前回までの育成によって拳聖のBaseLv99、JobLv50を達成し、今回は星帝転職クエストからのスタートとなります。
星帝への転職はフェイヨン中央付近にいるNPC「星帝の服装をした男」から。
▲最初はミョルニール山脈付近のマップに転送されますが、すぐ近くにいるNPC「山守り」に話しかけることで「流星林」に転送してもらえます。このマップではアクティブモンスターに絡まれることもありますが、BaseLv99の拳聖なら問題はないでしょう。
星帝の転職クエストも、随所に自動転送がありますが、道場である「流星林」の内部では歩いて移動することになります(ついでに「テレポート」や「ノピティギ」なども使えません)。ミニマップに案内が出ますが、そもそもミニマップ自体が表示されないため、だいたいの距離感しか把握できません。迷いやすいところは今回解説していきますので、記事を参照していただければと思います。なお、マップ自体は旧フェイヨンと同様になっています。
■「ミネラル」退治と「狐の尻尾」入手さえ乗り越えれば……!
「流星林」を案内されている最中、3人の師範代のうちのふたり目、「ギンガ」と出会います。「ギンガ」は、プレイヤーの実力を見るために「ミネラル」を1体倒してくるように言ってきます。
ここでは「ギンガ」の前で位置セーブされ、「ミネラル」のいるマップ「アインブロックフィールド 05」へ転送してもらえます。
「ミネラル」自体はステータスやスキルにポイントを振ってあれば十分倒せると思いますが、「ハイディング」で姿を隠したり、「リフレクトシールド」で攻撃を反射してきたりするため、回復アイテムも多少持っていったほうが安心です。
▲即席育成で、ステータスがオール1だったり、スキルにまったく振っていないなどという場合は厳しいですが、普通に育成してきたなら「ミネラル」程度は倒せるはず。1体でいいので、近くにいる「ミネラル」を倒せたら「蝶の羽」などで「流星林」に戻りましょう。
「ギンガ」の課題を終えたら次は最後の師範代「ニッコウ」のもとへ向かいます。
ここで「狐の尻尾」1個が必要になります。「ニッコウ」に話しかけると、「ギンガ」のときと同様に転送してもらえます(位置セーブはこの部屋に入るワープリンク前になります)。
「狐の尻尾」が倉庫内にあったり、すでに持っている場合には転送してもらう必要はありません。そのまま話を切り上げて、「ミカ」のところへ行きましょう。
「狐の尻尾」をドロップする代表的なモンスターと言えば「九尾狐」であり、「ニッコウ」が転送してくれるのも「フェイヨン地下洞窟 B4F」、B5Fへのワープリンクの前になります。
ソウルリーパー転職クエストと同様ですが、装備の整っていないBaseLv99付近のキャラにとって、「九尾狐」は、複数に囲まれたり、他の敵と同時に戦う場合は厳しい相手です。
クエスト進行中の拳聖で挑む場合、回復アイテムを多めに持ち、ランダムワープのできる「ハエの羽」(もしくは「テレポート」が可能な装備など)を準備して挑みましょう。
ソウルリーパー転職クエストでも解説しましたが、「フェイヨン地下洞窟 B5F」へのワープリンクは、4つの出口につながっていて、入るたびにランダムで移動先が変化します。「フェイヨン地下洞窟 B5F」の北東、北西、南西、南東の4箇所のどこかに出ますので、できるだけ敵の少ないところに出るまで出入りを繰り返しましょう。
上でも書いたように、BaseLv99の拳聖にとって、「九尾狐」自体は勝てない相手ではありません。「暖かい風」で水属性を付与して戦えば案外簡単に倒せます。問題は、「フェイヨン地下洞窟 B5F」の敵の多さと、強敵「火狐」でしょう。
入り口付近に敵が多かった場合は、「ハエの羽」などでB5F内をランダムワープし、敵の少ない地点に移動しましょう。できるだけ、「九尾狐」1体だけと戦える状況にすることが重要。念のため「ハエの羽」は多めに持っていくほうが安心です。
