『ラグナロクオンライン』では、2023年7月11日(火)の定期メンテナンス終了後から、新たなコンテンツ「幻想叢書」(げんそうそうしょ)が実装されました。「幻想叢書」は年頭のインタビューでも触れられていましたが、これまでに登場したNPCにスポットを当て、新たなストーリーを楽しめるというもの。
現時点では最初のストーリーとして、アルナベルツ教国の「教皇」にフォーカスした「虹の終わりの向こうの大冒険」がプレイ可能になっています。
「教皇」は20周年記念で行われたNPCの人気投票頂上決戦で1位を獲得したキャラクター。インタビューにもあったように、日本の『RO』では、韓国の『RO』で実装されている「幻想叢書」のエピソードの順番を入れ替え、先行して楽しめるように導入された模様です。
「幻想叢書」はBaseLv180以上から挑戦でき、BaseLv220未満のキャラクターであれば、クリア時にBase経験値を%単位で受け取れます。それ以上のBaseLvでもアイテム報酬は受け取れますが、基本的にはBaseLv180以上のキャラのレベリングに利用していく感じになるでしょう。
余談ですが、こちらにも記載されているように、BaseLv180~199のキャラクターにおいては、%単位で追加報酬が受け取れるメモリアルダンジョンも存在しています。
%単位での経験値獲得の場合、「戦闘教範」などの経験値アップ系アイテムの効果は反映されませんので注意しておきましょう。
今回の「幻想叢書」アップデートを記念して、2023年7月18日(火)定期メンテナンス開始前までの約1週間、「虹の終わりの向こうの大冒険」クリア時の報酬のBase経験値が2倍にアップするイベントが開催中です。
「虹の終わりの向こうの大冒険」では通常、Base経験値が15%獲得できるようになっていますが、イベント期間中は30%ぶんのBase経験値が獲得できることに。最大効率となるBaseLv219で一気に30%ものBase経験値が獲得できるというのはかなり破格! この機会を逃さずにレベリングに挑みたいところです。
▲ボーナスイベント期間中は「虹の終わりの向こうの大冒険」クリア時に30%ぶんのBase経験値が獲得できます。BaseLv180~219限定とはいえ、このレベル帯のキャラにとってはかなり美味しい報酬と言えます。
気になるのは難易度ですが、基本的には会話がメインで、戦闘能力が低めなキャラでもじゅうぶんクリア可能になっています。一応、戦闘もありますが、10~15万程度のHPの敵が1体出てくるというのが数回ある程度。まったく攻撃手段がないとか、武器を持っていないなど、極端な場合を除けば、クリア不能ということはないと思います。
▲いわゆる“パッケ装備”のみで、スキルを使わずに素殴りしても倒せる感じでした。エンチャントのほどこされた「黎明のマジェスティックゴート[0]」などの“ミミミのミッションマスター系装備”などでもいいと思います。回復アイテムは同じくミミミのミッションマスターの会場で交換可能な「王級メロン」が便利です。
クリアまでにかかる時間については、すべての会話をしっかり読みつつSSなどを撮影しながらで45分程度、2キャラ目以降でストーリーを流し読みしつつで20分程度といった感じでした。
参加には1名のみのパーティーを結成、制限時間は1時間、メモリアルダンジョンの再生成は午前5時リセットとなっており、毎日ソロで挑戦してくコンテンツになっています。
確定クリア報酬として入手できる「幻想叢書完読記念カード」は各種アイテムと交換できる便利アイテムですし、選択報酬としてもらえるアイテムは一定数貯めることで衣装装備などをもらえるようになっています。Base経験値ももちろんですが、こちらの報酬を目指してコツコツと挑戦していきたいところ。
なお、公式サイトでは触れられていませんが、一部情報サイトによれば「幻想叢書」は5週連続でのアップデートが予定されているとか。公式特設サイトに記載されているほかのエピソードも順次公開になる感じだと思われます。
「幻想叢書」については私もさっそくクリアしてきたので詳しくは後半にて。
