『ラグナロクオンライン』では、2021年9月28日(火)の定期メンテナンス終了後から、新コンテンツ「バトルコロッセオ」が実装されました。

 「バトルコロッセオ」は、Yggdrasillワールドを使って行われる少人数の対人戦コンテンツ。まずはテスト期間ということで、2021年10月12日(火)定期メンテナンス開始前までの間、5キャラのパーティー同士で戦う「認定戦」が実施されています。

 この「認定戦」、試合時間は1回3分間と短め。ただし、ソロで参加できるわけではなく、あらかじめ5名でパーティー(ギルド)を組んでおく必要があります。この、“あらかじめ5名必要”というのはちょっとハードルが高い感じですが、同じワールドで一緒に遊んでいるフレンドやSNSを通じて知り合った方などを誘って挑んでみるといいでしょう。

 ここでいくつか注意点が。全ワールドから誰でも参加できるYggdrasillワールドで開催される「バトルコロッセオ」ですが、実はYggdrasillワールドの中にあってもちょっと特殊な立ち位置になっています。

 まず、キャラクターは「バトルコロッセオ」専用に作成しなければなりません(今回の実装にあたり、Yggdrasillワールドのキャラスロット数が3増加していますのでご安心を)。

 「バトルコロッセオ」用にYggdrasillワールドのキャラクター作成を行う際、ワールドログイン後、受付にいる「エーラ」や「シェレ」に話しかけてはいけません。右側にいる「コロッセオ管理員」に話しかけていきなりコロッセオに向かいます。

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▲正面のカウンター内にいる「エーラ」や「シェレ」には話しかけずに、「コロッセオ管理員」と会話する必要があります。

 ここでお気づきの方もいるかもしれません。「バトルコロッセオ」用のキャラはYggdrasillワールドと通常ワールドの倉庫の紐付けが行われないため、通常ワールドとのアイテムのやり取りが一切できません。つまり、通常ワールドで入手した装備などを一切使わず、支給される装備で戦うことになるわけです。

 なお、「バトルコロッセオ」における報酬はポイントとしてアカウント自体に与えられ、Yggdrasill(01)ワールドの冒険者ギルドにいる「瑠美」で利用可能です。RJSの対戦予想の報酬ポイントと同じポイントがもらえることになりますね。

 また、「バトルコロッセオ」では、各職業のスキルがカスタマイズされ、対戦に特化した性能に変化しています。詳しくは公式特設サイトを見ていただきたいのですが、流し読みしただけでもすぐにわかるくらい驚愕の変化を遂げています。主に回復系や状態異常系のスキルの振れ幅が大きく、特にアークビショップのスキルなどはその例が顕著です。3秒ごとにHPSPを100%回復する「エピクレシス」や、Agiを最大で55も低下させる「アドラムス」、固定詠唱時間を最大で90%も減少させる「サクラメント」など、通常ワールドでの狩りはもちろん、これまでの対人戦でもありえなかったカスタムっぷり。「バトルコロッセオ」用にイチから戦略を練る必要があります。これまでのセオリーがほとんど通じないという点では、ある意味、全員がほぼ同じスタートラインに立っていると言えるでしょう。

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▲用意できる装備は多種多様。レアなカードや高い過剰精錬が必要な装備はもちろん、エンチャントもほぼ望むままに調整できるため、思い描く最高のパフォーマンスで戦えるようになっています。

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▲セカンドコスチュームや服の染色、髪型なども自由自在。唯一、衣装装備系は入手できない模様。対戦時に、ある程度見た目で装備を判別できるようにという意図があるのかもしれませんね。

 という感じで、かなり思い切ったゲームデザインになっている「バトルコロッセオ」。まだまだテスト期間中ということで、試合形式自体は限られていますが、カスタムスキルのおかげで、過去に開催されたRJC(RagnarokOnline Japan Championship)などでも体験できなかった、新感覚の対人戦を味わえる予感がします。

■10月のイベント予定も公開に!

 さて、それとは別に、9月28日(火)には、月末恒例の翌月(2021年10月)の予定なども公開になりましたね。「2021年10月のイベント&ミニアップデート情報」によれば、直近の10月5日(火)定期メンテナンス終了後からは「イリュージョンダンジョン 討伐クエスト経験値20倍ウィーク」が開催される予定とのこと。

 さらにその翌週の10月12日(火)定期メンテナンス終了後からは、おなじみの季節イベント「Halloween Party 2021」が開催予定。今年も進化キューペットの素材アイテムなどが入手できるほか、討伐クエストなども用意されているとか。季節イベントの討伐クエスト系は低中レベルのキャラをジャンプアップできるチャンスになっているので、次のBaseLv185キャラを目指して挑戦していきたいところです。

 また、ハロウィンイベントと並行して、「モンスターカード狙い撃ちウィーク」も開催。こちらは週替りになっており、イベントに合わせてカードの絵柄が実装されるとのこと。1週目は「ゲフェン魔法大会」、2週目は「バルムント邸 庭園」の周辺、3週目は「ノーグロード 3層」&「グラストヘイムアビス」が対象になっています。

 お知らせとしてはそんなところですが、先週からスタートした「RJS BitCash杯 2021秋麗の陣」にて実施されている「毎週 勝利予想」に関して、第1週目の予想ができない不具合が発生していた模様です。これに関しては、大会終了後、勝利予想のみを1週追加開催という振替措置が取られるとのこと。詳しくはこちらのお知らせをご確認いただければと思います。

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▲実は私も勝利予想に参加しようとしてできなかった者のひとりでした(笑)。勝利予想とは関係のない「乱戦」が20時から開始になったことで、対戦中と判断されてしまったのでしょうか。なにはともあれ、今回の勝利予想は12月5日(日)まで続くので忘れないようにしておきましょう。


