鉱石製造」でも作成はできますが、「鉱石製造」自体は習得スキルツリー的に必須なスキルではないため、習得しないことも多いうえに、材料集めをしている時間があるなら必要アイテムのドロップを狙ったほうが早いという感じ。若干、本末転倒気味ですね。
▲今回は「フレイムハート」をワールド倉庫にて移動。「星のかけら」は自力でドロップを狙いました。ラヘルの南門を出たフィールドには「スタラクタイトゴーレム」が多数出現しています(「アトロス」も出現しますので要注意)。
というわけで、そろそろ拳聖育成レポートにいってみましょう!
■BaseLv10で行く「永劫の戦」
キャラ作成後、冒険者アカデミーでノービスのレベルを上げ、転送を利用してテコンキッドに転職。倉庫内のアイテムやら「気になるあの子(1)」の報酬の「イグドラシルの葉」などをNPCに売るなどして資金を作っておきます。その後、ワールド倉庫と「小為替」を利用して別キャラからZenyを移動させてもいいでしょう。
低レベル時代のレベリングに関してはもちろん「ポリン団クエスト」などでもいいのですが、今回は「永劫の戦」に行ってみました。初級であれば冒険者アカデミーを出たばかりのBaseLv10でもなんとかなるという超初心者向けのメモリアルダンジョンです。
▲時間ギリギリにおためしで「ゲートキーパー」にも挑んでみましたが、「初心者用ポーション」の回復だけで十分勝てました。もちろん、道中でレベルアップした分のステータスポイントは割り振って、入場時よりは強くなっていましたけど。
▲未クリアながら「永劫の戦」に出現するモンスターを時間いっぱいまで狩った結果。「暖かい風」が習得できたので、属性付与はバッチリです。ステータスはDexを確保しつつStr先行気味でAgi少々といったところ。
■定番「イズルード海底洞窟」! 「分厚い戦闘教範」を使ってみましたが……!?
ということで、「暖かい風」による属性付与ができるようになったらやはりここ。「イズルード海底洞窟」。今回はいつもついつい(もったいなくて)使い忘れてしまう「分厚い戦闘教範」を使用して狩りをしてみました。が……。
Str-Agi>Dexという近接戦闘に向いたステータスになっていることもあって、前回のソウルリンカー用キャラとはうって変わってサクサクと敵を狩れます。
余談ですが、テコンキッド時代の攻撃スキルは拳聖になっても主軸になるため、しっかりと使い方を把握しておきましょう。攻撃スキルの中でオススメなのは「アプチャオルリギ」と「フェオリチャギ」。前者は必中攻撃、後者は範囲攻撃になっていて、使い分けることで様々な状況に対応可能です。
これらの蹴り系のスキルは、「~構え」スキルを使用しておくことで、通常攻撃の際に「構え」状態が発生します。この構え中に対応するスキルを使うことで発動できます。
モンクのコンボのような感じと言えばわかりやすいでしょうか。構えの間は攻撃が止まるので、こういったスキルに慣れていない人はテンポが悪く感じることもあるかもしれませんが、当然ながらスキルを使っていけば総合的な火力は大幅に上がります。逆に弱い敵をだらだら狩りたいという場合は「~構え」スキルを解除してしまえば各構えが発動することはありませんから、状況に応じて使い分けていきましょう。
さて、「イズルード海底洞窟」での狩りは非常にスムーズに進み、わずか25分でJobLv50に到達。「永劫の戦」で25分だったので合計1時間かからずに転職に挑戦することになります。さすが「分厚い戦闘教範」……って、まだ30分以上残っているのでかなりもったいない気はしますね。むしろ「永劫の戦」に突入するときから使っておけばちょうどよかったのかも……。
■拳聖転職クエストに挑戦!
