『ラグナロクオンライン』では、2025年9月30日(火)の定期メンテナンス終了後、新規エピソードの追加を含む大型アップデート「EPISODE:ISGARD~英雄の時代~」が実装されました。
今回のメインクエストでは、2016年に始まった「EPISODE:Banquet For Heroes ~七王家とユミルの心臓~」から続く長編ストーリーのフィナーレが描かれるということで話題になっています。
開始条件は、告知されていたように、「死なない者」までのクエストをクリアしたBaseLv260以上のキャラクター。
今回のメインクエストはナビゲーションシステムが使われており、次に行くべき場所やNPCまでをグラフィカルに案内してくれます。もちろん、プレイヤーが自ら目的を探し出さねばならないシーンなどではこの限りではありませんが、だいたいの場面ではナビが働いてくれています。
前回の「死なない者」では場面ごとに自動転送が多用されていて、あれはあれで便利ではあったのですが、マップのつながりなどが把握しづらく、シナリオ中で迷子や戦闘不能になってセーブポイントに戻されるようなことがあると、復帰しようにも、ドコにいたかわからないというデメリットもありました。
その点、今回のナビゲーションシステムでは、道を外れたとしても自動的に矢印の方向を修正してくれますし、そもそも現在位置を把握しやすくなっています。
なお、メインクエストで訪れることになるメモリアルダンジョンもいくつかありますが、基本的には戦闘は少なめ。しかも敵は弱く設定されているので、開始条件を満たして、ある程度の装備を整えていれば難しくはありません。ただ、囲まれてDefが低下する状況などは出てきます。

▲最初のメモリアルダンジョン「教団潜入」のラスト付近で周囲から敵が襲ってくる場面があります。前述のどおり敵は強くはないので、範囲攻撃を置いておけば倒せるのですが、単体攻撃メインのキャラだと囲まれてFleeやDefが低下して戦闘不能ということもありえます。強さに自信がない場合は会話を進める前に位置取りなどを工夫しておきましょう。
今回のクエスト「英雄の時代」は、フィナーレということもあり、結構長めです。私はいつものことながら、シナリオをじっくり読みつつ、ほぼ全セリフのスクリーンショットをおさえつつという感じでプレイして約4時間半ほどかかりました。これはまぁ極端にしても、速読で進めてもそれなりに時間はかかりますので、一気に終わらせてしまいたいという方は、時間が取れるタイミングで始めたほうがいいかもしれません。
なお、今回は最初から「不思議な石片」&「奇妙な石片」によるクエストスキップに対応していますので、どうしてもシナリオを読んでいる時間がないという方はスキップしてしまうのもひとつの選択です。ただし、クリア報酬の経験値などは放棄することになってしまいますのでその点はご注意を。
2025年9月30日(火)定期メンテナンス終了後から10月28日(火)定期メンテナンス開始前までは「EPISODE:ISGARD ~英雄の時代~」実装記念イベントとして、クエスト「英雄の時代」のクリア時の経験値報酬が4倍になっています。これを逃すのはちょっと惜しいと思いますので、少なくとも最初の1キャラくらいはできるだけ自力クリアをオススメします。
また、新エピソード実装に合わせて、新たな育成イベントも実施されています。それが「レティシアの冒険者レポート」! “星座”であるNPC「レティシア」の課したミッションをクリアすることで莫大な経験値が獲得できます。ただし、お題は結構難しめ。パーティーなどで挑戦していきましょう。
イベント期間は2025年9月30日(火)定期メンテナンス終了後から10月28日(火)定期メンテナンス開始前までの約4週間。ミッションのクリア状況は毎週火曜日の正午にリセットされますので、最大4回ぶん受け取れることになります。
また、9月30日(火)の定期メンテナンス終了後からは、システム系にも変更が加わっています。内容は順次段階的にアップデートされる予定になっていますが「冒険ガイド」や「Tips機能」といったコンテンツが本格始動しています。
