以前から告知されていた「特異点 名もなき島」アップデートが実施された『ラグナロクオンライン』。人気の狩場として名を馳せた「名もなき島」が、新たなエンドコンテンツとして登場です。

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▲「特異点 名もなき島」は幻想叢書の禁書扱いということで、「プロンテラ東図書館」から始まります。導入のための短いストーリークエストをクリアすれば、転送先のマップにいるNPC「フギン」から改めてメモリアルダンジョンの作成が可能になります。

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▲NPC「フギン」といえば、「古のグラストヘイム」で登場したキャラですが、同一人物なのでしょうか。ちなみに今回が初の立ち絵追加です。どうやら冒険者がよく知るあの「星座」と関わりがあるようですが……?

 公式特設サイトをご覧いただくとおわかりになると思うのですが、本来、「特異点 名もなき島」ではノーマルモードとインフェルノモードが存在しています。しかし、2025年4月15日(火)のアップデートにて実装されたのは高難度のインフェルノモードのみとなっています。ノーマルモードは、来週から始まる精錬祭が終了してから実装予定となっているそうです。もしかしたら、来週以降のメモリアルダンジョンの負荷的な問題も考慮した結果なのかもしれません。

 とはいえ、ノーマルモードであっても、BaseLv260以上のキャラクターがパーティーで挑む想定の高難度コンテンツらしいです。新たなエンドコンテンツに相応しい難度といえるでしょう。

 「特異点 名もなき島」では、報酬にも新規アイテムがズラリ。過去に「名もなき島」で狩りをしていた方にはちょっと懐かしいアイテム名もあるのですが、その性能は段違い。「暴食」の名を冠する新たな装備が入手可能になっています。これらはメモリアルダンジョンの入場マップにいるNPC「ムニン」にて強化することができます。一部の装備については「超越」にも対応しており、さらなる強化も可能です。

 エンチャント候補としては、多彩な潜在覚醒シリーズや潜在解放シリーズが付与可能になっており、自分のキャラクターに合ったカスタマイズを施すことができます。もちろん、今回新たに実装されたエンチャントもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

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▲装備などの交換や強化を行ってくれるNPC「ムニン」。

 そして、このアップデートに関連したキャンペーンも実施されています。「特異点 名もなき島に挑戦!ダンジョンクリアでMVPカードゲットキャンペーン」は、そのタイトル通り、MVPカードが当たるX上のキャンペーン。

 規定に沿ったポストを行うことでさまざまな景品がもらえるチャンスです。景品のひとつとして、応募者全員の中から抽選で「エドガカード」がもらえるとのことなので、ダンジョンのクリア点数が振るわなくてもワンチャンあります。BaseLv260のキャラクターを持っている人はぜひ参加してみましょう。

 また、各ポストは公式特設ページでチェックできるほか、トップ賞を取ったパーティーの構成や装備なども後日紹介される予定になっています。この高難度コンテンツをクリアするためにはどんな装備が必要なのか。当然入手難度の高い装備が提示されるとは思いますが、目標となる装備の具体的な例が示されるわけですから、非常に参考になるはずです。

 こちらのキャンペーンは2025年5月7日(水)10時まで開催されています。来週の4月22日(火)からは精錬祭も始まりますので、とりあえず参加だけしておきたいという方は今週中に応募をしておくといいでしょう。応募にはいろいろと規定がありますので、キャンペーン特設ページをしっかり読んで参加するようにしましょう

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▲途中で攻略を終えてスコア表示&報酬獲得をするには、メモリアルダンジョン内にいる「フギン」に話しかける必要があります。「特異点 名もなき島」は制限時間内であれば再入場が可能なので、パーティー全員が戦闘不能になった場合などでも、いったん「プロンテラ東図書館」に戻って、再度メモリアルダンジョンに入場し、スコア表示&報酬獲得を行いましょう。

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▲キャンペーン期間中は報酬の宝箱と同時にNPC「Xキャンペーン」が出現。話しかけることで必要項目とスクリーンショット撮影用のウィンドウが表示されます。

 なお、「特異点 名もなき島」に関連して、一部モンスタースキルの変更も行われています。詳しい内容は「4月15日パッチ内容について」をご確認いただければと思いますが、「Mサイキックウェーブ」の射程と効果範囲、「Mレイオブジェネシス」の射程などが変更されています。「特異点 名もなき島」に出現するモンスターを除くこれらのスキルを使用するモンスターの挙動なども一部変化しているとのことです。

 そして、第3週といえば恒例、「ラグ缶」のラインナップ更新も到来しています。今回はちょっと特別版の「ラグ缶2025 Spring」! 販売期間は2025年4月17日(木)15時から5月15日(木)13時までです。

 新規実装アイテムはとしてはまずは3つ。BaseLvに応じて効果の高まる能力に加えて、スペシャルエンチャントにてスロットエンチャントや多数の潜在解放が選択できるアクセサリー(2)の「コンセクレイト・フィデス・モニーレ[0]」。スペシャルエンチャントにて初の<Def100%無視>が付与できる兜下段装備「ヴァンパイアストール[0]」。魔法系のスピリットハンドラー向けで、「ファイアーウォール」Lv10も使用可能なアクセサリー「ぱかぱかにゃんこのぽかぽかソックス[1]」

 以上のアイテムはすべてスペシャルエンチャントにてカスタマイズが可能です。「コンセクレイト・フィデス・モニーレ[0]」はNPC「ジュウべえ」(「1000小為替」2万個または500個/グループ3)、スロットエンチャントを行った「コンセクレイト・フィデス・モニーレ[1]」はNPC「キョウ」(「時間の破片」20個/グループ8)でエンチャントの上書きが可能に。「ヴァンパイアストール[0]」はNPC「キョウ」(「時間の破片」20個/グループ2)でエンチャント可能。「ぱかぱかにゃんこのぽかぽかソックス[1]」はNPC「モチモチ」(「アメジストの欠片」1,000個/グループ1)でエンチャントが可能です。