ここでは「ニッコウ」の部屋の前で位置セーブされているので、戦闘不能になってしまっても、HP回復後、すぐに「ニッコウ」に転送してもらうことができます。BaseLv99なので実質的にデスペナルティもありませんし、その点は気楽かもしれません。
次に「ミカ」の部屋へと向かうように言われます。「ミカ」の部屋は若干わかりにくく、「流星林」中央の階段を登って西側へ移動していくことになります。
「ミカ」の部屋で会話後、再び「ギンガ」に話しかけ、「ニッコウ」の部屋へ移動します。「ギンガ」「ニッコウ」の位置は変わりませんので、これまでたどってきた場所でOKです。
「ニッコウ」の部屋の前で師範代たちの会話を立ち聞きし、そのまま部屋には入らず、「流星林」の入り口から山を降ります。
「チョウジ師範」と話したら、「流星林」に移動して師範代のうちの誰かに話しかければ転職クエストは完了となります。
さきほど渡した「狐の尻尾」を織り込んだ衣装を身にまとうことで星帝に転職。重量が0になっていないと転職が進行できないため、重量のあるアイテムは近くにあるミミック型の倉庫に入れておきましょう。利用金額は0zenyなので安心です。
星帝転職時にはステータスとスキルがリセットされます。星帝スキルの基礎の部分で、前提スキルとして一部の拳聖のスキルが必要になってきますので、まずはひととおりスキルを確認してみましょう。
なお、ソウルリーパー育成の際にもご紹介しましたが、星帝実装直後、公式ブログにて星帝とソウルリーパーの作成例が紹介されており、そちらの記事も参照をオススメします。
■星帝におけるテコンキッド、拳聖のスキル振りについて
星帝スキルにおいて、下位職のスキルが影響するものはふたつ。「太陽と月と星の記録」と「太陽と月と星の浄化」です。まずはそれぞれのスキルの説明をしておきましょう。
●「太陽と月と星の記録」
「太陽と月と星の感情」で指定したマップや「太陽と月と星の憎しみ」で指定したモンスターの登録を削除し、再び登録できるようにする。
前提スキル:拳聖スキル「太陽と月と星の感情」(Lv3)、「太陽と月と星の憎しみ」(Lv3)
●「太陽と月と星の浄化」
「太陽と月と星の悪魔」のペナルティを半分程度に緩和する。
前提スキル:拳聖スキル「太陽と月と星の悪魔」(Lv10)
このふたつのスキルのうち、前者のほうは星帝の攻撃スキルの前提スキルになっているため、ほぼ必須と言えます。拳聖のスキルポイントを使って「太陽と月と星の感情」Lv3、「太陽と月と星の憎しみ」Lv3を習得しておくほうがいいでしょう。
後者の「太陽と月と星の浄化」に関しては「太陽と月と星の悪魔」を取っていないならば習得する必要はありません。「太陽と月と星の悪魔」は攻撃速度をアップさせるスキルですが、習得Lvが上がるごとに視界範囲が狭まる(スポットライト的に自キャラの周囲しか見えなくなる)というペナルティがあります。「太陽と月と星の浄化」は、このペナルティを半減してくれるスキルですが、こちらを習得するには「太陽と月と星の悪魔」Lv10まで習得しなければならないため、どのみちペナルティが課されることには変わりありません。
星帝はそこまで攻撃速度を重視しなくても戦えるため、視界を犠牲にしてまで取る価値があるかどうかは疑問も残ります。攻撃速度至上主義の方はともかく、最初に育成する星帝キャラで取っていくのは勇気がいると思われます。
さて、それらを踏まえたうえで、星帝になったキャラのテコンキッドスキル、そして拳聖スキルの割り振りについて見ていきましょう。今回のキャラでは、テコンキッド、拳聖のスキル振りはこんな感じにしてみました。
