『ラグナロクオンライン』では、2023年9月5日(火)の定期メンテナンス終了後から、新たなメインストーリーを含むアップデート「EPISODE:ISGARD~説話の地~」が実装されました。
これまで同様にストーリークエスト「説話の地」を進めることにより、新たなマップであるイスガルド大陸に移動できるようになります。先週もお伝えしましたが、新ストーリークエスト「説話の地」をスタートするためには、前回のストーリークエスト「祈りの方向」をクリアしたBaseLv220以上のキャラクターが必要になります。
さらに、アップデートに合わせて、プレイ利用権のないアカウントでもログインが可能になる「163時間RAGホーダイ」も開催中! プレイ利用権がなくとも、条件を満たしたキャラクターであれば、新たなストーリーや新マップに挑むことも可能です。もし、BaseLvが足りないという場合には、「幻想叢書」などのコンテンツでのレベルアップも可能なので、しばらくログインしていなかったという方もゲーム内を覗いてみてはいかがでしょうか。
▲ついに「スマートエリー」から連絡があり、イスガルドへの航路が判明したとのこと。しかし、イスガルドには障壁が存在しており、内部に入ることができません。冒険者は、イスガルドに封じられているヨルムンガンドと関わりの深いルーンミッドガッツ王国のゲオルグ家に情報を聞くために、いったんプロンテラへ。なんと、そこでゲオルグ家の者が密かにイスガルドに出入りしているという事実を知ることになります。
今回のアップデートでは、イスガルド大陸の南部の合計10マップが追加。また、BaseLv220以上で挑戦できる「シミュレーション戦闘」、BaseLv230以上で挑戦できる「飛行船破壊作戦」のふたつのメモリアルダンジョンが実装されています。もちろん、デイリークエストなども追加されています。
▲ストーリー中に登場する敵を強化し、模擬戦闘を行うメモリアルダンジョン「シミュレーション戦闘」。3分間の間にどれだけのダメージを与えられたかというスコアにより報酬が変化。1週間に合計2回まで挑戦できるという、前回のエピソードで実装された「欺瞞の別荘」と同じタイプのクールタイム形式(毎週火曜日正午ごろリセット)。同日中に2回連続での挑戦も可能です。最大12人のパーティーで挑めるので、フレンドさんと一緒に週末にまとめてプレイなどもOK。ちなみにスコア0点のEランクでも個人報酬の経験値はしっかり獲得できるので、とりあえず挑戦していくのがオススメ。
▲BaseLv230以上から挑戦できるメモリアルダンジョン「飛行船破壊作戦」では、イルシオンたちが乗ってきた飛行船を破壊するために内部に乗り込みます。マップ内の敵を全滅させつつ破壊工作を施していくという内容で、パーティー人数が多いほど獲得できる報酬経験値が多くなります(6人以上で最大)。
新装備としては「グレイシア武器シリーズ」「雪花シリーズ」が実装。メモリアルダンジョンの報酬や、クエスト報酬の「雪花の花びら」との交換などにより入手可能になっています。
また、新システムとして、「グレイシア武器シリーズ」で行える「超越」が追加。精錬値10にしたアイテムをさらに強化できるようになっています。必要素材は+10に精錬した「グレイシア武器シリーズ」のほか、新アイテムの「エーテルアクアマリン」1個と1千万(10M)Zeny。
そして、「超越」を施した武器では装備が消失しない特別な精錬が可能になります。こちらの素材は「エーテルアクマリン」1個。ただし、精錬に失敗すると精錬値が1下がるとのこと。成功確率は「濃縮オリデオコン」「濃縮エルニウム」などと同等だそうなので、通常の精錬よりもやや高めのようです。
肝心の「エーテルアクアマリン」ですが、新規実装メモリアルダンジョン「シミュレーション戦闘」のほか、既存のメモリアルダンジョンの報酬にも追加されており、「欺瞞の別荘」、「幻影の迷宮」、「幻影の迷宮(幻影ルート)」などで入手できるとのこと。詳しくは「9月5日パッチ内容について」をチェックしてみてください。
今回のアップデートを記念したイベントも開催中。メインストーリーの「説話の地」、サブストーリーの「浄化の聖女」をそれぞれクリアすることで、特別な衣装装備をひとつずつもらえます。報酬の受け取りは1アカウントで1回ずつ。イベント開催期間は2023年9月5日(火)定期メンテナンス終了後から9月19日(火)定期メンテナンス開始前までの約2週間となっています。