 そして今回注目なのは、イルシオンシリーズの盾「イルシオンシールドIII[1]」も新規実装された点です。もちろんこちらはイルシオンエンチャントでのカスタマイズが可能なほか、「エンハンスキューブ(イルシオン)」系のアイテムにも対応しています。

 ということで今回の「ラグ缶2025 Spring」では、新規実装アイテムが合計4種類になっています。

 なお、「ぱかぱかにゃんこのぽかぽかソックス[1]」はファロスエンチャント(グループ16)でのカスタマイズも可能です。

 スペシャルエンチャントに関しては、新たなタイプの装備強化も登場しています。対象となる装備は「オーバードライブランページ[1]」。もともとはスロットのない「オーバードライブランページ[0]」(今回の「ラグ缶2025 Spring」にもラインナップされています)ですが、NPC「ジュウべえ」(「1000小為替」2万個または500個/グループ3)のスペシャルエンチャントでスロットエンチャントを行うことで「オーバードライブランページ[1]」にできます。

 さらに今回、「オーバードライブランページ[1]」は、新たに実装されたNPC「ノラネ」(「1000小為替」2万個または500個/グループ1)でエンチャントを成功させることで「オーバードライブランページエコーズ[1]」に変化するようになりました。「オーバードライブランページエコーズ[1]」は、再度NPC「キョウ」(「時間の破片」20個/グループ8)にてスペシャルエンチャントが可能になります。

 一応確定エンチャントが可能とはいえ、その強化には結構な労力がかかります。しかし、「オーバードライブランページエコーズ[1]」までたどり着けば、(「オーバードライブランページ[1]」のときの「キョウ」のグループ5のエンチャントと同様に)「キョウ」(グループ8)でのスペシャルエンチャントの上書き時には好きな効果を選択できますし、失敗して装備が消滅してしまうようなこともありません。育成キャラに応じて変更するなどといったことも可能になるでしょう。

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▲スペシャルエンチャントの新NPC「ノラネ」は、新たに設置されたワープリンク(南東側。3つ並んだ一番右側です)をくぐった先のマップにいます。

 ところで、直近のアップデート内容ではありませんが、今回は、2025年6月に予定されている一部スキルのリニューアルについても告知されています。「今後予定されている演奏・合奏スキルなどの一部スキルリニューアルについて」と題されていますが、アークビショップ系やホムンクルスなどその他のスキルについても大幅な変更が予定されている模様です。全プレイヤー必読というレベルで重要な告知ですので、まずは目を通しておきたいところ。

 かなり重大な内容なので、実装時には改めて詳細などがお知らせされるとは思いますが、将来的にこういった変更が行われるというのは頭に入れておいたほうがいいでしょう。多くは強化が予定されていますが、演奏・合奏スキル系は設置タイプのスキルではなくなる関係上、パーティーメンバー向けのものになる予定。いわゆる“辻ブラギ”などができなくなるのはちょっと寂しい部分もあるかもしれません。そして、ティアマト攻城戦YE(特にExtraモード)での戦い方にも大きく影響してくるかもしれませんね……。

 それと、これを書いている時点ではまだ発表されていませんが、どうやら今週あたりに新たなキャンペーンも始まりそうです。この記事が公開される頃には発表されているかもしれませんので、公式サイトなどをチェックしてみてください。


■超高難度なアナザーストーリー! 「特異点 名もなき島」挑戦者の戦いは続く!?

 「特異点 名もなき島」が実装されましたが、予想通りの高難度コンテンツ(しかもまずはインフェルノから実装!?)ということで、私は太刀打ちできなかった感じです。さっそく攻略を開始している方もいらっしゃるようですが、各キャラ1週間に1回しか挑戦できないということもあり、全容の解明には時間がかかりそうな雰囲気ですね。

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▲もはや予定調和のようなマップ入場直後の戦闘不能光景。なにもかもがキツイですね(笑)。

 あとは、現在はまだ解放されていないノーマルモードの難易度がどんな感じなのか。そちらに関しては公式ブログでも言及されていたように、精錬祭明けにお預けという感じでしょうか。

 さて、来週からは「グラストヘイム精錬祭」が予定されているとのことで、再びイベントで盛り上がりそうですね。今年のミラクル精錬の細かいレギュレーションがどうなるのか、非常に気になるところです。

 一方で、2025年6月に予定されているスキルリニューアルの予定も発表されました。演奏・合奏系スキルに大幅に手が加わるほか、ホムンクルスのパワーアップなども予定されており、こちらもいろいろ気になるところ。ホムンクルスのAI設定は職人芸さながらのカスタマイズを行っている方もいらっしゃいますが、大きな変更を余儀なくされそうですね……。個人的には、昔から気になっていた「アローバルカン」のモーションが変更されるという告知があって感慨深いです。一撃で倒さないと反撃を食らうのはほぼ確定というあのスキル、ようやくか……ようやく改善されるのか……!? いや、それこそ十数年前に言ってほしかった内容ではあるのですが(苦笑)。

 その他、意外と大きい変更が予定されているアークビショップ系もいろいろ注目されそうですね。パーティーメンバーを呼ぶ新スキル「コンベニオ」は、同じマップ限定とはいえ、攻城戦時の「緊急招集」にも似ていて話題を集めています。まぁ結婚、養子の移動系スキルなどと同様に、メモリアルダンジョンなどでは使えないと思いますので、使い方はある程度限定されそうですが……。


 そんなわけで、今回も最後はお知らせになります。当ブログでは、リンクさせていただけるブログさんやサイトさん、動画チャンネルさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。