▲拳聖のスキルポイントを4ポイント使って「アプチャオルリギ」をLv7まで習得していますが、「アプチャオルリギ」自体を切り捨てても構いません。余ったスキルポイントは「穏やかな休息」や「楽しい休息」あたりに振っておけばいいでしょう。
まず、テコンキッドスキルですが、ソウルリンカー育成編でも触れたように、属性付与スキルの「暖かい風」が最重要。こちらは星帝になっても有用なので絶対に習得しましょう。
次に重要なのは「落法」。一定確率で遠距離攻撃を回避できる便利さから、常時使っていきたい神スキルと言えます。
その他、直線限定ですが、移動に便利な「タイリギ」、移動不可セルを飛び越えられる「ノピティギ」は地味に便利です。
どちらかと言われれば少し迷うのは拳聖スキルのほうでしょうか。拳聖時代とは違い、星帝ではマップ登録、モンスター登録によって得られる恩恵が100%活用できるようになるため、関連スキルの重要性が一気に増しています。
まず、「~祝福」と「~怒り」のパッシブ系6種のスキルは取っておくだけでキャラ性能がアップします。日付や登録モンスターに影響されますが、特にデメリットはないため、習得させておくほうがいいでしょう。
アクティブスキルですが、「~安楽」系の3種のスキルも同様。こちらは日付と場所に影響されるため、使い所が限られますが、ほかに習得したいスキルがないなら習得させておいて損はないでしょう。
逆に「~温もり」系では「星の温もり」だけ習得させておけばいいでしょう。マップ登録を自由に解除できるため、発動消費SPのわずかに少ない「星の温もり」以外を使うことはまずありません。
もちろん、星帝スキルの前提となる「太陽と月と星の感情」「太陽と月と星の憎しみ」は両方ともMaxのLv3習得必須です。
前述のとおり、攻撃速度をどうしても重視したいという方は「太陽と月と星の悪魔」、ソウルリーパーなどと組んで戦いたい方は「太陽と月と星の融合」などを習得させていきましょう。
「太陽と月と星の知識」は、登録したマップでログインした際に所持限界量が増加するというもの。通常の狩りではマップ登録後にいったんログアウトして再ログインするだけで発動するため、それなりに便利ですが、メモリアルダンジョンでは使用できないため、重要度は低めです。
ということで、下位職のスキルに関しては、あまり悩むことなく主要な項目を習得していけると思います。
■星帝スキルについて
星帝のスキルはスキルライン的に太陽系列、月系列、星系列、そしてPvPやシーズモードで使用可能な宇宙系列が存在しています。スキルポイント的(最大64ポイント)に考えると、この4系列のうち、ふたつの系列をMax状態で習得することが可能です。
対人戦を目的にする場合は宇宙系列が重要となりますが、今回は狩り目的で考えていくため、太陽、月、星の3つのうちふたつをメインに戦っていくという感じでとらえていいでしょう。
●太陽系列
最もシンプルで使いやすいスキル系列。「紅焔脚」から「太陽爆発」に連携して強力な範囲攻撃をすることが可能ですが、単に「紅焔脚」を連打してもそこそこ戦えるため、初心者でも扱いやすくなっています。
●月系列
「朔月脚」によって敵から姿を隠すことができたり、「満月脚」で敵に暗黒状態を付与できるなど、テクニカルな面白さのあるスキル系列。「朔月脚」は太陽系列の「紅焔脚」に比べて威力が高く、効果範囲も広くなっています。スキルの特性上、あまり連打で攻撃することは少ないため、攻撃速度よりは、一撃で与えるダメージ量や、Vitによる防御力アップ、HPの底上げなどが重要になります。
●星系列
通常攻撃にオートスペル系のような攻撃スキル「流星落下」状態を付与して戦っていく系列。3系統の中では最も攻撃速度(Aspd)が重要になります。「流星落下」は周囲の敵のうち「星の印」が付与された敵にスキルダメージを与えるというもので、この「星の印」自体は「閃光脚」を使って付与していく必要があります。「閃光脚」のダメージ倍率は低めなので、いかに手数を多くして、どれだけ「流星落下」を発動できるかが重要。「流星落下」自体は追加で範囲攻撃も巻き起こすため、使いこなせれば多数の敵に連続ダメージを与え続ける爽快感があります。