その他、アップデートによる変更点として、BaseLv221~240の必要Base経験値と、JobLv41~45の必要Job経験値のテーブルが緩和。よりレベルが上がりやすくなっています。
また、「飛行船墜落地」の後半に挑戦可能なBaseLv制限が230から220に変更。さらに、参加人数1~5人の際の報酬経験値も全体的に上方修正されています(最大の6人以上の場合の報酬経験値は据え置きです)。
……と、いろいろ変更があるなかで、古参プレイヤーが思わず注目してしまう変更点もありました。それは、ウィザードスキル「アイスウォール」において、設置されたアイスウォールに攻撃を行った際、設置座標に移動ができなくなる場合がある不具合が修正されたのです。この不具合はかなり昔から存在しており、たしか正式サービス開始前……すでに20年越しだったはず。昔はこの不具合も含めて、いわゆる“アイスウォールはめ”の是非がプレイヤー間で議論されるということも多々ありました。なんで今になって修正されたのかはよくわかりませんが、なんにせよこれで氷雷系ウィザードさん(懐かしい言い方)たちも安心ですね(笑)。
毎月恒例の「コスたま」の更新も到来しています。今回は「コスたまOrientalIII」! 東洋風の衣装装備が多数追加されました。目玉アイテムは「[衣装] 白九尾狐の尻尾」。ウィッグ系としては「[衣装] 手毬飴ヘア」、デザインコンテスト受賞作からは、肩にかける物の衣装装備「[衣装] 邪魂の双刃」、中段のエフェクト系衣装装備「[衣装] 棚引く霞」などが実装されています。
ということで私もさっそく「説話の地」をクリアしてきました。ほぼ情報なしで挑んでデスペナルティ2回。先に知っておけば回避可能な注意点などは後半にて。
■戦うなら“毒鎧”超重要!? 新ストーリークエスト「説話の地」をクリアしてきました!
「EPISODE:ISGARD~説話の地~」実装ということで、なにはともあれさっそくメインストーリーである「説話の地」に挑戦してきました。新マップ、新メモリアルダンジョンに挑むにも、まずはこのクエストを進めないといけませんので当然といえば当然ですが。
結論から言うと、一部収集品(「ルガンの低級魔力核」3個)集めを除けば、敵は弱めに設定されているので、クリアするのは難しくありませんでした。というか、いつもの通り、簡単です。いくつか注意しておきたい点がありましたので、そのあたりをかいつまんで記載していこうと思います。
まず、公式特設サイトにもあるように、クエストの起点は「灰色狼の村」の入り口付近にいるNPC「人当たりがいい住人」。このあとは基本的には次の場所へ転送してもらえるので、イスガルドに着くまでは徒歩などによる自力移動はしなくてOK。
注意しないといけないのは、クエスト開始以降は(「新人広報員」から転送してもらって)再び「人当たりがいい住人」に話しかけても、そこからクエスト関連のマップへ転送してくれないということ。わりと困ったのは、イスガルドに到着してからセーブポイントに戻った場合でした。
クエストの進行状況にもよりますが、冒険者歓迎室のリベリオンのNPCからバルムント邸に移動し、飛行船発着所の「ジンジャー」に話しかけることでイスガルドへと戻れます。そこから「氷の城」などへ行くには自力移動が必要ですが、「浄化の聖女」クエストをクリアしたあとは、イスガルド到着地点にいる「ヘルロック」から「氷の城」へ転送してもらえるほか、アルデバランにいる「ヘルロック」から直接イスガルドへ行くことも可能です。もちろんジョンダパスがあればそれでいいのですが。
そんなわけで、クエスト序盤のイスガルド到着後は自力移動があるので「テレポート」が可能な装備やアイテムを持っておくと便利です。
そして、装備関連で重要なのは、毒属性が付与された鎧、いわゆる“毒鎧”! イスガルドで敵対することになる種族「ルガン」はどいつもこいつも「ベナムフォグ」を多用してくるため、毒属性への耐性がないと戦闘不能になりまくります。「説話の地」クエストの終盤、ルガンたちがドロップする収集品「ルガンの低級魔力核」が3つほど必要になります。自力で集めるつもりであれば毒属性の鎧装備推奨です。「ルガンの低級魔力核」を別キャラで集めたり、譲ってもらう、露店で購入するなどの方法で入手すれば、戦闘の必要はありません。どうしても“毒鎧”が用意できなかったり、ルガンたちとの戦闘が難しいという方は検討してみるといいでしょう。