拳聖の転職クエストは、フェイヨンの南側のカプラ職員から東に進んだところにいるNPC「ムヒョン」から。近くに寄ると声をかけてくるので、知らずに遭遇していた人も多いのではないでしょうか。
ムヒョンに話を聞いたら、言われた通りコモドへ向かいます。コモドへの行き方はいろいろありますが、今回はセーブ地点だった冒険者アカデミーからNPC転送でマラン島へ、マラン島の桟橋からアルベルタへ、アルベルタからファロス燈台(600zeny)、ファロス燈台からカプラ転送でコモドへ(1,200zeny)というルートにしました。
▲倉庫経由で「ラザーニャ特産缶詰」など、移動用アイテムを持たせておき、コモドでいったんセーブ。転職クエスト中でフェイヨンに飛ばされる可能性もあるため、念のためです。正しい手順を踏めば飛ばされることはありませんので、必須ではありません。なお、冒頭で書いた6種類のアイテムを持たせておくのもお忘れなく。
最初に飛ばされるのは太陽の部屋。NPC「タル」に3つほど質問をされます。答えが間違っていても先に進めますが、正答率が低いとしばらく足止めされる模様です。ネタバレになりますが、答えを書いてしまうと……。
●太陽の部屋「タル」への回答
最初の問の答え「太陽」
2番目の問の答え「温もり」「安楽」「祝福」(「何ももらわない」以外どれでもOK)
3番目の問の答え「4日、砂漠、蟻」
次は月の部屋。NPC「ピリュ」の質問に3つ回答します。ここで正答率が著しく低い場合はフェイヨンに飛ばされるとか。ここでも回答を載せておきます。
●月の部屋「ピリュ」への回答
最初の問の答え「青い月」「黄色い月」(どちらでもOK)
2番目の問の答え「正義実践」「自己修練」(どちらでもOK)
3番目の問の答え「5日、沼地、ワニ」
最後は星の部屋。NPC「チヒ」に何度か話しかけて会話を進めます。この時点で「星の
粉」と「星のかけら」を持っている必要がありますのでご注意を。その後、ひとつだけ質問をされます。回答は間違っていても先に進みますが、一応正解を書いておきます。
●星の部屋「チヒ」への回答
問の答え「25日、古城、黒い騎士」
ということで、3つの部屋をクリアして「ムガン」のもとに戻れば転職完了です!
■拳聖スキルはほとんど取らないでOK!? 早くもスキルは完成に?
拳聖への転職は完了しましたが、「分厚い戦闘教範」の効果がもったいないので、スキル上げもせずに「イズルード海底洞窟」へ引き返します。テコンキッド時代同様、「アプチャオルリギ」を使って「イズルード海底洞窟 3層」で「半漁人」などを狩っているとあっという間にレベルアップしていきます。
一段落しましたが、まだまだ「分厚い戦闘教範」はあります。マラン島へ行き、効果時間外に「ニャンゲーマーズ」クエストをこなし、報酬受け取り段階まで進めたら「分厚い戦闘教範」を使用。
▲ここで初めて拳聖スキルを習得。といっても、マップ登録やモンスター登録に関係なく、パッシブ3種でステータスの底上げをする「~の祝福」系のみ。取るものがないので一応「星の温もり」も取ってありますが、たぶん使いません。
基本的にスキルはこれでほぼ完成でいいと思います。温もりスキルを使ってみたいという方は、お試し感覚でマップ登録を行ってみてもいいでしょう。前述のとおり、拳聖時代は一度登録すると解除は非常に難しいのですが、星帝に転職することでマップ登録解除スキルを習得できます。あまり効果的に運用できないマップを登録してしまっても、拳聖時代を乗り切ることはできますのでご心配なさらずに。
なお、温もり系スキルでは「星の温もり」のSP消費が最も少なくなっています。使う場合は「星の温もり」を中心にするといいでしょう。
さて、再び「分厚い戦闘教範」を使ったところですが、ここからはメモリアルダンジョン巡りをしていく予定です。楽勝かと思っていたのですが、とあるミスもあって苦戦を強いられるハメに……!? というところで次回に続きます!