▲選択報酬を30個集めると衣装装備と交換してもらえます。収集する報酬アイテム自体は、取引はできませんが、ワールド倉庫で移動可能になっているので、他のワールドのキャラで報酬を集めることもできます。Breidablikワールドなど、メモリアルダンジョンの作成待機が多いワールドを避けるという点でもアリかも。
さて、7月11日(火)の定期メンテナンス終了後のその他の変更点としては、まず、「幻想叢書」の「虹の終わりの向こうの大冒険」実装にともない、「教皇の手紙」で選べる衣装が追加されました。支援効果に変更はありませんが、教皇の冒険者衣装をいつでも好きなときに鑑賞可能です。
また、ペットを連れている際にキャラクターの転生・転職が行えないように仕様変更が実施。転生・転職の際にはペットを一時的に卵の状態に戻すようにしましょう。
その他、メモリアルダンジョン「聖域セスルムニル」や、アイテム「サーキットボード-OS[0]」などに関するいくつかの不具合が解消されました。詳しくはこちらを確認してみてください。
そして、「RO公式ツール」でもいくつかの不具合修正が行われました。そのなかで、先週チラッとお伝えしたよみがなの件も解消。無事に“むりぶし”や“とこいのませき”がヒットするようになっています。「RO公式ツール」については今後も機能改善などを図っていくようなので、気になることや要望はこちらの公式ブログにもあるリンク先から意見を送るといいと思います。
■「幻想叢書」虹の終わりの向こうの大冒険、会話スキップはないけど毎日クリアしたいコンテンツ
ジューンブライドイベントが終わってどうなるのかなーと思った矢先、突然「幻想叢書」がアップデートされてびっくりしました。インタビューの際にお聞きした感じでは、勝手に「まだまだ先なのかなー」と思っていたんですよね。
今回実装された「虹の終わりの向こうの大冒険」では、メモリアルダンジョン「真昼の弦月」(より深い夢の中)で登場した人形「ティルビー」が主人公となって冒険するというストーリーが展開。このお話、ジェド大神官が書いた物語で、まさに教皇様のためだけに書かれた内容と言っても過言ではありません。よくよく考えてみれば、アルナベルツ初のVR化をほぼ教皇のためだけに強権発動で実行する神殿関係者という構図が浮かんでくるわけで、フレイヤ関連の騒動とは別の意味で「大丈夫なのかあの国」と心配になってきます……。
教皇も教皇で、プレイヤーが挑戦し続ける限り、毎日でもVRにログインしてくるVRMMO廃人のような状態になっていますからね(笑)。
ゲーム的な内容としてはBaseLv180~220までのレベリングコンテンツで、このレベル帯の育成が格段に楽になりました。特に4次職転職後に「ゲフェン夜間闘技場」など、BaseLv220帯のコンテンツに挑むための橋渡しも可能になっています。
ただ、「幻想叢書」ではJob経験値は獲得できないので、一部“Job難民”も出始めている感じです。かくいう私もBaseLv200に到達したものの、JobLvが足りずにまだ4次職に転職できない弱めなキャラなどがいて、どうしたものかと考えあぐねている最中です。
とはいえ、4次職への転職以降、あまり動かせていなかったキャラにはうってつけの内容ではあります。育成ついでに報酬を集めて毎日周回していきたいところ。
ちなみに一度クリアしたキャラの繰り返しプレイによる会話スキップなどはないようで、「英雄の痕跡」のメモリアルダンジョン「サラの記憶」などのように、ほぼ会話なしで一瞬で終わらせるといったことはできない模様。
衣装装備は各報酬30個で交換できるので、それぞれ1個ずつ入手しようとすると合計90回クリアすればいい計算になります。一気にやろうとすると大変に思えますが、必要なキャラが必要なだけクリアしていく過程でも集められそうな感じです。
来週以降も新たな「幻想叢書」のエピソードが実装されるらしいので、なかなか忙しくなってきそうな予感がします。あまり気合を入れすぎて後半失速しないようにペース配分を考えてプレイしてくのも大切かもしれませんね。
ということで、今週も最後はお知らせになります。当ブログでは、リンクさせていただけるブログさんやサイトさん、動画チャンネルさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。