▲「説話の地」クエスト中、一見、「ルガンの低級魔力核」を欲しがっている「ユンケア」ですが、よく文章を読んでみると、直前に手渡した甘いお菓子でもOKだということがわかります。「ルガンの低級魔力核」はクエスト終盤で必要になるほか、デイリークエストでも利用可能なので、ここはお菓子を渡してご機嫌を取っていくほうがいいでしょう。「ユンケア」に話しかければ「氷の城」へ転送されるので移動の手間もかかりません。
▲当初、“毒鎧”を装備していなかったため、移動中に「不凍花」の「ベナムフォグ」で戦闘不能になりデスペナ1回目。慌てて倉庫から“毒鎧”を取ってきて装備。この後ルガンたちも「ベナムフォグ」をよく使ってきましたので、そのまま装備しておいて正解でした。
また、注意しなければいけないのはルガンだけではありません。ルガンたちのいるマップによくいる「ハートハンターAT」は「Mサイキックウェーブ」を使ってきます。プレイヤーの「サイキックウェーブ」とは違い、「Mサイキックウェーブ」は念属性なので、耐性が取りにくく、大ダメージを受けがち。対策ができていないキャラは「ハートハンターAT」との戦いは避けるべきでしょう。
その他、「凍て付いた鱗の氷河」などのフィールドにいる「不凍花」や「リマキナ」は聖属性の攻撃を行ってきたりもします。思わぬ大ダメージを受けないように注意しましょう。
なお、戦闘に関しては、「ルガンの低級魔力核」の入手以外ではあまり行いません。最終盤にストーリーを進めるメモリアルダンジョンではルガンたちとの戦闘がありますが、敵はかなーり弱めに設定されているため、4次職の攻撃系スキルが使えるなら簡単に倒せます。ただ、複数体との連戦になるので、念のため「王級メロン」150個を1~2セット用意しておけば安心でしょう。イメージとしては幻想叢書の「エレナ・ヴォルコヴァ その偉大な炎」の戦闘と似た感じかもしれません。
▲わりと大ピンチっぽい光景ですが、敵1体1体はかなり弱いので楽勝です。ストーリー中のメモリアルダンジョンに関してはあまり戦闘力は気にしなくても大丈夫。とはいえ、回復剤はもちろん、3次職や4次職の攻撃系スキルが使えるにこしたことはありません。
最後に、若干ネタバレ気味ですが、ストーリー終盤に出てくる「ユンケア」(Sユンケア)のイラスト、画面解像度の設定によっては背景画像が乱れてしまうようです。私は1280×960でプレイしていたのですが、今までのイラストとは異なり、この解像度でも乱れてしまいました。画像解像度とイラストの関係についてはこちらの動画を作成された方が検証してくれていますが、かなり大きな画面でないと乱れる模様です(ちなみにコメントを残したのは私なんですが、まさかこんな詳細な検証を行われるとは思っていませんでした。その節はお手数をおかけしました……)。この動画はもっと評価されていいハズ……!
▲これまでは1280×960であれば乱れることなく表示されていたのですが、今回の「ユンケア」のイラストはもっと高解像度でないとダメっぽいですね。個人的に、ブログ用にできるだけ解像度低めのSSで記録しておきたい(文字などが大きく見やすいため)ので、これ以上高解像度にするのはちょっと……。
ちなみに、このあと戦闘になる「改造されたユンケア」もストーリー用に弱めに設定されていますので、戦闘が苦手なキャラでもご安心を。
という感じで、まぁ予想通りと言えば予想通りですが、これまでのストーリークエスト同様に、戦闘能力が低いキャラでもクリアは可能、でも注意点はあるからね、という感じの難易度になっています。「敵が強かったらどうしよう」とか「装備がないから情報出るまで様子見」といった方も安心して進められるのではないかと思います。
163時間RAGホーダイもありますし、この週末はイスガルド観光へ出かけてみるのはどうでしょうか。氷のマップで気分だけでも涼やかになるかもしれません。なお、「レイジー」と「タマリン」の格好は若干暑苦しいのでそこはご了承を(笑)。
そんなわけで、最後はお知らせになります。当ブログでは、リンクさせていただけるブログさんやサイトさん、動画チャンネルさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。