■イベント期間終了間近! 流行りの「ファロス燈台地下迷宮」臨時パーティーに参加してみました

 さてさて、「バトルコロッセオ」にも注目が集まってはいるものの、「ファロス燈台地下迷宮」の探索に大忙しで余裕がないという方が大半かもしれません(笑)。

 徐々に攻略情報も揃いつつあるほか、大人数のパーティーメンバーを集めるために、臨時パーティーの募集も盛んになってきています。ワールド内ではプロンテラや現地のファロス燈台前でチャット看板にて出発時刻を指定した募集などが行われているほか、RO丼などのSNSでも募集が行われたりしています。

 臨時パーティーには参加の条件が設定されている場合もありますが、職業不問、経験の有無も問われないことがほとんど。とにかく人数が多ければ報酬も多くなるため、頭数の確保最優先という感じで気軽に参加しやすくなっています。

 最近では、各フロアの最初のワープリンクの数によってマップ構造が把握できるようになってきたそうで、「無謀な探検家」によるマップ表示を省略できることもわかってきています。ワープリンクが2個の場合のみ、マップのチェックが必要になるとのこと。詳しくは攻略を行っているサイトさんやブログさんなどを検索してみるといいでしょう。

 大部屋を「聖域展開」で一気に掃除するといった時短テクニックも使われるようになっていますが、「聖域展開」の使い方によって報酬が上下するのではないかという見解もあったりなかったりと、まだまだ議論が続いている模様。

 ワンポイントアドバイス的には、ボス撃破時の宝箱をオープンする際に、パーティーメンバーがちゃんとそろっていないとそのぶん報酬が減ってしまうなどの仕様もあるようなので、あまり急ぎすぎるのも考えもの。……とはいえ、深部を目指すにはとても時間が足りないため、そのあたりはジレンマという感じですね。

※道中にたまに出現する宝箱かボス部屋の宝箱かわかりにくいとのコメントがあったため追記しました(2021年10月2日追記)


※以下追記(2021年10月5日)

 ボス部屋の宝箱に関して、検証内容付きでコメントをいただきました。それによると、宝箱出現後、レバーを引いてパーティーメンバーを先の階へ移動させ、ひとりの状態で宝箱を開けても取得財宝数は変わらず、「壊れた魔法石」の獲得数も想定の範囲内にとどまっていたとのこと。よって、ボス部屋の宝箱を開ける際にパーティーメンバー全員がその場所にそろっていなくても報酬が減るということはないようです。

 道中でモンスターハウスに多めに遭遇した際などにはフルパーティーであっても報酬が少し減る可能性はあるため、そうした状況を取り違えたのではないかとのご指摘もいただきました。

 実装初期の段階ではパーティーメンバーが予期せぬ理由で落ちたりして、一時的にメモリアルダンジョン外に出てしまうといったハプニングも起こっていたため、そのような原因で報酬が減ったと勘違いしていた可能性もあります。度重なる修正、申し訳ありません。また、検証内容の詳細情報もありがとうございました。

※追記ここまで

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▲私も臨時パーティーに参加させていただきましたが、このときは20階層をクリアして終了となりました。全員がそろった状態で無事に次のフロアに移動する必要がありますので、戦闘不能になったときは必ず部屋番号を伝えて助けてもらうのが必須。その点にだけは注意しましょう。

 臨時パーティーに参加してわかったのは、予想通りに忙しいことと、どこの部屋が未踏破なのかわかりにくいということ。たとえばマップの縦一列全部踏破済みなどを確認できたら、積極的にパーティーチャットで状況を伝え、火力役の人がムダな移動時間を使わないようにするのが理想的。

 また、マップ内に瘴気が発生するトラップなどは、「無謀な探検家」を呼び出して解除しようとしている間に戦闘不能になってしまったりもするため、毒属性の鎧で乗り切るほうがスムーズです。持っていないという方はこの機会に入手、または作成しておくといいかもしれません。

※瘴気発生はトラップ扱いではなく、「無謀な探検家」では消せないとのこと。コメントでの情報ありがとうございます(2021年10月2日)

 さらに、移動速度が落ちる呪い状態を解除できる「聖水」などの状態回復アイテムがあると便利に感じました。

 報酬増加のためにも、すべての部屋を踏破してから次のフロアへ行くのが基本なので、スムーズな移動に重点を置いた行動が重要です。ムリに戦力になろうとして戦闘不能になるよりは、火力役と一緒に行動して取りこぼしたマップ隅の敵を倒すなど、フォロー役に徹するのもアリ。

 臨時や「ファロス燈台地下迷宮」自体に慣れていないうちは、そのことをあらかじめパーティーメンバーに伝えておくことで、いざというときのリカバーをしてもらえると思います。なにせパーティーメンバーが減ると報酬も減りますから、確実にフォローをしてくれるハズなのです(笑)。

 ということで、Breidablikワールドだけでなく、各ワールドで久々に臨時パーティー文化が再燃している良コンテンツ「ファロス燈台地下迷宮」。BaseLv185以上という参加条件は、最近復帰された方にはちょっとハードルが高いのですが、今はいざとなったら「イルシオン全力攻略パックII」の「イルシオンチケットII」などもありますし、完全に門前払いということもないのは嬉しい点かもしれません。

 「ファロス燈台地下迷宮」は、実装記念イベントが終了すると1キャラにつき週1回のお楽しみとなってしまいますが、私のようにソロで活動している者からしてみると、休日を中心に臨時パーティー募集が続くといいな、などと思ったりしています。自分のワールドでは臨時パーティーを見かけないという方は、もういっそのことご自分で募集するのが手っ取り早いです。出発時間を決めて、早めに告知(ゲーム内またはSNSなど)をすることで、より参加人数を集めやすくなるのでオススメです。


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