という感じで、説明を読むとなんとなくわかるとおり、ツリー表示のスキルウィンドウの右側に行くにしたがってテクニカルになっていく感じです。もし、初めて星帝を育成する場合には太陽系列と月系列、太陽or月のどちらかと星系列といった2系統を習得していくといいと思います。
また、「星帝スターターパック」でもらえる装備「ポルックスリング[0]」には、「太陽」、「月」、「星」のエンチャントが可能になっています。このエンチャントは各系列のスキルを強化してくれるため、習得スキル系列でそろえていくといいと思います。
ステータスに関しても、スキル振りに応じて多少変わってきます。Atkを確保するためにStrは必要として、星系列ならAspd確保のためにAgiも重要になります。また、いずれも範囲攻撃になっているため、多数の敵を相手にする際にはHPも確保したいところです。装備やエンチャントなどで補う手もありますが、ある程度はVitも必要になってくるでしょう。
公式ブログのこちらの作成例ではInt以外はフラット気味に育成されていますので、参考にしてみてください。
■JobLv上げも兼ねて残してあったクエストをクリア
転職クエストクリア後、星帝のJobLv上げも兼ねて、ソウルリーパー育成編では追い込みに使ったブラジリスのクエストをクリアしてみました。「分厚い戦闘教範」の効果が残っていたので急ぎましたが、「ガラナ」クエスト前にステータスポイントを振っていたりして、クリアまでには効果時間切れに……。それでもまだまだ残してきたクエストがあったので、最後にもう1回「分厚い戦闘教範」を使用して獲得経験値増加状態を継続しています。
▲「ガラナ」クエストではアクティブモンスターのいるマップに行かなければなりません。さすがにステータスオール1の状態ではモンスターに邪魔されて思うように進めませんでした(苦笑)。再び「分厚い戦闘教範」を使ってから報酬を受け取り、JobLv15に。
▲最後に「ゲフェン魔法大会コイン」でJob経験値をもらってJobLv20。その他、手軽にクリアできるメモリアルダンジョンなどをクリアして、さらなる経験値稼ぎをしてもいいでしょう。もちろん、ここまで獲得したスキルポイントで星帝スキルを習得し、普通に狩りに向かってもいいでしょう。
JobLv20だと獲得スキルポイントは19になるので、「太陽と月と星の記録」Lv3(Max)習得後、太陽系列だと「太陽の構え」Lv3(Max)、「紅焔脚」Lv7(Max)、「太陽爆発」Lv6まで習得可能です。これだけでも十分戦っていける構成になっていますので、今後のレベル上げにも困ることはないでしょう。
なお、もし星系列を最初に習得したい場合は、「星の構え」と「閃光脚」を前提分のみ習得し、「流星落下」Lv10(Max)習得を先にするといいかもしれません。
星帝の攻撃スキルは物理攻撃系ではありますが、どの系列でも範囲攻撃が可能になっており、拳聖時代とは比べ物にならないくらい強力です。SP消費はやや多めになりますが、「星の温もり」と組み合わせて使うなど、周囲を敵に囲まれた状態でも十分戦っていける一騎当千の底力を秘めています。「太陽と星と月の感情」のマップ登録、拳聖スキルの「~安楽」といった多数のスキルの組み合わせを駆使すればさらなる強さの底上げも可能なので、ある意味やり込み要素も満載です。
資産なしの状態からの育成に関しては、ほかの職業に比べてちょっとだけ面倒かもしれませんが、初心者からベテランまで、幅広いプレイヤーにオススメできるのがこの星帝です。この機会にあなたも星帝を育成してみてはいかがでしょうか。