キューペットシステムでは、親密度が「疎々しい」まで下がったタイミングでペット情報ウィンドウが開くようになったり、ペットが逃げてしまった際にはメッセージウィンドウが表示されるようになりました。
その他の変更点もありますので、詳細については「9月30日パッチ内容について」をご確認いただければと思います。
さて、いろいろ実装されたこのタイミングですが、「RJS 2025秋の陣」も今週からスタートしています。MSPの有効期限などを鑑みて、攻城戦YEプレイヤーであれば開催は予定通りという感じでしょうか。10週に渡って、秋の激戦が再び始まります。次のMSP有効期限は2026年1月27日(火)定期メンテナンス開始前までとなっていますので、おそらく次回のRJSはそのあたり……ということなんでしょうね。
そしてこちらは続報ですが、先週もお伝えしたように、2025年10月14日(火)でWindows10のサポートが終了となることを受けて、同日より『RO』の稼働スペックにも変更が入ります。基本的には対象OSからWindows10が外れるだけなので、現状問題なく動作しているPCであればしばらくは通常通りプレイは可能のはずです。ただし、なんらかのトラブルが発生した場合はWindows10はサポート対象外となりますので、できるだけ早めにお使いの環境の見直しなどを行っていくようにしましょう。
また、公式ブログによれば、近々『RO』の公式サイトのTOPページや各種告知ページの更新(リニューアル)が予定されているとか。どのように変化するのか気になるところですが、今までのページもちゃんと残るそうなので、過去記事からのリンクが切れたりすることはなさそう……?
■長いけれどフィナーレに相応しいシナリオ展開のクエスト「英雄の時代」
というわけで、ついに完結した長編ストーリー。「七王家とユミルの心臓」で初登場した「ニルレム」が、今回のシナリオでも出ずっぱりという、最初と最後を締める意外なキーキャラクターになっていました。まぁ、魔法で時空を操れるのは便利すぎますよね(笑)。イスガルド編の冒頭から登場した「レハール」も今回の旅の同行者には相応しい立ち位置だと思いました。
英雄の時代へ行ってからは、人々の口から「神魔戦争」が終わった直後であるという話が何度も出てきて、改めて古の時代であることを感じさせてくれたりもしました。
上でも書いたようにシナリオ自体は長めではあるのですが、テンポとしてはイイ感じで、途中で中だるみすることなく、一気に楽しませてくれました。ゲオルグ家とその呪いについての言及があったのも、古参プレイヤーとしては嬉しいところ。
そんな大きな流れの中で、ちょこちょこと挟まれる小ネタやおふざけ選択肢もあり、そういった点でもシナリオの読破推奨と言えます。もし最初のキャラでクエストをスキップしてしまったという方は、時間のあるときでいいので2キャラ目や3キャラ目でシナリオを体験してみてほしいですね。
メインクエストをクリア後、サブクエストのクリアとデイリークエストの解放などを行いましたが、個人的には新たな狩場や新規メモリアルダンジョンはまだチェックしきれていません。新装備の「ゲオルグ防具」シリーズ、「ヨルスキャールヴ防具」シリーズについてもスペックとエンチャントをチラ見した程度。<王家の栄光>が比較的つけやすくなったということは……?
とはいえ、毎度のごとく、最新マップについては、私のキャラには少々荷が重い予感はしていますので、攻略などは識者の方におまかせです(笑)。リンクさせていただいているサイトさんや動画チャンネルさんを参考にさせていただくつもりです。
そんな感じで、今週も最後はお知らせです。当ブログでは、リンクさせていただけるブログさんやサイトさん、動画チャンネルさんを募集しています。また、『RO』プレイヤーから運営チームへの質問も募集しています。リンクの詳細、質問の方法など、詳しくは以下のそれぞれのカテゴリからご覧いただければと思います。いずれも投稿から記事掲載まで少しお時間がかかってしまいますが、いただいたコメントはすべて確認させていただいていますので、どうぞよろしくお願いします。










